牛乳に育毛効果はあるの?牛乳石鹼はスカルプシャンプーよりも良い?
みなさん、「牛乳」と聞いて何を思い浮かべますか?
ほとんどの人が、骨やカルシウムと答えるのではないでしょうか。牛乳でもっとも有名な栄養素は、骨を丈夫にしてくれるカルシウムですよね。
子どものころから、「牛乳飲まないと大きくなれない」と親に言われていた人もいることでしょう。そんな牛乳ですが、実は育毛にも効果があるといわれています。
本記事では、なぜ牛乳に育毛効果があるのか、牛乳と一緒に摂取したいおすすめの食材を紹介します。
それでは、最後までご覧ください。
牛乳に育毛効果があると言われる理由は?栄養素と一緒に紹介!
牛乳には育毛効果があるといわれています。
その理由は何なのでしょうか。まずは、牛乳に含まれる栄養素についてみていきましょう。
牛乳に含まれる栄養素は?
牛乳には、以下のような栄養素が含まれています。
■たんぱく質
■ビタミンB2
なかでも「たんぱく質」「ビタミンB2」は、特に発毛に効果がある栄養素です。
たんぱく質は、なんといっても髪の毛の主成分。たんぱく質をたくさん摂取することで、髪の毛を作ることができます。
また、ビタミンB2には細胞分裂を促す効果があります。髪の毛は、毛母細胞が細胞分裂を行うことで成長しているため、育毛に効果的といえるでしょう。
【真相】牛乳だけでは薄毛対策には不十分!
発毛に効果的な牛乳の栄養素について紹介しました。
しかし、これらの栄養素だけでは、育毛には不十分なのです。というのも、これらは主に「髪の毛のもとになる栄養素」だからです。
「髪の毛のもとになる栄養素だけじゃダメなの?」と思う方もいるでしょう。
育毛できない原因は、髪の毛のもとになる栄養素が足りないからだけではないのです。例えば、以下のようなことが考えられます。
■毛母細胞が弱っている。
牛乳の栄養素で髪の毛のもとになる栄養素を摂取できても、血行が悪ければ髪の毛までその栄養素が行き渡りません。
また、髪の毛を成長させる役割を持つ毛母細胞が弱っていた場合、育毛を促すことができないのです。
育毛を促すには、血行をよくして元気な毛母細胞に栄養素を届ける必要があります。
血行をよくして毛母細胞を元気にするには、ポリフェノールが最適。
人間の細胞は、活性酸素と呼ばれる身体を酸化させる酸素によって、日々ダメージを受けています。
毛母細胞も例外ではなく、活性酸素によってダメージを受けてしまうでしょう。
また、ポリフェノールには、この活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。つまり、ポリフェノールの種類によっては、血行をよくする効果もあるのです。
牛乳だけでは育毛効果は低い!一緒に摂取すると効果的な飲み合わせ3選
牛乳だけでは、十分に発毛できないことを解説しました。
ここでは、牛乳と一緒に摂取することで育毛に足りない栄養素を補ってくれる、おすすめの食材を3つ紹介します。
それでは、詳しくみていきましょう。
ココア
ココアには「ココアポリフェノール」が含まれています。
ポリフェノールなので、抗酸化作用によって身体の酸化を抑える効果があります。それだけではなく、血管を広げて血行をよくする効果も期待できるでしょう。
また、ココアには自立神経を整えて睡眠の質を高める効果もあります。寝る前に、ホットココアを飲む習慣を心掛け、発毛対策してみてはいかがでしょうか。
きな粉
きな粉は、大豆からできています。そして、大豆には「大豆イソフラボン」というポリフェノールが含まれているので、抗酸化作用が期待できるでしょう。
また、大豆イソフラボンには「AGA(男性型脱毛症)」の原因になる、DHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑える働きがあるといわれています。
それ以外にも、下記の3つの栄養素も含まれています。
●大豆サポニン
●大豆ペプチド
●亜鉛
大豆サポニンは、血中のコレステロールの悪玉化を防ぐことで、血液をサラサラにしてくれます。
血液がサラサラだと血行がよくなるので、栄養素が髪の毛まで行き渡り育毛に効果的。
大豆ペプチドは、大豆のたんぱく質が分解される過程でできる栄養素です。基礎代謝を上げる効果があり、血行をよくしてくれるでしょう。
亜鉛は、たんぱく質を髪の毛に変えてくれる重要な栄養素。摂取には、きな粉と牛乳と混ぜた「きな粉牛乳」をおすすめします。
コーヒー
コーヒーにも「コーヒーポリフェノール」が含まれています。
また、カフェインが含まれていることは有名ですよね。実は、このカフェインには、血行をよくする働きがあります。
しかし、飲むタイミングには気を付けなければいけません。
ココアとは反対に、カフェインには交感神経を刺激して身体を活性化させる効果があります。
寝る前に飲んでしまうと、睡眠の質が下がってしまうので気を付けましょう。
牛乳石鹸で髪を洗っても良いの?育毛に効果的な理由について解説!
