ワックス(整髪料)で薄毛になる?正しい髪の毛への使い方を解説!

ヘアスタイルを整えたり、セットしたスタイルの保持に使用されたりするヘアワックス。ただ、ワックスを使っていると薄毛になりやすいとの噂があります。
本記事では、どうしても必要だけど、薄毛の原因となるのは心配という方のために、本当にワックスは薄毛になるのか調べました。
それでは、最後までご覧ください。
ワックス(整髪料)はで薄毛になる?成分を詳しく解説!
結論からいうと、ワックス(整髪料)で薄毛になるのは本当。その原因は、ワックスに含まれている成分にあります。
本章では、ワックスにどんな成分が使われていて、その成分がどう髪の毛に影響を与えるのかを詳しく紹介しています。
それでは、詳しくみていきましょう。
ワックスの含有成分は?
ヘアワックスの成分は、どのメーカーもそれほど変わりません。そもそも、異なるのは香りに関する成分で、ある程度決まっています。
そもそも、製品によって粘度や強度が異なるのは、セット剤成分の配合量の違いです。
また、すべてのワックスに共通して使用されている成分といえば、下記の2つ。
- 界面活性剤
- 油分
次に、これらの成分が髪の毛に与える影響についてみていきましょう。
ワックスが髪の毛に与える影響は?
すべてのワックスに共通して使用されている油分と界面活性剤ですが、実はどちらも髪の毛にはおすすめできません。
油分については、成分そのものが薄毛の原因にはなりません。
しかし、ワックスの油分によって髪の毛や頭皮にホコリやふけが付きやすくなるので、その髪の毛や頭皮に付いたホコリやふけが頭皮の毛穴に詰まると、それが薄毛になってしまいます。
その油分と水分を混ぜ合わせるために使われているのが界面活性剤ですが、こちらは成分そのものが、あまりおすすめできません。
ワックスに使われることが多いのが石油系界面活性剤ですが、下記の特性があります。
- 毒性
- 浸透性
- 残留性
髪の毛の主成分であるケラチンはタンパク質ですが、高い毒性を持つ石油系界面活性剤は、タンパク質を破壊します。
これはシャンプーも同様で界面活性剤の種類によって髪の毛に与える効果が違ってきます。
頭皮が気になるけどワックスは必要?正しい使い方と洗い方を解説!
おすすめできないことは分かっているけど、ワックスでないとスタイルが決まらないという方もいるでしょう。
そうした方は以下で解説していることに注意すれば、頭皮への影響を軽減できます。
それぞれについて、詳しく解説していきます。
頭皮に効果的なワックスの正しい使い方は?
ワックスを頭皮に近い根本部分までつけるのではなく、できるだけ毛先付近につけるようにしてみましょう。
そうすれば、頭皮にはワックスの油分がつかないので、ホコリなどが毛穴に詰まりにくくなり薄毛になる確率を下げる事ができます。
また、ワックスをつけ過ぎると、頭皮に油分が残りやすいため、最初は少し足りない量を手に取り、それを手全体に広げて塗るようにしましょう。
不足した量だけ補充するようにすれば、つけ過ぎることはありません。
ワックス後の正しい洗い方は?
成分が髪や頭皮に残らないように洗うのが、ワックス後の正しい洗い方です。
しかし、しっかり成分を落とそうとしてゴシゴシと洗うと、摩擦で髪や頭皮が傷み、それが育毛阻害や抜け毛の原因となります。
すすぎ、シャンプーはしっかりすべきですが、ゴシゴシ洗うのではなく、髪を揉むように洗うのがコツです。
また、リンスをシャンプー前とシャンプー後にするのも、ワックス後の正しい洗い方の1つ。これも、阻害しないための対策です。
通常は、すすいだ後にシャンプーをしますが、先にリンスをすることで油分が混ざって乳化し油分がしっかりと落ちてくれるのです。
最初のリンスの目的は油分を乳化させるため。そして、シャンプー後のリンスは髪・頭皮のケアのためなので覚えておきましょう。
ちなみに、リンスではなく、トリートメントやコンディショナーでも油分は乳化してくれます。
さいごに|薄毛になりにくいワックスの使い方をマスターしよう
薄毛が気になるなら、ワックス以外の整髪料を使うのも1つの手段。
また、植物由来の油分・界面活性剤や、ノン界面活性剤のワックスを使うという手段もあります。
ただし、ワックスなどの整髪料を使う場合は、髪の毛に与える影響や抜け毛を防ぐための正しい使い方、洗い方を理解しておかなければなりません。
最後に、本記事の内容をまとめます。
- ワックスで薄毛になるのは本当
- ワックスに共通して使用されている成分は「界面活性剤」「油分」
- 石油系界面活性剤の特性は「毒性」「浸透性」「残留性」
- 毛先付近にワックスをつけるようにすることで頭皮を痛めない
- 成分が髪や頭皮に残らないように洗うのが、ワックス後の正しい洗い方
そのため、ぜひ本記事を参考にして、ワックスの使い方をマスターしてください。