ロン毛はハゲるって本当?真相と薄毛を防ぐ正しいヘアケア法をご紹介!
男性の間でブーム・トレンドになっている髪型・ロン毛は、ワイルドで力強い印象に見え、実際に有名芸能人もしていることから一度はやってみたいと感じるヘアスタイルなのではないでしょうか?
ですが男性のロン毛に関して、「はげる」というウワサや体験談をチラホラと見聞きすることがあると、ロン毛にしたくてもはげてしまうのではないかと不安になっていませんか?
男性のロン毛は抜け毛進行から結果的にはげてしまうものなのか…!?
今回のコラムではロン毛によくあるトラブルの真相を解明しながら、抜け毛や薄毛からのはげを防ぐ正しいヘアケア法を合わせてお伝えしていきます。
ロン毛にするとはげるって本当?ウワサの真相や根拠に迫る!
力強くてワイルドな印象のロン毛に憧れているのに、はげるというウワサを見聞きしてなかなかチャレンジできない…。
本当に男性がロン毛にするとはげてしまうのか、ウワサの真相や根拠に迫ってみたいと思います。
ロン毛にすると必ずはげるというのは単なるウワサ!
男性のロン毛でこのトラブルにつながるというのは、必ずしもそうなるとは言えない部分があり、根拠もなく単なるウワサと言われています。
ただ、男性のロン毛は短めのヘアスタイルに比べると、頭皮や毛根にかかる負担が強く出てしまうことがあるため、薄毛に必ずなるものではないもののなる可能性が高いと考えられているのです。
男性のロン毛がはげやすい理由とは?
ロン毛にすると絶対的にはげるという根拠はなく、単なるウワサと言えるものの、短髪のヘアスタイルに比べるとロン毛ははげやすいいくつかの要素があると言われています。
では、男性のロン毛が短いヘアスタイルよりもはげやすいのはナゼなのか?
ここではその理由を詳しくお伝えしてみたいと思います。
髪の重さがコリとなり血流が悪くなるため
髪は一本一本だけを見るととても軽く、重さを感じることは決してありませんが、伸ばしてロン毛にすると髪一本一本の重さもそれなりになります。
ロン毛は短くカットした髪よりもそれなりの重力があり、その重さや負荷によって肩や首のコリにつながることがあります。
ロン毛による髪の重さで首や肩がこると、
- 神経やリンパ管、血管が圧迫された状態になる
- 圧迫されたリンパ管、血管、神経の流れや機能が弱まってしまう
というよくない現象が起き、頭皮の血流やリンパ液のめぐりが悪くなってしまいます。
そもそも頭皮に細かに張り巡らされている神経や頭皮、リンパ液は、
- 頭皮や髪が健やかに育っていくために必要な酸素・栄養成分を送り届ける
- 薄毛や抜け毛の原因となる老廃物、毒素などの余分なものを流す
という役割があります。
そのためロン毛によって髪の重さが肩や首にのしかかると、血流やリンパ管の流れが持つ本来の働きが活きなくなり、薄毛からのリアルなはげにつながることがあるのです。
ヘアケアの不十分さ
長さやボリュームが短い髪よりもあるロン毛は、知らず知らずのうちにヘアケアが不十分になってはげの原因になることがあります。
ここではロン毛によく見られるヘアケアの不十分さについて、主なパターンとはげの原因になる理由をまとめてみました。
シャンプーとすすぎ洗いの不十分さ |
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ドライヤーの不十分さ |
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髪に触れるクセが摩擦につながる
男性がロン毛にすると、ついつい無意識のうちに髪を触るクセがつくものではないでしょうか?
