抜け毛が増える時期は?春秋に増えて夏冬に減る!
最近薄毛が気になったり、髪の毛が抜ける量を気にしていたりする方もいることでしょう。
髪の毛には、生えるサイクルと抜けるサイクルがあります。また、一気にたくさん抜けてしまい、ヒヤッとすることもあるでしょう。
実は、毛が抜ける量は季節によって変化します。一年を通してみると、特に春や秋に抜け毛が多くなる傾向がありますす。
本ページでは、ヘアケアの方法や注意すべき点をまとめました。
発毛を促したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
ヘアサイクルとは?季節ごとの発毛の違いは?
抜け毛は、一年の中でも春と秋に多くなりがち。なぜかというと、髪の毛にはヘアサイクルというものがあり、季節がそのサイクルに影響を与えるからです。
適切なヘアケアを行うために、まずはヘアサイクルについて知っておきましょう。
ヘアサイクルとは?
ヘアサイクルとは、髪の毛が生えて抜けるまでの過程をこと。大きく分けて、3つの段階があります。
- 成長期
- 退行期
- 休止期
まずは成長期で毛が伸びます。伸びきったら退行期に入って毛根が衰退し、休止期で毛が抜け落ちます。
そして、また次の髪の毛が生えてくる、というサイクルを繰り返しているのです。
このサイクルは髪の毛ごとにバラバラになっており、1度にすべて抜け落ちてしまうことはありません。
一般的には、1日に抜ける本数は平均で50本~100本だといわれていますが、時期によっては1度にたくさん抜け落ちることもあります。これが、抜け毛が多く見える原因です。
四季別!髪の毛のコンディション状況を紹介
ここでは四季ごとの髪の毛の傾向をご紹介します!
春と秋は抜け毛が多くなりやすい時期のため、特にヘアケアに気を配る必要があります。
「春」の髪の状態
春は抜け毛が増える時期と言われております。
理由としては主に
- 環境の変化
- 気温
- 花粉
によるところがあります。
環境の変化
春は生活環境が変わったり、新生活が始まったりする時期。そして人間は、少しの環境変化でストレスを感じてしまいます。ストレスを感じると自律神経が乱れ、髪の毛にも影響を与えてしまうでしょう。
気温
ま抜け毛が増える理由としては、冬から春にかけて気温が温かくなる事。
動物もそうですが、冬に体毛を伸ばしたり太くして寒い外気から体を守っていますが、温かくなるとその役目を終え、元に戻ります。
その時に抜け毛が多くなってしまう様に見えてしまうのです。
花粉
花粉症の方は、鼻がムズムズしだしたら春が来たと思う事はないでしょうか?
実は花粉は円形脱毛症等の自己免疫疾患の原因となります。
その為、環境の変化(ストレス)も相まって抜け毛が増える事があります。
「夏」の髪の状態
夏は薄毛の方にとってボーナスチャンスの時期です。
髪の毛にとって重要な要素は「頭皮の血行」
夏は気温が高く新陳代謝も活発になり、頭皮の少ない毛細血管を拡張してくれます。
ミノキシジルと言われる日本で唯一認められた発毛成分も、毛細血管拡張の機能で発毛させる事が分かっています。
ただし、紫外線は髪の毛にとって大敵です。
夏場の1日40分以上の直射日光は、逆に薄毛になってしまう要因となりますので、紫外線の当たりすぎには注意をしましょう。
また、プールや海はpH値がアルカリ性よりなので、抜け毛には関係しないものの髪質が悪くなるので女性は気を付けた方が良いですね。
皮脂が出やすいのでそれも薄毛に関係するのでは?と思う方もいますが、皮脂も出やすいですが、汗も出やすいのでしっかりと毎日シャンプーさえすれば、それで抜け毛が増える事はありません。
「秋」の髪の状態
秋(9月~11月)は年で一番抜け毛の多い季節です。
