髪の毛を早く伸ばす方法とは?髪が伸びるメカニズムを徹底解明!
美容院で髪の毛を切り過ぎたとき、「早く伸ばしたい!」と一度でも思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
美容師へ理想のイメージを伝えることは難しく、出来上がりが思っていたスタイルと違うことも多々あるでしょう。
早く髪の毛を伸ばしたいと思っていても、髪の毛はなかなか伸びません。
髪の毛が伸びる速度には個人差があり、髪の毛が早く伸びる人もいれば時間がかかる人もいます。
しかし髪の毛は対策次第で早く伸ばせるのです。
この記事では髪の毛を早く伸ばす方法をはじめ、髪が伸びるメカニズムから徹底解明します。
少しでも早く伸ばしたい方は、ぜひ参考ください。
髪の毛が伸びるメカニズムとは?
髪の毛を早く伸ばしたいとき、まず髪の毛がどうやって伸びるのか知る必要があるでしょう。
ここでは髪の毛が伸びるメカニズムとして次の内容を紹介します。
- 髪の毛は1日で約0.3mm伸びる
- 髪の毛は毛髪サイクルで成長する
- 髪の毛の成長に必要なもの
- 髪の毛の成長は個人差がある
髪の毛は1日で約0.3mm伸びる
髪の毛は1日で約0.3mm伸びると言われています。
そのため1週間で約2mm、1ヶ月で約1cm、半年で約6cm伸びるでしょう。
個人差がありますが、ショートヘアからロングヘアになるまで約2年半、ボブからロングヘアになるまで約2年の期間が必要です。
髪の毛を切り過ぎてしまった方は、ロングヘアになるまで2年程、時間がかかることを目安にしておきましょう。
髪の毛は毛髪サイクルで成長する
わたしたちの髪の毛は、毛髪サイクルで絶えず新しい髪に生え変わります。
毛髪サイクルは成長期・退行期・休止期の3つにわかれ、髪の毛が生えて成長し、抜けるサイクルを繰り返します。
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期間 |
働き |
毛髪の割合 |
---|---|---|---|
成長期 |
男性で3~5年、女性で4~6年 |
毛髪の細胞分裂を活発に行う |
80%~90% |
退行期 |
2~3週間 |
細胞分裂が穏やかになり成長が止まる |
1%程度 |
休止期 |
3ヶ月~4ヶ月 |
・毛髪の成長が完全に止まる ・新しい髪の毛が生えてくることによって古い髪の毛が押し上げられ自然脱毛を起こす |
10%程度 |
毛髪サイクルで最も長い期間は成長期であり、成長期は男性で3~5年、女性で4~6年です。
そのため髪の毛全体の成長期が占める割合は80~90%であり、多くの髪の毛が成長し続けています。
さらに成長期には早期成長期、中期成長期、後期成長期の3つにわかれます。
各成長期における役割は、次のとおりです。
早期成長期 | 毛穴の奥にある毛母細胞が分裂し始め、毛髪が成長 |
中期成長期 | 毛球が大きくなって毛幹が太くなり産毛が生え始め |
後期成長期 | 毛根が皮下組織にまで達し太く長くしっかりと毛髪が成長 |
このように、わたしたちの髪の毛は細胞分裂により伸び始め、中期成長期、後期成長期となるにつれ、毛球から毛幹が育ち、最終的には太くコシのある髪の毛に育ちます。
退行期には、成長した髪の毛が寿命を迎え、細胞分裂の速度が徐々に穏やかになり、成長が止まります。
退行期は最も短く2~3週間程で終わり、次の休止期に入ると、細胞分裂が完全に止まるでしょう。
休止期は3~4ヶ月あり、新しい髪の毛が生える準備期間です。
休止期の間に、毛根の奥では新しい髪の毛が生まれる準備がおこなわれており、古い髪の毛は新しい髪の毛の成長によって押し上げられることで抜け落ちます。
この場合の抜け毛を自然脱毛と言い、わたしたちは日頃、毛髪サイクルにより1日50~100本の髪の毛が生え変わっています。
成長期の長さには個人差があり、髪の毛を早く伸ばしたいときには、成長期をすこしでも長くすることが大切です。
しかし毛髪サイクルは乱れやすく、毛髪サイクルが乱れると成長期が短くなり、髪の毛が成長しきる前に抜け落ち、退行期へと入ります。
毛髪サイクルが乱れる原因は次のとおりです。
- 睡眠不足
- ストレス
- 栄養不足
- ホルモンバランス
- 頭皮環境の悪化
- 加齢
乱れた毛髪サイクルが回復するためには、個人差があるものの、数ヶ月から半年以上の時間がかかります。
そのため日頃から毛髪サイクルの乱れを防ぎ、髪の毛によい生活習慣をおくることが大切です。
髪の毛の成長に必要な栄養素
前項にもあるよう、髪の毛は細胞分裂を繰り返し成長していきます。
そのため細胞分裂をおこなうためには細胞を活性化させることが重要です。
細胞を活性化させるために必要な栄養素があり、髪の毛の成長にも大きく関わります。
髪の毛の成長に必要な栄養素は次のとおりです。
