どうしてリラク系・美容系サロンは育毛サロンをやるのか?
どうしてリラク系・美容系サロンは発毛サロンをやるのか?
発毛というビジネスは超ビック市場で昔から注目を集めております。
その中で、医療免許を持っていない人達がお手軽に発毛ビジネスに携われるのが発毛サロンです。
実はこの発毛サロンというビジネスに参入するのは、リラク系や美容系のサロンを既に持っている事業者に多いのです。
細かく書くと「リラクゼーションサロン」「整体サロン」「接骨院」「鍼灸院」「ネイルサロン」「まつエクサロン」「エステサロン」等です。
大体、以下の様な理由で始められる方が多いです。
都度支払いのビジネスなので単価アップをしたいから
基本的に先ほどの挙げたサロンは、エステサロン以外だと都度支払いが多いと思います。
ましてや競合も多く、価格競争に勝たなくては新規で来店される方も減っていく一方です。
特にサロンのテーマが決まっていたら、差別化させるのは非常に難しいのです。
その為、お客様の単価アップを図りたい為に発毛サロンをやるケースがほとんどです。
発毛コースの契約の場合、20万円~50万円ぐらいの金額が発生するので、サロン側にとってはかなり美味しいビジネスなのです。
失敗した時のリスクが少ないから
サロン商売というのは、テーマが違っていても基本的にノウハウが似ているところは多いです。
その為、すんなりと発毛サロンを運営できる体制はある事業者が多いです。
例えば、今まで製造業をやっていたのにいきなり発毛サロンをやるってなっても、全く違いますので失敗する確率の方が高いです。
実は発毛サロンの開業にはコストはそんなにかからないので、お金がないけどノウハウのあるサロン事業者が参入するのです。
顧客からの流動が出来るから
どんなサロンにしても顧客というのは存在します。
特にサロンはリピーターが多いので、発毛に流せるお客様がいる可能性がありますので、そこに期待している場合もあります。
薄毛に悩んでいるのは日本の人口の3分の1である4000万人です。
その内、4割は女性が悩んでいるというデータもあるので、女性向けのサロンでも十分にニーズがあるのです。
「抜け毛」「薄毛」や「脱毛」が “進んでいる”と回答された方は男性で41.0%、女性で25.5%いらっしゃることが分かりました。これは総務省統計局の人口推計から算出すると、日本国内で約4,270万人の方が抜け毛・薄毛や脱毛において悩みを抱えていることになります。
これは、約3人に1人に該当すると察すれば、その数字の大きさに気づいていただけると思います。
引用:2017年『頭髪悩み度』調査発表~日本国内の約4270万人が脱毛進行中!
発毛サロンに競合が少ないのは何故?
実は発毛サロン自体は数が少ないです。
その為、頑張れば地域一番のサロンになる事も可能です。
どうしても本業のサロンだと、どの業態にしても星の数程のサロンがありますからね。
ここではその理由をご紹介します。
発毛サロンビジネスは時間という参入障壁がある
先ほど、発毛サロンが少ないという事を書きましたが、これには理由があります。
それは、発毛サロンビジネスは時間という参入障壁があるからからです。
通常サロンビジネスは3か月もやれば、成功か失敗かある程度の見込が分ります。
しかし、発毛サロンは効果が分るまで通常で6か月、長いと年単位にわたってでないと結果(エビデンス)が出ません。
専門店として発毛サロンを出すとなると、年単位で考えないとそもそも成功か失敗かすら分からないのです。
その為、既にサロンを持っている事業者はサロンの中に発毛サロンを作るという形で運営していくのです。
そもそも発毛サロンに来ている事をバレたくないという方は多いので、看板は必要なくこの様な形態で運営が出来るのです。
完全に独立した発毛サロンでいきなりやりたい場合は、フランチャイズ加盟であればエビデンスが取れているので、そちらも検討してもいいかなと思いますね。
競合は発毛クリニックになる
発毛サロン同士は競合が少ないのですが、発毛クリニックは実は結構あります。
名前は若干似ていますが、もちろん発毛クリニックの方が出来る事が多く、発毛サロンの真のライバルはクリニックの方になります。
その為、サロンがクリニックに真っ向勝負を仕掛ける事になりますので、それを敬遠して発毛サロンの出店が少なくなります。
発毛サロンの集客はやっぱり難しい
発毛サロンの難しいところは、やはり集客です。
リラク系・美容系サロンは「ホットペッパービューティー」という絶対正義のポータルサイトがありますので、それさえ出しておけばある程度の集客が出来ます。
発毛サロンはその様な集客媒体が全く無いので、自社のホームページやSNS等で自力でアピールするしかなく、如何に集客出来るかが課題です。
とにかく発毛サロンを成功させるには時間と広告ノウハウが必要になってくるので、発毛サロンをサロン内サロンでやってはいるものの、開店休業状態のところも非常に多くあります。