パサパサになった髪の毛を治す方法10選!その原因も徹底解説!
髪の毛のパサつきが気になる方も多いのではないでしょうか。
とくに年齢を重ねる程、「昔に比べて髪の毛にハリやコシを感じない」「髪の毛がパサついて綺麗に見えない」など髪の毛の悩みを持つ方もいるでしょう。
この記事では髪の毛がパサパサになる原因、パサパサになった髪の毛を治す10の方法を紹介します。
髪の毛がパサパサになる原因は6つ
ここでは髪の毛がパサパサになる原因について、以下の内容で紹介します。
- 髪の毛がパサパサになる原因①繰り返すカラーリングやパーマ
- 髪の毛がパサパサになる原因⓶紫外線
- 髪の毛がパサパサになる原因③加齢
- 髪の毛がパサパサになる原因④産後の栄養不足やホルモンバランスの変化
- 髪の毛がパサパサになる原因⑤洗浄力が強いシャンプー
- 髪の毛がパサパサになる原因⑥ドライヤーやアイロンによる熱ダメージ
髪の毛がパサパサになる原因①繰り返すカラーリングやパーマ
カラーリングやパーマを繰り返しておこなうと、髪の潤いが無くなり、シャンプーのときに髪の毛がきしんだり、髪の毛をくしでとかしても絡まったり、髪の毛のパサつきを感じる方も多いのではないでしょうか。
カラーリングやパーマに使われる薬剤は髪の毛にとって刺激が強く、とくにブリーチの場合、髪の毛を保護するキューティクルが開くため、髪の毛のダメージに繋がります。
とくに最近人気のインナーカラーは、金色や赤色など、もとの黒髪と異なる色を入れる場合が多いため、一度ブリーチをしてからカラーを入れます。
ブリーチはキューティクルを開かせ、髪の毛の内部にまで作用し、メラニン色素を分解するため、髪の毛の脱色が可能なのです。
一度ブリーチした髪の毛はキューティクルが開いたままとなり、髪の毛の潤い成分が外に流れ出てて、髪の毛が乾燥した状態になります。
またブリーチをして上から色を入れた場合、時間と共に、カラーリングよりも早く色が抜けますが、この原因もキューティクルが開いたままになっているからです。
そのためブリーチをしたあとは、少しでもキューティクルに負担を与えないよう、髪の毛のケアが重要です。
髪の毛がパサパサになる原因⓶紫外線
髪の毛がパサパサになる2つめの原因は紫外線です。
現在、髪の毛に使える日焼け止めがあるほど、紫外線は肌だけでなく、髪の毛にも影響を与えます。
髪の毛が紫外線に当たると、日焼けのダメージから髪質が変性し、髪の毛の主成分であるタンパク質がダメージを受けます。
髪の毛は大部分がタンパク質でできており、髪の毛の構造は外側から、キューティクル、コルテックス、メデュラの3層です。
この3層はすべてタンパク質から作られています。
キューティクルは一番外側にあるため外から髪の毛を守るため硬いタンパク質で作られます。
真ん中のコルテックスは髪の大部分を占めて水分やメラニン色素などを調節する繊維状のタンパク質、内部のメデュラは軟らかいタンパク質です。
紫外線が当たると、これらのタンパク質に含まれるシスチンやチロシンなどのアミノ酸が酸化します。
とくにシスチンはタンパク質の構造に関わり、シスチン同士が結合することで、髪の毛の骨組みを作ります。
紫外線でアミノ酸が酸化して変性すると、シスチン結合に栄養を与え、骨組みを崩してしまうのです。
そのためタンパク質の構造が乱れ、パサつきだけでなく切れ毛や枝毛などさまざまなヘアトラブルを起こしてしまいます。
髪の毛がパサパサになる原因③加齢
髪の毛がパサパサになる3つめの原因は加齢です。
「髪の毛で年齢がわかる」と言われるよう、髪の毛は加齢とともに変化します。
とくに30代ごろから髪の毛が昔に比べて変化していることに気づく人が多く、髪の毛のパサつき、つや感がない、白髪、抜け毛などの悩みを持つ方がいます。
