椿油(つばきあぶら)に育毛効果はある?椿油を効果的に使う方法を解説!
椿油は、頭皮に良いと言われているため、女性の中では特にヘアケアで利用されています。
頭皮に良い効果がある椿油ですが、育毛効果については期待できるのか気になることありませんか?
この記事では、椿油に育毛効果があると言われる理由や椿油の活用方法について解説します。
椿油の活用方法を理解して頭皮ケアの参考にしてください。
椿油とは?
椿油は、ツバキの種から抽出した油です。
髪の毛や肌に効果があるとされており、江戸時代から使われていたとされています。
肌への刺激が少ない点もメリットのため、髪や顔、体など全身に使えます。
椿油に含まれる成分は?
椿油に含まれる成分に「オレイン酸」があります。
オレイン酸は一価不飽和脂肪酸で、オリーブ油に多く含まれています。 不飽和脂肪酸はコレステロールを減らす作用がありますが、酸化して過酸化脂質になりやすいという欠点があります。 オレイン酸はこの過酸化脂質を作りにくい性質を持っており、酸化に対する安定性を示す数値で優れた値を示しているのがオリーブ油なのです。
引用:オレイン酸
オレイン酸は、皮脂にも含まれている成分で、体内で生成される物質で酸化しにくい特徴ももっています。
このオレイン酸により、髪や肌の保湿を促すだけでなく、紫外線・ダニなどから守ってもらえる効果が期待でき、頭皮などにもメリットばかりです。
椿油の効果とは?
椿油に含まれるオレイン酸により、美肌等の効果があります。具体的にどういった効果が期待できるのしょうか。
具体的には、以下の3点です。
- 保湿効果
- クレンジング効果
- ダメージ防止効果
それぞれについて解説します。
保湿効果
頭皮の保湿力が期待でき、頭皮の乾燥を防止してくれます。
頭皮の乾燥を防止してくれるため、皮脂分泌を抑える効果やベタつき・臭いの予防も期待できるのでおすすめです。
クレンジング効果
肌になじみやすいという点から、シャンプーで落ちにくい皮脂汚れを落とす効果が期待できます。
頭皮トラブルの原因とも言われる「フケ」「不要な皮脂」を取り除けるのでメリットです。
ダメージ防止効果
髪の毛のダメージ原因とも考えられる一つに、摩擦があります。
お風呂上りの髪を乾かすときにタオルで強く擦ってしまうことがあるかもしれません。
この場合、キューティクルという髪の毛の一番外側の部分にダメージが出ます。
これにより、内部の水分が流れ出てしまう可能性があるため、椿油で補う効果が期待できます。
これにより、髪が乾燥するため椿油で髪表面を保護する使い方がおすすめです。
椿油の活用方法3選
椿油をより効果的に活用する方法を紹介します。
椿油では、肌の保湿やクレンジング効果があるため、以下のような使い方がおすすめです。
- ヘアパック
- 頭皮マッサージ
- トリートメント
それぞれについて解説します。
ヘアパック
椿油を使ったヘアパックは、髪の表面を保護する効果があります。
ヘアパックのやり方
- 毛先、髪のパサつきが気になる場所を中心に髪全体へ椿油をなじませる
- ホットタオルで髪を包み込む
- 10~15分程度置いておく
- 時間が経ったらシャンプーですすぐ
ヘアパックは、週に1〜2度程度が最適です。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは、椿油のクレンジング効果を利用して頭皮のケアをすると様々な効果が期待できます。
頭皮マッサージのやり方は以下の様にすると良いです。
- 頭皮をぬるま湯で予め洗う
- 頭皮全体に椿油を塗る
- 指の腹を使って前髪の生え際の中心からマッサージをする
- 指の腹を上下に動かしながら左右へ動かす
- こめかみ辺りもマッサージをする
- 頭全体を掴み頭頂部に向けて皮膚を寄せるようにマッサージをする
- 頭皮全体に丁寧に馴染ませる
- シャンプーで椿油を洗い流し、トリートメントをする
頭皮マッサージでは、頭皮のほか耳や首辺りもほぐしてあげると血行がよくなるので、髪の毛への栄養となる血液が流れやすくなります。
