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ヘアサイクルの乱れで薄毛になる?乱れの原因と正常化させる方法を解説!

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ヘアサイクルの乱れで薄毛になる?乱れの原因と正常化させる方法を解説!

「ヘアサイクルの乱れは回復できる?」

「ヘアサイクルを回復させる方法は?」

 

髪の毛はヘアサイクルによって定期的に生え変わり、綺麗な髪の毛を保ちます。

 

ヘアサイクルが何らかの原因で乱れると、薄毛や抜け毛の原因となり、正常な髪の毛が育つ前に抜けてしまいます。

 

乱れてしまったヘアサイクルを回復させるためには、約3カ月の期間が必要です。

 

ここではヘアサイクルが乱れる原因や正常に戻す方法をご紹介します。

 

 

ヘアサイクルとは?

 

まずヘアサイクルの概要に関してご紹介します。

 

ヘアサイクルは大きく分けると成長期、退行期、休止期の3つの期間に分かれます。

 

  期間 毛髪の割合 働き
成長期 男性で3~5年女性で4~6年 80%~90% 毛髪の細胞分裂を活発に行う
退行期 2~3週間 1%程度 細胞分裂が穏やかになり成長が止まる
休止期 3ヶ月~4ヶ月 10%程度

・毛髪の成長が完全に止まる

・新しい髪の毛が生えてくることによって古い髪の毛が押し上げられ自然脱毛を起こす

 

以下より各期の詳細をご紹介します。

 

 

 

成長期

成長期ではさらに以下の3つの期間にわかれており、細胞分裂を活発に行うことで毛髪を育てるのです。

 

  • 早期成長期
  • 中期成長期
  • 後期成長期

 

序盤の早期成長期では、毛穴の奥にある毛母細胞が分裂し始め、毛髪が成長しはじめます。

 

中期成長期では、次第に毛球が大きくなって毛幹が太くなり産毛が生え始め、後期成長期では、毛根が皮下組織にまで達し太く長くしっかりと毛髪が成長します。

 

 

 

退行期

退行期では、毛髪の細胞分裂が緩やかになり、毛髪が成長を終え毛球部が委縮して徐々に小さくなり、成長が止まります。

 

期間は約2週間と限られているため、髪全体での退行期の割合は、約1%程です。

 

 

 

休止期

休止期では毛髪の成長が完全に止まり、毛乳頭の活動が休止します。

 

休止期の期間は3~4ヶ月程度であり、古い毛髪は新しい毛髪の成長によって押し上げられることで抜け落ち、これを自然脱毛と呼びます。

 

新しい毛髪では、毛乳頭が再び活動をはじめ、成長期、退行期、休止期を繰り返すのです。

 

 

ヘアサイクルが乱れるとどうなる?

 

ヘアサイクルが乱れると、以下のような症状がみられます。

 

  • 抜け毛が多くなる
  • 髪の毛が細い
  • 髪の毛にコシが無くなり柔らかくなる
  • 短く細い抜け毛が増える
  • 症状が進むと新しい髪が生えてこない
  • 髪の毛が切れやすい

 

このような症状に当てはまる方は、ヘアサイクルが乱れている可能性があります。

 

ヘアサイクルの乱れをそのままにしておくと、最終的には毛根が休止状態に入ってしまい、髪の毛が生えにくくなってしまいます。

 

ただし毛根が死滅すると完全に髪の毛が生えてこなくなりますが、毛根が死滅することはほとんどありません。

 

毛根が死滅する原因は大きなけがや火傷です。

 

AGAなどは毛根が死滅しているのではなく、毛根が休止状態になっているためヘアサイクルの乱れが生じています。

 

そのため毛根が死滅していない限り、ヘアサイクルは正常に戻せるチャンスがあるのです。

 

 

ヘアサイクルが乱れる原因は5つ

 

必ずしも「抜け毛=ヘアサイクルの乱れ」ではありません。

 

毛髪は毎日、100本程自然脱毛で抜け落ちます。

 

ヘアサイクルが乱れると、毛髪が成長しないまま未熟な状態で脱毛してしまいます。

 

男性の薄毛だけでなく、女性でも毛髪のボリュームダウンにヘアサイクルの乱れが関わっているのです。

 

ヘアサイクルの乱れの原因は、主に以下の5つです。

 

  • 睡眠不足による生活習慣の乱れ
  • 栄養バランスの乱れ
  • ストレスによる自律神経の乱れ
  • 加齢による毛母細胞の働きの低下
  • ホルモンバランスの変化

