【24歳AGAの実体験】プロペシアの発毛効果をご紹介!治療期間と副作用は?
AGA治療薬として高い発毛効果がある反面、副作用の事例も報告されているプロペシア。
とはいえ、プロペシアは発毛治療でもメジャーな存在です。
ジェネリック医薬品としても注目されていることから、耳にしたことのある方もいることでしょう。しかし、気になるのはプロペシアの副作用ですよね。
本記事では、プロペシアをテーマに解説しています。発毛効果や副作用などについて、詳しく解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
プロペシアの発毛効果とは?
まずは、プロペシアとは何なのか、詳しくみていきましょう。
プロペシアとは、フィナステリドを有効成分にして作られた医師処方による世界初の内服タイプAGA(男性型脱毛症)治療薬です。
アメリカのメルク社が開発した前立腺肥大の治療のために男性ホルモンを抑制させる目的で作られた成分にフィナステリドがあります。
その後、フィナステリドには男性ホルモン抑制効果だけでなく、発毛を促す効果があることも判明しました。
プロペシアは世界60以上の国で承認されており、日本でも2005年からMSD株式会社が国内販売しています。
ちなみに、AGAには効果が抜群ですが、その他の脱毛症には効果がありません。
プロペシアがAGA(男性型脱毛症)に効く理由
髪には独自のサイクルで生えたり抜けたりしています。ヘアサイクルと呼ばれる期間のことですが、一般的には上記の画像のような流れです。
ヘアサイクルの約9割が成長期で、この期間に発毛した髪が成長します。
しかし、AGAは男性ホルモンと5αリダクターゼが結合してDHT(ジヒドロテストステロン)という物質が生成されてしまいます。
このDHTは強力な脱毛シグナルを発信する為、成長期の期間が短縮されてしまい、一気に退行期となってしまう為、髪が成長しないうちに抜けてしまいます。
プロペシアが高い効果をもたらしてくれる理由は、フィナステリドが5αリダクターゼⅡ型を抑制し、ヘアサイクルを正常な状態に戻してくれるためですが、男性ホルモンの抑制により副作用が懸念されます。
プロペシアの副作用は?
プロペシアの副作用は主に男性ホルモンの抑制によって起きるものが多いです。
ちなみに、男性ホルモンには、下記の働きがあります。
■筋力増強
■決断力や意欲の向上
■記憶力の維持
そのため、プロペシアで男性ホルモンが抑制されると、過度な疲労感や倦怠感、気力の衰え、集中力の低下などを引き起こす可能性があります。
また、男性ホルモンには男性としての機能を維持する働きもあるため、性欲減退や勃起機能障害(ED)などの副作用も理解しておかなければなりません。
AGA-newsが公開している「フィナステリド錠の適正使用について」によりますと、国内で実施された1年間の臨床試験で、4.0%(276例中11例)の副作用の事例が報告されています。
特に気を付けたい副作用は肝臓値の悪化
プロペシアの最大の懸念は肝臓値の悪化です。
先ほど1年間に4%しか副作用が無いと書いてありますが、ぶっちゃけそんな少ないとは思えないです。
ただ、私はプロペシアを半年飲んでいましたが、幸いにも私にはプロペシアによる副作用は余りありませんでした。
ミノキシジルを飲み出した途端にゴリゴリに副作用があり、10年が経とうとしている今でも肝臓の数値は完全には戻っていません。
薬というのは一般的にどのような薬でも肝臓にダメージを与えてしまいますので、プロペシアも例外ではありません。
薬が作用を発揮して体外に排除されるまでの過程では、体内で薬が化学的に処理(すなわち代謝)される必要があり、そうした処理のほとんどは、肝臓において肝酵素の働きによって進行します。そのため、薬と肝臓は以下のように互いに影響しあうことがあります。
引用:薬と肝臓
発毛クリニックでもプロペシアを処方しますが、まずは血液検査で肝臓値を事前に図った上で処方をします。
肝臓の悪化が怖いのは、初期症状が無く、症状が出だしたとしても体調が悪いのかな?という程度になってしまう事です。
大抵、症状が出始めたらある程度の後遺症は覚悟しないといけないです。
プロペシアにジェネリック医薬品はあるの?
