ペパーミントには抗男性ホルモン作用が期待できることから、脱毛抑制や育毛など頭皮環境を良好に保つための働きがみられます。

 

本記事では、ペパーミントの育毛効果について解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

 

ペパーミントとは？育毛効果などについて解説！

 

抗男性ホルモン作用によって、脱毛抑制や育毛によい効果があるといわれているペパーミント。

 

そもそも抗男性ホルモン作用とは、体内での男性ホルモンの生成を抑制する作用のことです。

 

ここでは、ペパーミントの特徴や育毛効果について解説しています。

 

 

ペパーミントの特徴は？

ミントとは、シソ科ハッカ属（ミント属、メンタ属）の総称のこと。

 

品種は100種類以上あるといわれており多くの種は多年草ですが、なかには1年草の種も存在します。

 

100種類以上あるなかのスペアミントとウォーターミントを交配して作られたのがペパーミント。

 

原産地はヨーロッパ大陸で、日本ではセイヨウハッカとも呼ばれています。

 

ちなみにスペアミントも古くからハーブとして用いられており、ほのかに甘い香りが特徴的。主にガムや歯磨き粉などに利用されています。

 

一方でウォーターミントはヨーロッパから北アメリカ、アジアなど北半球の広い範囲に分布している品種で、名称は沼地に生えていることからきているとのこと。

 

強い香りがあることが特徴で、主にサラダや香辛料に使われています。

 

ペパーミントは育毛効果の他にも、下記のような作用が期待できます。

 

 

このように、さまざまな働きがみられることからペパーミントを摂取することは、健康を維持するためにもおすすめです。

 

 

メントールと表記されている！

育毛剤や化粧品などに使われている場合、そのほとんどで「メントール」という表記となっています。

 

メントールとは、植物に含まれる精油成分のこと。前述したように、ペパーミントはミントのなかでも、特にメントールが多量に存在している種に分類されます。

 

そのため育毛剤や化粧品、食品に使用されてるメントールが植物から取り出した天然のメントールであれば、その多くはペパーミントから抽出されています。

 

また、メントールが多量に存在している日本の在来種でもあるニホンハッカから抽出されることも特徴の1つ。

 

育毛効果だけでなく美肌効果や殺菌効果、防虫効果などが期待できるところは大きなメリットといえるでしょう。

 

 

 

ペパーミントの育毛効果は？

ペパーミントは抗男性ホルモン作用による育毛効果が期待できるといわれていますが、育毛へのよい効果はそれだけではありません。

 

まず、血行促進効果による育毛効果が期待できます。

 

血行が促進すれば、血液によって運ばれている髪の毛の成長に必要な栄養がより多く届くようになるため、育毛力が向上します。

 

また、殺菌効果によって炎症や菌の発生している頭皮の状態が改善。それによる低下した育毛力の改善効果にも、アプローチします。

 

 

ペパーミントには抗男性ホルモン作用が期待できる！

 

体内での男性ホルモンの生成を抑制する抗男性ホルモン作用。

 

この作用で育毛によい効果が期待できる理由は、男性ホルモンの90％以上を占めるテストステロンが抑制できるためです。

 

テストステロン自体は育毛に悪い影響を与えるということはなく、毛母細胞や毛乳頭を活性化させて育毛力を高める働きを持ちます。

 

しかし体内での生成量が多くなり過ぎていた場合、5αリダクターゼという酵素と結びつき、薄毛の原因となるDHT（ジヒドロテストステロン）に変性してしまうため注意が必要。

 

そのため、薄毛の原因がAGA（男性型脱毛症）であれば、抗男性ホルモン作用でテストステロンを抑制することで育毛力が向上します。

 

そして抗男性ホルモン作用がペパーミントによる影響で効果的に働くとの見解について、リーブ21の研究で言及されています。

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

 

リーブ21の取り組み

リーブ21が、ペパーミントに抗男性ホルモン作用よる育毛効果が期待できると発表したのは、2018年3月27日に石川県金沢市で開催された「日本薬学会第138年会」でした。

 

下記に、発表した実験の内容と結果をまとめました。

 

 

〇実験内容

AGAの作用機序に沿った、下記の3つの試験からスクーリングを実施。

 

試験1：5α-リダクターゼ阻害試験
試験2：受容体結合阻害試験
試験3：男性ホルモン応答遺伝子の発現解析

 

 

〇結果

いずれの試験においても、ペパーミント抽出物から顕著な抗男性ホルモン作用を確認。

 

 

実験結果を考察

実験によって、ペパーミントの抽出物から顕著な抗男性ホルモン作用が確認されました。

 

発表内の実験では、抽出物に育毛効果があるかどうかについての試験は実施されていませんが、下記の内容については確認されています。

 

●抗男性ホルモン作用でテストステロンできること
●DHTが薄毛の原因になること
●テストステロンを抑制すれば5α-DHTも抑制できること
●DHTを抑制すれば育毛力が向上すること

 

このことから、5α-DHTが原因での薄毛であれば、ペパーミントで育毛力が向上が期待できるといえます。

 

 

さいごに｜ペパーミントで育毛対策に取り組もう！

 

今回は、ペパーミントの育毛効果やリーブ21の実験結果などを考察してきました。

 

抗男性ホルモンによる脱毛抑制や育毛などが期待できることから、ペパーミントが含まれる育毛剤などの活用はおすすめです。

 

この機会にぜひ、ペパーミントを活用した育毛対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。