 

 

 

睡眠不足による生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れることで睡眠不足や疲労状態が継続すると、睡眠の質が低下し、毛髪の成長に悪影響を及ぼします。

 

睡眠不足は薄毛、抜け毛に直結する原因のひとつです。

 

睡眠不足が薄毛、抜け毛の原因になる理由は、以下の通りです。

 

  • 成長ホルモンの分泌が低下する
  • 自律神経が乱れて血行不良を引き起こす
  • 毛母細胞の分裂速度が低下

 

 

 

成長ホルモンの分泌が低下する

睡眠には、身体や心の疲れを回復させる役割や成長ホルモンを分泌する働きがあります。

 

そのため睡眠が不足していると、毛髪に必要な成長ホルモンが不足し、毛髪の成長を妨げます。

 

 

 

自律神経が乱れて血行不良を引き起こす

さらに睡眠不足になると、交感神経や副交感神経など自律神経の乱れも引き起こします。

 

睡眠不足の場合、交感神経が優位になり、血管が収縮し血液の循環を阻害することで血行不良になってしまうのです。

 

血行不良になると毛髪に必要な栄養が良き届かなくなり、頭皮環境が悪化します。

 

 

 

毛母細胞の分裂速度が低下

さらに睡眠不足では、毛髪の成長に必要な毛母細胞の分裂速度が低下します。

 

毛母細胞の分裂が低下すると、毛髪に必要な栄養分や酸素が毛細血管から吸収されにくくなるため、毛髪の成長が止まってしまうのです。

 

 

 

栄養バランスの乱れ

栄養バランスの乱れもヘアサイクルの乱れに繋がります。

 

髪を育毛させるためには、バランスの取れた栄養が大切です。

 

偏食やダイエットにより栄養が不足すると、毛髪に必要な栄養が頭皮や毛乳頭に行き届きません。

 

そのため栄養が行き届かないことで毛母細胞の働きが低下し、毛母細胞は細胞分裂の指示を出す働きが悪くなってしまいます。

 

新しい髪が生えてこなくなり、ヘアサイクルが乱れ、薄毛・抜け毛の原因となります。

 

 

 

ストレスによる自律神経の乱れ

ストレスが過剰に溜まることで自律神経が乱れ、睡眠不足同様に交感神経が優位になります。

 

そのため血管が収縮し、血液循環が悪化することで、血行不良を引き起こし、頭皮環境の悪化や栄養不足になるのです。

 

ストレスを溜めすぎないように、体を動かしてリフレッシュするなどストレス発散が大切です。

 

 

 

加齢による毛母細胞の働きの低下

加齢によって毛母細胞の働きが低下し、ヘアサイクルの乱れに繋がります。

 

毛母細胞が細胞分裂を行うピークは、20代~30代です。

 

そのため、それ以降は徐々に細胞の老化が進行するため、ヘアサイクルが乱れてしまうのです。

 

 

 

ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスが変化することによってヘアサイクルが乱れます。

 

代表的な疾患にAGA(男性型脱毛症)があり、AGAでは男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が増加することで脱毛症状が引き起こされます。

 

AGAではヘアサイクルの成長期が短くなり、毛髪が十分に成長する前に抜けてしまうので、髪の毛は細く、弱々しく、抜けやすい状態になってしまうのです。

 

ほかにも女性の場合、出産後一時的に抜け毛が起きたり、加齢とともに髪のボリュームが減って毛髪が薄くなります。

 

これらの原因もホルモンバランスの変化であり、女性ホルモンであるエストロゲンが大きく関わります。

 

エストロゲンが減少することで女性でも男性ホルモンの割合が増え、男性ホルモンの作用を強く受けてしまいます。

 

そのためAGA同様に脱毛症状がおこり、ヘアサイクルの成長期が短くなってしまうのです。

 

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ヘアサイクルの乱れを見極める方

 

このようなヘアサイクルの乱れを見極める方法はあるのでしょうか。

 

ヘアサイクルが乱れると成長期が短くなり、髪が育たない間に脱毛してしまうため、以下のような異常な抜け毛が見られます。

 

  • 白い付着物と粘つきがある
  • ヒゲのようなものがある(細い)
  • くびれがある
  • そもそも毛根自体がない

 

これらは抜け毛の毛根を見れば、確認できます。

 

自然な抜け毛の場合、毛根はまるく膨らんだ状態です。

 

しかしヘアサイクルが乱れている場合、毛根の状態や形状が変化しているのです。

 

