ローズマリーは育毛に効果ある?5αリダクターゼを抑えるって本当?
料理やハーブティ、アロマセラピーとして名高いローズマリー。
その効果は万能薬として多くの人々に重宝され、記憶力の向上に繋がるとして学生達の間でも人気を誇っていました。
かつてエリザベート妃が「若返りの源」として愛用していたことで有名でもあります。
今回は、そんな活躍を長い間みせているローズマリー葉エキスの育毛効果について解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
ローズマリーはなぜ育毛に効果があるの?
出典:ローズマリーの花言葉|種類や色、花の咲く時期、見頃の季節は?
ローズマリーはアロマとして人気のある、健康や美容などのサポートが充実しているハーブです。
ローズマリー(英:rosemary 仏:romarin)は、地中海沿岸地方原産で、シソ科に属する常緑性低木。和名マンネンロウの漢字表記は「迷迭香」であるが、これは中国語表記と同一である。生葉もしくは乾燥葉を香辛料、薬(ハーブ)として用いる。花も可食。
引用:Wikipedia
ローズマリーの放つ香りには、頭をスッキリ覚醒させたり、やる気や集中力の維持、肌荒れなどさまざまなシーンで効果を発揮する優れもの。
そんなローズマリーから抽出できるローズマリー葉エキスが、髪の毛にもよい影響を及ぼすといわれています。
一体どのような仕組みなのか、ローズマリーの特性とともにみていきましょう。
ローズマリー葉エキスは頭皮の老化を防ぐ働きがある
前述したように、ローズマリー葉エキスには肌荒れを抑える機能がありますが、それはローズマリー葉エキスが持つ抗酸化作用が関係しています。
数多くのハーブのなかでも、群を抜いて抗酸化作用が強いとされているローズマリー葉エキス。
この抗酸化作用はタンニンやカフェ酸、ロスマリン酸などといった数種類のポリフェノール成分から生み出されているのです。
これによって、シミや肌のたるみの原因となる紫外線や日常生活でのストレスから肌の老化を守り、若く健康な状態を維持してくれます。
そして、この効果は肌だけでなく、髪の毛への悪影響も妨げてくれるのです。
ローズマリーは5αリダクターゼの生成を抑える
育毛に必要な成分は、テストステロンという男性ホルモンです。
ローズマリーの抗酸化作用のなかには、DHT(ジヒドロテストステロン)というAGAの原因になってしまう5αリダクターゼへの阻害作用があります。
この酵素は薄毛の原因として最も有力なもので、抑えられるだけで育毛面に大きな違いが生まれてくるのです。
ローズマリー葉エキスを自宅で!おすすめの活用法を2つ紹介!
万能のハーブであるローズマリー。このハーブの葉から水やエタノール、BGもしくはこれらの混合液を抽出することで得られるのが「ローズマリー葉エキス」です。
ここからは、本題であるローズマリー葉エキスの特性とともに、実際の活用方法について解説していきます。
ローズマリーティーにして飲む
スタンダードな活用方法の1つとして、ハーブティをおすすめします。
ローズマリー葉エキスに含まれる多彩なポリフェノール成分のおかげで、肌荒れやAGA予防・薄毛予防だけでなく心を安らげるリラックス効果も持ち合わせているので、香りも味も同時に楽しむことが可能でしょう。
また、ローズマリーの香りによって認知症対策にも優れた効果を発揮します。
認知症が始まる際の症状として、物忘れや記憶障害よりも先に、嗅覚の衰えが出てくると言われていますが、これは記憶の基盤となる海馬が嗅覚神経と強い関係にあるからです。
よくも悪くも比例した効果をもたらすのですが、逆に言ってしまえば「嗅覚を刺激することで海馬に強い活性効果をもたらす」ということ。
このことから、アロマセラピーは認知症の改善や予防に繋がるのです。
1日の摂取量目安としては、カップ2~3杯ほどがおすすめ。
ただし、ローズマリー葉エキスは子宮や月経への刺激作用もあるため妊婦の方々は使用を避けてください。
ローズマリーリンスにして頭皮ケア
ローズマリー葉エキスが持つ育毛効果をさらに活用する方法として、「ローズマリーリンス」が挙げられます。
リンス状態にすることで、黒髪の質を若く保ちつつ老化予防に繋がるとされているのです。
ローズマリーリンスの作り方は以下のとおりです。
- 沸騰した水にローズマリーの枝葉を数本入れる。
- 弱火で5分前後煮た後、火を止めて冷ます。
- 容器に入れ、一緒にクエン酸とグリセリン、精油を適量投入。
たったのこれだけで完成します。
クエン酸以外にもお酢を入れる方法もありますが、どちらもしっかりとリンスとしての役割、育毛効果を発揮するのでぜひお試しください。
さいごに|ローズマリーの育毛効果は期待できます!
今回は、ローズマリー葉エキスの万能な特性と育毛面での作用、日常生活における活用方法について紹介しました。
ローズマリーはアロマのなかでもトップクラスに強い抗酸化作用、そして香りによって健康面や精神面においてさまざまなサポートを施してくれます。
多種多彩な効果を発揮してくれるものの、摂取量が異常に多いと別の病気を引き起こしてしまうので注意しましょう。
また、育毛においてはローズマリーだけでなく、他の育毛剤と併用して使うことでより回復を見込むことができます。
使用量を守りつつ、香りを楽しみながら日常生活にローズマリーを浸透させていくのが理想ですね。