通常、1日100本近く髪の毛は抜けますが、秋は1.5倍~2倍近く抜け毛が増えると言われております。
理由としては主に
- 紫外線の蓄積
- 急激な乾燥
によるところがあります。
紫外線の蓄積
秋は夏に受けた紫外線のダメージが蓄積している時期です。
夏は特に紫外線が強く、さらにプールや旅行などによって紫外線を浴びる時間も多くなりがち。
人によっては汗をかいて、それが頭皮の汚れとなってしまうことも考えられます。
急激な乾燥
夏から秋に移り変わる時に、急激な温度の低下があり、それに伴い乾燥します。
乾燥は頭皮にとって一番ダメージになる要素です。薄毛の人の7割は頭皮が乾燥状態になっていると言われています。
「冬」の髪の状態
皆さんは冬に抜け毛が多くなるイメージがありますが実はそんな事はありません。
先ほど紹介しましたが、抜け毛増えるのは「秋(9月~11月)」であり、12月は逆に寒さから身を守ろうと髪の毛が太く大きく育つ時期なのです。
勿論、乾燥しやすい時期ではあるので、コンディショナー等のケアは必要ですが、大きく抜ける時期ではないのです。
恐らく、乾燥による頭皮ダメージで痒みが出やすい時期なので、そう錯覚すると思います。
抜け毛が多い春秋の正しいヘアケアを紹介!
春秋は抜け毛が増えてしまう時期ですが、悪いことばかりではありません。
ヘアケアで特に意識すべきことは、下記の3つ。
- 丁寧なシャンプー
- 紫外線対策
- 育毛剤を多めに使う
それでは、詳しくみていきましょう。
丁寧なシャンプーとコンディショナー
春は、他の季節以上に丁寧にシャンプーすることを心掛けましょう。
花粉やホコリが多く飛び交い、汚れが付きやすく、その汚れをもとに菌が繁殖します。
さらに、人によっては花粉がアレルギー引き起こして頭皮環境が悪化してしまうことも。それを防ぐために、丁寧にシャンプーすることが大切です。
秋は乾燥対策が出遅れる時期。
その為、普段からコンディショナーやトリートメントを使い、髪の毛だけなく頭皮も守りましょう。
紫外線対策
春はUVスプレーなどで紫外線対策が必要です。その理由は、春から夏にかけて紫外線量が増えていくため。
頭は紫外線をもろに浴びているため、外で長時間活動していると、どうしてもダメージが蓄積してしまいます。
髪の毛は、メラニンという組織で紫外線を吸収しています。しかし、毛髪の表面にはメラニンがないため、艶が無くなったりガサガサになったりするなど、表面的なダメージを受けてしまいます。
そうならないためにも、春になったらUVスプレーで紫外線から髪の毛を守りましょう。
育毛剤を多めに使う
春は1年でもっとも発毛に適した時期です。その大きな理由としては、育毛剤による発毛効果を実感しやすいため。
春になって気温が上がってくると、体の新陳代謝が上がります。すると毛根が活発になり、育毛効果が実感しやすくなるのです。
ここで注意したいのが、発毛には健全な頭皮環境が大切だということ。前述したように、シャンプーで汚れを洗い流したり、UVスプレーで紫外線から髪の毛を守ったりすることも大切です。
秋にも育毛剤はおすすめ。
大抵の育毛剤には髪の毛を太くさせる成分の他に、頭皮環境を整える成分が必ず入っています。
その為、保湿を怠りやすい秋に育毛剤を使うのは理にかなっているのです。
適切なヘアケアを行いつつ、育毛剤で発毛効果を実感しましょう。
さいごに|適切なヘアケアで発毛を促進しよう!
春や秋は抜け毛が多くなりやすく、特に注意を払うべきです。正しいヘアケアを行うことで発毛効果が期待できます。
そのため、以下の点に注意することが大切です。
- 丁寧なシャンプーやコンディショナー
- 紫外線対策
- 育毛剤を多く使う
これらのヘアケアは合わせて行うことが重要。せっかくの春なので、ぜひ発毛にチャレンジしてみてください。