毛髪が細いと、薄毛になるのではと心配になることもあるようです。

 

そこで今回は、毛髪の太さと薄毛の関係がどうなっているかを見るとともに、毛髪が細い原因や対策を解説します。毛髪が細い人はぜひ参考にしてください。

 

 

毛髪が細い状態を説明

 

まず、毛髪が細いとはどのような状態を指すのかを考えてみましょう。次のようなときに毛髪が細いと言われます。

 

→髪の見た目がいかにも弱々しい
→髪に触ると、柔らかい
→毛髪にハリ・コシがない
→髪の太さが0.07㎜以下
→毛髪量はあるのに、髪にボリュームがない
→髪のコルテックスの量が少ない

 

コルテックスは毛皮質ともいい、毛髪の主要成分です。タンパク質で作られたフィブリル<ケラチン線維>の集合体とマトリックス<間充物質>で構成されます。

 

上記のような症状が現れると、毛が細いといえるでしょう。自分では意識していなくても、人から見て毛が細く見えることもあります。

 

 

 

細い毛髪と太い毛髪の見分け方

細い毛髪と太い毛髪を見分けるにはどうしたらいいと思っている人のために、カンタンな方法を紹介します。まず短めの毛髪を1本だけ抜いてみましょう。横に持っていって見てください。

 

太い毛髪ならぴんっと張っていますが、細い毛髪は下に弱く垂れてしまいます。細い毛髪は元気がなく、コシもないので、ピンと張らずに垂れてしまうのです。

 

 

細い毛は薄毛？

 

毛髪が細いと薄毛になるのではと思う人もいるようですが、そのようなことはありません。

 

毛髪が細くても薄毛とは限らないのです。直接間接を問わず髪が細いことが薄毛に繋がることはありません。

 

ただ、注意すべき症状はあリます。この点については後ほど解説しますが、普通は関係がないので安心してください。

 

では、どうして毛髪が細いと薄毛に見えるのでしょうか。理由があるはずですから、考えてみましょう。

 

 

 

毛髪の密度が低い

毛髪が細い人は、全体のボリュームが少なくなり密度も低くなります。

 

そうなると、薄毛ではないのに、薄毛のように見えてしまうのです。

 

毛髪が細くても毛髪量の多い人はいますが、細いことで頭皮が透けて見えたりすることもあり、見た目で損をしてしまいます。

 

 

 

抜けやすいと思っている

毛髪が細いと、抜けやすいのではと思っている人がいます。しかし、そうとは限りません。

 

毛髪が細いから抜けやすいということは少ないです。

 

どんな人でも1日に50～100本くらいは毛髪が抜けるものなので、毛髪が抜ける要素は毛髪の太さとは関係がないのです。

 

 

 

毛髪の生命力を感じにくい

太い毛髪は元気で生命力にあふれているように見えますが、細い毛髪だと力強さが感じられません。

 

だから薄毛というわけではありませんが、薄毛のようにとらえられてしまう恐れはあります。

 

イメージ上の問題であり、実際とは関係のないことですが、これも損なことです。

 

 

毛髪が細くなる原因

 

どうして毛髪が細くなるのでしょうか？いろいろな原因が考えられるので、1つ1つ解説しましょう。

 

 

 

遺伝

生まれつき毛髪が細い人がいますが、この場合は遺伝によることが多いです。

 

本来持って生まれた体質ですから、そういうものだと受け入れるしかありません。遺伝によって毛髪が細い場合、あまり効果的な対策がありません。

 

 

 

年齢を重ねた

年齢を重ねることで細い毛になることがあります。

 

理由は、頭皮の毛細血管が老化・収縮し、血液を運ぶ力が衰えるから。血液の流れが悪くなると、頭皮に栄養が行き届きにくくなるので、元気のない細い毛髪が生えやすくなリます。

 

また、加齢はヘアサイクルを乱す元にもなります。毛髪の生成サイクルが遅くなり、細くて弱い毛髪が生えやすくなるのです。

 

 

 

栄養不足

毛髪も体の一部であり、健康的な毛髪を育成するためには十分な栄養が欠かせません。

ところが、激しいダイエットや食生活の乱れにより栄養が不足すると、体はもとより毛髪にも栄養が行き届きにくくなります。その結果、毛髪が細くなるのです。

 

健全な毛髪の成長に必要な栄養素は鉄分や亜鉛、ビタミンB群などのようなミネラル分やビタミン。これらの栄養素が欠けると、毛髪の成長に支障が生じ、細い毛になることがあります。

 

 

 