そのため抜け毛が増えて、ヘアサイクルの乱れが気になったときは、抜けた毛を観察し、先端にある毛根をチェックしましょう。

 

 

ヘアサイクルを正常に戻すためには

 

乱れたヘアサイクルはもとに戻るのでしょうか。

 

抜け毛が増えてくると男女問わず「いつまで続くのか・・・」と心配な方も多いのではないでしょうか。

 

結論からご紹介すると、ヘアサイクルの乱れは改善できます。

 

ここではヘアサイクルと正常に戻すための方法を4つご紹介します。

 

  • 食生活を改善する
  • ストレスを発散させる
  • 育毛剤または発毛剤を使用する
  • AGA専門のクリニックで相談する

 

 

 

食生活を改善する

ヘアサイクルの乱れには生活習慣の乱れが大きく関わり、なかでも食生活の改善は毛髪に必要な栄養を摂取するため欠かせません。

 

髪に必要な栄養素は以下の通りです。

 

タンパク質
  • アジ
  • 大豆製品
  • まぐろ
  • ささみ
髪を構成する
亜鉛
  • 牛肉の赤身
  • 高野豆腐
  • ブロッコリー
  • 牡蠣
タンパク質を作り出す働きを持つ
ヨウ素
  • こんぶ
  • ひじき
  • わかめ
  • 海苔
新陳代謝を活発化させる
ビタミンB群
  • パプリカ
  • にんにく
  • バナナ
新陳代謝を促進させ、細胞を活性化させる
ビタミンC
  • 柑橘類
  • 海苔
  • ブロッコリー
  • いちご
抗酸化と同時にコラーゲンを生成する
ビタミンE
  • ナッツ類
  • 唐辛子
  • 煎茶
抗酸作用や血行促進
葉酸
  • レバー
  • 枝豆
  • うに
ビタミンB群の一種であり、不足すると白髪の原因となる
ビタミンK
  • 納豆
  • しそ
  • モロヘイヤ
  • わかめ
  • 海苔
血流改善
鉄分
  • ほうれん草
  • ひじき
  • レバー
髪に必要な栄養と酸素を運ぶ血液作りに必須

 

髪の毛に必要な栄養素は数多くあり、これらをバランスよく摂取することでヘアサイクルの乱れを戻すことが可能です。

 

特にタンパク質、亜鉛、ビタミンは育毛に欠かせない栄養素であり、これらが髪の毛の生成に重要な役割を果たしています。

 

そのためダイエットや偏食を改善し、バランスの良い食事をとるように心がけましょう。

 

また揚げ物や塩分の多い食べ物は反対に、髪の毛に良くない食事と言われているため、摂取のし過ぎに注意が必要です。

 

 

 

ストレスを発散させる

ヘアサイクルの乱れを直すためには、ストレス発散が大切です。

 

ストレスが溜まると前項の【ストレスによる自律神経の乱れ】でもご紹介したように、自律神経の調節が乱れ、交感神経が優位になり、血行不良を引き起こします。

 

そのためストレスは溜めずに発散しましょう。

 

有酸素運動をしたり、趣味に没頭したり、お風呂に浸かってリラックスするなど自分に合ったストレス発散方法を試してみましょう。

 

 

 

育毛剤または発毛剤を使用する

育毛剤と発毛剤は、以下のように作用が異なります。

 

  効果 分類 治療対象 おすすめの人
育毛剤 髪を育てる 医薬部外品 特になし 毛髪のボリュームダウンやハリ・コシの低下が気になっている人
発毛剤 髪の毛を増やす 医薬品 AGA

薄毛で頭皮が目立っている

脱毛が多くなってきた

 

育毛剤は今ある髪を育てる役割をします。

 

そのため育毛剤を使う事で頭皮の血行を促進し、保湿を行うことで頭皮環境を整えます。

 

さらに髪の毛に必要な栄養を与える事で、細胞の働きを活性化させます。

 

その結果、抜け毛を防ぐことができ、今ある髪の毛を太くしっかりと育てるのです。

 

一方で発毛剤は、発毛細胞または毛包を活性化させることで新たに髪の毛を生やします。

 

発毛剤にはミノキシジルを代表とする発毛成分が入っているため、髪の毛が生えていない所からでも発毛効果が期待できます。

 

育毛剤や発毛剤を使うことで、頭皮環境を整え、髪の毛に必要な栄養を与えるためヘアサイクルの乱れを改善できます。

 

 

 

AGA専門のクリニックで相談する

AGAとはAndrogeneticAlopeciaの略で、男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)のことです。