たくさん発売されております。上位が一覧になります。
ちなみに、プロペシアは2015年に特許期間が満了しており、現在、各製薬会社がプロペシアのジェネリックを発売しています。
ジェネリック医薬品とは、新薬の物質(成分)特許期間満了後に発売され、同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則として同一の医薬品のこと。
新薬のことを先発医薬品と呼ぶため、ジェネリックは後発医薬品とも呼ばれています。
日本では新薬の物質(成分)特許期間は20年~25年です。
しかし、特許が満了しても新薬の製造販売承認後の再審査期間(日本では6年~10年)が終了しなければ、ジェネリックの承認申請はできません。
またジェネリックを発売するためには、新薬の物質(成分)特許期間満了後、新薬と効き目が同等であることを証明するルールも存在します。
下記の試験を実施し、厚生労働省の承認を得なければなりません。
■安定性試験(加速・長期保存)
■生物学的同等性試験(溶出試験、ヒトBE試験)
新薬の創薬には多大な開発経費がかかりますが、ジェネリックは新薬開発ほど経費がかかりません。そのため、ジェネリックは新薬よりも比較的低価格です。
プロペシアで初期脱毛が起こる仕組みは?発毛までの流れも解説!
プロペシアをAGA治療に使用した際、初期段階で脱毛が起きる事例が発生しています。
しかし、初期脱毛はプロペシアの副作用ではありません。
初期段階で脱毛が起きる仕組みは、下記のことがポイントとして挙げられます。
●不規則な生活でヘアサイクルが乱れていた
●プロペシアによってヘアサイクルが改善された
乱れていたヘアサイクルが正常な環境に戻る際に起きる症状のため、そもそもプロペシアの副作用ではありません。
要するにやせ細った弱った毛を捨てて、強い毛を生やそうとする前段階なのです。
治療効果が発揮されているサインのため、初期脱毛しても治療を中断しないようにしましょう。
ミノキシジルとプロペシアの違いは?
プロペシアとミノキシジルの違いは攻めと守りの違いです。
プロペシアは原因を阻害し守る役割、ミノキシジルは血管を拡張させる攻めの役割をします。
どちらもAGAにとっては強力な武器ですが、プロペシアでは発毛はしません。
あくまでも原因の阻害だけです。なので、薄毛の進行は止まったとしても状況を改善出来る訳ではありません。
また、ミノキシジルはAGAだけでなく、円形脱毛症以外の全ての脱毛症に効果的です。
頭皮が固いと薄毛になりやすいと言われておりますが、それは具体的な理由ではなく頭皮が固いので、頭皮の毛細血管が潰れてしまって栄養が行き届かないのです。
それをミノキシジルが栄養を通しやすくしているのです。
元薄毛の発毛サロンオーナーが経験したよくある質問
ここでは実際に服用していた私の経験でよく聞かれた質問をお答えします。
飲んでいた時期は?
私がプロペシアを飲んでいたのは24歳頃です。
プロペシア6ヵ月飲んで、その後にミノキシジルを飲みました。
発毛の効果はあった?
多少ありました。
発毛とかは無かったのですが、薄毛の進行が止まった感じです。
今思えば、前頭部や頭頂部だけではなく、側頭部も薄くなっていたので、AGAだけが原因ではなかったと思いますので、効果がそれほどだったと思います。
なので、ミノキシジルに変えました。
副作用はあった?
文中に書きましたが、副作用は特にありませんでした。
勃起不全になるとやたらネットで書かれてましたので、覚悟はしていましたが大丈夫でしたね。
その変わり、発毛とまではいかなかったのでプロペシアに過度の期待はしない方がいいと思います。
あくまで進行が止まるだけ
どうやってプロペシアを手に入れた?
個人輸入代行のサイトから、海外輸入で飲んでいました。
発毛クリニックに行こうとは思わなかった?
これもミノキシジルの記事で書きましたが、思いませんでした。
ぶっちゃけ薬を出すだけなので、輸入サイトで買おうが変わりません。
もし薬を使わずに発毛させたいなら、発毛サロンなら円形脱毛症以外は改善可能です。
さいごに|プロペシアはおすすめ!
プロペシアは、AGAによる薄毛におすすめの発毛治療ですが、やはり副作用が心配です。
発毛サロンであれば薬を使わない根本改善が可能です!
最後に、本記事の内容をまとめます。
●プロペシアとは、フィナステリドを有効成分にして作られた内服タイプAGA治療薬
●過度な疲労感や倦怠感、気力の衰え、集中力の低下などの副作用
●プロペシアは2015年に特許期間が満了している
●現在は各製薬会社がプロペシアのジェネリックを発売
●初期脱毛はプロペシアの副作用ではない
そもそも、初期脱毛は約2~3か月で落ち着くため、過度に心配する必要はありません。