トマトが育毛に良い!?栄養から見る育毛効果とおすすめの食べ方を解説!
健康管理や美容、ダイエット食というイメージが強いトマトですが、実は髪と頭皮の健康・育毛にも効果が期待できることをご存じでしたか?
トマトはシーズンの問わずに入手でき1個当たり100円前後と買いやすい価格もメリットなので、本当に育毛に効果があるのならすぐに試してみたいと感じますよね。
今回はトマトが育毛に本当に良い食べ物なのか、含有の多い栄養成分から見る頭皮と髪の健康との関係性を詳しく解説!
トマトを食べながら効果的に、効率よく育毛を育むための食べ方もぜひ参考にしてくださいね。
トマトが育毛に良い!?栄養成分から見る育毛効果とは?
トマトが髪の成長、健やかな頭皮環境づくりに役立つのは、含有されている成分のすべてが育毛にかかわっているため。
トマトに含まれている栄養と、それぞれが育毛に効果的な理由を詳しく見ていきましょう。
リコピン
トマトの代表的な栄養成分となるリコピンには、
- 強力な抗酸化作用によって髪と頭皮の老化を食い止める
- 血管を丈夫にし、質の良いサラサラの血液を生成する
- 血流をスムーズにし頭皮と髪に栄養が届きやすいコンディションに整える
という育毛への恩恵がいくつもあります。
トマトのリコピンの注目すべき抗酸化力は根菜に含有が多いβカロテンのおよそ2倍、ナッツ類の栄養・ビタミンEよりも100倍ものパワーが!
加齢による髪と頭皮環境の悪化で抜け毛・薄毛が増えたと悩んでいる方にも、トマトのリコピンは細胞間からの若々しさをサポートしてくれるでしょう。
βカロテン
美容のビタミン・ビタミンAが別称となるトマトに含有が多いβカロテンは、
- 頭皮の健康を守る
- 頭皮の炎症、ダメージを予防する
- 頭皮の新陳代謝を助け古い角質の溜まりを防ぐ
などなど、主に頭皮のコンディションを健やかに保つ役割があります。
リコピンと同じように抗酸化力も優れているため、ストレスや疲労による活性酸素の影響から髪と頭皮を守りたい方にも、積極的に摂ってほしい栄養と言えます。
ビタミン群
髪のつややかさ、密度の深さをサポートするコラーゲン生成のビタミンCや、めぐりを正常化するビタミンEなどビタミン群も豊富に含まれているトマト。
ビタミンCやEはトマトを細かく刻んだり、ジュースにして果肉部分を攪拌することでさらに濃度が濃くなると言われているため、ビタミン不足が原因の薄毛に悩む方に摂るべき栄養と言えます。
トマトで育毛!髪と頭皮の健康に良い食べ方まとめ
和・洋・中といろいろなジャンルの料理にもアレンジが利いて、飽きずに美味しく食べられるトマト。
ここではトマトで育毛をスタートする時に知っておきたい、髪と頭皮が栄養の恩恵をたっぷりと受けられるおすすめの食べ方をご紹介します。
1日に食べる量は2個半
育毛に効果的なトマトの食べ方の基本は、大きめトマトを2個半1日に食べるということ。
トマトの育毛にかかわりの深い代表的な栄養成分、リコピンは1日15㎎の摂取が目安・推奨されていて、トマト2個半でこの量を補うことができます。
トマトに含まれるビタミンCは特に、ストレスや疲労、運動や汗などで体内からどんどん不足・減少する性質があるため、毎日トマトを補って育毛に効果的な栄養を溜め込んでおくようにしましょう。
トマトにオイルをプラスして食べる
トマトがメインのサラダなどにも使うことが多いオリーブオイル、こめ油、ココナッツオイルなどは、トマトの栄養の体内への吸収を高める効果があると言われています。
特にトマトの代表的な栄養成分・リコピンがオイルと相性が良く、体内への吸収力を高めると言われているため、サラダにする際はオイルをドレッシングに代用してみることもおすすめです。