生活習慣

生活習慣の有り様も毛髪の太さに影響を与える要素です。次のような生活習慣は毛髪を細くする原因になります。

 

• 睡眠が十分に取れていないで、疲れが溜まっている
• 大きなストレスを抱え込んでいて、解消できていない
• お酒の飲み過ぎ
• たばこをよく吸う
• 毛髪に外的な損傷を与える

 

睡眠は健康な生活を営むうえで大切なものですが、毛髪の健康維持にも必要な要素です。睡眠不足の生活が続き、疲れが溜まっていると、毛髪が細くなることがあります。

 

ストレスを抱え込んで解消できないことは毛髪の成長を阻害する最たる要素。ストレスで円形脱毛症になる人もいますが、そこまで行かなくても細い毛になることがあります。

 

飲酒や喫煙はほどほどにしないと、体にもよくありませんが、毛髪にもよくありません。

 

毛髪に与える外的損傷はいろいろあります。まず紫外線。頭皮に直射日光を浴びさせないようにしましょう。

 

ヘアカラーやパーマ、ブリーチなども毛髪に損傷を与え、細くすることがあります。

 

1日に2回シャンプーを行う、シャンプーをするときに爪を立ててゴシゴシ洗うなども毛髪にマイナスの影響を及ぼす元になるので、やめましょう。

 

必要以上にドライヤーで毛髪を乾かすのもいけませんね。毛髪が熱で傷んでしまい、細くなることもあるでしょう。

 

 

 

脱毛症

細い毛→薄毛というわけではありませんが、毛髪が細い原因が脱毛症による場合もあります。

 

例えば、男性型脱毛症（AGA）。男性型脱毛症でも毛髪が細くなることがあります。細くなるだけでなく、脱毛が進行していくのが男性型脱毛症の怖いところです。

 

女性の場合は、びまん性脱毛症や甲状腺疾患といった症状で毛髪が細くなることがあります。

 

いずれにせよ、細い毛の症状が気になるようなら、専門家の診断を受けてみましょう。

 

 

要注意な細い毛の症状

 

細い毛→薄毛ではないことはこれまでの説明でお分かりになったでしょうが、注意すべき症状もあります。

 

特に後天的に毛髪が細くなり、以下のような症状が現れたときは要注意です。

 

 

 

元々剛毛だった人の毛髪が細くなる

元々剛毛であった人が、何らかの原因で毛髪が細くなったという場合は注意が必要です。

 

毛髪のヘアサイクルが乱れている可能性があり、単に毛髪が細くなるだけでなく、抜けやすくなっているかもしれません。

 

毛髪のヘアサイクルが乱れると、元気な毛髪が成長するまでに抜けてしまうことがあります。

 

自然発生的にヘアサイクルが乱れることもありますが、生活習慣とも関係がある部分です。生活習慣に改善すべき項目がないか、今一度チェックしてみてください。

 

 

 

抜け毛が増えた

毛髪が細くなった→抜け毛が増えるということがあります。

 

これは今まで太い毛髪が生えていた毛穴の広さに細い毛髪が生えることでスキマが生じ、抜けやすくなるためではないかと思われます。

 

抜け毛が増えれば、薄毛にもなりやすくなるので、注意が必要です。

 

 

 

寝癖がつかなくなった

毛髪に寝癖がつくのは、ハリやコシがある証拠です。

 

ところが、だんだん寝癖がつかなくなったという場合は、毛髪のコシとハリが失われてきたことを意味し、毛髪が細く弱くなっている可能性があります。

 

毛髪が細いだけならそれほど心配しなくていい場合もありますが、弱いというのは注意すべきことでしょう。

 

 

 

 

特定の部分の毛髪が細くなった

毛髪全体が細くなるのではなく、特定の部位のみ細くなるというのは要注意。

 

男性型脱毛症の症状の1つだからです。つむじ周辺や前頭部の生え際などです。

 

このような場合は、放置しておくとますます悪化する恐れがあるので、専門のクリックに相談する人がいいでしょう。

 

 

毛髪が細くなったときの対策

 

毛髪が細くなっても、薄毛になるとは限りませんが、可能性はあります。そのため、最近細くなったようだなと感じられたら、対策をするのがおすすめです。

 

そこで、どのような方法で対策をすればいいのかを紹介しましょう。

 

 

 

バランスの良い食事を心がける

毛髪が細い原因が食事に関係があることがあるので、その場合は、バランスの良い食事を心がけることで改善する場合があります。

 

毛髪も体の一部なので、食事から摂れる栄養成分を活用して成長していくからです。

 

では、どんな食事を心がければいいのかを見てみましょう。

 

