白髪だけうねる?うねりを改善する対策をご紹介!
黒髪の中から白髪を見つけると、真っすぐの白髪もあれば、うねったくせ毛のような白髪も見られます。
「くせ毛ではないのに白髪だけなぜうねる?」と思った方も多いのではないでしょうか。
一般的に、30代後半を境目に白髪が目立つようになってくると言われています。
頭皮を適切にケアすることで白髪の増加を抑えることが可能です。
この記事では気になる白髪がうねる原因をはじめ、うねりを改善する対処法をご紹介します。
白髪がうねる原因とは?
ここでは白髪が生える仕組みからうねる原因まで、白髪に悩む人が気になるポイントをご紹介します。
白髪が生える仕組み
髪の毛の色が黒くなったり白くなる理由は、毛根の最深部にある色素細胞(メラノサイト)の働きが関わっているからです。
本来、私たちの髪の毛の色は無色なのです。
髪の毛が生成される過程で、無色の髪の毛がメラニン色素を作る働きを持つ色素細胞(メラノサイト)によって着色されることで黒くなります。
この色素細胞(メラノサイト)の働きは以下の要因により低下します。
- 加齢
- 遺伝
- 栄養不足
- 血行不良
- ストレス
- 紫外線
- 睡眠不足
色素細胞(メラノサイト)の働きが低下することで髪の毛が着色できなくなり、白髪となります。
加齢によって髪の質が変わる
加齢は髪の毛にとって以下のような様々な要因となります。
- 色素細胞(メラノサイト)の働きを低下させる
- 髪のキューティクルが脆くなる
- 頭皮のたるみによって毛穴の大きさが変化する
- 白髪が増え白髪染めをすることでさらに髪にダメージを与える
- 水分保持量が減る
白髪だけうねる理由は頭皮のたるみによる毛穴の変化が考えられますが、年を取ると白髪だけでなく本来の黒髪もダメージやキューティクルの損傷からうねり、髪質が変化するのです。
さらに加齢が引き起こす髪の水分保持力が低下もうねりを引き起こします。
髪にはタンパク質によって水分が保たれていますが、加齢とともに水になじみにくいたんぱく質が増加してしまい、髪の水分保持力が低下してしまいます。
そのため年齢が髪に出ると言われるように、加齢によって髪質が変化することで髪がパサついたり、まとまらないことにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
白髪だけでなく黒髪も含め、髪質の変化によるうねりには注意が必要です。
白髪を抜く
見つけた白髪をついつい抜いてしまう人も多いのではないでしょうか。
黒髪の中に1本だけ白髪があると、どうしても目立ってしまい、何とかしたいと思ってしまいます。
そこで白髪を抜いてしまうと毛穴にダメージを与えてしまい、毛穴の形が変化しさらにうねりのある白髪が生えてくる恐れがあります。
さらに抜きすぎると毛髪サイクルが崩れてしまい、新しい毛が生えてこなくなる可能性もあるため、白髪を見つけても抜いてはいけません。
そのままにしておくのも気になるという方は、白髪は根元から切るのがおすすめです。
うねりを改善する対処法
ここからはうねりを改善するための対処法として以下の5つをご紹介します。
頭皮環境を改善させる
頭皮環境が整っていないと頭皮に乾燥や炎症が起き、抜け毛やふけ、かゆみの原因となります。
さらに色素細胞(メラノサイト)の機能が低下し、白髪の増加や薄毛になってしまいます。
頭皮環境を改善させるためには以下の対処法がおすすめです。
頭皮マッサージをする | 頭皮マッサージをすることで血行が良くなり、髪の毛に必要な栄養を届けます。 |
頭皮の乾燥を抑える | 頭皮の乾燥は白髪や薄毛の原因です。そのため頭皮保湿ローションなどでケアすることで頭皮の乾燥を改善できます。ふけやかゆみも軽減できます。 |
シャンプーで頭皮を清潔に保つ | 頭皮に皮脂や汚れがたまると、細菌が増殖し炎症を引き起こします。炭酸シャンプーはより毛穴の奥から汚れを落としてくれるため皮脂やにおいが気になる人におすすめです。 |
ドライヤーで適度に髪を乾かす |
お風呂上りに濡れたままの髪の状態でいると雑菌が繁殖しやすくなります。またお風呂上がりの髪の毛はキューティクルが開いた状態になっておりダメージを受けやすくなるためドライヤーで乾かしましょう。 ドライヤーを使用する際、使いすぎると乾燥の原因となるため適度な利用をおすすめします。 |