髪はイメージしている以上に繊細で弱く、頻繁に髪に触れるクセがあると、そのたびに摩擦が生じてキューティクルがダメージを受けてしまいます。
髪の表面を構成するキューティクルには、
- 髪と頭皮の内側に存在しているうるおい、栄養素をコーティングして守る
- ツヤ、コシ、はりのある髪を維持する
- 刺激や摩擦から髪と頭皮を守る、バリア機能的な役割を持つ
という働きがあるため、ロン毛に触れるクセが頻繁だと、触るたびにキューティクルに刺激や摩擦がかかってうるおいが逃げやすくなり、乾燥からのはげにつながる心配があるのです。
髪を結ぶスタイリングで毛根にダメージがかかる
メンズに人気のロン毛は、単純に髪を下ろすだけではなく、気候や気分、ファッションやTPOに合わせて結ぶスタイリングをすることがあるでしょう。
また厳暑が続くこの季節は、髪を下ろすよりも結んだスタイリングにすることが頻繁にあるのではないでしょうか?
実はロン毛の髪の結び、その状態が長く続くと、常に髪が引っ張られた状態となって毛根に負担・ダメージがかかります。
毛根には頭皮と密着して髪の強度をキープし、抜け毛を防ぐ毛根鞘が存在していたり、育毛にかかわりの深い成長因子・FGF-1を作り出す働きがあります。
そのため髪を結ぶヘアアレンジを頻繁にしていると、毛根が持つそもそもの働きが活きなくなり、頭皮環境や髪質の悪化ではげのリスクが高まってしまいます。
また髪を結ぶ状態が長く続き、毛根に負担がかかると、牽引性脱毛症のリスクが高まり、トップやサイド、うなじまわりも薄毛が進行してはげてしまうことがあります。
ロン毛はげの解決策!ヘアケアや日常生活の予防対処法
一度はイメチェンしてみたいと感じるロン毛でも、イメージしている以上に短いヘアスタイリングよりもはげのトラブルが出やすいと理解できたのではないでしょうか?
ただ、普段のヘアケアや日常生活でできるロン毛ハゲの予防・対処法を押さえておくと、安定・正常な育毛サイクルをキープして理想のロン毛を楽しむことができます。
ここではさっそく、ロン毛ハゲを予防・改善する、ヘアケアや日常生活の過ごし方を一緒に見ていきましょう。
血行促進に意識を向ける
薄毛の進行やはげは、頭皮の血行が悪くなって毛根や毛母細胞の栄養・酸素のとりこみが悪くなっている状態。
以下のような血行促進にアプローチできるメソッドに意識を向けて、今日からコツコツと実践継続していきましょう。
ブラッシング | 頭皮マッサージ同様の効果が期待でき、スタイリング前、シャンプー前、起床時、眠る前の4タイミングに行う |
血行促進に効果的な栄養、食べ物を摂る | ナッツや魚介類に多いビタミンE、トウガラシやワサビなどの辛味成分を補う |
頭皮マッサージ | シャンプー時やスタイリング前に頭皮マッサージを行うと、血液を運ぶ役割を持つ頭皮の筋肉がほぐれてめぐりがスムーズになる |
適度な運動 | 有酸素運動、筋トレともに血行促進にアプローチでき、特に筋トレは太く抜けにくい髪を育てるホルモン・テストステロンの分泌を促す |
ヘアスタイルをこまめに変える
毛根への刺激がかかりやすい結んだアレンジや、いつも同じ分け目のロン毛スタイルは、髪と頭皮の一部分ばかりに強い負荷がかかって全体的なダメージにつながります。
髪の分け目を頻繁に変える、下ろす・結ぶ髪型を長時間しないなど、ヘアスタイルをこまめに変えて頭皮と髪にかかるダメージを少なくしていきましょう。
おわりに
夏から秋に季節が変わると、新しいヘアスタイルのロン毛にイメチェンしてみたいと考える方が増えることでしょう。
ロン毛は短いヘアスタイルよりもさまざまな要因が重なって薄毛や抜け毛の進行からはげやすい髪型と言えます。
理想的なヘアアレンジのロン毛を楽しみながら日々のヘアケアを十分に、そんな意識を忘れずに理想の髪型をキープしていきましょうね!
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担当ライター「kana」
アパレルショップ勤務を経て、以前から興味を持っていたフリーライターに転身。
マイブームは朝活と3ヶ月に一度のサロン通いで全身のボディメンテナンスを受けること!
ドライヘッドスパの体験や日頃のリサーチから得たコンテンツを、ユーモアを交えてわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
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