加齢による髪の毛の変化はヘアサイクルの乱れや新陳代謝・細胞再生能力の低下が原因です。
わたしたちの髪の毛は常に数年かけて、古い髪の毛が抜け、新しい髪の毛に生え変わります。
加齢とともにホルモンバランスが変化することで、成長期、休止期、退行期を繰り返すヘアサイクルに影響を与え、成長期が短くなり髪の毛が十分に育つ前に抜けてしまうのです。
本来、ヘアサイクルの成長期には、毛母細胞が栄養や酸素を十分取り入れ、しっかりとしたコシとツヤのある髪の毛を育てます。
しかしヘアサイクルが乱れて成長期が短くなると、髪の毛はツヤやコシがなく、痩せた状態となり、若い頃に比べ髪質が変化してしまいます。
さらに加齢とともに新陳代謝や細胞再生能力が低下すると、細胞分裂の速度が遅くなったり、正しく再生できなくなったり、細胞の働きが衰えるでしょう。
髪の毛にも、本来必要な栄養や酸素が、以前より行き渡りにくくなり、髪の毛の栄養が不足しがちになります。
さらにが低下すると、皮膚のターンオーバー機能が弱まり、頭皮環境が悪化し、血行不良を引き起こします。
髪の毛がパサパサになる原因④産後の栄養不足やホルモンバランスの変化
とくに産後は、髪の毛がパサパサになったり、一時的に抜け毛が増えたり、ヘアトラブルが増加するため注意が必要です。
産後にヘアトラブルが多くなる原因は授乳による栄養不足や、出産によるホルモンバランスの変化が挙げられます。
産後、生まれてきた赤ちゃんに授乳するために、母親が摂取した栄養は母乳にまわります。
そのため母親は栄養が不足しがちになるため、より栄養バランスのよい食事が必要です。
また出産により女性ホルモンのバランスが変化し、産後は毛髪の成長に関わるエストロゲンが急激に低下してしまいます。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類あり、妊娠期間中、エストロゲンとプロゲステロンは妊娠を維持するために通常よりも数百倍以上分泌されます。
上昇したエストロゲンとプロゲステロンは、出産することで急激に低下し、一時的に更年期のような症状を引き起こすのです。
このような女性ホルモンのバランス変化により、産後はヘアトラブルだけでなく、産後うつや肌荒れ、カルシウム不足などをきたします。
エストロゲンは”美ホルモン”と呼ばれる程、髪の毛のつやや肌の潤いを保つ働きを持ちます。
エストロゲンが不足すると、髪の毛のつやが無くなり、髪の毛がパサパサした状態になりやすいでしょう。
ただし産後におけるホルモンバランスの変化は一時的です。
エストロゲン低下による抜け毛やパサつきの場合、産後6ヶ月ぐらいにはおさまる人が多いようですが、個人差があり、なかには1年ほど悩みを抱える人もいるでしょう。
髪の毛がパサパサになる原因⑤洗浄力が強いシャンプー
シャンプーは髪の毛についた汚れや、頭皮に溜まった余分な脂を取るために洗浄力が必要ですが、洗浄力が強すぎても髪の毛にダメージを与え、髪の毛がパサパサになる原因のひとつになります。
市販されているシャンプーには合成界面活性剤が含まれており、強い刺激を与えるものもあります。
刺激が強すぎるとシャンプーで必要な皮脂まで取り除いてしまい、頭皮を乾燥させ、頭皮環境の悪化につながるでしょう。
頭皮環境が悪化すると血行不良となり、髪の毛に必要な栄養や酸素が行き届かなくなります。
さらに頭皮が乾燥しかゆみを引き起こすと、掻き壊して髪の毛自体にまでダメージを与え、脱毛の原因となります。
髪の毛がパサパサになる原因⑥ドライヤーやアイロンによる熱ダメージ