紫外線から頭皮を守る | 頭皮は顔の2倍紫外線を浴びると言われています。紫外線を浴びる事で頭皮の乾燥や炎症、皮脂の酸化が起こりやすくなるので、出かける際には注意が必要です。外に出るときは帽子をかぶったり、UVスプレーを頭にかけることで紫外線対策ができます。 |
適切な頭皮ケアをすることで、白髪の進行を食い止めることができ、髪質の変化にも改善が可能です。
生活習慣の改善
うねりなどの髪質の変化を改善するためには、体の中からケアすることも大切です。
生活習慣を改善することで、頭皮環境を整え、白髪を予防できます。
生活習慣で気を付けるポイントは以下のとおりです。
バランスの良い食事をとる
髪にはビタミンやミネラル、たんぱく質、チロシンなど様々な栄養素をバランス良くとることが必要です。
以下に栄養素別の食材をまとめました。
ビタミン | 鶏・牛・豚のレバー、納豆、卵、ほうれん草など |
ミネラル | 牡蠣、牛肉・豚のレバー、ナッツ、チーズなど |
タンパク質 | 肉、魚、大豆、牛乳、玉子など |
チロシン | チーズ、バナナ、リンゴ、アボカドなど |
過度なダイエットや偏食は栄養不足となり、栄養不足になってしまうと色素細胞(メラノサイト)の機能が低下し、白髪の原因となります。
バランスの良い食事をこころがけましょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠不足は白髪の原因のひとつです。
睡眠不足は血流量が低下し、栄養や酸素が不足してしまいます。
また睡眠時に分泌される成長ホルモンには細胞を新陳代謝させる働きがありますが、夜更かししていると成長ホルモンが分泌されないため、細胞は新陳代謝ができません。
肌のゴールデンタイムと呼ばれる時間は午後11時から午前2時の間です。
そのため午後11時までには睡眠をしっかりとってリラックスすることが大切です。
ストレスを溜め込まない
ストレスをため込むことで、頭皮に以下のような悪影響を及ぼします。
- 毛細血管が収縮し、頭皮の血行が悪化
- 血行が悪化することで栄養不足となり色素細胞(メラノサイト)の機能が低下
- ストレスが活性酸素を増加させる
- 頭皮環境を悪化させ、抜け毛やふけ、かゆみの原因となる
活性酸素は本来身体を守るために大切な役割を果たす細胞ですが、増えすぎると健康な細胞も破壊し、肌トラブルなどを引き起こします。
ストレスをため込まないためには十分な睡眠と、息抜きが大切です。
白髪染めに気を遣う
頭皮環境が気になったら白髪染めにも気遣いましょう。
白髪染めは定期的に染めないといけないため髪にダメージを与え、髪がうねるくせ毛の原因にもなります。
そるため、頭皮環境が気になる時は白髪染めを選ぶ際、なるべく頭皮に負担のないものを選びましょう。
ダメージが少ない白髪染め方法を3つご紹介します。
- カラースプレー
- ヘアマニキュア
- 白髪染めトリートメント
一時的に白髪を隠したいときには、髪へのダメージも少なく、白髪の部分にだけさっとつけられるカラースプレーがおすすめです。
ヘアマニキュアも髪へのダメージが少なく、頭皮に着けずに染色するため、肌への影響が少ないと言われています。
そのため肌が弱い人でもヘアマニキュアなら可能です。
手触りやツヤ感も良くなるので、ぱさぱさになった髪の毛で悩む人にもおすすめです。
白髪染めトリートメントも髪にダメージを与えず、保湿しながら白髪を徐々に黒髪に染めます。
一般的な毛染めのヘアカラーは髪全体に均一に染まるため色の仕上がりが良く、おしゃれを楽しみたい人にはおすすめですが、髪の毛の内部にまで染料が入り込むため髪にダメージを与えます。
さらに髪の毛がぱさぱさになり、肌の弱い人はかゆみやかぶれを生じる場合があり注意が必要です。
まとめ
この記事では気になる白髪がうねる原因をはじめ、うねりを改善する対処法をご紹介しました。
うねりは加齢や髪のダメージ、白髪を抜くことで毛根を傷つけ毛穴の形が変わってしまうことが原因です。
白髪はケアすることで予防できます。
ぜひ対処法を参考いただき、白髪のケアを心がけましょう。