またトマトをオイルと一緒に摂ることでリコピンの体内蓄積が1週間になるとの研究結果も報告されています。
トマトに熱を加えたレシピがおすすめ
トマトの育毛に効果的な栄養成分をしっかりと体内に吸収させるためには、トマトを熱したアレンジレシピが推奨されているんです。
野菜やフルーツに含まれている栄養成分はほとんどが熱や胃酸に弱く成分が分解されやすい性質を持ちますが、トマトのリコピンはまったく逆で熱を加えるほどにリコピンの濃度が濃くなると言われています。
トマトに熱を加える調理の工夫でリコピンの濃度が増えれば、たくさんの量を食べずとも効率的に栄養を摂れるので、熱を加えたアレンジレシピをいくつも持っておくと良いですね◎
肉・魚・魚介類と一緒に食べる
トマトは単体でも育毛に効果的な栄養成分を含んでいますが、頭皮と髪を構成するタンパク質・亜鉛・ビタミンB群は補えないウィークポイントがあります。
肉や魚、魚介類に含まれているタンパク質や亜鉛は、健康的で効果的な育毛に欠かせない必須の栄養素となるため、トマトと一緒に摂って栄養バランスを整えていきましょう。
トマトの育毛が効果的でも…!摂り入れる際の注意点をチェック
トマトには頭皮の血液循環・リンパ液のめぐりをスムーズにして髪と頭皮にたっぷりの栄養・酸素を送り届けるリコピンをはじめ、数多くの育毛に効果的な栄養成分が含有されています。
ひとつで多角的に育毛にアプローチできる万能な食材・トマトですが、摂り入れる際には注意しておきたい点がいくつかあります。
ここでは意外に見落としやすい、トマトを育毛に活かす際の注意点をまとめてみました。
トマトだけを食べても育毛は難しい
トマトには健康的に育毛を育む栄養成分がいくつも含まれていますが、トマトだけを食べてもすぐに育毛効果を引き出すことは難しいと言えます。
そもそも育毛の根本となる髪と頭皮環境の健康とは、
- いろいろな食べ物を摂って栄養バランスを整える
- 適度に運動をして外側から頭皮の血行を促す
- ぐっすり眠り、すっきりと目覚められる睡眠環境、リズムを維持する
- ストレス、憂鬱感を溜めずにいつもHAPPYな気持ちでいる
- 正しいヘアケアを行う
- 自分の頭皮環境、髪質に合ったヘアケアアイテムを使う
- 定期的にサロンやクリニックで頭皮のメンテナンス、ケアを受ける
などなど髪と頭皮の外側・内側から多角的なアプローチをしてはじめて成果が出るためです。
トマトだけを食べて育毛にアプローチしようとしても、髪と頭皮環境を構成するタンパク質・ビタミンB群・亜鉛が慢性的に不足するため、逆に栄養バランスが崩れて抜け毛や薄毛の原因になってしまうこともあるんですよ。
食べ過ぎによる冷えに注意
質のよいさらさらとした血液を生成し、頭皮のめぐりを活性しながら育毛にアプローチするトマトですが、あまり多く食べ過ぎてしまうとカラダや内臓が冷えて血行不良になるリスクが高まります。
そもそもトマトのように木から成る食べ物は水分が多いことでカラダを冷やす性質があると言われています。
トマトの食べ過ぎでカラダが冷えてしまうと、
- 頭皮の血液循環が滞ってしまう
- 内臓の働きが弱くなり、栄養の摂り込みや老廃物のデトックスができなくなる
- 基礎代謝、新陳代謝が落ちて古い皮膚が蓄積し、頭皮環境の悪化につながる
などのリスクが出てしまうため、お伝えしたように1日にトマト2個半・リコピン15mgを目安にしながら食べ過ぎに注意しましょう。
おわりに
フレッシュな食感・酸味と甘みがクセになるトマトなら、美味しく楽しい健康的な育毛にアプローチできそうですね。
トマトの育毛効果を引き出す食べ方・注意点をもう一度見直しながら、頭皮と髪の内側から抜け毛・薄毛の悩みを解決していきましょう!