チャーガ(カバノアナタケ)の育毛効果は?!薄毛や白髪が治るのは本当?
髪と頭皮環境のケアには、有効性が認められていたり、エビデンスのある成分の使用が理想的ですよね。
今回ご紹介する「チャーガ」古い時代から育毛によい成分として親しまれ、別名ではカバノアナタケと呼ばれることがあります。
注目の育毛成分・チャーガについて、髪と頭皮との関係性や、含有されている成分からわかる効果、取り入れ方をわかりやすく解説してみたいと思います。
チャーガとはどんな育毛成分?特徴や髪との関係性を解説!
育毛に特化した育毛剤やヘアケアアイテム、サプリメントや健康食品まで幅広く使用されているチャーガ。
ここではチャーガがどのような成分なのか、特徴と育毛との関係性を一緒に見ていきましょう。
チャーガとはこんな成分!
育毛成分として世界的に注目を集めているチャーガは、
- 日本やロシアに自生している白樺の木になるキノコの一種
- 零下30℃の厳しい環境下でも白樺の木の栄養を吸収して成長する
- モンゴルや中国地方で黒く豊かな髪を生やす栄養として注目されている
といういくつもの興味深い特徴があります。
チャーガはこのような特徴があることから頭皮や育毛ケアへの研究が活性化しているため、今後はさらにニーズと関連商品の販売が増えていくと予想できるでしょう。
チャーガと育毛の関係性
チャーガが育毛に良いと注目されているのは、株式会社スヴェンソンと、徳島大学医歯薬学部の研究部の共同研究により、
- 毛乳頭細胞を増やして活性化する
- 発毛遺伝子を発現させる
という、丈夫な髪を育てて育毛を継続していくことに欠かせない要素があると発表されたためです。
株式会社スヴェンソンと徳島大学医歯薬学部の研究部の探索研究の結果から、チャーガは育毛に有効性のある医薬部外品としても認可され、2019年の日本生薬学会の学会誌には、チャーガの育毛研究過程やエビデンスが細かに掲載されています。
またチャーガに含まれている化合物には、およそ147%もの毛乳頭細胞増殖の有効性が認められ、抜け毛や薄毛の原因となるホルモン系代謝の影響がないことも報告されています。
育毛剤は女性用、男性用とくくりがある商品も多く、自由な使い方ができないと悩んだ経験がありませんか?
チャーガはこのような特徴からも、この成分を配合した育毛剤をはじめとするヘアケア商品の男性・女性専用といったくくりがなく、どちらの薄毛・抜け毛にも有効性が期待できると言われています。
チャーガに副作用はある?
チャーガは毛乳頭細胞の増殖や発毛遺伝子の発現といった、育毛に密接なかかわりのあるエビデンスが報告されているため、「逆に頭皮と髪に強い作用があるのでは?」と、副作用が気になってはいませんか。
チャーガは自然界に存在している白樺の木に自生するキノコの一種のため、重大な副作用の報告はされていません。
育毛をはじめ、ガンの治療やアトピー性皮膚炎に特化した化粧品にもチャーガは使用されているため、肌質や髪質、頭皮環境にかかわらずに安心安全に使用できるでしょう。
チャーガで育毛ができる理由!成分からわかる効果を解説
チャーガは白樺の木2万本のうち、1本にしか寄生することができないほど貴重な育毛成分としても知られています。
そんな神秘的で希少な育毛成分でもあるチャーガには、髪と頭皮の健康に役立ついくつもの成分が含有されています。
ここではチャーガに含まれている成分からわかる、育毛や頭皮環境への効果をまとめて解説してみたいと思います。
活性酸素の無効化や除去に作用する「SOD酵素」
チャーガの代表的な成分となるSOD酵素は、紫外線ダメージや疲労、ストレスなどちょっとしたきっかけでも大量に発生してしまう、活性酸素の無効化や除去に働きかけていきます。
老化の根本的な原因といわれる活性酸素が発生すると、血管や細胞にダメージを与えて頭皮や髪に栄養が届かなくなり、結果抜け毛や薄毛につながってしまいます。
人間の体内にもSOD酵素は含まれていますが、加齢やストレスなどのささいなきっかけでその量は減少していく傾向にあります。
