ワックス(整髪料)で薄毛になる?正しい髪の毛への使い方を解説!

ヘアスタイルを整えたり、セットしたスタイルの保持に使用されたりするヘアワックス。ただ、ワックスを使っていると薄毛になりやすいとの噂があります。
本記事では、どうしても必要だけど、薄毛の原因となるのは心配という方のために、本当にワックスは薄毛になるのか調べました。
また薄毛になりにくいワックスの正しい使い方、そこから得られるメリット、おすすめ6つの商品情報もご紹介します。
ぜひ最後までご覧になってくださいね。
ワックス(整髪料)はで薄毛になる?成分を詳しく解説!
結論からいうと、ワックス(整髪料)で薄毛になるのは本当。その原因は、ワックスに含まれている成分にあります。
本章では、ワックスにどんな成分が使われていて、その成分がどう髪の毛に影響を与えるのかを詳しく紹介しています。
それでは、詳しくみていきましょう。
ワックスの含有成分は?
ヘアワックスの成分は、どのメーカーもそれほど変わりません。そもそも、異なるのは香りに関する成分で、ある程度決まっています。
そもそも、製品によって粘度や強度が異なるのは、セット剤成分の配合量の違いです。
また、すべてのワックスに共通して使用されている成分といえば、下記の2つ。
- 界面活性剤
- 油分
次に、これらの成分が髪の毛に与える影響についてみていきましょう。
ワックスが髪の毛に与える影響は?
すべてのワックスに共通して使用されている油分と界面活性剤ですが、実はどちらも髪の毛にはおすすめできません。
油分については、成分そのものが薄毛の原因にはなりません。
しかし、ワックスの油分によって髪の毛や頭皮にホコリやふけが付きやすくなるので、その髪の毛や頭皮に付いたホコリやふけが頭皮の毛穴に詰まると、それが薄毛になってしまいます。
その油分と水分を混ぜ合わせるために使われているのが界面活性剤ですが、こちらは成分そのものが、あまりおすすめできません。
ワックスに使われることが多いのが石油系界面活性剤ですが、下記の特性があります。
- 毒性
- 浸透性
- 残留性
髪の毛の主成分であるケラチンはタンパク質ですが、高い毒性を持つ石油系界面活性剤は、タンパク質を破壊します。
これはシャンプーも同様で界面活性剤の種類によって髪の毛に与える効果が違ってきます。
頭皮が気になるけどワックスは必要?正しい使い方と洗い方を解説!
おすすめできないことは分かっているけど、ワックスでないとスタイルが決まらないという方もいるでしょう。
そうした方は以下で解説していることに注意すれば、頭皮への影響を軽減できます。
それぞれについて、詳しく解説していきます。
頭皮に効果的なワックスの正しい使い方は?
ワックスを頭皮に近い根本部分までつけるのではなく、できるだけ毛先付近につけるようにしてみましょう。
そうすれば、頭皮にはワックスの油分がつかないので、ホコリなどが毛穴に詰まりにくくなり薄毛になる確率を下げる事ができます。
また、ワックスをつけ過ぎると、頭皮に油分が残りやすいため、最初は少し足りない量を手に取り、それを手全体に広げて塗るようにしましょう。
不足した量だけ補充するようにすれば、つけ過ぎることはありません。
ワックス後の正しい洗い方は?
成分が髪や頭皮に残らないように洗うのが、ワックス後の正しい洗い方です。
しかし、しっかり成分を落とそうとしてゴシゴシと洗うと、摩擦で髪や頭皮が傷み、それが育毛阻害や抜け毛の原因となります。
すすぎ、シャンプーはしっかりすべきですが、ゴシゴシ洗うのではなく、髪を揉むように洗うのがコツです。
また、リンスをシャンプー前とシャンプー後にするのも、ワックス後の正しい洗い方の1つ。これも、阻害しないための対策です。
通常は、すすいだ後にシャンプーをしますが、先にリンスをすることで油分が混ざって乳化し油分がしっかりと落ちてくれるのです。
最初のリンスの目的は油分を乳化させるため。そして、シャンプー後のリンスは髪・頭皮のケアのためなので覚えておきましょう。
ちなみに、リンスではなく、トリートメントやコンディショナーでも油分は乳化してくれます。
ワックスは正しい使い方が肝心!薄毛カバーに役立つ理由とは?