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働き |
具体的な食品例 |
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タンパク質 |
髪の毛を構成する(※髪の毛の80~85%はタンパク質で構成) |
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亜鉛 |
タンパク質を作り出す働きを持つ |
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ヨウ素 |
新陳代謝を活発化させる |
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ビタミンB群 |
新陳代謝を促進させ、細胞を活性化させる |
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ビタミンC |
抗酸化と同時にコラーゲンを生成する |
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ビタミンE |
抗酸作用や血行促進 |
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葉酸 |
ビタミンB群の一種であり、不足すると白髪の原因となる |
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ビタミンK |
血流を改善させる |
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鉄 |
髪に必要な栄養と酸素を運ぶ血液作りに必須 |
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たとえば、偏った食事であったり、無理なダイエットで極端に食べる量が減ったり、わたしたちのからだはこのように栄養が偏ると、髪の毛にも影響を与えます。
髪の毛の成長に必要な栄養素が不足すると、細胞の機能が落ち、毛髪サイクルが乱れる原因となるでしょう。
さらに栄養不足が進行すると、抜け毛だけでなく薄毛を引き起こすでしょう。
このようにダイエットが引き金となり、抜け毛が増えるケースは少なくありません。
そのため髪の毛にはバランスのよい食事が大切です。
髪の毛の成長は個人差がある
髪の毛の成長には個人差がります。とくに男女差、年齢による差を感じる方もいるでしょう。
前項で紹介したように、成長期は男女で長さが異なり、男性が3~5年に対し、女性は4~6年です。
とくに女性ホルモンであるエストロゲンには、髪の毛の成長を促進させる作用があるため、女性は男性より成長期が長いのです。
さらに大人と子どもでは子供の方が、髪の毛が早く伸びるように感じる方も多いのではないでしょうか。
その理由は皮膚のターンオーバー機能によるためです。
わたしたちの皮膚にはターンオーバー機能があり、新しい皮膚に生まれ変わります。
皮膚の細胞は4層にわかれ、どんどん上へ押し上げられます。
最終的に古い皮膚は角質となって剥がれ落ちるでしょう。
ターンオーバー機能は加齢とともに低下するため、子どもは大人よりターンオーバー機能が高いのです。
そのため子供の方が、ターンオーバー機能により頭皮環境が整っているため、髪の毛がはやく伸びると感じる方もいるでしょう。
しかし本来、髪の毛は毛髪サイクルにより成長期間が決まっているため、成長速度に大きな違いはありません。
では、なぜ同じ性別でも、同じ年齢でも、人によって髪の毛の成長に個人差が出てくるのでしょうか。
その原因は、髪の毛が早く伸びているように感じる人は、髪の毛が健康的で、正常な毛髪サイクルができているからです。
一方、髪の毛がなかなか伸びない人は、毛髪サイクルに乱れが生じ、髪の毛が成長しきる前に成長期が終わるため、髪の毛が伸びる前に抜け落ちます。
そのため毛髪サイクルが乱れている人は、短くて細い抜け毛が特徴です。
髪の毛の成長速度に個人差をなくすためにも、髪の毛によい生活習慣を整えることが大切です。
髪の毛を早く伸ばす方法10選
ここからは髪の毛を早く伸ばす方法として次の内容を紹介します。
ぜひ自分に合った方法を見つけてください。
- 髪の毛によい食事をとる
- ストレスをためない
- 十分な睡眠時間をとる
- 入浴後は自然乾燥せずドライヤーで乾かす
- 頭皮マッサージをする
- ヘアケア剤を使う(育毛剤・化粧水など)
- 適度な運動を心がける
- シャワーブラシを使う
- 自分に合ったシャンプーを選ぶ
- 髪を切らない
髪の毛によい食事をとる
前項でもご紹介したように髪の毛の成長には栄養が欠かせません。
