長い時間テレビやスマホを見ていたり、デスクワークでの作業では、目の奥がヒリヒリと痛むような眼精疲労を感じることがあるのではないでしょうか？

 

眼精疲労は瞳のトラブルというイメージが一般的ですが、実は頭皮と髪にも良くない影響を与えて薄毛につながる原因になることがあるんです。

 

今回のコラムでは、眼精疲労がどうして薄毛に原因になってしまうのか、気になる関係性を徹底解説！

 

さらに、眼精疲労と育毛の両方にアプローチできる栄養や食べ物、セルフでできるツボのケアなどもお伝えしていきますので、目の疲れと薄毛の悩みがある人はぜひ参考にしてくださいね。

 

 

眼精疲労が薄毛の原因に？その理由を詳しく解説！

 

眼精疲労は目もとばかりではなく、薄毛にかかわりのある頭皮環境にも良くない影響を与えてしまいます。

 

では眼精疲労がどうして薄毛の原因になってしまうのか？

 

ここでは眼精疲労の状態と薄毛になる関係性を詳しくお伝えしてみたいと思います。

 

 

血流が妨げられてしまうため

薄毛の原因や、健やかな髪を育てて頭皮環境を整えていくためには、血流が重要なキーポイントになると言われています。

 

頭皮の血流は、薄毛を改善するための栄養や酸素を毛根に運んで髪と頭皮の細胞分裂を助ける働きがあります。

 

ですが眼精疲労は、目のまわりの神経やリンパ管、血管が筋肉のこわばりによって圧迫され、血流やリンパの流れが妨げられた状態にあります。

 

すると、目のまわりの神経や血管、リンパ管とひとつながりになっている頭皮の血流も妨げられ、毛根が栄養不足状態となって抜け毛の進行から薄毛に変わってしまうのです。

 

 

頭皮が硬くこわばり、毛穴が詰まるため

頭皮の血流は皮膚の弾力やしなやかさを助ける働きがあるのですが、眼精疲労は目や頭に存在している筋肉が凝り固まり、柔軟性を失った状態にあります。

 

すると、頭皮の汚れや老廃物、毒素が流されなくなって毛穴が詰まり、毛根に栄養が届かなくなったり髪の成長が妨げられてしまいます。

 

さらに頭皮の硬さやこわばりによる毛穴の詰まりは、頭皮の血管内にも老廃物・毒素が溜まってしまいます。

 

眼精疲労によってこの状態が長く続くと、頭皮のターンオーバーの際に表皮に毒素や老廃物が浮かび上がり、炎症や頭皮ニキビ、赤みやかゆみなどの深刻なトラブルの原因になることがあるのです。

 

 

 

新しい髪と頭皮が作られなくなる

髪と頭皮は、一定の期間で古い細胞が新しい細胞に入れ替わる、ターンオーバーや新陳代謝を繰り返しています。

 

髪と頭皮の新陳代謝は、毛根に酸素や栄養が行き届いてこそ機能が安定するため、眼精疲労になると新しい髪と頭皮が作られにくくなって抜けやすく弱い髪ばかりが残ってしまいます。

 

新陳代謝やターンオーバーは、加齢やストレスの影響を受けると乱れがちになりますが、ここの眼精疲労というトラブルが加わるとさらに新しい髪と頭皮が作られにくくなって薄毛の慢性化につながってしまうのです。

 

 

 

眼精疲労はM字のハゲになりやすい

髪の左右の生え際がハゲて後ろ側に後退し、Mのカタチになってハゲている状態のことを言うM字ハゲも、実は眼精疲労が原因のひとつと考えられています。

 

その理由は、髪の左右の生え際は、眼精疲労が起こっている目のまわりの血行不良・筋肉のこわばりの影響をダイレクトに受けやすいため。

 

眼精疲労による目の神経、筋肉や皮膚のこわばりは、頭の左右にある血管やリンパ管の流れを妨げてしまうことで左右の髪に栄養が行き届かなくなり、M字ハゲの原因になってしまうと言われています。

 

 

 

眼精疲労が原因の薄毛を改善・予防！日常のセルフケアをチェック

 