肩こりや血行の流れが悪いと抜け毛も増えるので、マッサージなどをして凝りをほぐしましょう。
また、頭皮を爪で傷つけないように、予め爪を短く切るようにしてください。傷つけると、そこから雑菌が侵入し頭皮環境が悪化します。
頭皮マッサージをすると、頭皮環境を整えられる効果が期待できます。
頭皮環境の悪化原因として
- 水分と油分のバランスが乱れる
- ドライヤー、紫外線などによるダメージ
- 空気の乾燥
があります。
椿油によって、上記の悪化原因を防ぐ効果が期待できるのでメリットです。結果として、頭皮のトラブルが起きにくくなります。
トリートメント
トリートメントには、「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」があります。
- インバストリートメント:風呂の中で髪の毛をケア
- アウトバストリートメント:お風呂上りに髪の毛をケア
それぞれのやり方をご紹介します。
インバストリートメントのやり方
- シャンプー後、洗面器にお湯を溜める
- 椿油を1~4滴垂らす
- お湯をかき混ぜる
- 手ですくい髪全体に馴染ませる
お湯で流さず、そのままタオルドライをします。
アウトバストリートメントのやり方
- お風呂上りの髪をタオルドライ
- 椿油を髪に馴染ませる
- ドライヤーをする
アウトバストリートメントは、お風呂上りに椿油を使用しますが、あくまでも1~2滴程度に留めてください。多すぎると髪がゴワゴワするかもしれません。
やりすぎてしまうと油っぽくなってしまうので、髪の様子などでどちらをやるか決めましょう。
椿油の注意点
椿油は髪に効果があることがわかりました。しかしながら、使用頻度が高いとかえって悪影響になる可能性があります。
注意点は以下の4点です。
- 椿油を使った頭皮マッサージの回数
- 椿油100%のオイルを選ぶ
- 椿油は濡れた髪に使う
- 薄毛のお悩みは医療機関へ
それぞれについて解説します。
椿油を使った頭皮マッサージの回数
椿油を使った頭皮マッサージは、月に1〜2回程度が望ましいです。
椿油を落とすため入念なシャンプーをする必要があります。髪を洗いすぎるとかえって、髪が乾燥するかもしれません。
また、頭皮マッサージをする時間は、1回につき5分程度にしましょう。マッサージをやりすぎるとダメージの原因となってしまいます。
椿油100%のオイルを選ぶ
頭皮マッサージをする時は、純度100%の椿油を使用しましょう。
不純物が含まれてしまうと頭皮に悪影響の可能性があるほか、刺激を与えてしまい逆効果かもしれません。
オレイン酸以外の保湿成分が含まれている椿油に関しても、場合によっては肌に合わない可能性があります。
そのため、椿油でできたオイルを選ぶようにしましょう。
また、使用中に違和感や肌への刺激などがあった場合は、純度100%の椿油だったとしても使用を中止し、医療機関へ相談してください。
椿油は濡れた髪に使う
椿油を使用した方から「髪の毛がゴワゴワ、バキバキになった」という話があるようです。
これは、椿油の酸化が原因と考えられます。基本的には濡れた髪の保湿をするために使うようにして、乾いた髪には使用しないことをおすすめします。
また、髪質によっても逆効果となる可能性があるので、少量で試すようにしましょう。
薄毛のお悩みは医療機関へ
椿油を使ったクレンジング効果や頭皮マッサージによる血行促進により髪が健康的に育つ可能性があります。
しかしながら、薄毛を改善できるものではありません。
薄毛でお悩みの場合は、専門の医療機関へ受診することがおすすめです。髪の毛の質を高めたいときに使うようにしましょう。
椿油を活用した頭皮マッサージでリラックスしよう
椿油は、頭皮や髪の毛に対しプラスの効果があります。
特に、頭皮ケアのマッサージをすると、血流促進も期待でき健康的な髪を育てるのに効果があるかもしれません。
しかしながら、育毛効果や薄毛対策ではなく、あくまでも保湿やクレンジング効果などの効果として使用するものです。
そのため、育毛や薄毛対策などについては、専門の医療機関へ受診するようにしましょう。