FGF-10が育毛に効果的な理由とは?M-1との関係性について解説!
FGFは、Fibroblast growth factorsの略で、線維芽細胞増殖因子(せんいがさいぼうぞうしょくいんし)と呼ばれる成長因子(グロースファクター)です。
FGF-10は、そんなFGFの種類の1つで、FGF-1やFGF-2・FGF-7のように育毛効果が注目されている成分です。
本記事では、FGF-10の育毛効果をテーマに解説しています。
おすすめの摂取方法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
FGF-10とは?育毛に効果的な理由も解説!
ここでは、23種類あるFGFの1つであるFGF-10の育毛効果について解説します。
FGF-10とは?
FGF-10とは、角質細胞成長因子(KGF-2)とも呼ばれている上皮細胞の成長を促進する成長因子です。
208個のアミノ酸から形成されたアルカリ性蛋白質であり、上皮細胞の成長を促進することで、主に次の2つに作用します。
- シワの防止・改善
- 肌の弾力性の維持・改善効果
FGF-10が育毛に効果的な理由は、次で詳しく解説します。
育毛に効果的といわれている理由は?
FGF-10の主な作用はシワを防止・改善や肌の弾力性の維持・改善効果です。
一見、髪の毛には関係ないように思えますが、実はFGF-10にはFGF7(ケラチノサイト増殖因子)と同様に毛母細胞の分裂、増殖を促す育毛促進因子でもあります。
毛髪は主にケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されていますが、そもそもケラチンは毛母細胞が分裂と増殖を繰り返して生成されます。
実はFGF-10にも、その毛母細胞の分裂と増殖を促す作用があるため、効率よく摂取することで効果が得られるでしょう。
FGF-10を摂取する方法は?
23種類あるFGFのなかで、医薬品登録されている成長因子はFGF-2だけです。
FGF-10は化粧品などで活用されている成分であり、シワを防止・改善効果や肌の弾力性の維持・改善効果に注目したメーカーがFGF-10配合の高級化粧品を発売しています。
FGF-10と酵母エキスが育毛に作用するメカニズムを解説!
FGF-10の育毛促進作用を高めてくれる酵母エキスという成分が存在します。
ここでは、有名育毛剤の「M-1」と酵母エキスについて解説します。
M-1育毛ローションとは?
薬用M-1育毛ローションとは、株式会社サラヴィオが開発した育毛液の事で、酵母(酵母エキス)より抽出したエキスです。
薄毛に悩んだ事がある人であれば、一度は聞いた事のある商品だと思います。
アミノ酸やビタミン、ミネラルを豊富に含んでおり、単体でも優れた保湿効果のある成分です。
そのため、肌の潤いやハリを保つための化粧品にも含まれています。
さらに、M-1は育毛に深く関わりを持つFGF-10と作用することで、驚異的な育毛効果が得られるとの研究結果もありますが、詳細については後述します。
FGF-10とM-1の関係性は?
加水分解酵母エキスには、FGF-10を増加する働きがあるとの研究結果が発表されています。
株式会社サラヴィオ化粧品の研究結果によると、M-1には毛乳頭細胞にある繊毛を伸ばす作用があり、毛乳頭細胞の繊毛が約1.6倍まで伸びることを突き止めたと発表しています。
さらに、毛髪に関する次の3つの作用についても言及しています。
- M-1によって毛乳頭細胞の繊毛が伸びること
- FGF-10が3倍増加したこと
- 細胞エネルギー(ATP)量を増加させたこと
FGF-10は育毛促進作用がある成分ですから、M-1によってFGF-10が3倍増加すれば、効果もそれだけ大きくなります。
育毛研究の世界大会で最優秀賞を受賞しています。
ちなみに、私も元ハゲで勿論使った事がありましたが、全然効果が感じられませんでした。
さいごに|FGF-10の特徴を理解して育毛対策を実践しよう!
FGF-10はM-1(加水分解酵母エキス)によって増加するという特徴があります。
そのため、薄毛対策のためにFGF-10を摂取したいのであれば、M-1が配合された商品を使用しましょう。
最後に、本記事の内容をまとめます。
- FGF-10とは、角質細胞成長因子(KGF-2)とも呼ばれている上皮細胞の成長を促進する成長因子
- FGF-10の主な作用はシワを防止・改善や肌の弾力性の維持・改善効果
- おすすめ摂取方法は、FGF-10が配合された育毛剤や化粧品などを使用すること
- M-1(加水分解酵母エキス)とは、酵母(イースト菌)より抽出したエキス
- M-1によって毛乳頭細胞の繊毛が約6倍まで伸びる
- M-1によってFGF-10が3倍増加するとの研究結果
- FGF-10の特徴を理解して薄毛対策を実践することが重要
本記事が、FGF-10の育毛効果について、詳しく知りたい方の参考になれば幸いです。