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コラム

顔にイボが出来る原因は?悪性のイボの種類や治療法を解説

顔にイボが出来る原因は?悪性のイボの種類や治療法を解説

顔は第一印象を決める大切なパーツ。

 

その顔に突然イボが現れると、見た目の悩みはもちろん、「これって大丈夫?」と不安に思う方も多いはずです。

 

実は、顔にできるイボにはいくつかの原因や種類があり、中にはウイルス性で周囲に広がってしまうものもあります。

 

さらに、加齢にともなって現れるイボもあり、対処法や予防策はそれぞれ異なります。

 

このコラムでは、顔にできるイボの原因や種類、正しい治療法、注意すべき生活習慣やNG行動、悪性の可能性についても詳しく解説。

 

安心してケアを始めるための知識をお届けします。

 

「気になる顔のイボ、どうすればいい?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

見た目に大きく影響する顔のイボ

 

日常生活の中で、顔は人の視線がもっとも集まりやすいパーツです。

 

特に美容に意識の高い方にとっては、顔にできるシミやシワ、できものなどはなるべく避けたいと感じるものではないでしょうか。

 

その中でも見た目に大きく影響するのが「イボ」です。

 

一口にイボといってもさまざまな種類があり、混同しやすいため、まずは分類を整理して理解しておくことが大切です。

 

 

顔にイボができる原因

 

顔にイボができる原因は、大きく分けて2つのタイプがあります。

 

ひとつはウイルス感染によるもの、もうひとつは加齢や体質など、身体の変化によって現れるものです。

 

 

 

ウイルス性

ウイルス性のイボは、以下のようなプロセスで発生します。

 

まず、皮膚に小さな傷があると、そこからウイルスが体内に入り込みます。

 

そのウイルスが肌の奥にある基底層の細胞に感染すると、角化細胞の働きが活発になり、どんどん増えていきますよ。

 

その結果、増えた細胞が肌の表面へと押し上げられ、イボとして目に見えるかたちになるのです。

 

種類 原因 部位 特徴
尋常性疣贅
(じんじょうせいゆうぜい)
ヒトパピローマウイルス 手、足の裏 表面がザラザラ、数mm〜数cm、痛みほぼなし
青年性扁平疣贅
(せいねんせいへんぺいゆうぜい)
ヒトパピローマウイルス 額、頬、手の甲(思春期に多い) 平らな2〜4mmの盛り上がり、多発することも
伝染性軟属腫(水イボ) 伝染性軟属腫ウイルス 四肢、体幹、下腹部、陰部(小児に多い) 光沢のある2〜5mmのドーム状、かゆみ軽度

 

顔にイボが複数できて悩まれる方が目立ってきています。

 

以前は加齢によって現れる「脂漏性角化症(老人性いぼ)」が多く見られましたが、近年は「尋常性疣贅」と呼ばれるウイルス性のイボが増加。

 

その背景には、過度なメイクや洗顔などによって肌本来の免疫力が落ち、ウイルスに対する防御力が弱まっていることが関係していると考えられます。

 

ウイルス性のイボは、放置すると周囲に次々と広がってしまうリスクがあるため、早めの対応がとても大切です。

 

 

 

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルスが皮膚の小さな傷から侵入することで発生する、良性のいぼです。

 

主に手や足の裏などにできやすく、ザラついた表面が特徴ですが、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。

 

大きさは数ミリから数センチ程度まで成長することがあり、1つだけできる場合もあれば、いくつも現れてまとまってしまうこともあります。

 

 

 

青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)

青年性扁平疣贅は、皮膚の小さな傷からヒトパピローマウイルスが入り込むことで発生するイボの一種です。

 

主に思春期の子どもや若者に見られ、頬や額、手の甲などにできやすい傾向があります。

 

症状はほとんどなく、目立った痛みもありませんが、直径2〜4mmほどの平らな小さな盛り上がりがいくつも現れることがあります。

 

 

 

伝染性軟属腫(水イボ)

「水イボ」として知られる伝染性軟属腫は、伝染性軟属腫ウイルスの感染によって引き起こされます。

 