髪の毛は熱で変性してしまうため、ドライヤーやアイロンを使うときは熱ダメージに注意しましょう。
前項「髪の毛がパサパサになる原因①繰り返すカラーリングやパーマ」でもご紹介したように、髪の毛の主成分はタンパク質です。
髪の毛の80%は、ケラチンを中心としたタンパク質で作られます。
タンパク質は熱に弱く、熱ダメージを受けるとキューティクルの脱落し、髪の毛のパサつきや抜け毛、枝毛の原因となります。
熱変性は、乾いた髪の毛の場合約130度以上、濡れている髪の毛の場合約60~70度以上で髪の毛のタンパク質を変性します。
ドライヤーの場合平均温度は100度程のため、至近距離での使用は避け、10cm程離して使用しましょう。
アイロンやコテの場合、温度が低いとうまくカールやストレートにならない場合があり、ついつい温度を上げがちです。
アイロンやコテ自体は高温でも、髪の毛に当てる際、髪の毛が冷えているため50度ほど温度が下がります。
そのため180度のコテで髪の毛を巻いても、実際に髪の毛に伝わる温度は130度程です。
ただし同じ部分に何度もアイロンやコテを当てると、髪の毛に伝わる熱量が増加するため、注意しましょう。
またもとの髪質によってもダメージの受け方が異なるため、すでにダメージがある方、髪の毛が軟らかい方は、より低い温度がおすすめです。
パサパサになった髪の毛を治す10の方法をご紹介
ここでは、パサパサになった髪の毛を治す方法として、自宅でのセルフケアを中心に次の10通りご紹介します。
- パサパサを治す方法①:髪の毛を洗ったあとは自然乾燥せず、ドライヤーを正しく使う
- パサパサを治す方法②:髪質に合ったシャンプー・トリートメントを使う
- パサパサを治す方法③:外出時は髪の毛用の日焼け止め、日傘や帽子を使う
- パサパサを治す方法④:ブリーチや縮毛矯正はなるべく避ける
- パサパサを治す方法⑤:アイロンやコテは適性温度を守る
- パサパサを治す方法⑥:ヘアオイルをつける
- パサパサを治す方法⑦:髪の毛に良い食事をする
- パサパサを治す方法⑧:ヘッドスパを受ける
- パサパサを治す方法⑨:シャワーブラシでヘッドマッサージをおこなう
- パサパサを治す方法⑩:髪を洗う前にブラッシングをする
パサパサを治す方法①:髪の毛を洗ったあとは自然乾燥せず、ドライヤーを正しく使う
入浴後のドライヤーはついつい後回しになり、気づいたときには「自然乾燥しているからまぁいいか」とさぼりがちになる方も多いのではないでしょうか。
とくに子供が小さいと、入浴後は子供に保湿をしたり、パジャマを着せたりと自分のことにまで手が回らない場合もあります。
しかし髪の毛が濡れているとキューティクルが開いたままの状態になるため、自然乾燥ではなくドライヤーの使用が大切です。
前項「髪の毛がパサパサになる原因①繰り返すカラーリングやパーマ」でもご紹介しましたが、キューティクルが開いたままだと、髪の毛の内部に含まれる水分や栄養分が蒸発し、ブラッシングなどのダメージを受けやすくなります。
そのため入浴後はドライヤーの使用がおすすめです。
ただしドライヤーはあて過ぎると髪の毛に熱変性を引き起こすため、正しく使いましょう。
ドライヤーを正しく使うポイントは次のとおりです。
- ドライヤーの前にタオルドライをおこなう
- 髪の毛から10cm以上離して使う
- 温風だけでなく冷風を使い分ける
- ドライヤーの前に流さないトリートメントをつけてドライヤーの熱から守る
- ドライヤーで乾かすときは根元から乾かす
- ドライヤーの風は上から下へ当てる
ドライヤーで乾かす前に、タオルドライで余分な水分を取っておきましょう。
塗れている髪の毛はダメージを受けやすいため、入浴後、バスタオルで髪の毛をゴシゴシ拭くのは良くありません。
