髪の毛が生える兆候は?頭皮が痒い(かゆい)のは薄毛の前兆?
今回は髪の毛が生える前兆をテーマにしてしています。
当てはまる方は、恐れずに続ける事が大切です。
発毛の兆候は頭皮環境を整えるところから始まる
発毛の兆候を実感するためには、頭皮環境が整っていることが前提です。
そもそも、整った頭皮環境とはどのような状態なのでしょうか。それでは、詳しくみていきましょう。
発毛の兆候をより実感する方法は頭皮環境!
実は、発毛の兆候は、効果を実感する前からすでに現れています。
しかし、発毛の兆候があってもそれに気づかず、効果がないと思って発毛治療を途中でやめてしまう方も少なくありません。
発毛の兆候を実感できれば、薄毛治療を途中でやめるようなことはしないですよね。
定期的に通院して発毛治療を行っていれば医師が兆候を教えてくれますが、自身で薄毛対策をしている場合は、自らで兆候に気づくしかありません。
そもそも、髪の毛を生やす為には、頭皮環境が整っていることが前提です。
とはいえ、整っている頭皮環境の状態が分からないですよね。頭皮環境が整っている状態とは、水分や皮脂などのバランスが保たれている状態です。
そのため、皮脂の分泌が多くて頭皮がベタついていたり、逆に頭皮が乾燥していたりしたら、頭皮環境が整っていないということがいえます。
頭皮環境を整える方法は?
下記の方法で頭皮環境を整えることができます。
- 食生活を見直す
- 質の高い睡眠をとる
- お酒やタバコを控える
- ストレスを溜めない
- 正しい方法で洗髪をする
- 頭皮マッサージを行う
自分に合った方法で、実践してください。
髪の毛が生える兆候は?3つのポイントで紹介!
発毛の前兆はあります。
ただ、気を付けたいのが「育毛シャンプーや育毛トニックを使い始めたら痒くなった!これは期待できる!」という思考になるのはやめましょう。
個人的な体感だと、合わないシャンプーは数日後、発毛の効果が出てきた場合は1週間~2週間の間に痒みが出てくるケースが多いです。
発毛の兆候には、下記のような生理現象がみられます。
- 初期脱毛
- 頭皮の潤い
- 産毛が生える
これらの現象がみられれば、効果が出ている可能性があります。
初期脱毛
初期脱毛とは、成長期の髪が早い段階で退行期に移り、成長する前に脱毛してしまうこと。
もともと、初期脱毛は薄毛の原因となる症状ですが、発毛の兆候でも初期脱毛することがあります。
発毛の兆候として起きる初期脱毛は、乱れていたヘアサイクルが正常に戻ることで起こります。
しかし、発毛の兆候として初期脱毛が起きると、治療をしているのに髪が抜けたことに慌ててしまい、発毛対策を途中でやめてしまう方も少なくありません。
初期脱毛では、一時的に発毛治療を開始する前より薄毛部分が増えますが、新たに生えてきた髪は太く成長した髪ですので、少しずつ薄毛部分が減っていくことでしょう。
頭皮の潤い
頭皮環境が整っているということは、水分と皮脂などの油分のバランスが保たれている状態ですから、もちろん頭皮は潤っている状態です。
頭皮に潤いがあるとハリや弾力が出てくるため、頭皮を指で押すと柔らかさを感じることができます。
下記のような現象が見られた場合は、頭皮の潤いが出てきたといえるでしょう。
- 頭皮が前よりも柔らかい
- ベタついたり乾燥したりしていない
- フケや痒みがない
産毛が生える
初期脱毛後、新たに生えてくる髪は産毛です。産毛が生えることは、発毛の兆候。そもそも、薄毛を改善するためには、成長段階の産毛を太く長く育てる必要があります。
産毛がしっかり成長するには約6ヶ月から1年以上かかるため、その間に発毛治療をやめてしまったり、頭皮環境が悪くなったりする可能性があります。
すると、せっかく発毛の兆候が出ていたのに、発毛効果を実感できません。
前述したように、頭皮環境は規則正しい生活習慣を過ごすことでも整うため、規則正しい生活習慣を意識して過ごしましょう。
髪の毛が生える前は頭皮が痒くなる!
実は痒みは発毛の兆候かもしれません。
毛を剃ってしばらくして毛が生え始めると猛烈にかゆくなってくる事はないでしょうか?