良質なタンパク質を摂る	チーズ、ヨーグルト、卵、肉類、大豆製品など
ビタミン類の種類を多く摂る	ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEなど
亜鉛などのミネラルを摂る	牡蠣、アーモンド、カシューナッツなど

 

良質なタンパク質は体の成長源。毛髪や皮膚、筋肉、内臓など全ての体の構成要素を作り出します。

 

ビタミン類では、まずビタミンC。抗酸化作用もあり、アンチエイジング効果にも優れ、毛髪のタンパク質組成を促します。

 

ビタミンB群は皮脂の分泌を調整したり、新陳代謝を促進したり、毛髪の生成をサポートしたりします。ビタミンEは抗炎症作用、血行促進や頭皮の健康維持に役立つ栄養成分です。

 

ミネラル分では亜鉛が毛髪の成長と関係が深いです。インスタント食品などを多く摂っている人は、亜鉛などの必須ミネラルが不足しがちになるので、注意してください。

 

 

 

良質な睡眠を取る

細い毛になる原因の1つが睡眠不足で、睡眠不足は毛髪の成長を阻害します。

 

そのため、細い毛を太くしようと思ったら、良質な睡眠をたっぷり取ることが大切。毛髪の成長にも関わる成長ホルモンは深い睡眠に入っているときに分泌されるからです。

 

成長ホルモンの分泌が十分でないと、太くて元気な毛髪は生えてきません。”寝る子は育つ”とよくいいますが、これは毛髪にも当てはまることなので、しっかりと睡眠を取りましょう。

 

 

 

 

過度な飲酒をしない

”酒は百薬の長”ともいいますが、これは適量を飲む場合のことです。過度な飲酒は健康を害します。毛髪にもよくありませんね、

 

まず、アルコール分を大量に摂取すると、ビタミンB1を大量に消費します。

 

大量消費されたビタミンB1は不足状態になり、血行不足、代謝低下などを招きやすくなるので、太い毛髪も成長しにくくなるでしょう。

 

次に、アルコールには胃や腸における栄養成分の吸収を阻害する働きがあります。

 

せっかく毛髪の成長にプラスになる食事を摂っても、アルコールが台無しにしてしまうことがあるのです。

 

そのため、アルコールを飲むとしたら、ほどほどにしないといけません。たっぷり飲みたいという気持ちはわかりますが、大切な体や毛髪を守りましょう。

 

 

 

刺激の弱いシャンプーを使う

毛髪が細くなっていると、刺激に敏感になっていることもあるでしょう。

 

そこへ刺激の強いシャンプーを使ってしまうと、ますます毛髪は傷むことになり、抜け毛に繋がることがあります。

 

そのため、毛髪が細くなってきたなと思ったら、刺激の少ないシャンプーを使うようにしてください。アミノ酸系のシャンプーなどがおすすめです。

 

アミノ酸系のシャンプーは刺激が弱いだけでなく、毛髪にハリとコシも与えてくれて、太い毛髪を育てるお手伝いもしてくれます。

 

 

 

正しい方法で洗髪する

毎日間違った方法で洗髪していると、毛髪を傷めて細くする原因になります。次のようなシャンプーの仕方は避けてください。

 

• 爪を立てて、ゴシゴシ洗う
• 1日に2回洗髪する
• かきむしるように洗う

 

正しい洗髪の方法は爪ではなく、指の腹を使いながら強くこすりすぎないことです。正しい洗髪方法を毎日することで、毛髪の成長を助けます。

 

 

 

頭皮マッサージを行う

生まれつきではなく、最近毛髪が細くなってきたなという場合、血行が悪くなっているのかもしれません。

 

そこで頭皮の血行をよくするために頭皮マッサージを行ってみてはいかがでしょうか？適切なマッサージを施すことで、頭皮環境が改善され、太くて元気な毛髪も生えやすくなります。

 

ただ、ポイントになるのはどのようにやるか？ただ頭皮マッサージを行えばいいというものではありません。そこで、やり方のコツをお伝えしましょう。

 

やるタイミングはシャンプーのついでがいいですね。

 

やり方は指の腹を使って優しく。こめかみや頭頂部、後頭部などを指でつかみ、持ち上げるように刺激を与えていきます。

 

爪がぶつかるといけませんから、あらかじめ切っておきましょう。

 

頭皮マッサージがうまくできると、頭皮の血行も促進し、毛髪に栄養成分が届きやすくなって、太い毛髪が生えやすくなります。

 

