生え際の産毛が多いのは薄毛の危険性がある?良い産毛・悪い産毛の見極め方を紹介!
育毛対策によって、産毛が生えてきたら嬉しいですよね。
これまでやってきた育毛対策の効果を実感しながら、薄毛や抜け毛が予防できると期待するでしょう。
しかし、実は産毛の状態によっては、素直に喜べないケースもあります。
本記事では、育毛対策の1つとして産毛をテーマに解説しています。
どのような状態が正常といえるのか、さらに産毛を太く成長させるための方法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
産毛には良い産毛と悪い産毛がある
実は、産毛には良い産毛と悪い産毛があります。 大体予想は出来ると思いますがご紹介させていただきます。
良い産毛とは?
ポイント1 | フワフワの肌触り |
ポイント2 | 白っぽい産毛 |
ポイント3 | 髪の毛の密度が狭くなった |
ポイント4 | 頭皮が白っぽく柔らかくなった |
ポイント1 フワフワの肌触り
生えたての毛は触った時に絹の様なフワフワとした肌触りを持っています。
ポイント2 白っぽい産毛
実は生えてきた産毛は黒ではなく少し濁った白色をしています。
これは毛母細胞の分裂が活性化した状態となってはいるものの、メラニン色素を定着させるメラノサイトが回復しきっていない状態となっていますです。
メラニン細胞(めらにんさいぼう、英: melanocyte)は、メラニンを形成する細胞。 メラノサイトとも呼ばれる。 チロシナーゼを有し、血液からのチロシンからメラニンを生成する。 毛母基、脂腺、汗腺、真皮、脈絡膜、虹彩、髄膜、子宮小丘などに出現する。 引用:メラニン細胞 - Wikipedia
この状態であれば発毛の前兆と言っても良いでしょう。 後はこの産毛を育てる事が出来れば薄毛改善となります。
ポイント3 髪の毛の密度が高くなった
もし、髪の毛の密度が高くなったのであれば、発毛の可能性が高いです。
通常髪の毛には一つの毛穴から2本~4本生えていますので、順調に正常な状態に戻ってきています。
頭皮の毛穴の奥底にある毛髪の元となる毛母細胞が、行なってきた薄毛対策の効果で回復してきたこともあり、しっかり栄養を届ければ産毛を太く成長させることもできます。
ポイント4 頭皮が青白っぽく柔らかくなった
頭皮の状態によってもその産毛が発毛状態なのか脱毛状態なのかが分かります。
頭皮が青白いのは、毛根等が透けて青白くなっている為、正常で健康な状態といえます。
また、頭皮が柔らかいのは毛細血管の血流が滞りなく通っている為、栄養が運ばれている証です。
悪い産毛とは?
ポイント1 | チクチクとした産毛 |
ポイント2 | 生え際や頭頂部に産毛が増えた |
ポイント3 | 髪の毛の密度が低くなった |
ポイント4 | 頭皮が赤っぽく固い |
ポイント1 チクチクとした産毛
チクチクとした産毛は、感嘆符毛(かんたんふもう)といって、この「!(ビックリマーク)」の様に、先端は正常で根本に近くにつれて細くなっている短い毛の事を指します。
この毛は病的毛で一種の円形脱毛症と言われています。
ポイント2 生え際や頭頂部に産毛が増えた
通常産毛があるという事は良い事なのですが、前頭部や頭頂部にだけ産毛が増えだしたら危険信号かもしれません。
髪の毛が健康な人は頭皮全体に産毛がありますが、この場合はAGA(男性型脱毛症)が考えられます。
このまま放置をすると前頭部や頭頂部だけ産毛になります。
ポイント3 髪の毛の密度が低くなった
この状態は「新たに産毛が増えた」ではなく「既存の毛が産毛になった」という状態ですので、確実に薄毛になりつつある証拠です。
「毛穴から2本~4本生えています」と先程書きましたが、この状態は1本化現象と言い毛穴から1本しか生えてない状態になるか全て抜けてしまっているので、密度が低くなっているのです。
ポイント4 頭皮が赤っぽく固い
青白い頭皮が一番良い状態ですが、赤っぽくなるにつれて脱毛してしまう原因となってしまいます。
青白い | 正常な状態 |
黄色 | 皮脂のつまり・汚れが溜まっていて皮脂酸化状態 |
赤色 | 血行不良になりかけで頭皮が炎症状態 |
茶色 | 血行不良で様々なトラブルが起こる状態 |
この様に上から順番に悪くなっています。
産毛が生えてきたからといって調子に乗るとフサフサにはならない
産毛が生えたことに喜びを感じている間も束の間、なかなか太く成長しないというケースもみられます。
せっかく産毛が生えてきたのに、すぐ抜けてしまうこともあるでしょう。
もともと産毛は、毛乳頭が細く毛自体も細いため、そのまま成長しなければ抜け落ちやすいという特徴を持っています。
そのため、産毛をできる限り抜け落ちないようにして、太く成長させることが重要です。
シャンプーの時にゴシゴシ洗うのではなく、頭皮を動かすようにしてシャンプーをすれば産毛は抜けにくくなります。
産毛が生えているかはマイクロスコープで確認しよう!