タオルドライをするときは、髪の毛を乾いたタオルで挟んでトントンと髪をたたくように乾かしましょう。
タオルドライの目安は、毛先から水滴がでなくなるまでです。
ドライヤーをするときは、髪の毛に近づけると受ける熱量が大きくなるため、10cm以上離して使いましょう。
さらに温風だけでなく冷風を使い分けると、冷風はキューティクルを閉じるため、髪の痛みを防ぎ、スタイリングの維持につながります。
髪の毛が8割ほど乾いたら冷風に切り替え、頭皮や髪の毛に残った余熱や湿気を飛ばしましょう。
またドライヤーで乾かすときは、根元から乾かし、ドライヤーの風は上から下へ当てます。
とくに髪の毛が長いと、振れやすい毛先から乾かしがちです。
髪の毛のキューティクルは、髪の表面上へうろこ状に覆われ、根元から毛先にかけてタケノコの皮のように重なります。
このようにキューティクルには向きがあり、流れに逆らうとキューティクルが剥がれる原因となります。
そのためドライヤーを乾かすときは根元から乾かし、ドライヤーの風は上から下へ当てましょう。
パサパサを治す方法②:髪質に合ったシャンプー・トリートメントを使う
シャンプーは洗浄力が強すぎるとパサつきや頭皮環境を悪化させる原因となるため、自分に合ったシャンプー・トリートメントを見つけましょう。
自分に合うシャンプーの選び方は種類ごとのメリット・デメリットをふまえ、次を参考ください。
シャンプーの種類 | 界面活性剤の成分 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
高級アルコール系 |
石油由来の界面活性剤を使用 【例】ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウムなど |
洗浄力が高い 泡立ちが良い 洗い上がりが気持ち良い 低価格 買いやすい(ドラッグストアなどで販売) |
刺激が強い 髪が傷んでいると相性が悪い 乾燥しやすい |
石鹸系 |
動物性や植物性の油脂から作られる石鹸を使用 【例】石けん素地、脂肪酸ナトリウム |
天然由来の成分で安全性が高い 洗浄力が高い 皮脂を落としやすい |
髪の毛がきしみやすい パーマやカラーリングをしていると不向き |
アミノ酸系 |
アミノ酸系の界面活性剤を使用 【例】ヤシ油脂肪酸、ココイルグルタミン酸、ラウロイルメチルアラニン |
アミノ酸はタンパク質を構成 頭皮や髪に刺激が少ない 保湿力が高い |
洗浄力が弱い 軟らかい髪質の場合しっとりしすぎる場合がある 価格が高い 泡立ちにくい |
シャンプーは主に高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系の3つの種類があります。
それぞれ成分が異なるため、洗浄力や洗い上がりが変わります。
自分の髪質・体質に合わせたシャンプーを選びましょう。
パサパサを治す方法③:外出時は髪の毛用の日焼け止め、日傘や帽子を使う
髪の毛のパサつきの原因に紫外線があるため、外出時は髪の毛にも髪の毛用の日焼け止めを使い、日傘や帽子を使って紫外線対策をおこなうことが大切です。
紫外線は4月から9月、10時から14時にかけてとくに強くなります。
ただし冬でも紫外線による影響はなくならないため、気になる方は冬でも紫外線対策をおこないましょう。
髪の毛の日焼け止めには、スプレータイプやオイルタイプ、ミルクタイプなどさまざまな商品が販売されています。
髪の毛用の日焼け止めを選ぶときには、テクスチャーや使用シーンなどを考慮して自分に合ったものを選びましょう。
また髪の毛だけでなく、全身に使える日焼け止めもあります。