子どもの腕や脚、体幹、下腹部、陰部などにできやすく、つやのある小さなドーム状のふくらみが複数現れるのが特徴です。

 

大きさは2〜5mm程度で、ほとんどの場合症状はありませんが、軽いかゆみを感じることもあります。

 

 

 

老人性

紫外線を浴びると、皮膚の基底層にあるメラノサイトがメラニンを作り出します。

 

このメラニンは、紫外線から肌を守るためにバリアの役割を果たし、細胞のDNAがダメージを受けるのを防いでくれます。

 

つまり、メラニン色素は肌の健康を守るために欠かせない存在です。

 

ところが、加齢によって新陳代謝が衰えてくると、メラニンがうまく排出されなくなり、皮膚に蓄積されてしまうことがあります。

 

この蓄積が、老人性のイボの原因となるのです。

 

種類 発症時期 部位 特徴
脂漏性角化症 20代頃〜、高齢者に多い 顔、頭、胴体(手のひら・足裏を除く) 薄茶〜黒色の盛り上がり。シミから変化することも。
軟性線維腫 成人以降〜 首、脇の下、足の付け根、体幹 表面にしわのある柔らかいイボ。ぶら下がることも。
老人性血管腫 20代頃〜、加齢とともに増加 胴体(体幹)中心 光沢のある赤い点状の丘疹が多発

 

 

 

脂漏性角化症

脂漏性角化症は、加齢に伴って現れる良性の皮膚腫瘍で、「老人性疣贅」とも呼ばれます。

 

顔や頭、胴体などにできやすく、20代ごろから現れ始め、高齢になると多くの人にみられるようになります。

 

もともとのシミが変化して生じるケースが多く、大きさは1〜2cmほど。色は薄い茶色から黒っぽいものまでさまざまで、手のひらや足の裏にはほとんど見られません。

 

自然に消えることはなく、年齢とともに数が増える傾向がありますが、必ずしも治療が必要というわけではありません。

 

治療を行う場合は、凍結療法や炭酸ガスレーザー、または手術による除去が効果的とされています。

 

 

 

軟性線維腫

軟性線維腫は、女性や肥満傾向のある人に多く見られ、首まわりや脇の下、足の付け根といった部位にできやすい良性のイボです。

 

しわの多い表面が特徴で、できる場所やサイズによっていくつかの種類に分けられます。

 

  • アクロコルドン、スキンタッグ:首や脇の下などにできる、2〜3mmほどの小さなイボが多数あらわれるタイプ
  • 軟性線維腫:体の側面などにできる、直径1cm程度の単独でできるイボ
  • 懸垂性線維腫:軟性線維腫がさらに大きくなり、皮膚からぶら下がるようになったもの

 

治療方法としては、液体窒素を使った凍結療法のほか、手術、炭酸ガスレーザー、ラジオ波メスなどが効果的です。

 

 

 

老人性血管腫

老人性血管腫(赤イボ、サクランボ状血管腫とも呼ばれます)は、体の中心部を中心に、つやのある小さな赤い盛り上がりが複数できるのが特徴です。

 

20代頃から現れ始め、年齢を重ねるごとに数が増えていく傾向があります。

 

原因は、皮膚内の血管が増えることによるものと考えられています。

 

 

良性のイボと間違われやすい:悪性腫瘍の特徴

 

突然イボのようなものができると、不安に感じる方も多いかもしれません。

 

というのも、良性のイボと見た目が似ている悪性腫瘍が存在し、区別がつきにくいことがあるためです。

 

悪性腫瘍の種類 できやすい部位 特徴 注意点
有棘細胞がん 顔や手の甲など紫外線を浴びやすい場所 しこり状に盛り上がり、じゅくじゅく・かさぶた・悪臭などを伴う 繰り返しできものができる部位に発生、早めの受診を
悪性黒色腫(メラノーマ) 手足の末端 黒っぽく色が混ざり、6mm以上、非対称で盛り上がっている 急にできた大きなほくろに注意、皮膚科の診断が必要
血管肉腫 頭部や首まわり 赤みや青あざのような見た目で進行すると血豆のように盛り上がる 自覚症状が出にくいため、色や形の変化に敏感になること

