デカペプチドー4の成分の特徴とは?育毛効果と安全性についても解説!
育毛剤には、合成ペプチドが使われている商品が存在します。
デカペプチドー4もそのなかの1つで、白髪への効果が期待されています。そのため、育毛剤だけでなく、白髪染めにも使用されています。
本記事では、デカペプチドー4の特徴だけでなく、育毛効果や安全性について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
成分「デカペプチドー4」の特徴とは?育毛効果と安全性についても解説!
それでは、デカペプチドー4とは何なのか、詳しくみていきましょう。
デカペプチドー4とは?
デカペプチドー4は、合成ペプチドの1つ。アミノ酸のペプチド結合(アミド結合のうちα-アミノ酸同士が脱水縮合して形成される結合)により短い鎖状に繋がった分子の総称のことです。
デカペプチドー4などの合成ペプチドは、そのアミノ酸配列をヒトが設計した順序で、下記の主な成分が合成されています。
- アルギニン
- アスパラギン酸
- システイン
- グルタミン酸
- ロイシン
- メチオニン
- チロシン
ちなみに、デカペプチドには、デカペプチドー2やデカペプチドー10、デカペプチドー12、デカペプチドー18などが存在。
そして、デカペプチドー4は細胞活性効果を目的に作られた成分です。
そのため、デカペプチドー4は、下記の効果が期待できます。
- 育毛効果
- 肌のターンオーバー促進効果
- コラーゲン・エラスチンの合成促進効果
- ケラチン増殖効果
次で、育毛効果について深掘りしていきます。
育毛効果のメカニズムは?
高い育毛効果が期待できる成分は、毛包幹細胞の生成促進を目的につくられたデカペプチドー18です。
しかし、デカペプチドー4も効果が期待できるペプチドの1つ。
デカペプチドー4で期待できる効果に、ケラチン増殖効果があることは前述しました。
しかし、その理由は、デカペプチドー4の合成成分にケラチンを合成するアミノ酸のなかでも、次で述べる成分の含有率が高いためです。
- ケラチン
- シスチン
- グルタミン酸
- アルギニン
毛髪は、約85%がケラチンとよばれるタンパク質から構成されています。
なかでも、最も含有率が高い成分がシスチン。次いで、グルタミン酸、アルギニンが高く、この3種だけでケラチンの約40%を占めています。
さらに、シスチンは毛母細胞の増殖に大きく関係していることをアンファー株式会社(本社:東京都千代田区)が2018年5月18日~5月20日イタリア ボローニャで開催されたEuropean Hair Research Society 2018において発表しています。
そもそも、毛母細胞とは、毛乳頭の周辺に存在する毛髪を作り出す細胞のこと。
毛髪は毛乳頭から栄養補給を受けた毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、新しい細胞によって押し上げられることで成長します。
毛母細胞の細胞分裂が活発になれば、新しい毛髪が作られます。
つまり、デカペプチドー4の育毛促進効果は、シスチンが毛母細胞の増殖を促進させることの効果といっても過言ではありません。
デカペプチドー4の安全性と役割は?
白髪染めに使用されたデカペプチドー4の役割は、黒髪のメラニン色素の材料となるチロシンなどによって、白髪の予防・対策をすること。
一方で、育毛剤で使用されているデカペプチドー4の役割は、育毛促進させることに加え、髪や頭皮を健康的な状態にすることです。
白髪の予防・対策効果や、育毛促進効果などが期待できるデカペプチドー4は、アミノ酸から作られた成分のため、安全性は高いでしょう。
ちなみに、白髪予防や育毛促進効果の高い成分のなかには、使用することで副作用の危険性のあるものも存在します。
しかし、デカペプチドー4などの合成ペプチドは、もともとアミノ酸であり、ヒトを構成する主成分でもあります。
そのため、デカペプチドー4は安全性が高く、副作用の危険性が低いといわれています。
さいごに|安全性の高いデカペプチドー4で育毛体験を!
デカペプチドー4が使用された発育毛剤は、デカペプチドー4配合の白髪染めと同じく安全性が高いだけでなく、育毛効果が期待できます。
最後に、本記事の内容をまとめます。
- デカペプチドー4は、アミノ酸のペプチド結合により鎖状に繋がった分子の総称
- デカペプチドー4は細胞活性効果を目的に作られた成分
- デカペプチドー4の効果は「育毛」「肌のターンオーバー促進」「ケラチン増殖」など
- シスチンは毛母細胞の増殖に大きく関係している
- 育毛剤で使用されているデカペプチドー4の役割は、育毛促進と髪や頭皮の健康
抜き毛や薄毛が気になり、対策として育毛剤を探している方もいることでしょう。
副作用が心配という方は、ぜひデカペプチドー4を使用している商品を選びましょう。