全身に使える日焼け止めであれば、わざわざ新しく買う必要がないため、髪の毛の紫外線対策もすぐに始めやすいでしょう。
パサパサを治す方法④:ブリーチや縮毛矯正はなるべく避ける
ブリーチや縮毛矯正は、髪のキューティクルを最も痛める原因です。
そのためブリーチや縮毛矯正はなるべく避けましょう。
くせ毛が気になる方には、傷まない縮毛矯正として弱酸性縮毛矯正がおすすめです。
髪の毛のPHは弱酸性であり、PHのバランスが崩れるとキューティクルが開き、髪の毛のダメージの原因となります。
一般的な縮毛矯正はアルカリ性の薬剤を使って髪の毛を軟化させ、アイロンによる熱処理をおこなうため、PHのバランスが崩れ、髪の毛のダメージへつながります。
一方、弱酸性縮毛矯正は弱酸性の薬剤を使用するため、PHのバランスを崩さずに髪の毛をストレートにでき、傷まない縮毛矯正が可能です。
ただし剛毛でくせが強い髪質の方は、弱酸性縮毛矯正では不十分の場合もあるため注意しましょう。
参照:『2023最新』痛まない縮毛矯正(髪質改善ストレート)の特徴を徹底解説 - bondzsalon
パサパサを治す方法⑤:アイロンやコテは適性温度を守る
アイロンやコテを使うときは、温度を上げ過ぎず、髪質を考慮して適性温度を守りましょう。
髪の毛は乾いている状態の場合130度以上、濡れている状態の場合60~70度以上で熱変性します。
ただしアイロンやコテ自体は高温でも、髪の毛に当てる際、髪の毛が冷えているため50度ほど温度が下がります。
そのため180度のコテで髪の毛を巻いても、実際に髪の毛に伝わる温度は130度程です。
ただし同じ部分に何度もアイロンやコテを当てると、髪の毛に伝わる熱量が増加するため、注意しましょう。
またもとの髪質によってもダメージの受け方が異なるため、すでにダメージがある方、髪の毛が軟らかい方は、より低い温度がおすすめです。
健康な髪の方 髪質が硬い方 |
アイロンやコテの温度 160度~180度 |
髪質が軟らかい方 ブリーチなど髪にダメージがある方 |
アイロンやコテの温度 130度~150度 |
パサパサを治す方法⑥:ヘアオイルをつける
パサパサした髪の毛を治したいときはヘアオイルを使えば、手軽に潤いをキープできます。
ヘアオイルには髪の毛につやを与えるだけでなく、熱や摩擦からダメージを防ぎ、広がった髪をまとめるスタイリング剤としても使用できます。
ヘアオイルをつけるタイミングは入浴後にドライヤーで乾かす前や起床後のヘアセット時です。
ヘアオイルは含まれる油分とコーティング剤のバランスや油分の種類によって、使用効果が異なります。
髪の毛が細く、軟らかい場合はヘアオイルのつけすぎに注意しましょう。
パサパサを治す方法⑦:髪の毛に良い食事をする
髪の毛の質感を体の中から改善するためには、髪の毛に良い栄養バランスが大切です。
髪の毛に必要な栄養素は数多くあり、特にタンパク質、亜鉛、ビタミンは育毛に欠かせない栄養素です。
これらの栄養素は、次のように髪の毛の生成に重要な役割を果たしています。
含まれる食材 | 役割 | |
タンパク質 |
|
髪の毛の主成分 |
亜鉛 |
|
タンパク質を作り出す働きを持つ |
ビタミンB群 |
|
新陳代謝を促進させ、細胞を活性化させる |
ビタミンK |
|
血流改善 |
ビタミンC |
|
抗酸化作用 |
ビタミンE |
|
抗酸化作用や血行促進 |
ダイエットや偏食などで栄養バランスが崩れると、髪の毛に必要な栄養素が行き届かなくなり、抜け毛の原因となります。
また揚げ物や塩分の多い食べ物は反対に、髪の毛に良くない食事と言われているため、摂取のし過ぎに注意が必要です。