 

外見だけでは判断が難しい場合もあるため、ここでは悪性腫瘍の特徴をご紹介します。

 

気になる症状がある方は、チェックの参考にしてみてください。

 

少しでも違和感を覚えたら、早めに医療機関で診てもらうことが大切です。

 

 

 

悪性腫瘍:有棘(ゆうきょく)細胞がん

イボとよく似た見た目をしている悪性腫瘍のひとつに、「有棘細胞がん」があります。

 

これは皮膚の表面にある細胞ががん化したもので、しこりのように盛り上がるため、イボと見間違われることが少なくありません。

 

特に、紫外線を多く浴びる顔や手の甲などにできやすく、表面がもろいため、こすれただけで傷ついたり、じゅくじゅくしたり、かさぶたのようになるのが特徴です。

 

細菌が入り込むと、悪臭を放つこともあります。

 

以下のような特徴がある場合は注意が必要です。

 

  • 繰り返しできものができる部位に発生している
  • 表面が湿っていたり、かさぶたのようになっている
  • 顔や手の甲など、日差しを受けやすい場所にできている

 

 

 

悪性腫瘍:悪性黒色腫

悪性黒色腫は「メラノーマ」とも呼ばれ、見た目が黒いために、ほくろと見間違われやすい悪性の腫瘍です。

 

特に、手足の先など末端にできやすく、大きくなったほくろや、急に出現した黒い斑点には注意が必要です。

 

このがんを見分けるための目安として、以下のような特徴が挙げられます。

 

  • 色が不均一で境界があいまい
  • 直径6mmを超えている
  • 表面が盛り上がっている
  • 形が左右対称ではない

 

このような変化がある場合は、早めに皮膚科で診てもらいましょう。

 

 

 

悪性腫瘍:血管肉腫

血管肉腫は、体のどの部位にも発生する可能性がありますが、特に頭部や首周りにできやすい悪性腫瘍です。

 

痛みやかゆみといった自覚症状が出にくいため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。

 

見た目の特徴としては、皮膚に赤みや青あざのような変化が現れ、進行するにつれて盛り上がったり、血豆のようなかたまりができることがあります。

 

 

皮膚がんの検査

 

皮膚がんの検査には、大きく分けて2つの目的があります。

 

ひとつは病変ががんなのかどうかを見極めるための診断検査、もうひとつは進行度や転移の有無を調べる検査です。

 

ここでは、特に初期段階での診断に用いられる代表的な検査方法をわかりやすくご紹介します。

 

 

 

ダーモスコピー

ダーモスコピーは、高性能な光源を備えた拡大鏡の一種で、皮膚の表面から真皮の浅い層までを詳しく観察できる検査装置です。

 

さまざまな皮膚疾患の診断に活用されますが、とくにシミやほくろと、悪性黒色腫や基底細胞がんといった黒っぽい皮膚がんとの見分けにおいて、非常に有効な手段とされています。

 

 

 

皮膚生検

皮膚生検は、皮膚にできた腫瘍の診断に欠かせない基本的な検査です。

 

病変の一部または全体を採取し、それを薄くスライスした組織標本にして、染色処理を行ったうえで顕微鏡で詳しく観察し、細胞や組織の構造から病気の有無や種類を判定します。

 

生検の方法には、病変の一部を数ミリの円形メスで切り取ったり、メスを使って紡錘形に切除する方法があり、場合によっては治療を兼ねて腫瘍全体を取り除くこともあります。

 

 

顔のイボの除去方法

 

イボは皮膚の表面が盛り上がってできる良性の腫瘍で、一度できてしまうと自然に消えることはほとんどありません。

 

市販薬を使っても完全に取り除くのは難しく、誤った処置をすると跡が残ってしまう可能性もあります。

 

顔に複数のイボができやすい方や、目立つ部位にできたイボが気になる方は、無理に自分で対処せず、皮膚科での治療を受けるのが安心です。

 

顔のイボの除去方法は以下の通りです。

 

