AGA(男性型脱毛症)は遺伝する?体質遺伝と環境遺伝は50%ずつ受け継ぐ!
発毛対策について日々調査しているなかで、薄毛は遺伝するという噂を聞いたことがある方もいることでしょう。
実はその噂、本当だということはご存知でしたか?
遺伝のなかでも、特に気をつけたいのは「隔世遺伝」です。
本記事では、下記の内容について詳しく解説します。
- 隔世遺伝とは何か
- 薄毛との関係
- 効果的な発毛対策
隔世遺伝とはなにかを知って正しいAGA対策を行うためにも、ぜひ最後までご覧ください。
AGAと遺伝の関係を解説!
薄毛の原因のなかには遺伝も含まれます。
特に隔世遺伝は、薄毛と深く関わっており発毛するには知っておく必要があるでしょう。
ここでは、隔世遺伝とは何なのか?また、薄毛との関係について詳しく解説します。
隔世遺伝がAGAに関係する理由とは?
隔世遺伝とは、親からではなく祖父母など、親より前の世代から遺伝すること。
遺伝子は「DNA」によって形作られ、複数の遺伝子やDNAが集まることで「染色体」を形成します。
細胞核には遺伝子を含んだ染色体という物質が入っています。ヒトの場合、染色体は1つの細胞に46本あり、そのうち44本は常染色体、残りの2本は男女の性別を決定づける性染色体です。
引用:男女の差を形づくる染色体
染色体には、「常染色体」と「性染色体」の2つの染色体が存在し、常染色体は父方と母方それぞれから半分ずつ受け継ぎます。
常染色体には「優勢遺伝」と「劣勢遺伝」があり、優勢遺伝と劣勢遺伝の組み合わせの場合は優勢遺伝が発言する確率が高くなます。
また、性染色体には「X」と「Y」2つの染色体が存在します。
染色体の組み合わせによって性別が決まり、男性が「XY」、女性が「XX」です。
また、性染色体に含まれる遺伝子はXとYによって異なり、必ずしもその遺伝子が男女ともに発現するとは限りません。
そのため、染色体の組み合わせによって、親世代では発現していなかった遺伝子が、子世代で発現するという現象が起こります。
【結論】AGAは隔世遺伝します!
母方の家系から薄毛が遺伝することで、発毛を抑制する作用が働く可能性があります。
そして、発毛に影響を及ぼす遺伝子は、下記の2つです。
- 5αリダクターゼ活性
- アンドロゲンレセプターの感受性
5αリダクターゼも強く遺伝しますが、それよりも隔世遺伝に関係しているのは、アンドロゲンレセプターです。
これには、性染色体が深く関わっています。
そもそもアンドロゲンレセプター感受性とは、AGAの原因である「DHT(ジヒドロテストステロン)」との結びつき強さを表すもの。感受性が高いほど、DHTの影響で発毛が阻害されます。
この感受性は性染色体のX染色体によって決まっており、母親からはX染色体を受け継ぎます。
なので、AGAになるかどうかは母親からの遺伝が強いという事になります。
そもそも、女性はAGAが発症しにくい体質です。そのため、感受性が高い遺伝子を持っていても気づけないことが多いでしょう。
そのため、母親が薄毛でなくともその子どもが薄毛になる可能性があります。
ちなみに、自分に薄毛の遺伝子があるかどうか知りたい方は、母方の家系を調べることで予測できます。
遺伝には「体質遺伝」と「環境遺伝」がある
今までのところで遺伝だったら薄毛になる運命を受け入れるしかないのか。。と落胆している方もいるかもしれませんが、それだけで将来薄毛が確定する訳ではありません。
そもそも遺伝には「体質遺伝」と「環境遺伝」があります。
体質遺伝
体質遺伝とは、これまで書いてきた様な必然的に親から受け継がれてしまうものです。
薄毛の場合、体質遺伝は50%関係していると考えられています。
環境遺伝
環境遺伝とは、親と同じ環境下で育つと知らず知らずのうちに、親と同じような行動になってしまうというものです。
薄毛の場合、環境遺伝は50%関係していると考えられています。
つまり、体質遺伝で強くAGAになる遺伝子を受け継いだとしても、対策をしっかりとしれていれば薄毛になるリスクを50%も減らせるという意味になります。
特に、AGA(男性型脱毛症)や脂漏性脱毛症等は環境遺伝の影響も強いので、発毛サロンであればほぼ改善が可能です。
遺伝のAGAをあきらめる必要ナシ!3つの理由を詳しく解説
体質遺伝・環境遺伝を受け継ぎ、その要素が自分の細胞にすりこまれていることが原因のAGAでも、決して諦めるべきではないいくつもの理由があるんです。
AGAになった原因が遺伝だとわかると、もともと自分の内部に存在しているものなのでどうしようもできないとあきらめの気持ちを抱くことがあるでしょう。
ここでは遺伝が原因のAGAでもあきらめる必要がない、3つの理由について詳しくお話してみたいと思います!