パサパサを治す方法⑧:ヘッドスパを受ける
美容院にいくと、ヘッドスパを勧められた経験がある方も多いのではないでしょうか。
ヘッドスパには日常の洗髪では落ちにくい頭皮の汚れを取り除き、マッサージで血行を促進させる効果があります。
ヘッドスパは美容院だけでなく自宅でも可能です。
自宅でのヘッドスパは炭酸シャンプーやオイル、クリームを使ってマッサージしながらおこないます。
とくに炭酸シャンプーは、炭酸の細かい泡で頭皮や髪の毛に残るこびりついた汚れを浮かし、洗浄できます。
さらに炭酸には血行促進効果もあるため、頭皮環境を改善し、コリをほぐし、リフトアップ効果も期待できるでしょう。
最近では自宅でできるヘッドスパの商品が増えているため、美容院に行く時間がない方におすすめです。
パサパサを治す方法⑨:シャワーブラシでヘッドマッサージをおこなう
シャンプーをするとき、シャワーブラシを使ってヘッドマッサージをおこなえば、頭皮の血行促進が期待できます。
シャワーブラシはシリコン、ポリプロピレンなど素材によって質感が異なります。
シリコン製のシャワーブラシは肌あたりが柔らかいため、頭皮を傷つけずソフトマッサージが可能です。
一方、ポリプロピレン製のシャワーブラシはやや硬めの素材となっており頭皮を刺激できるため、しっかり洗いあげたい方、育毛したい方におすすめです。
ただしシャワーブラシを使うときは、使いすぎに注意しましょう。
強い力でゴシゴシこすると、反対に頭皮を痛めてしまい、抜け毛や薄毛の原因となります。
パサパサを治す方法⑩:髪を洗う前にブラッシングをする
髪の毛を洗う前にブラッシングしておくと、髪の毛の絡まりをほどけ、キューティクルの向きを整え、シャンプー時の摩擦が軽減されます。
ほかにもブラッシングをしておくことで、髪の毛の表面についたほこりやスタイリング剤、頭皮の皮脂を浮かせ、シャンプー時に汚れが落ちやすくなるでしょう。
またブラッシングにより頭皮マッサージができ、頭皮の血流促進にもつながります。
ブラッシングをおこなうときは次のことに注意しましょう。
- 髪の長い人は毛先からブラッシングをおこなう
- ブラッシングの方向は顔から後ろに向けておこなう
- 絡まりがひどいときは無理にブラッシングせず、オイルなどを使う
髪の毛は毛先が最も絡まりやすいため、毛先からブラッシングをはじめ、次に髪の毛の中央部分、最後に根元の順に髪の毛をとかします。
絡まっているところを無理に力を入れて引っ張りブラッシングすると抜け毛の原因となるため、オイルなどを使って少しずつほぐしましょう。
ブラシは頭皮に垂直に当てず、ブラシの側面を当てて徐々に回転させると、頭皮ダメージの軽減が可能です。
またキューティクルには前項「パサパサを治す方法①:髪の毛を洗ったあとは自然乾燥せず、ドライヤーを正しく使う」でご紹介したように向きがあるため、ブラッシングをおこなうときは上から下に、顔から後ろに向けてとかしましょう。
まとめ
この記事では髪の毛がパサパサになる原因と、パサパサになった髪の毛を治す10の方法を紹介しました。
髪の毛の保護にはキューティクルが重要であり、ブリーチや髪の毛のダメージなどでキューティクルが開いたままの状態になっていると、髪の毛の潤いや栄養が失われ、髪のパサつきの原因となります。
キューティクルを閉じることで髪の毛の潤いや栄養を保てるため、ブリーチはなるべく避け、入浴後はできるだけはやく髪の毛をドライヤーで乾かしましょう。
髪のパサつきを治す方法は自宅でできるものも多く、ヘアオイルなどは髪の毛に潤いを直接与え、すぐに実践が可能です。
髪の毛のパサつきが気になる方は、この記事で紹介したパサパサになった髪の毛を治す10の方法を参考ください。