 

AGAの原因は、遺伝や男性ホルモンバランスの乱れ、生活環境の乱れによりヘアサイクルが正常に機能せず、本来であれば3~5年あるヘアサイクルの成長期が短くなるためです。

 

成長期が短いことで、髪の毛が育たないうちに抜けてしまい、薄毛や抜け毛に繋がります。

 

頭皮環境が悪化したことでできた炎症やできものなどでは皮膚科でも治療できますが、抜け毛や薄毛を伴う場合は、AGA専門のクリニックを受診しましょう。

 

AGAは男性の抜け毛・薄毛の最も多い原因であり、日本人男性の約30%はAGAを発症していると報告されています。

 

AGAの特徴は、生え際や頭頂部の毛髪が以前より薄くなる点です。

 

進行性の脱毛症のため、気になる方は早めにクリニックを受診することが大切です。

 

AGA専門のクリニックでは、主に以下の方法で治療します。

 

  • 薬剤治療(内服薬・外用薬)
  • 植毛・増毛
  • 光治療

 

なかでもAGA治療として最も広く浸透しているのは薬剤治療で、有効性が最も高いと言われています。

 

プロペシア(フィナステリド) 内用薬
ザガーロ(デュタステリド) 内用薬
ミノキシジル(リアップ) 外用薬

 

薬剤治療は効果が出るまでに、個人差はありますがだいたい3~6カ月かかります。

 

効果の実感としては、「抜け毛が減った」「新しい毛が生えはじめた」「髪の毛が増えてきた」という声が多いようです。

 

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新しい髪を育てるためには最低3ヶ月以上必要

 

ヘアサイクルが回復して新しい髪が育つまでに、最低3カ月以上必要です。

 

この3カ月とはヘアサイクルの退行期から休止期にあたります。

 

この期間中に頭皮を健康に保つことで、美しい髪の毛が生えてくるのです。

 

そのため、まずは3カ月間ヘアサイクルの乱れを戻すための取組を心がけましょう。

 

 

ヘアサイクルの乱れは季節的な抜け毛も考えられる

 

ヘアサイクルの乱れは季節も関係します。

 

ヘアサイクルが乱れやすい季節は以下の通りです。

 

夏から秋 紫外線や直射日光、発汗などによる頭皮環境の悪化や空気の乾燥が原因
新生活や生活環境の乱れ、花粉症などのアレルギー反応が原因

 

夏は1年のうちで最も紫外線量が多い時期です。

 

頭皮は肌と同じため、紫外線の影響を受けると考えられています。

 

さらに秋まで続く原因は、夏に蓄積された紫外線が影響していると考察されています。

 

春は、新生活を迎える人や職場の異動・転勤などが多いため、生活スタイルが大きく変わる時期です。

 

気温の変動も大きく、身体的・精神的の両面からストレスを感じる人が増え、自律神経のバランスが崩れやすくなるのです。

 

新生活に慣れないため生活のリズムも不規則になりがちになります。

 

ストレスや睡眠不足、自律神経の乱れは頭皮の血行不良を引き起こし、頭皮や髪に必要な栄養が行き届かなくなってしまうのです。

 

そのため季節の変わり目には抜け毛がどうしても増えてしまうものです。

 

抜け毛が気になる方は季節的なものなのか、季節と関係なくヘアサイクルが乱れているのか見分ける事が大切です。

 

見分け方は以下の通りです。

 

  • 抜け毛が100本以上ある
  • 抜けた毛の毛根が丸く膨らんでいない
  • 季節が終われば落ち着く

 

また詳しくは前項の【ヘアサイクルの乱れを見極める方法】をご参考ください。

 

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まとめ

 

この記事では、ヘアサイクルが乱れる原因や正常に戻す方法をご紹介しました。

 

いつもより抜け毛が増えたり、髪の毛が細くなっていると感じた方は、ヘアサイクルが乱れている可能性があります。

 

ヘアサイクルが乱れると、髪の毛を育たせる成長期が短くなってしまい、髪の毛が十分に成長しない間に抜けて退行期に入ってしまうため、抜け毛・薄毛の原因となります。

 

しかしヘアサイクルの乱れの場合、毛根が死滅しているのではなく休止状態に入っているため、ヘアサイクルを正常に戻すことが可能です。

 

ヘアサイクルが正常に戻るためには少なくても3カ月以上かかります。

 

生活習慣を見直したり、適切な治療を行うことで、ヘアサイクルを正常化させましょう。

 

 

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