理由その①加齢や環境の変化で毛髪・頭皮環境が変わるから
親がAGAだと自分もAGAに、そしてこの頭皮環境と毛髪を自分の子どもも受け継ぐのではないかと不安になっていても、人間の毛髪や頭皮環境は加齢や環境の変化でコンディションが変わっていくことが大いにあります。
たとえば成人になってから親と同じような薄毛・抜け毛のトラブルが出ていても、年齢を重ねて若い頃よりも食べ物や嗜好、使うヘアケアアイテムなどが変わると、それに伴い毛髪や頭皮環境も変化していくことがあります。
環境の変化・年齢を重ねるといった人間に誰にでもある変化は、髪や頭皮、体質や肌質といった要素も遺伝的要因とは別に変化することがあるので、AGAは遺伝だからもう無理とあきらめる必要はないと言えるのです。
理由その②遺伝があっても解消のヘアケアがいくつもあるから
AGAに有効だと認可されている成分配合、仕様の育毛剤やエッセンス、シャンプーなどを使ってみて効果が実感できたという方は多数います。
そして人間は誰もが親からのDNAや細胞を受け継いでいますが、それだけで毛髪と頭皮環境のトラブルをあきらめてしまっては、世に数多くのリリースがある育毛剤やエッセンス、シャンプーなどはまったく意味のないものに変わってしまいます。
誰でも遺伝的な要因で毛髪と頭皮環境のダメージ・トラブルが出ることはあるものの、実際に育毛剤やエッセンス、シャンプーなどを使ってみて満足の育毛実感をしている人もいるため、遺伝=AGAが治らないとは言い切れないのです。
理由③サロン、クリニックで専門的なケアが受けれらるから
サロン・クリニックで受けられるAGAケア・治療は日進月歩とも呼ばれるほど研究や開発が積極的になっています。
特に韓国でトレンド・ブームになっている美容医療の中のAGAケアは、日本よりも10年先のハイレベルな内容になっているため、にAGAに悩む日本人男性が利用することも多いとの情報が。
AGAは遺伝だとあきらめていても、実はサロン・クリニックでは遺伝的要因があっても有効性が期待できるさまざまな施術・治療法を展開しています。
そしてサロンやクリニックを利用する方もすべて遺伝的要因による毛髪・頭皮トラブルを抱えていますが、結果的には遺伝の影響が少しも見えないほどに育毛・発毛効果が発現していますよ。
隔世遺伝によるAGAに効果的な対策2つを紹介!
