M字ハゲ(生え際)は薄毛になりやすく生えにくい!原因と改善方法を紹介!
「生え際の後退が気になる」
「生え際がM字になってきた」
発毛に関する悩みをお持ちの多くの皆様、生え際の後退・M字は放置しておくと刻一刻と進行してしまい、最悪の場合手遅れになってしまうかもしれません。
本記事では、生え際が生えにくい原因から対策までを解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、早期の対策を行いましょう。
M字ハゲ(生え際ハゲ)とは?
M字ハゲとは額から髪の毛が後退する脱毛症で、特に剃り込み部分の後退スピードが速く、M字に見える事からM字ハゲ もしくは 生え際ハゲと言われております。
M字ハゲの初期症状は?
M字ハゲの場合、意外にも前髪や頭頂部の薄さがあまりない人が多く気づいたら深刻な状況になっていたという方が多いのが特徴です。
M字ハゲの初期段階として全体的にオデコが広くなったという方が一般的です。
ハミルトン・ノーウッド分類では9つの進行具合がある中の2番目という事で比較的に軽症な段階となります。
M字ハゲの原因は?
原因として5つあると言われております。
けん引性脱毛症
けん引性脱毛症とは、髪型が大きく影響する脱毛症です。
強い力で前髪を上げるようなヘアセットをする癖のある人はけん引性脱毛症を発症する可能性があり、特に生え際が生えにくくなります。
毎日のように髪の毛をセット時に強く引っ張ったり、きつく結んだりしていませんか?
時々であればそれほど気にする必要はありませんが、毎日そのようなセットをしていると頭皮や毛根がダメージを受けてしまいます。
そのため、物理的に髪の毛が抜けたり、血行が悪くなって髪の毛が細くなったりしてしまうでしょう。
男性型脱毛症(AGA)
男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンや遺伝によって起こる脱毛症で、誰にでも発症する可能性のある脱毛症です。
頭皮には、髪の毛を作り出す毛包という皮膚の小器官があります。
毛包は、成長期(2~6年)・退行期(2~3週間)・休止期(3~4か月)という発毛サイクル(毛周期)を繰り返しています。
しかし、男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼという酵素の作用により、DHT(ジヒドロテストステロン)という悪玉ホルモンが産生されてしまいます。
そのDHTが毛根に存在するホルモン受容体に結合することによって、成長期の毛包を退行期に誘導させる酵素が産生。
その結果、成長期の毛包が減り、退行期・休止期の毛包が増えて薄毛が進行していきます。
毛母細胞は、永遠に細胞分裂することはできません。
そのため、DHTにより毛周期が乱れて細胞分裂を頻繁に繰り返した毛包の毛母細胞は寿命を迎え、毛包はますます細くなり薄毛が目立つようになっていくのです。
AGAは、進行パターンによって大きく分けて下記の3つのタイプに分類できます。
- 額の生え際から進行するタイプ(M字型)
- 頭頂部に症状がでるタイプ(O型)
- 前頭部から進行するタイプ(U型)
AGAは進行性の脱毛症なので、放置するとどこまでも進行し続ける恐ろしい脱毛症です。
食生活
どのような薄毛にも効果があるのが食生活の改善です。
食生活だけで治る方もいます。
特にDHTを阻害する様な食事、女性ホルモンを増やす様な食事を心がけると治りやすくなります。
おすすめはやはり最強の発毛食品である「キムチ納豆」です。
下手な育毛剤なんかよりは抜群に効果があります。
頭蓋骨の成長
通常人間の骨は20歳前後で成長が止まります。
しかし、頭蓋骨は30歳前半まで成長を続けるので、頭の毛細血管を圧迫し、血流を滞らせてしまう可能性があります。
そうなると、先端部分である生え際やM字部分から薄毛になっていきやすいのです。
遺伝
よく「薄毛は遺伝する」と言われておりますが、遺伝にも種類があって「体質遺伝」と「環境遺伝」の2つがあります。
体質遺伝
体質遺伝は様々な要素を受け継ぎます。
プロスポーツ選手の子供もプロになったりするのもこの影響です。
M字ハゲも遺伝的要素が含まれております。
祖父が薄毛の場合、母方から5αリダクターゼという酵素も多く受け継いでしまいますので、薄毛になる確率が上がります。
M字ハゲも結局のところAGA(男性型脱毛症)の一種という事は間違いありません。
環境遺伝
環境遺伝とは、親と同じように過ごす事により結果的に似た様な体質になるという後天的な遺伝です。
体質遺伝と環境遺伝はそれぞれ、50%ずつ程受け継ぐと言われておりますので、薄毛家計だからといって必ずハゲる訳ではありません。
現在ではネットで薄毛に関しての情報を得られる事が容易になりましたので、発毛育毛が出来る環境になればM字ハゲを改善する事は多いに可能です。
M字ハゲは治りにくい?