栄養素は髪の毛を成長させる細胞を活性化させる力となります。
そのため髪の毛によい食事をとるよう心がけましょう。
【髪の毛によい栄養素例】
- タンパク質
- ビタミン類
- 亜鉛
- ミネラル
- 鉄
- ヨウ、頭皮環境を悪化させる原因となるからです。
肉類や揚げ物、甘いものなど脂質を取り過ぎていると、身体の中に入った余分な脂が皮脂として体外に排出されます。
さらに糖質も体内に吸収されると、脂質に変換されるため、糖質の取り過ぎも注意が必要です。
体外に排出された皮脂が過剰に頭皮にたまることで、髪の毛が油っぽくなり、頭皮の臭いやかゆみを引き起こします。
そのため脂質・糖質の取り過ぎは頭皮環境を悪化させ、毛髪サイクルを乱す原因となるため、注意が必要です。
糖質が多い食べ物【例】 |
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脂質が多い食べ物【例】 |
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またアルコールも糖質が多いため、過剰な摂取は控えましょう。
ストレスをためない
ストレスをためると、自律神経のバランスが崩れ、頭皮の血行不良の原因となるでしょう。
頭皮は血行不良を引き起こすと、髪の毛に必要な栄養素を摂取しても、細胞の活性化に必要な酸素や栄養素が行き届かず、毛髪サイクルの乱れにつながります。
ストレスフルな状態では、交感神経が優位となり、交感神経が血管を収縮させることで血液循環が悪化します。
さらに過度なストレスは円形性脱毛症などの脱毛症を引き起こす原因にもなるため注意が必要です。
ストレスをためないためにも、忙しくても無理をせず、リラックスできる時間を作りましょう。
自分のすきなことに没頭したり、美味しいものを食べたり、自分に合ったストレス発散方法をみつけることが大切です。
十分な睡眠時間をとる
髪の毛を早く伸ばすためには十分な睡眠時間をとることも大切です。
睡眠不足は、血行不良や成長不足を引き起こします。
睡眠が不足すると、ストレス同様に自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮して血液循環が悪化し、血行不良の原因となります。
ほかにも睡眠には成長ホルモンが関わっており、健康な髪の毛の成長、維持には成長ホルモンが欠かせません。
成長ホルモンは睡眠中、就寝後約30分から分泌され、3時間後には成長ホルモンの分泌がピークを迎えます。
一方、髪の毛の成長に必要な細胞分裂は、22時から深夜2時にかけて活発になると言われています。
そのため22時から深夜2時を髪の毛のゴールデンタイムと言い、細胞分裂が活発になる時間に合わせて成長ホルモンを分泌させると、髪の毛の成長につながると考えられているのです。
しかし夜更かしをしていたり、深く寝付けなかったり、良質な睡眠が取れていないと、毛髪サイクルを乱し、髪の毛の成長に影響を及ぼすでしょう。
良質な睡眠をとるためには次のポイントを押さえておくことが大切です。
- 睡眠時間は7時間程度が理想
- 起床後は日光を浴びる
- 寝る2~3時間前に入浴する
- 食事してすぐに寝ない
- 寝る前にスマホを操作し、ブルーライトを浴びない
- 寝る前にたばこを吸わない
- 夕方に軽い運動をする
入浴後は自然乾燥せずドライヤーで乾かす
入浴後は自然乾燥せず、ドライヤーで髪の毛を乾かしましょう。
忙しいと、ついついドライヤーをせずにタオルドライだけで「まぁいいか」と思いがちの方も多いのではないでしょうか。
髪の毛が濡れていると、髪の毛を保護する役割を持つキューティクルが開いているため、髪の毛がダメージを受けやすい状態になります。
そのため髪の毛が濡れている状態でまくらに頭を置くと、摩擦を受け、抜け毛や薄毛の原因となるでしょう。
さらにキューティクルが開いている間、ダメージだけでなく髪の中の栄養や水分が外へ放出されてしまいます。
髪の毛に必要な栄養や水分が失われると、髪の毛がパサパサし、切れ毛、枝毛の原因となるのです。
また、濡れている状態では、頭皮に雑菌がわくため、臭いやかゆみを引き起こし、頭皮環境の悪化にもつながります。
そのため入浴後は忙しくても自然乾燥せず、ドライヤーで髪を乾かすことが大切です。
正しいドライヤーの使い方
正しいドライヤーの使い方は次のとおりです。
【ドライヤーの前におこなう下準備】
- 乾いたバスタオルでトントンと髪の毛をたたくようにタオルドライしておく(※タオルドライの目安は、毛先から水滴が落ちなくなるまで)
- タオルドライ後、流さないトリートメントを毛先から中心につけて、ドライヤーの熱から毛髪を守る
- 絡まった毛髪を手ぐしや目の粗いくしでほぐす
【正しいドライヤーの手順】