対策をして実際に髪の毛が生えてくるまで最低でも3ヶ月はかかります。 ただ、そこまで時間がかかると不安になってきますよね。
そんな時は「マイクロスコープ」を使って自分の頭皮を見てみましょう。
正しい対策をしていたらマイクロスコープ越しだと1ヶ月程度で実感が出ます。
下記の画像は、実際に私が自社で運営する発毛サロンで一か月施術を受けた状態ですが、産毛だけじゃなく毛穴の状態も確認出来るので、マイクロスコープはかなり便利です。
金額が高いんじゃないの?と思われがちですが、Amazonとか楽天で3000円程度の製品でもかなり倍率が良く綺麗に確認出来るマイクロスコープが多いので、産毛のチェックは是非ともマイクロスコープで行いたいです。
髪の毛はストレスも脱毛の原因となってしまいますので、生えてきている状態を確認出来ると薄毛のストレスも軽減されるのでおすすめです。
発毛効果があった方必見!太く成長させる方法とは?
毛髪は、次の3つのサイクルを繰り返しています。
- 成長期(2年~6年)
- 退行期(2週間)
- 休止期(3ヶ月~4ヶ月)
成長期でしっかりと育毛しなければ、退行期を迎えて脱毛してしまいます。
もともと産毛は抜け落ちやすい毛ですから、成長期の間に太くさせておくことが大切です。
育毛剤を活用する
産毛が生えた部分を太く成長させるために、有効な手段といえば育毛剤です。
毛髪が生えていない状態にアプローチする発毛剤に対して、すでに生えている毛髪にアプローチするのが育毛剤です。
常に使用し続けることが重要ですが、成長期に合わせて使用することで大きな効力を発揮します。
発毛剤によって産毛が生えてきたら、育毛剤に切り替えて太く育てるとよいでしょう。
有酸素運動を心掛ける
産毛をしっかりとした太い毛髪に育てるには、栄養が必要です。
食生活に気を配っていても、ある程度の育毛効果はみられますが、有酸素運動を併用することでより高い効果が得られます。
有酸素運動によって血行を促進し、頭皮の毛乳頭に毛細血管を通じて栄養を送る必要がありますが、そもそも血行が悪いと毛細血管の先まで栄養が届きません。
効率的に有酸素運動を実践して血行をよくすることで、産毛を太く成長させるきっかけにも繋がるでしょう。
睡眠や食生活など規則正しい生活習慣を意識する
毛髪の成長やホルモンの分泌量が増えるタイミングは寝ているときです。
産毛を太く成長させたいなら、規則正しい生活を心掛けて、毎日適度な睡眠をとるようにしましょう。
また、毛髪の主成分であるケラチンは、アミノ酸によって作られているタンパク質です。
ケラチンを合成するアミノ酸のなかには、食事からでないと得ることができない必須アミノ酸も存在するため、摂取すべき栄養素について理解しておく必要があります。
しかし、アミノ酸を多く含んだ食品であっても、脂肪分も多い食品は脱毛を引き起こしやすくしてしまうため、バランスのよい食生活を心掛けましょう。
さいごに|発毛した産毛を太く成長させたいならAGA対策も効果的!
生え際に産毛が生えてくるようならAGAの可能性が高いです。
そのため、なるべく早くAGA対策をしましょう。
しかし、発毛した産毛を太く成長させる場合もAGA対策は効果的です。 最後に、本記事の内容をまとめます。
- 生えていなかった部分に産毛があれば発毛の可能性
- 生え際が後退していれば薄毛の可能性
- 産毛が太くならない場合は脱毛の可能性
- 毛髪のサイクルは「成長期→退行期→休止期→成長期」
- 産毛を太く成長させるためには育毛剤が有効
- 運動や睡眠・食生活にも気を配る
- 産毛を太く成長させたいならAGA対策も効果的
AGA対策によってヘアサイクルが正常になるため、成長期に効果的に産毛を太くすることができます。
本記事が、育毛対策による産毛について、詳しく知りたい方の参考になれば幸いです。