治療法 特徴 痛み・刺激
冷凍凝固術 液体窒素で冷却し細胞を破壊 施術時に強い痛みあり
スピール膏 サリチル酸で角質を軟化 ほぼなし
硝酸銀外用 たんぱく質変性でウイルス無力化 ほぼなし
炭酸ガスレーザー レーザーで蒸散し除去 麻酔中はなし、注射に痛みあり
ヨクイニン内服 ハトムギ由来の漢方薬 少ない
手術治療 メスで切除、確実に除去 麻酔中はなし、注射に痛みあり

 

 

 

冷凍凝固術

冷凍凝固術は、液体窒素を使った治療法の中でももっとも一般的な方法です。

 

マイナス196℃の液体窒素をイボに直接あてて極端に冷やし、細胞を破壊することで除去します。

 

施術時に鋭い痛みを感じることがあるため、あらかじめ心構えが必要です。

 

治療時間は1回あたり5分ほどで、1〜2週間に1度の頻度で通院し、数回〜数ヶ月、場合によっては年単位の治療が必要になることもあります。

 

この治療では、施術部位に一時的な水ぶくれができることがあり、処置後は数時間から数日間、軽い痛みや違和感が続くこともあります。

 

また、ほぼ確実に色素沈着が起こるとされ、強くあてすぎた場合には跡が残るリスク(瘢痕)もあるため、丁寧なケアが重要です。

 

 

 

液体窒素によるイボ治療は部位によって痛みの程度は違う

液体窒素によるイボ治療には、確かに痛みを感じることがあります。

 

ただし、痛みの強さは治療する部位によって異なります。

 

患部の場所や処置の深さにより刺激の度合いが変わるため、「どこにイボがあるか」で治療の負担にも差が出てきますよ。

 

比較的痛みを感じにくい部位としては、

 

1位:顔

2位:首

3位:体幹部

 

逆に、特に痛みが強く出やすい部位は、

 

ワースト1位:爪のまわりや指先

ワースト2位:手のひら

ワースト3位:足の裏(薄く削ってから治療する場合)

 

治療の前には、痛みに不安があることを医師に伝えておくと安心です。

 

 

 

スピール膏

スピール膏は、サリチル酸を成分としたシート状の外用薬で、角質を柔らかくしてイボを少しずつ剥がれやすくする働きがあります。

 

特に皮膚が厚くなりがちな足裏のイボによく使われ、イボのサイズに合わせて小さくカットし、直接貼ったままにして使います。

 

貼っている間に痛みを感じることはほとんどありません。

 

ただし、使用中に皮膚が赤くなったり、かゆみが出ることがあります。

 

まれに、食欲不振や吐き気、消化管からの出血などの症状が現れるケースもあり、体質によっては過敏反応を起こすこともあるため、注意が必要です。

 

 

 

硝酸銀外用

硝酸銀は、たんぱく質を変性させることでウイルスを無力化する外用薬です。

 

医療機関では、イボに直接塗布することで、時間をかけて黒く変色し、最終的にはかさぶたのように自然に剥がれ落ちます。

 

施術中に痛みを感じることはほとんどありません。

 

古くから使われている治療法でありながら、安全性が高く、刺激が少ないのが特長です。

 

ただし、ごくまれに黒ずんだ痕が残ることがあり、使用中にかゆみを伴うこともあります。

 

 

 

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは、体内の水分に反応して熱を発生させる特殊なレーザーで、イボの治療に活用されています。

 

この熱エネルギーによって、イボの組織を瞬時に蒸散させ、サイズを大きく減らすことが可能です。

 

特に大きなイボに対して、ボリュームを抑える目的で使われます。

 

施術は局所麻酔を併用して行うため、レーザー照射中の痛みはありません。

 

ただし、麻酔を打つ部位によっては痛みを伴うことがあり、手のひらや足裏などの繊細な部位では適さない場合もあります。

 

なお、治療後には内出血が見られることがあり、通常は1週間から10日ほどで自然に消失。

 

また、ごく一部で色素沈着が残る可能性があります。

 

 

 