ヘアワックスは、前項でご紹介した正しい使い方を押さえておくと、髪と頭皮へのダメージをガードしながら気になる薄毛のカバーに役立てることができます。
ここでは意外に知られていなかった、ワックスが薄毛のカバーにつながるおすすめの理由を詳しく解説。
ワックスを使って薄毛を目立たなくしたいと感じている人は、ワックスならではのメリットをぜひ参考にしてくださいね。
髪をボリュームアップして薄毛を目立たなくする
ワックスが薄毛カバーに役立つ理由は、含有されているファイバーが髪を根元から立ち上げ、適度に固定・保持することで薄毛を目立たなくしてくれるからです。
薄毛は毛質が細く弱い状態になっているため、コシやハリがなくなりぺったりとした質感に変わりやすいデメリットがあります。
ワックスを使うことで髪一本一本にうるおいや栄養を補うことができ、根元からの立ち上がりを助けてふんわりとしたボリュームが出るようになります。
すると薄毛の部分が目立たなくなり、全体的に若々しく健康的な髪の印象に仕上げることができます。
薄毛対策に役立つ成分が配合されている
ワックスというと、単純に髪をスタイリングする整髪料のイメージが一般的ですが、薄毛対策に役立つダメージケア成分・育毛成分などが配合された製品も数多くリリースされるようになっています。
ワックスに配合されることが多い主な成分には、
- 髪と頭皮の密度を深めてハリ感やツヤ感を与える「コラーゲン」
- 髪と頭皮に水分を集めて保持し、乾燥を防ぐ「ヒアルロン酸」
- エイジングケアや水分、油分のバランス保持、血行促進に役立つ「ボタニカルオイル」
などがあり、ワックスは薄毛を目立たなくするスタイリングができるだけではなく、薄毛になりにくい髪・頭皮環境に整える成分配合で両方のアプローチができると言えます。
仕上がりイメージや悩みに沿ったタイプが選べる
ワックスには、なりたい髪型のイメージや頭皮・髪の悩みに応じて選べる、さまざまなタイプがバリエーションされています。
ワックスの種類は現在までに15程度ものバリエーションがあると言われているため、薄毛に悩む人に最適な種類を見つけることができるでしょう。
ここではワックスの代表的な種類とそれぞれの特徴、おすすめのポイントを詳しくまとめてみました。
これからワックスで薄毛をカバーするスタイリングをしようと思っている方は、最適なワックス選びに役立つ主なタイプをぜひ押さえておいてくださいね。
オーガニックタイプのワックス | 刺激物や添加物の使用がフリーで、デリケートな頭皮環境や髪質にも安全に使える |
メンズ専用のワックス | 男性特有の硬くごわつきやすい髪をしっとりまとめる |
女性専用のワックス | 女性ならではの猫っ毛やうねりをケアし、ボリュームアップに働きかける |
ファイバータイプのワックス | ファイバーの優れた粘性によってまとまりのあるスタイリングをキープできる |
ソリッドタイプのワックス | 薄毛のボリュームアップに役立ち、ふんわりとした空気を含んだような髪型に仕上がる |
ジェルタイプのワックス | 濡れ感のあるウェットなスタイリングに仕上がり、乾燥が気になる薄毛におすすめ |
グリースタイプ | 水分を多く含むことで頭皮と髪の乾燥を防ぎ、つややかでなめらかな質感に整う |
パウダータイプ | 薄毛の気になるパーツにピンポイントで使うとふんわりボリュームが出て薄毛が目立たなくなる |
薄毛カバーに役立つおすすめのヘアワックス6選!選ばれる理由を解説
ワックスはバリエーションが多く手軽に入手できるものの、リリース数が多いことでどんなタイプが薄毛カバーに役立つのか、判断が難しいと感じることもあるでしょう。
ここでは薄毛をカバーしながらも髪と頭皮のコンディションを整えたり、毎回心地の良い使用感を実感できる、おすすめのワックス5選をご紹介!