わたしたち現代人は、スマホやテレビ、パソコンを使って仕事をしたり、趣味やライフスタイルに役立つ情報を収集することが常なので、この日常が薄毛のきっかけになってしまうこともめずらしくはありません。

 

ピリピリと痛みを感じることも多い眼精疲労からの薄毛進行を食い止めるべく、ここでは両方の改善・予防に効果的なセルフケアの方法とポイントをお伝えしてみたいと思います。

 

 

 

目もとと頭皮を温める

眼精疲労による薄毛は、目のまわりの筋肉とそこから一直線につながっている頭皮の筋肉が緊張・こわばった状態になり、血流を妨げて毛根に栄養や酸素が届きにくくなってしまいます。

 

目のまわりの筋肉と、頭皮の筋肉のこわばりを緩和するために、仕事や家事の合間に目もとや頭皮をゆっくりじっくり温めてみましょう。

 

• 濡らしたタオルをレンジで温める
• 温感作用のあるホットアイマスクを活用する

 

というアイテムを常備しておくと、眼精疲労の鈍い痛みを緩和しながら目もとと頭皮の筋肉のこわばりをほぐして血液・リンパ液の循環が促されていきますよ。

 

 

 

眼精疲労の状態に応じて目薬を使う

眼精疲労を時短でリセットするのに役立つのが目薬ですが、バリエーションがたくさんあってどんなタイプを選ぶのが良いか、悩んでしまったことはありませんか？

 

自分の眼精疲労の状態にあった目薬を常備しておくと、疲れや目の奥の痛みが気になった際にでもすぐにケアができ、爽快感を感じながら気分もリフレッシュできます。

 

薄毛の原因になる眼精疲労の対策に効果的な、目薬のタイプをまとめてみました。

 

清涼感で気分をすっきりさせたい、眠気による眼精疲労が気になる場合	クールタイプの目薬を選ぶ
眼精疲労とピントのずれが気になる場合	瞳のピントをコントロールする毛様体金を整えるネオスチグミンメチル硫酸塩配合のタイプを選ぶ
瞳の乾燥によるうるおい不足や乾燥が気になる場合	瞳に水分を集めて補い、保持する働きのあるビタミンA配合の目薬を選ぶ
長時間のコンタクト使用による眼精疲労が気になる場合	コンタクト使用中、裸眼にも使える専用の目薬を選ぶ
瞳の炎症、ヒリヒリした痛みによる眼精疲労を治したい場合	グリチルリチン酸ジカリウムなど抗炎症作用のある成分配合の目薬と選ぶ
目薬で瞳にしっかりと栄養を与えたい場合	瞳のうるおいや栄養補給に役立ち、乾燥や眼精疲労を防ぐビタミンB6、ビタミンB12、タウリン配合の目薬を選ぶ

 

 

 

睡眠環境や時間、質を見直す

眼精疲労による薄毛や抜け毛は、睡眠の環境や時間、質を見直すことで改善しやすくなります。

 

その理由は、深く質の良い眠りが眼精疲労でダメージを受けた瞳の神経をじっくり休め、修復する働きがあるからです。

 

また質の良い睡眠は、薄毛の原因となる頭皮環境の乱れを再生する成長ホルモンの分泌が促されます。

 

 

というポイントを押さえておくと、睡眠のリズムが整って質も良くなり、眼精疲労と薄毛の両方の改善・予防にアプローチできるでしょう。

 

 

 

 

スマホ、パソコン、テレビは適宜休憩を入れる

スマホやパソコン、テレビなどわたしたちのライフスタイルに欠かせないツールでも、長時間の使用では発せられるブルーライトを影響で瞳にダメージが加わり、眼精疲労はもちろん肩こりや首コリ、頭痛などのさまざまなトラブルを誘発してしまいます。

 

スマホやパソコン、テレビを一切使わないことは現実的に難しいため、1時間見たら10分休むといった適宜の休憩を入れて、使用のとひと休みのバランスを取るようにしましょう。

 

またブルーライトは神経や脳を興奮させる自律神経・交感神経を刺激して眠りの質を悪くしてしまうため、眠る前の使用はできるだけ控えるよう心がけることがおすすめです。

 

 

眼精疲労と薄毛改善にアプローチ！集中ケアの方法をご紹介

 

