年齢とともに髪質の変化や、ヘアトラブルを感じる方も多いのではないでしょうか。

とくに30代を超えると、人により白髪が出てきたり、髪がパサついたり、悩む方も多いでしょう。

この記事では、髪質の変化で悩みやすい髪の毛が陰毛みたいになる原因について紹介します。

チリチリした髪の毛が生えていると思わず抜きたくなるかもしれまん。

抜いてもいいかどうか、この髪質が治るのか、よくある質問から解決方法まで徹底解説します。

髪の毛が陰毛みたいになる原因と解決方法

ここでは髪の毛が陰毛みたいにチリチリになる原因と解決方法について、次の内容で紹介します。

• 加齢
• 栄養不足
• ホルモンバランスの変化
• ドライヤーによる熱ダメージ
• 毛穴の詰まり

加齢

加齢により髪質が変化すると、以前と比べて次のようなヘアトラブルを抱える方も多いのではないでしょうか。

• くせ毛がひどくなった
• チリチリした髪が増えてきた
• 髪表面にうねり毛が目立ってきた
• 髪の毛がパサパサし、乾燥している
• 髪の毛が細く痩せてくる

加齢とともに水分量や皮脂量、ホルモンバランスが低下し、くせ毛や乾燥など髪質の変化を引き起こします。

このような髪質変化の悩みは30代から増え、年代によっても悩む内容が異なります。

陰毛のようなちりちりの髪の毛に悩む人は、とくに40代で多くなっており、髪の毛のダメージや乾燥が蓄積し、髪質が変化したと考えられるでしょう。

栄養不足

髪の毛の成長には栄養が関わり、栄養不足は抜け毛や薄毛の原因です。

毛髪サイクルの成長期には髪の毛が細胞分裂を繰り返し、毛母細胞から毛球、毛幹を成長させます。

成長期は男性で3～5年、女性で4～6年と言われていますが、成長期が長ければ長いほど、髪の毛は太くコシのある状態に育ちます。

しかし栄養不足になると毛髪サイクルが乱れるため、成長期が短くなり、髪の毛が十分に成長する前に抜けてしまうでしょう。

さらに栄養は細胞を活性化させるために必要なため、栄養が不足すると細胞分裂の機能も低下してしまいます。

栄養は髪の毛の成長に欠かせないため、髪の毛によい栄養を摂取ることが大切です。

栄養不足の解決方法

髪の毛によい栄養は次を参考ください。

ホルモンバランスの変化

前項でも紹介したように、とくに女性は男性に比べ成長期が長く、男性は3～5年に対し、女性は4～6年です。

この理由には女性ホルモンであるエストロゲンが関わっています。

エストロゲンは髪の毛の成長を促進させる働きあり、加齢によりホルモンバランスが変化し、エストロゲンの量が低下すると、毛髪サイクルの乱れを引き起こします。

栄養不足と同様に、エストロゲンの低下により毛髪サイクルの成長期が短くなり、髪の毛が十分に育つ前にぬけてしまうでしょう。

ホルモンバランスを整える方法

ホルモンバランスを整えるためには次の方法がおすすめです。

• 大豆由来食品（豆腐、納豆、みそ等）を食べる
• 良質な睡眠をとる
• 身体を温める

大豆由来食品にはイソフラボンが含まれるため、体内でエストロゲンが不足しているとイソフラボンがエストロゲンの代わりに作用してくれます。

ほかにも良質な睡眠や身体を温めることは、自律神経のバランスを整えるだけでなくストレス軽減にもつながります。

ドライヤーによる熱ダメージ

髪の毛はタンパク質で80～85％構成されています。

たとえばゆでたまごを例に考えると、髪の毛もたまごもタンパク質からできているため、熱を加えるとタンパク質が変性し硬くなります。

髪の毛も熱変性を起こしやすく、ドライヤーを近くで当てすぎたり、長時間当てていたり、ドライヤーによる熱ダメージを受けやすいでしょう。

とくに濡れている髪の毛はキューティクルが開いたままの状態になっているため、より熱変性によるダメージに注意しなければいけません。

通常、乾いた毛髪の場合130度以上、濡れた毛髪の場合60度から70度以上で熱変性が起こります。