- 乾きにくい根元から乾かす
- 乾かすときは、ドライヤーの風を上から下へ当てる
- 熱のダメージを受けないよう髪の毛から20cm以上離して乾かす
- 全体の根元が乾いたら、毛髪の中間部を乾かす
- 前髪を乾かす
- 髪の毛が8割ほど乾いたら、全体を乾かす
- 仕上げに冷風に切り替えて髪の毛の熱を取る
- 軽くブラッシングをして終了
塗れている髪の毛はダメージを受けやすいため、入浴後、バスタオルで髪の毛をゴシゴシ拭くのはやめましょう。
ドライヤーで乾かすときは、キューティクルには向きがあるため、キューティクルの流れに逆らわないよう上から下に乾かします。
ドライヤーは当てすぎると、熱変性を起こしてダメージの原因となるため、ドライヤーで乾かすときは髪の毛から20cm以上離しましょう。
髪の毛を乾かすときは、乾きにくい根元から乾かすことが鉄則です。
ドライヤーには強温風、弱温風、冷風の機能が付いており、乾かすタイミングや場所によって、3つの機能を使い分けが大切です。
ドライヤーの冷風はキューティクルを閉じるため、髪の痛みを防ぎ、スタイリングの維持につながります。
髪の毛が乾いたら最後に冷風へ切り替え、頭皮や髪の毛に残った余熱や湿気を飛ばしましょう。
ドライヤーの機能 |
使うタイミング |
強温風(HIGH) |
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弱温風(LOW) |
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冷風(COOL) |
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頭皮マッサージをする
頭皮マッサージは頭皮に溜まった汚れや余分な皮脂を取り、血行を促進できるため、頭皮環境の改善につながります。
さらに血行不良や新陳代謝の悪化により、固くなった頭皮を柔らかくする効果もあります。
頭皮マッサージは美容院などでも受けられますが、最近では自宅でできる頭皮マッサージも人気です。
ここでは自宅でできるマッサージ例を紹介します。
【頭皮マッサージ例】
- こめかみに両手の親指以外の4本の指を当て、10秒間上へぐっと持ち上げる
- こめかみを同じ4本の指で円を描くように、頭皮の表面をグリグリと刺激する
- 指をこめかみから少しずつ上へずらし、頭頂部まで繰り返す
- 後頭部の首筋である髪の生え際に4本の指を当てて、ぐっと持ち上げ上下して繰り返す
- 首筋も同様に円を描くように、頭皮の表面をグリグリと刺激する
- 首筋から後頭部へ少しずつ上へずらし、頭頂部まで繰り返す
頭皮マッサージをおこなうときは、指の腹を使いましょう。
爪をたててしまうと、頭皮を傷つけるため逆効果となります。
強く刺激せず、リラックスできる程度の強さでマッサージをしましょう。
また蒸しタオルを当てたり、湯船で頭皮マッサージをすると、頭皮が温まって血行が促進されるため、より効果的です。
ヘアケア剤、ヘアケア商品を使う(育毛剤・化粧水など)
ヘアケア剤は髪の毛、頭皮を守るために、数多くの種類があります。
育毛剤 |
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アウトバストリートメント |
種類:オイル、ミルク、クリームなど |
化粧水 |
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日焼け止め | 髪の毛、頭皮を紫外線から守る(※紫外線が髪の毛のダメージの原因となる) |
ヘアパック |
髪の毛の保湿やダメージを修復する 種類:洗い流すタイプ、洗い流さないタイプ |
ナイトキャップ |
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ヘアケア剤、ヘアケア商品を選ぶときは、髪の毛や頭皮の状態を考慮し、自分に合ったものを選びましょう。
就寝時の枕による髪の毛の摩擦を抑えるためにナイトキャップを使用すると効果的です。
なかでもシルクのナイトキャップが人気です。
同様に、シルクの枕カバーでも枕による髪の毛の摩擦を抑えられるでしょう。
適度な運動を心がける
適度な運動はストレス発散や良質な睡眠につながります。
さらに身体を習慣的に動かしていないと、筋力が低下し血行不良の原因となります。
運動するときは有酸素運動がおすすめです。
有酸素運動とは、酸素を取り入れながら軽い負荷をかけて行う運動です。
20分以上続けると脂肪燃焼が起こるため、無理のない範囲でゆっくりと時間をかけて身体を動かしましょう。
【おすすめの有酸素運動】
- ジョギング
- ウォーキング
- ストレッチ
- 水泳
- ヨガ
シャワーブラシを使う