プロ美容師やサロンオーナーもおすすめする6つのヘアワックス情報をぜひ参考にしてくださいね。
①ルベル ジオワックス ソリッドホールド

ワックス特有のべたつきが気になる方も、ルベル ジオワックス ソリッドホールドはさらさらとしたドライな質感となっているため、髪に不自然なテカリが出ない薄毛カバーのスタイリングができます。
- 1つで2ヶ月程度使えるコスパの良さもおすすめのポイント
- 1,980円と続けやすい価格がウリ
- 少量でも伸びて広範囲のスタイリングにおすすめ
などのこだわりがあり、束感のある仕上がりで薄毛をしっかりとカバーしてくれます。
②いち髪 ING HAPPY アレンジワックス
女性に特に人気のいち髪 ING HAPPY アレンジワックスは、薄毛を目立たなくするボリュームアップと、髪と頭皮のダメージを再生する和漢植物エキスのケア成分が配合されています。
- ドライヤーやヘアアイロンから髪と頭皮を守る成分配合
- 縦長のポンプタイプで使い勝手が良い
- 桜のような誰からも愛されるやさしい香りを採用
というおすすめポイントがあり、キレイなピンクカラーのボトルデザインは、日々の使用が楽しみになるほど魅力的な逸品です。
③アリミノ ピースフリーズキープ ワックス
「ダンスするような髪質に」というコンセプトが話題のアリミノから誕生したピースフリーズキープ ワックスは、クリームタイプの質感で頭皮と髪にうるおい・栄養を与えてコンディションを整えながら、しっとりまとまりのあるスタイリングに仕上げてくれます。
- 髪と頭皮に溶け込むまろやかな使用感
- ほのかなツヤ感を与えてイキイキとした髪質に仕上げる
- パサつきとダメージをケアする保湿、補修成分配合
などの特徴があり、プロ絶賛・愛用者が増え続けている、理想的なヘアワックスとなっています。
④ナプラ ナチュラルバーム
多彩なヘアケアアイテム・スタイリング剤を続々とリリースしている代表的なヘアブランド・ナプラのナチュラルバームは、薄毛が目立つ髪に束感を与えながらボリュームアップできる、男性・女性ともに愛用者が多い逸品です。
- 薄毛カバーだけじゃない!顔やボディ、ハンド、フットの全身保湿ケアとしても活用OK
- ダメージ修復のアロマオイル、ベルガモットを採用
- 髪質、頭皮環境にかかわらずに活用できる
といったおすすめポイントがあり、マルチな機能が備わった薄毛カバーワックスを探している人にピッタリですよ。
⑤デューサーハードワックス
幅広い年代の男性に特に人気がある、デューサ―ハードワックスは、なめらかな質感のクリームタイプなのに薄毛が気になる部分をしっかり固めて長時間崩れにくい、ハードタイプが特徴の逸品です。
- 自然なツヤが出て、光の反射を受け薄毛が目立たなくなる
- 髪一本一本にしっかりフィットして根元からの立ち上げを助ける
- エイジングケアや血行促進に役立つローズのアロマオイル香料を採用
というおすすめポイントがあり、ハードに固めたいけれどごわつきの目立たない質感に仕上げたい男性に最適なワックスとなっています。
⑥ルシードエル アレンジアップワックス
ルシードエル アレンジアップワックスは、頭皮と髪にたっぷりの栄養とうるおいを与えるヒアルロン酸を配合し、使うたびになめらかでツヤのある質感に整えることができます。
- 薄毛によくある髪の浮き毛をぴったりと固めて目立たなくする
- 髪と頭皮のキメを整えるパウダーが配合されている
- グリーン系の自然と癒しを感じられる香り
といった魅力が詰まったワックスで、ソフトとハードの中間に位置したタイプのため固め過ぎずふんわり、薄毛の部分はしっかりカバーできる理想的な逸品となっています。
さいごに|薄毛になりにくいワックスの使い方をマスターしよう
薄毛が気になるなら、ワックス以外の整髪料を使うのも1つの手段。
また、植物由来の油分・界面活性剤や、ノン界面活性剤のワックスを使うという手段もあります。
ただし、ワックスなどの整髪料を使う場合は、髪の毛に与える影響や抜け毛を防ぐための正しい使い方、洗い方を理解しておかなければなりません。
最後に、本記事の内容をまとめます。
- ワックスで薄毛になるのは本当
- ワックスに共通して使用されている成分は「界面活性剤」「油分」
- 石油系界面活性剤の特性は「毒性」「浸透性」「残留性」
- 毛先付近にワックスをつけるようにすることで頭皮を痛めない
- 成分が髪や頭皮に残らないように洗うのが、ワックス後の正しい洗い方
- ワックスの種類を使い分けて薄毛カバーとスタイリングが両立できる
ぜひ今回のコラムを参考にしながら、薄毛になりにくいワックスの使い方をマスターしてくださいね。