ここでは、隔世遺伝による薄毛の発毛対策を紹介します。
それぞれの発毛対策について、詳しく解説します。
発毛対策①|生活習慣の見直し
隔世遺伝によって受け継いだ遺伝子を変えることはできませんが、生活習慣を見直すことで薄毛の進行を抑えることができます。
特に注目すべき生活習慣は、注目すべき生活習慣は、睡眠や食事、ストレス、運動などです。
発毛するには、成長ホルモンが欠かせません。成長ホルモンは、
- ぐっすりと眠っているタイミングで分泌がピークになる
- タンパク質は植物性、動物性問わずに成長ホルモン生成の原料となる
- 1回あたり20分以上の筋トレは成長ホルモンの分泌が睡眠時の倍になると言われている
などの要素があると分泌が活性されるため、早寝早起きや睡眠の質を深める、積極的な運動などを心がましょう。
また、発毛にはたんぱく質やミネラルなど、さまざまな栄養素が必要です。バランスのよい食事を意識することで、発毛に必要なこれらの栄養素を効率よく摂取できるでしょう。
ストレスや運動不足も、血行を悪くして薄毛を悪化させる原因です。血行をよくして発毛するために、自分なりのストレス発散方法や運動方法を考えて実践しましょう。
発毛対策②|AGA治療を取り入れる
発毛サロンやクリニックで行うAGA治療は、発毛対策においてもっとも効果的。隔世遺伝による薄毛は、治療を行わなければ徐々に進行していきます。
しかし、生活習慣の見直しによる発毛対策ではAGAの進行を抑えることはできても、1度進んだ薄毛を改善することは難しいでしょう。
そのため、AGAの進行を抑えるだけでなく改善するためには、治療を行うことが大切。とはいえ、1度進行してしまった薄毛を改善するためには、長期間の治療が必要です。
隔世遺伝による薄毛は、早いうちに治療を行うことでより効果的に発毛に繋げることが可能。
隔世遺伝の疑いがある方は、できるだけ早く専門の医療機関でAGA治療を行うことをおすすめします。
遺伝が原因のAGA対策に!サロン・クリニックの効果的な方法をご紹介
前項では、遺伝の影響を受けたAGAでも専門的な治療・施術を受けることで改善・予防できる旨をお伝えしてきました。
では、発毛や育毛に特化したサロン、クリニックでは、AGAの改善・予防にどんなアプローチができるのでしょうか?
遺伝のAGAに悩み、プロ仕様の施術・治療を受けてみようかと考えている方に向けて、サロン・クリニックの代表的で効果的な内容を詳しくお伝えしてみたいと思います。
サロンで受けられるAGA対策
美容師やヘッドマイスター、エステティック関連の資格を取得したスタッフによる、悩みに応じた施術を受けられるサロン。
AGA対策に遺伝的な影響をなくしながら効果を発揮する、サロンの代表的な施術内容をまとめてみました。
ヘッドスパ |
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デンキバリブラシ |
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グロスファクター注入 |
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遺伝が原因のAGAでも、育毛や発毛にアプローチできるサロンにはいくつもの対策メソッドが展開されています。
自身でのヘアケア、生活習慣の改善・予防だけでは追い付けないと感じるほどにAGAが進行している場合は、上記でご紹介したサロンでの多角的なアプローチを採ってみることがおすすめですよ。
クリニックで受けられるAGA対策
続いては、毛髪や頭皮環境のメカニズム、AGAの知識や原因の知見に長けたドクター・看護師による専門的な治療が可能な、クリニックでのAGA対策を詳しくご紹介します。
クリニックで受けられるAGA対策は、サロンに比べて内容・選択肢が広く、遺伝的な要因でAGAが進行していたとしても有効性・安全性が期待できます。
代表的なクリニックのAGA治療とそれぞれの内容、効果の仕組みなどを詳しく見ていきましょう。
飲み薬(内服薬)の服用 |
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塗り薬(外用薬)の塗布使用 |
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注入によるAGA療法 |
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自毛の植毛 |
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LEDや光を用いた治療 |
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上記クリニックで受けられるAGA対策のさまざまな治療法は、毛髪・頭皮診断・カウンセリングを受けてから最適なメソッドをアドバイス・相談してもらえる安心ポイントがあります。
また専門的な知識やライセンスを持った専門家からの治療が受けられるため、即効性や持続力も期待できるでしょう。
クリニックのAGA治療は遺伝的な影響があっても優れた改善・予防効果を発揮するため、副作用のリスクもしっかりとヒアリング・相談しておくことがおすすめですよ。
さいごに|隔世遺伝によるAGAは正しい発毛対策で予防可能!
今回は、隔世遺伝の薄毛との関係性とその発毛対策について解説してきました。
隔世遺伝によって、親に薄毛の傾向がない場合でも遺伝している場合があります。
薄毛の対策は、生活習慣の改善やAGA治療が効果的。隔世遺伝の疑いがある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。