頭皮環境を整えるためにシャワーブラシの使用もおすすめです。
シャワーブラシを使うことで、毛穴を刺激し、毛穴に詰まった汚れや皮脂、ほこりなどを取ってくれます。
ただし使いすぎたり、強い力をかけすぎると頭皮を傷つけ、必要な皮脂まで取り過ぎるため注意が必要です。
そのためシャワーブラシは、シャンプーで髪を泡立てた後に使用しましょう。
シャワーブラシには次のような種類があります。
電動タイプ |
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シリコンタイプ |
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ナイロンタイプ |
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シリコンタイプは先端が柔らかいため、髪の毛が細い子どもでも使用できます。
一方、シリコンタイプの場合刺激が足りない方は、ナイロンタイプがおすすめです。
シャワーブラシを使うときは、円を描くように頭皮に当てると髪の毛がからまる原因となります。
シャワーブラシはシャンプーを頭皮全体に行き渡らせ、シャンプーが髪の毛になじんだあと、上下に小刻みに動かしてブラッシングしましょう。
自分に合ったシャンプーを選ぶ
シャンプーには種類があり、種類によって洗浄力や肌への優しさ、洗い心地が異なります。
そのため自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。
シャンプーには4つの種類があり、各シャンプーの特徴は次を参考ください。
高級アルコール系シャンプー |
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アミノ酸系シャンプー |
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石けん系シャンプー |
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ノンシリコンシャンプー |
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各シャンプーには、それぞれ特徴があり、たとえば高級アルコール系シャンプーは強い洗浄力が特徴です。
そのため頭皮がベタベタする方、髪の毛が油っぽい方、スッキリ洗い上げたい方におすすめです。
アミノ酸系シャンプーや石けん系シャンプーは、肌に優しいため敏感肌の方にもよいでしょう。
一方、シャンプーは洗浄力が強すぎると、必要な皮脂まで取り除いてしまい、頭皮の乾燥の原因となります。
しかし洗浄力が不足していると、汚れや皮脂が溜まり、頭皮の臭いの原因です。
このようにシャンプーは洗いすぎても、洗わな過ぎても頭皮環境を悪化させるため、シャンプーの特徴を知って、自分に合った商品を選ぶことが大切です。
髪を切らない
髪を早く伸ばすためには、髪を切らないことも方法のひとつです。髪の毛は1ヶ月に約1cmしか伸びません。
そのためこまめに髪の毛を美容院で切っていると、伸びるまでに時間がかかります。
髪の毛を伸ばしているとき、美容院に行く頻度が気になるところですが、伸ばしている間、全く行かなくていいわけではありません。
「美容院で定期的に切った方が髪の毛が伸びる」という言葉を聞く方もいるのではないでしょうか。
この理由として、髪の毛は放置していると枝毛や切れ毛が増えるからです。
髪の毛が傷んだ状態で毛先を残しておくと、根元で枝毛になり、髪の毛が切れやすい状態になります。
そのためキレイな毛先を保つために、美容院に行ったときは枝毛や切れ毛をカットし、毛先を整えることも重要です。
たとえば髪を切るのは2回に1回にするなど、美容院に行く頻度を減らし、髪の毛の状態を見ながら伸ばしていきましょう。
まとめ
この記事では髪の毛を早く伸ばす方法をはじめ、髪が伸びるメカニズムから徹底解明しました。
わたしたちの髪の毛の細胞には寿命があり、毛髪サイクルにより常に新しい髪の毛に生え変わります。
毛髪サイクルの大部分を成長期が占め、成長期が長ければ長いほど、髪の毛は伸び、太くてコシのある髪の毛となります。
髪の毛を早く伸ばすためには、成長期を伸ばし、頭皮環境を整えることが重要です。
しかし毛髪サイクルは栄養不足、睡眠不足、ストレスなどで乱れてしまいます。
毛髪サイクルが乱れると成長期が短くなるため、十分に髪の毛が育つ前に退行期へと入り、髪の毛が抜け落ちてしまいます。
そのため髪の毛によい生活習慣を身につけることが大切です。
毛髪サイクルが乱れていた場合、数ヶ月から半年ほどで回復し、成長期が長くなり、髪の毛がより早く伸びるでしょう。
早く伸ばしたい方は、ぜひ髪の毛に良い生活習慣を参考ください。