チャーガのSOD酵素の働きによって、若々しい細胞と頭皮、髪に生まれ変わり、効率的な育毛にアプローチできるのです。
腸内環境を整えて髪と頭皮に栄養を届ける「リグニン」
チャーガに含まれているリグニンは食物繊維の一種で、腸内環境を整える働きがあります。
食物繊維や腸内環境を整えるというと、美容や健康、ダイエットのイメージが一般的ですが、実は育毛や頭皮のケアにも密接な結びつきがあります。
その理由は、頭皮や育毛に効果的な食べ物は、腸によって吸収され全身に栄養を届けていくため。
腸内環境が乱れていると、髪と頭皮に必要な栄養が届かなくなったり、老廃物・毒素が溜まってしまいます。
腸内に溜まったままの毒素や老廃物は、髪と頭皮が新陳代謝をする際に表面に浮かび上がって、かゆみやフケ、頭皮ニキビなどのトラブルの原因になることがあります。
チャーガの食物繊維は腸内環境を整える善玉菌のエサとなり、髪と頭皮に必要な栄養を吸収して届ける重要な役割があるのです。
髪と頭皮のアンチエイジングに役立つ「サポニン」
髪と頭皮を毒素や活性酸素から守る働きのあるサポニン。
チャーガに含まれているサポニンは天然の洗浄成分と言われ、髪と頭皮を健やかに保つ効果が期待できます。
血液をサラサラにして血行を促進する作用があるため、チャーガ使用の育毛剤やサプリメント、健康食品を上手に取り入れていくと、頭皮と髪に栄養が行きわたりやすくなります。
意外に知られていないのですが、頭部は血液を運ぶ作用のある心臓・ふくらはぎから遠い場所にあるため、血行が悪くなりやすい部位と考えられています。
チャーガに含有されたのサポニンは、血液循環をサポートすることで栄養が届きにくい頭皮と髪のケアにもアプローチできると言えるでしょう。
髪と頭皮の健康を維持する「ベータカロテン」
チャーガに含まれているベータカロテンは、体内に吸収されるとビタミンAに変わり、この栄養成分は頭皮や髪の健康を維持する働きがあると言われています。
ベータカロテンはその他にも高い抗酸化作用や古い細胞が新しい細胞に生まれ変わることを言う、新陳代謝の働きを助けるため、今ある髪と頭皮のダメージの修復にも役立ちます。
髪と頭皮の新陳代謝は、加齢や心身のコンディション、生活習慣の乱れにダイレクトに影響を受けてしまうため、加齢による抜け毛や薄毛が気になる人も、チャーガのベータカロテンは必要不可欠な栄養と言えます。
チャーガで育毛ケアするなら?おすすめの取り入れ方
チャーガは希少でカンタンには入手できないキノコの一種なので、育毛への取り入れ方が難しいと悩んでいませんか?
チャーガのマルチな恩恵を髪と頭皮で実感するためには、以下のような方法で手軽に取り入れることができます。
- チャーガ配合の育毛剤、ヘアケアアイテムを使う→抜け毛が気になる部位にピンポイントのケアができる
- チャーガ配合のサプリメントや健康食品を試してみる→食べ物からは補いきれない育毛成分をしっかりと摂れる
- チャーガ配合のお茶を活用してみる→食事と一緒に摂れるものが多く、ルーティン化しやすい
さいごに
チャーガは髪と頭皮環境のアンチエイジングにアプローチしながら、育毛の重要な要素となる発毛遺伝子の発現・毛乳頭細胞の増殖にもエビデンスがあるため、今ある悩みに応じた対策ができそうですね。
チャーガ配合のヘアケア商品、サプリメントや健康食品を上手に活用しながら、髪と頭皮環境のより良い変化を期待していきましょう。
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担当ライター「kana」
アパレルショップ勤務を経て、以前から興味を持っていたフリーライターに転身。
マイブームは朝活と3ヶ月に一度のサロン通いで全身のボディメンテナンスを受けること!
ドライヘッドスパの体験や日頃のリサーチから得たコンテンツを、ユーモアを交えてわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
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