ドライヤーを使った解決方法

正しいドライヤーの使い方は次のとおりです。

【ドライヤーの前におこなう下準備】

1. 乾いたバスタオルでトントンと髪の毛をたたくようにタオルドライしておく（※タオルドライの目安は、毛先から水滴が落ちなくなるまで）
2. タオルドライ後、流さないトリートメントを毛先から中心につけて、ドライヤーの熱から毛髪を守る
3. 絡まった毛髪を手ぐしや目の粗いくしでほぐす

【正しいドライヤーの手順】

1. 乾きにくい根元から乾かす
2. 乾かすときは、ドライヤーの風を上から下へ当てる
3. 熱のダメージを受けないよう髪の毛から20cm以上離して乾かす
4. 全体の根元が乾いたら、毛髪の中間部を乾かす
5. 前髪を乾かす
6. 髪の毛が8割ほど乾いたら、全体を乾かす
7. 仕上げに冷風に切り替えて髪の毛の熱を取る
8. 軽くブラッシングをして終了

髪の毛が濡れているときは、熱変性を起こしやすい状態です。

そのためドライヤーを使うときは、20cm以上離して乾かしましょう。

また仕上げに冷風に切り替えるとキューティクルが閉じ、髪の毛のダメージを防ぎ、スタイリングを維持できます。

毛穴の詰まり

毛穴が皮脂や汚れなどで詰まっていると髪の毛は均一の太さで成長せず、くせ毛のように髪の毛がうねることがあります。

毛穴は詰まりは部分的で、とくに陰毛のような髪の毛が数本生えているときには、その部分の毛穴が詰まっている可能性があります。

陰毛のような髪の毛を切っても、毛穴の詰まりが改善されない限り、髪のうねりは収まりません。

毛穴の詰まりの解決方法

まずは毛穴の詰まりを除去するために、シャワーブラシなどで気になる部分のよごれをかき出しましょう。

シャワーブラシの正しい使い方は次のとおりです。

1. シャンプーを頭皮全体に行き渡らせる
2. シャンプーが髪になじむまで泡立てる
3. 上下に小刻みに動かしてブラッシング

円を描くようにシャワーブラシを頭皮に当てると、髪の毛がからまる原因となるため注意が必要です。

髪が細い方や、絡まりやすい方には、シリコンタイプのシャワーブラシがおすすめです。

陰毛のような髪の毛で悩む方によくある質問とは？

ここでは、陰毛のような髪の毛で悩む方によくある質問をまとめました。

• 陰毛のような髪の毛を見つけたとき、抜いてもいい？
• 陰毛のような髪の毛はシャンプーで改善する？

陰毛のような髪の毛を見つけたとき、抜いてもいい？

陰毛のような髪の毛を見つけたとき、ついつい抜いてしまう方も多いでしょう。

白髪と同様に、髪の毛を無理に抜くと、毛根にダメージを与えるため、決して抜いてはいけません。

さらに毛根が傷つくと、毛根が正常に機能しなくなり、次に生えてくる髪の毛にも影響し、髪の毛が生えてこなくなるかもしれません。

どうしても陰毛のような髪の毛が気になるときは、抜かずにはさみで切りましょう。

陰毛のような髪の毛はシャンプーで改善する？

髪の毛が陰毛のようにチリチリする原因のひとつに、毛穴の詰まりがあります。

毛穴の詰まりを解消するには、自宅でもケアできる炭酸シャンプーがおすすめです。

炭酸シャンプーはきめ細かい濃密な泡で、泡が毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除いてくれます。

まとめ

この記事では、髪質の変化で悩みやすい髪の毛が陰毛みたいになる原因や解決方法について紹介しました。

30代を超えるとヘアトラブルで悩む方が増加し、とくに40代では髪質の変化により、髪の毛が陰毛のようなチリチリした状態になる方が多いでしょう。

陰毛のような状態になっても回復が可能です。

自身の生活環境を見直し、髪の毛によい生活を送りましょう。

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