ヨクイニン内服

ヨクイニンは、イボの改善を目的に昔から使われてきた漢方薬で、特に子どもに対して有効とされています。

 

ハトムギを原料としており、服用タイプには錠剤と顆粒があります。

 

比較的安全性が高く、日常的に取り入れやすいのが特徴です。

 

大きな副作用は少ないとされていますが、人によっては発疹やかゆみ、赤み、胃の不快感、下痢などの症状が出ることがあります。

 

 

 

手術治療

手術によるイボの除去は、局所麻酔をかけた上でメスを用いて患部を切除する方法です。

 

さまざまな治療法を試しても改善しない場合に選択されることがあります。

 

麻酔を行うことで処置中の痛みはありませんが、注射する場所によっては麻酔そのものが痛みを伴うことがあり、特に手のひらや足の裏では不向きなこともあります。

 

また、治療後には傷が残る可能性があり、傷口が完全に回復するまでに1〜2週間ほどかかることがあります。

 

 

 

顔のイボ除去にかかる費用

顔のイボ除去にかかる費用は、イボのサイズや位置、治療方法によって大きく異なります。

 

特に炭酸ガスレーザーの場合は、照射する範囲によって料金が変動します。

 

液体窒素による治療は保険が適用されるため、1,000円〜2,000円程度が一般的です。

 

手術による切除も保険適用となり、費用はおおよそ10,000円前後が目安です。

 

一方、炭酸ガスレーザーは自由診療扱いになるため費用は高めですが、ダウンタイムが短く、傷跡が目立ちにくいという利点があります。

 

治療法を選ぶ際は、費用だけでなく仕上がりや回復期間も含めて検討することが大切です。

 

 

顔のイボ除去は痛い?

 

「顔のイボを取りたいけれど、治療の痛みが心配で踏み切れない」そんな不安を感じている方も多いかもしれません。

 

美容医療において、痛みの感じ方は治療法や部位によって異なります。

 

顔のイボ除去でよく使われる方法には、レーザー治療・液体窒素・手術による切除があります。

 

レーザーは熱によってイボを除去するため、ヒリヒリとした痛みを感じることがあり、痛みに弱い方には麻酔クリームを使うことも。

 

手術は局所麻酔を使って行うため、施術中の痛みはほとんどありませんが、処置後に傷の痛みを感じることがあります。

 

液体窒素を使った方法では、患部に冷たい刺激を与えるため、しもやけのような痛みを感じる場合があります。

 

ただし、皮膚が厚い部分ではあまり痛みを感じないこともありますよ。

 

痛みの感じ方には個人差があるため、不安な場合はあらかじめ医師に相談しておくと安心です。

 

 

普段の生活の中で気をつけたいポイント

 

イボの改善を目指すには、普段の生活の中でもいくつか気をつけたいポイントがあります。

 

保湿を心がける 肌のバリア機能を保つために日常的に保湿する
紫外線によるダメージを減らす 日焼け止めや日傘で紫外線対策を行う
ストレスをためこまない 趣味や運動で心の負担を軽減する習慣を取り入れる
良質な睡眠を得る お風呂や画面制限で睡眠の質を高める工夫をする

 

 

 

保湿を心がける

肌の防御力が弱まると、ウイルスに感染しやすい状態になります。

 

特に、傷や乾燥、シェービング後、アトピーなどがあるとバリア機能が落ちやすくなるため、日頃からしっかり保湿を心がけて肌を健やかに保つことが大切です。

 

 

 

紫外線によるダメージを減らす

紫外線は、加齢によるイボの発生に関わっているとされています。

 

外出時には、日傘を使ったり、日焼け止めをこまめに塗り直すなどして、肌への紫外線の影響をできるだけ抑えるようにしましょう。

 

 

 

ストレスをためこまない

ストレスが続くと免疫力が落ちやすくなり、それに伴って肌の防御機能も弱まりがちです。

 

心身のバランスを保つためにも、無理をせず、趣味や軽い運動など自分に合ったリフレッシュ方法を日常に取り入れて、こまめに気分転換することが大切です。

 

 

 

良質な睡眠を得る

十分な睡眠がとれないと、肌の再生サイクルが乱れやすくなります。

 

