わさびに育毛効果はある!イソサポナリンが毛乳頭を活性化!
「わさび」と聞けば皆さんはどのようなイメージが湧くでしょうか。
多くの場合は海鮮や蕎麦に使われる醤油やつゆの足しに使われたり、料理の一工夫に採用されたりと、調味料としての活躍がメインとなっています。
しかし最近になって、わさび業界の大手会社から「わさびには育毛促進の成分が含まれている」と発表され話題になりました。
一体どのような成分なのか、一緒にみていきましょう
わさびに育毛効果があるって本当!?詳しい成分を解説!
昭和初期から現在に至るまで、わさびの製造とともに長い歴史を築いた大手企業「金印株式会社」が、わさびに含まれる2つの成分が髪の毛によい影響を及ぼす研究結果を発表しました。
調味料としての機能以外に発毛にも役立つということで、多くの人から注目を集めたわさびの成分とは、一体何なのでしょうか。
順を追って解説していきます。
有効成分①|イソサポナリン
イソサポナリンとは、本わさびの葉から抽出できるポリフェノールの一種です。
このイソサポナリンは主にコラーゲンの産出促進効果として役立ち、毛乳頭細胞を活性化させる作用があることが判明しました。
その効果は市販の育毛剤で頻繁に使われる有効成分「ミノキジジル」の3倍にも匹敵します。このイソサポナリンの育毛発毛までの仕組みは、以下のような行程です。
2.刺激を受け取ることで、細胞が活性化する。
3.たんぱく質によって毛細血管を作る。
4.そこから育毛に必要な栄養素を毛乳頭細胞に送り届ける。
この4つの手順を、1つの成分だけでこなしてしまうのが「イソサポナリン」です。
有効成分②|6-MSITC
続いて、もう1つの成分である「6-MSITC」について解説します。
「6-MSTIC」は本わさびの根茎から抽出できる成分で、他の成分に比べて採取量が非常に少なく、希少な存在。
主な役割として、発毛だけでなく、認知機能を刺激し記憶力や判断力の老化を防ぐことや、外部への注意力の向上が挙げられます。
また、強い抗酸化作用も持ち合わせているため、正常な細胞や遺伝子を酸化させてしまう活性酵素を抑制する力があるのです。
この活性酵素は非常に厄介な存在。運動不足や偏食、タバコやお酒といった生活習慣の乱れから発生しさまざまな病気の原因となります。
特に血液の健康状態に大きく関係しており、加齢とともに疲れ果てていく免疫力の隙間から浸入。熱や肌荒れ、認知症だけでなく動脈硬化やガンなど大きな病に発展することもあります。
そんな活性酵素から引き起こされる悪影響全般を抑えてくれる優れものが、「6-MSTIC」なのです。
どのわさびでもよいの?効果的な取り入れ方は?
ここまで、わさびがもたらす数々の恩恵を紹介していきました。調味料としての認知が大きかった分、驚く点が幾つもありましたね。
そんなわさびですが、どのわさび製品でも同様の育毛効果があるかといわれればそうではありません。
すなわち、すべてのわさび製品に上記のような「イソサポナリン」や「6-MSITC」といった有効成分が含まれている訳ではないのです。
では摂取できるわさび製品とは、一体どれなのでしょうか。
効果があるのは日本の「本わさび」だけ!
前述した有効成分が実際に含まれているのは、日本原産の本わさび限定となります。
市販に売っているようなチューブわさびの場合、核となる本わさびは殆ど含まれていないため、効果はほとんど期待できません。
頭皮に塗るのは絶対NG!目安は1日5gまで
ここまで紹介した本わさびの活用方法について取り上げていきます。
まず注意していただきたいのですが、本わさびを直接頭皮に塗るという行為は絶対にやめてください。
有効成分が含まれているのは事実ですが、あくまで口から体内に成分を取り入れることで初めて効果が発揮されます。
ただ塗るだけでは効果が無いどころか、本わさびの辛味成分による強い刺激でダメージを残してしまうため、くれぐれも注意しましょう。
また、1日の摂取量にも目安があり、原則1日5gまでとされています。スプーン1杯程度と覚えておくといいでしょう。
わさびや唐辛子などといった辛味の強いものを過剰に摂取すると、胃腸にダメージを与えてしまい、最悪の場合味覚障害にまで発展してしまいます。
何事も欲張らず、ルールの範囲内で健康促進に努めていきましょう。
さいごに|日本のわさびってすごい!おいしく育毛対策してみよう!
今回は本わさびにおける育毛への効果と、その成分について紹介しました。
これまでサプリメントや育毛剤などで補っていた薄毛・発毛対策が、わさびでもできるとは驚きですね。
市販のチューブわさびではなく、日本の本わさびのみ実現可能というところで若干ハードルは高くなりますが、かなり需要のある話だと思います。
あくまでも規定の範囲内で楽しみつつ、うまく活用してください。