その理由としては「血流が良くなった」「摩擦によって皮膚が刺激される」からです。
血流が良くなった
運動したり、風呂に入ったりして急激に血行が良くなると、痒みを起こすヒスタミンが生成されます。
それが真皮や表皮近くにある「C-線維」と言われる情報速度の緩やかな神経を伝わり、脳が「痒み」という信号を発信します。
これは、頭皮でも同じ事です。
髪の毛において頭皮の血行というのは、最も大切にしたい要素です。
血行が良いという事は栄養素を届ける環境にあるという事で、毛細血管が少ない頭皮にとってはとても重要な事なのです。
大体の薄毛の人は、頭が固く毛細血管をつぶしてしまっているので、正常な人よりも頭皮の温度が低いといわれています。
育毛グッズとして、頭皮の温度を上昇させるという櫛もあったりします。
新しい毛の摩擦によって皮膚が刺激されるから
毛が生え始めると痒くなるというのは良く聞く話です。
これは頭皮にも言えますが、体とは少し意味が違います。
体の毛の生え始めの時は、かみそり等で剃ったところが痒くなるケースが多いです。
これはかみそりによってバリア機能がダメージを受けた事と、斜めにカットされた毛が皮膚を刺激しているという理由で痒くなります。
しかし、頭皮の場合だと、何かしらの育毛・発毛ケアをしていると現在の髪の毛よりも、後から生えてくる髪の毛の方が太く長くなります。
そうすると、細い毛で窮屈になった毛穴が擦れて刺激され痒みなってしまうケースがあります。
頭皮の痒みで薄毛になってしまう場合もある
ここでは頭皮の痒みについて書いていきます。
先ほどは発毛する痒みでしたが、ここでは逆に脱毛してしまう痒みをご紹介します。
色々な原因がありますので、当てはまる方は意識して改善しましょう!
シャンプーが合っていない・洗い残し
シャンプーが合っていない場合は、頭皮にがぶれが生じ痒くなる事があります。
特に石油系界面活性剤が使用されている市販のシャンプーでは顕著にみられます。
また、シャンプー自体には問題が無くても洗い残しがあったら痒みが発生します。
その逆に洗い過ぎても頭皮のバリア機能が弱く(角質層のダメージ)なってしまい、細菌が入り込みやい状態になってしまう事もあります。
ニキビ・汗疹(あせも)
シャンプーをせずに頭皮を不潔な状態にすると、ニキビや汗疹(あせも)ができ、炎症状態になり痒みが発生します。
洗い過ぎも良くありませんが、ケアをしないというのもダメです。
激しく汗をかく運動をしたらシャンプーをして頭皮を清潔に保ちましょう。
1日2度のシャンプーが上限です。
乾燥肌
頭皮が乾燥して水気がなくなると「ドライスキン」状態になると、痒みが発生します。
ドライスキンとは、文字通り皮膚が乾いた状態をいいます。 さまざまな原因によって表皮角質層の水分が失われると、皮膚本来のバリア機能が低下して、手荒れ、肌荒れ、皮膚のかゆみ等の症状が起こります。
引用:ドライスキンとは?
原因は「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」で構成されている水分を保つ要素が、睡眠不足やストレス等でダメージが加わり失われてしまう事でこれらのバランスが崩れてドライスキンになります。
この場合は氷等で冷やすと痒みが納まります。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎はマラセチア菌(カビの一種)によって引き起こされる病気です。
皮脂が出やすい箇所に現れる症状で、赤み、痒み、ひどくなるとフケが増えます。特徴として頭皮以外には痒みはそれ程出ません。
これも乾燥肌と同じく睡眠不足やストレスが原因です。
頭皮脂漏性皮膚炎のが進むと「脂漏性脱毛症」という脱毛症状に発展していまします。
さいごに|発毛の兆候は見逃すな!
発毛の兆候のなかでも、初期脱毛は気付きにくい予兆の1つ。
そのため、途中で発毛治療をやめるのではなく、規則正しい生活習慣を心掛けながら薄毛対策しましょう。
- 発毛の兆候を実感するためには、頭皮環境が整っていることが前提
- 頭皮環境が整っている状態とは、水分と皮脂などの油分バランスが保たれている状態
- 発毛剤には頭皮環境を整える効果がある
- 規則正しい生活習慣によって発毛促進する
- 発毛の兆候は「初期脱毛」「頭皮の潤い」「産毛が生える」
ただし、初期脱毛が6ヶ月以上続く場合は、発毛の兆候で起きた初期脱毛ではない可能性があるため、薄毛治療の専門医などへの相談をおすすめします。