忙しい毎日で長時間眠れないという方も、就寝前にぬるめのお風呂でリラックスしたり、寝る1時間前には画面を見るのを控えるなど、短い時間でも深く眠れるような工夫を取り入れてみましょう。

 

 

イボができたときのNG行動

 

イボができると、見た目や不快感からつい自分で対処したくなることがあります。

 

しかし、間違った対処は悪化を招くこともあるため注意が必要です。

 

ここでは、イボができたときに避けるべき行動についてご紹介します。

 

避けるべき行動 理由 対処法
かきむしる 傷がついて感染やウイルスの拡散リスクが高まる 強いかゆみがある場合は皮膚科を受診する
自分で抜いたり削ったりする 出血や再発の原因になり、健康な皮膚を傷つける可能性もある 自己処理せず、専門医の診断と治療を受ける

 

 

 

かきむしる

イボは痒みを感じることもありますが、かいてしまうと皮膚に傷がつき、そこから細菌が入り込んで感染を起こす可能性があります。

 

特にウイルス性のイボは、傷を通じて周囲に広がるリスクがあるため注意が必要です。

 

強い痒みがあるときは、無理に我慢せず早めに皮膚科で診てもらうのが安心です。

 

 

 

自分で抜いたり削ったりする

盛り上がったイボが服に引っかかるなどして気になると、自分で取り除きたくなることもあるかもしれません。

 

しかし、イボの内部には新たに血管ができていることがあり、無理に取ろうとすると出血を伴うおそれがあります。

 

また、自分で抜いたり削ったりしても、根本的な解決にはならず再発してしまうこともあります。

 

医療機関では、イボの種類や状態を見極めた上で、専門的な処置が行われますよ。

 

自己判断で削るのは危険を伴い、健康な皮膚まで傷つける可能性があるため、必ず皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。

 

 

医療機関で顔イボを除去する際~事前に準備しておくと安心なポイント~

 

顔イボの治療を受けられる方へ事前に準備しておくと安心なポイントをお伝えします。

 

治療を受ける前に、以下の点を準備しておくと安心です。

 

  • 当日は患部を出しやすい服装で来院を
  • 顔や首の治療の場合は、マスク・サングラス・スカーフ・帽子などがあると便利
  • 赤ちゃんの治療後は、ミトンで患部を保護すると安心
  • 治療後1週間ほどメイクができない場合がある

 

まず、当日は施術しやすいよう、患部を出しやすい服装でご来院いただくことをおすすめします。

 

治療後は、部位によってガーゼが当てられることがありますので、特に顔や首に治療を予定している方は、マスクやサングラス、スカーフ、つばの広い帽子などを用意しておくと、外出時のカバーに役立ちます。

 

また、赤ちゃんの治療後には無意識に患部を触ってしまう可能性があるため、ミトンがあるとより安全です。

 

さらに、施術内容によっては、1週間ほど治療部位にメイクができない場合があります。

 

大事な予定が控えている方は、その点も考慮してスケジュールを調整し、ご予約いただければと思います。

 

 

まとめ

 

顔にできるイボは、見た目への影響が大きく、美容面だけでなく精神的なストレスにつながることもあります。

 

ウイルス性のイボや加齢によるものなど、原因や種類はさまざまですが、いずれも早期の正しい対処が大切です。

 

特にウイルス性のイボは、放置することで周囲に広がってしまうこともあるため、気になる症状があれば早めに皮膚科を受診しましょう。

 

また、自己処理は感染や跡が残るリスクがあるため避け、医療機関で適切な治療を受けることが重要です。

 

治療には、液体窒素、レーザー、内服薬などさまざまな選択肢があり、症状やライフスタイルに合わせた方法を選ぶことで、負担を軽減しながら改善を目指せます。

 

さらに、保湿や紫外線対策、良質な睡眠、ストレスケアといった日常生活の見直しも、イボの予防と再発防止に役立ちます。

 

顔のイボに悩んでいる方は、一人で抱え込まず専門医に相談し、見た目も心も前向きになれるようなケアを取り入れていきましょう。

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