頭皮マッサージが済んだら、シャンプーやトリートメントをきれいにすすいで完了。すすぎ残しがあると、毛穴つまりが起こって、毛髪の成長にマイナスになりますから、しっかり落としてください。

 

 

 

 

育毛剤を使用する

毛髪が細くなってきたと思ったら、育毛剤を使用することもいい考えです。

 

育毛剤の役割は毛髪が育ちやすい環境を整えて、健康的な毛髪を生やすこと。毛髪が細くなったときにも効果を期待でき、ハリとコシも与えて、抜け毛も防止します。

 

後ほど細い毛に効果のあるおすすめ育毛剤を紹介しますが、どの育毛剤にも効果のある成分が含まれているものです。

 

育毛剤とサプリメントの併用もおすすめ。毛髪の成長をサポートするサプリに育毛剤を合わせると、毛髪が太くなる可能性も高まります。

 

 

 

ヘアケアで改善する

毛髪が細い場合は、ヘアケア方法を工夫することで改善できる場合があります。いくつか方法を紹介しましょう。

 

→ショートヘアにする
→パーマヘアにする
→ドライヤーを上手に使う

 

毛髪が長く細い場合、薄毛であるかのような印象を持たれてしまう場合があります。

 

そこでショートヘアにしてみてはいかがでしょうか？ショートヘアの方が生え際が目立ちにくく、若々しく見えます。毛髪が細くて少ない場合も、効果のある方法です。

 

パーマヘアはボリュームが出しやすくなって、細い毛の物足りない雰囲気をカバーしてくれるので、おすすめです。

 

毛髪が細くてボリュームがないと感じられるときは、毛髪を持ち上げるようにドライヤーをかけてみましょう。

 

これでふんわりとした仕上がりになり、ボリューム感が生まれます。毛髪の細さもそれほど気になるなくなるでしょう。

 

 

薄毛対策もできる細い毛におすすめの育毛剤

 

毛髪が細いときには育毛剤で対策ができると説明しましたが、問題はどのような育毛剤を使用すればいいかです。

 

そこで細い毛の人におすすめの育毛剤を紹介するので、太くできるようにするとともに、薄毛対策にも役立ててください。

 

 

 

チャップUP育毛ローション

画像引用元：チャップUP育毛ローション公式サイト

 

チャップUP育毛ローションは毛髪の成長に役立つ有効成分をたっぷり含有した育毛剤になっています。主な有効成分は以下のようなものです。

 

☆ジンゲルシックスⓇ
☆クロナルガンマ
☆アミノ酸15種
☆天然由来成分55種

 

チャップUP育毛ローションなら、あらゆる毛髪の悩みに対応。次のよう効果を発揮します。

 

• 育毛効果
• 養毛効果
• 薄毛解消効果
• 脱毛予防効果
• 発毛促進効果
• 髪を太くする効果
• ふけ・かゆみ防止効果

 

対象年齢は幅広く、20代～30代の人には毛髪の悩みを予防、40代～50代の人には毛髪の自信UP、60代以降の人にはアンチエイジング効果を発揮します。

 

 

 

スカルプD

画像引用元：スカルプD公式サイト

 

スカルプDはこんな人にはぜひ使ってほしい育毛剤です。

 

• 抜け毛が増えてきた
• 毛髪が薄くなってきた
• 毛髪にハリとコシがなくなってきた
• 毛髪が細くなってきた
• 分け目が気になる

 

育毛成分は<酢酸DL-α-トコフェロール>や<タマサキツヅラフジアルカロイド>など3種類で、頭皮の血行を促進させる効果を発揮します。

 

独自成分<スカルプD EX>も配合。こだわりの頭皮ケア成分が毛髪と頭皮を健やかに保ちます。

 

”波動ジェット噴射の特殊ノズル”は育毛成分を直接頭皮に伝達。毛穴に有効成分が届きます。

 

これで毛髪が細い、薄毛が気になるなども解消しやすくなるでしょう。

 

 

 

リデン

画像引用元：REDEN公式サイト

 

リデンの効果は発毛の促進、抜け毛の予防、毛髪を育てる、ふけ・かゆみの抑制など。

 

有効成分は次の3つです。

 

• センブリエキス→頭皮環境を徹底的に改善し、優れた育毛効果を発揮する
• ニンジンエキス→皮脂の過剰分泌や乾燥からくる頭皮の炎症を防ぎ、抜け毛を効果的に予防する
• グリチルリチン酸ジカリウム→毛細血管を増強し、頭皮の血行をよくすることで発毛を大いに促進する

 

リデンがあれば、細い毛の悩みから薄毛の悩みまで解決しやすくなるでしょう。

 

 

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