ここまで牛乳と育毛についてのコラムを書いてきましたが、髪と牛乳といえば「牛乳石鹸」を思い浮かべる方もいることでしょう。
一般的には、洗顔などの用途で赤箱を使用する方もいると思いますが、赤箱の方が肌に優しく頭皮環境を整えるにはおすすめ。
まずは、牛乳石鹸の特徴からみていきましょう。
牛乳石鹸の特徴とは?
牛乳石鹸の特徴は、1928年に誕生して以降、長期にわたって子供から大人まで愛されてきた商品。牛乳石鹸共進社株式会社のブランド商品で、「カウブランド」とも呼ばれています。
幼少期から愛用している方も多く、自然派石鹸や無添加石鹸などいくつものシリーズを展開しており、幅広い世代からファンを獲得しています。
赤箱や青箱でも有名な牛乳石鹸ですが、肌や髪にも優しいことから、薄毛予防でも効果が期待できるとのこと。
まずは、赤箱と青箱の比較について、下表にまとめました。
牛乳石鹼を洗髪でおすすめする理由は?
牛乳石鹸を洗髪でおすすめする理由は、子どもや肌に敏感な方でも使用できる優しい成分が含まれており、頭皮環境を良好に保つ働きを持つため。
石鹸という概念を飛び越え、シャンプーと同様に髪を洗っても、何も問題ありません。
ところで、牛乳石鹸には赤箱と青箱が存在しますが、発毛対策でおすすめする方は「赤箱」です。
その理由は、スクワラン成分による保湿効果で、頭皮環境にしっとり潤いを与えてくれるため。前述したとおり、青箱と比較しても仕上がりに潤いレベルでの差が分かります。
それに何より、長い歴史で培われた信頼性が高いことも、おすすめする理由として挙げられます
牛乳石鹸の効果を高める洗い方とその手順を解説!
牛乳石鹸で薄毛対策が可能なことについては、前述したとおり。赤箱を使用すれば、より高い効果を実感できることでしょう。
しかし、牛乳石鹸を正しく使用しなければ、思ったよりも効果が得られないという事態を引き起こしかねません。
正しい髪の洗い方の手順は、下記のとおりです。
- ブラッシング
- 約35度のぬるま湯で髪を軽く流す
- 牛乳石鹸を泡立てる
- 頭皮を優しく洗う
- 髪を包み込むように洗う
- 泡をすすぐ
泡をしっかりとすすがなければ皮脂の汚れが溜まりやすくなり、頭皮環境の悪化を引き起こす危険性が伴うため、注意してください。
そもそも、牛乳石鹸で髪を洗うメリットは、髪質を改善してくれること。
シリコンを含んでいないため、髪質のキューティクルが安定しやすく、ダメージを受けにくい髪質に整えてくれます。
牛乳石鹸はスカルプシャンプーよりも良い?
ここまで、牛乳石鹸がシャンプーの代わりにおすすめという内容で解説してきました。
しかし実は、髪質にダメージを与えやすいともいわれています。
赤箱にはスクワランという成分が含まれており、頭皮や髪の保湿を行ってくれることは前述しました。しかし、牛乳石鹸そのものはアルカリ性のため、髪質の大敵ともいえます。
そのため、牛乳石鹸で髪を洗った際にギシギシ・ゴワゴワする可能性が高く、スカルプシャンプーの方がよいでしょう。
ただ、価格面から牛乳石鹼の方がコスパが良いのは確かなので、ツヤを気にしない男性であればおすすめです。
さいごに|牛乳石鹸で髪を洗おう!
今回は、牛乳の育毛効果と牛乳石鹸について解説してきました。
牛乳石鹸の赤箱で発毛対策が可能ですが、もともとアルカリ性のため、人によっては髪の仕上がりがギシギシ・ゴワゴワする方もいるかもしれません。
本来は肌や髪に優しい成分が含まれているため、頭皮環境を正常に保ってくれますが、合わないと感じたらすぐに使用をやめてシャンプーに切り替えましょう。