薄毛の方が気にする部分としてもっとも多い悩みは頭頂部や前髪が薄くなったという点です。
ここはAGAに代表される薄毛になる箇所なので、皆さんが気にされるのですが、実はこれらの薄毛は最も発毛対策による効果が出やすい場所でそこまで難しくはありません。
第三者の視点からも良く見えてしまうので、普段から重点的にケアをしている部分でもあります。
対して、M字ハゲの場合はかなり効果がでにくい箇所です。
特に薬を使う治療の場合には「フィナステリド(予防薬)」「デュタステリド(予防薬)」「ミノキシジル(発毛薬)」という3つを使うケースが多いのですが、どの薬もM字ハゲにはクリティカルヒットをしません。
何故なら、予防薬はあくまでも薄毛の進行を遅らせるだけです。
肝心のミノキシジルは血管を拡張させる事で発毛させる訳ですが、M字部分は血管が少なく拡張させても効果が比較的に薄いです。
生え際の発毛が期待できる対策は3つ!
ここからは、実際に生え際の発毛が期待できる対策を紹介します。今回紹介する発毛対策は、下記の3つです。
詳しく解説します。
ヘアスタイルを変更する
けん引性脱毛症が原因の抜け毛や生え際の生えにくい症状は、毎日髪型を変える・髪を結ぶのをやめる・分け目を変えるなどが有効です。
頭皮や毛根へのダメージやストレスを減らすことによって、発毛によい頭皮環境にすることができるでしょう。
髪に負担をかけなければ自然回復が見込めるので、髪をセットするときに強くひっぱたり、きつく結んだりする習慣のある人はヘアスタイルの変更を試してみてください。
生活習慣を見直す
髪の毛は、日々の食事から摂取した栄養素によって作られます。
栄養バランスを意識した食事を心がけることで、発毛できる体内環境への変化が可能です。
特に、たんぱく質やたんぱく質の生成をサポートする亜鉛は髪の毛の主成分なので、積極的に摂取しましょう。
また、発毛に欠かせない成長ホルモンは睡眠時に分泌されます。毎日決まった時間に就寝・起床し、規則正しい生活習慣を心がけましょう。
ほかにも、ストレスは頭皮の血行不良の原因となり、髪の成長に必要な栄養が行き渡らなくなる恐れがあります。
適度な運動や趣味などでストレスを発散することは、血行を改善することが可能です。
頭皮をマッサージすることも、血行を改善する効果があります。
体があたたまり血流がよくなる入浴中などに、頭皮をじっくりもみほぐすとより効果が得られるでしょう。
AGA治療を受ける
AGAは、適切な治療を受ければ生え際の後退やM字はげの予防と改善が可能です。
治療には、主に4つの方法があります。
- 内服薬
- 外用薬
- 注入薬
- 植毛
それぞれメリットとデメリットがあるので、発毛サロンやクリニックでベストな治療法を選択しましょう。
M字ハゲに育毛剤は効く?
育毛剤に効果が全く無いとは言い切れませんが、シャンプー・育毛剤から変える事で頭皮環境が改善される事があります。
ただ、最も改善が難しいのがM字ハゲなので、市販のもので劇的な変化を求めるのは期待できないでしょう。
さいごに|生え際の発毛を諦めないで!適切な対処で改善しよう!
今回は、生え際が生えにくい原因とその発毛対策について解説しました。
生え際の後退やM字の治療は短期間で効果が出るものではありません。しかし、対処をしないと進行してしまうことがあります。
長期間続けることで徐々に効果が出てきますので、諦めずに自分にできる対策をする、もしくは思い切って医療機関での治療を行いましょう。