眼精疲労と薄毛の改善は、専門的なケアが受けられるヘッドスパやツボ押し、自身で行う頭皮マッサージの際に活用がおすすめの育毛剤による、集中的な対処も必要と言えます。

 

眼精疲労と薄毛の改善にダイレクトな作用が期待できる、集中的なケア方法を一緒にチェックしてみましょう。

 

 

 

育毛剤とヘッドブラシをセットで使う

目の筋肉や神経は頭皮とひとつにつながっているため、頭皮のこわばりをほぐすと眼精疲労の緩和・予防に働きかけることができます。

 

毎日のシャンプー後や起床後、髪型をセットする際には、育毛剤とヘッドブラシをセットで使用してみましょう。

 

育毛剤を塗布した後に、ヘッドブラシを使うと、育毛剤の成分を髪と頭皮全体に行き渡らせながら、ツボやリンパ経路が刺激されて血行が良くなったり、こわばりがほぐれて眼精疲労の緩和にもアプローチできます。

 

育毛剤はスーッと気分がリフレッシュできる香りが定番なので、ヘッドブラシと使うたびに薄毛と眼精疲労によるストレスのケアにも役立ちますよ。

 

 

 

定期的にヘッドスパを受けてみる

眼精疲労が慢性化し、セルフでのケアでは対処が追い付けないと感じた場合は、定期的にヘッドスパを受けてみてはいかがでしょうか？

 

ヘッドスパは、頭皮の筋肉・ツボ・リンパ経路に沿ってマッサージを受けることができ、血流やリンパ液のめぐりを整えて眼精疲労と薄毛の改善予防の両方にアプローチできます。

 

さらにヘッドスパには以下の種類があり、眼精疲労と薄毛の悩みに応じた種類を手軽に選択することができます。

 

ドライタイプ	オールハンドのナチュラルな施術で目もとや肩、耳まわりのツボをほぐしてもらえる
アロマタイプ	香りの作用が自律神経を整え、眼精疲労や薄毛によるストレスを癒す
クリームバスタイプ	薄毛改善に効果的な栄養を含んだクリームマスクを塗布し、マッサージを受けられる
オイルタイプ	マッサージと保湿、収れん、クレンジング作用のあるオイルでマッサージを受けられる

特にドライタイプのヘッドスパは、他の種類に比べると価格が安値で、弊社のヘッドミントでは70分3,980円と定期的に通いやすいプランを提供しています。

 

• リンパ経路に沿ってマッサージ効果を高める「カッサ」
• ジーンジーンとした刺激が心地よく、頭皮全体のくまなくほぐす「EMS」

 

といったオプションがプラスされたドライヘッドスパも展開されているため、眼精疲労・薄毛のスペシャルケアに定期的に施術を受けてみてくださいね。

 

 

 

眼精疲労と薄毛対策に効果的なツボ押しをする

目のまわりや頭皮には、眼精疲労と薄毛対策の両方に効果的なツボがいくつも存在しています。

 

お仕事や家事中に眼精疲労を感じた際にも手軽に実践できる、薄毛対策にも効果的なツボの場所と押し方のポイントをまとめてみました。

 

 

 

太陽（たいよう）

こめかみのへこんだ部分に位置している太陽というツボは、目のまわりのこわばりをほぐして血行を助ける働きがあります。

このツボを押した際に痛みやじくじくとした刺激が出た場合は、眼精疲労が悪化しているサインとなるため、適度な刺激を加えてもみほぐしながらツボを刺激するようにしましょう。

 

 

 

天柱（てんちゅう）

首の後ろ側の頭との境目・中央に位置している天柱は、ツボを刺激することで頭部船体の血流を助けたり、髪を太くする作用があると言われています。

眼精疲労は肩や首まわりの筋肉のこわばりが原因になっていることもあるため、このツボを押すと肩と目、首と頭までトータル的に不調を緩和することができますよ。

 

 

 

角孫（かくそん）

耳の裏側の一番上に存在している角孫というツボは、薄毛や抜け毛の改善・予防に効果的な特攻ツボと言われています。

角孫を刺激すると、目のまわりに心地よい圧がかかって頭皮まで刺激が伝わり、血液循環を助けて眼精疲労の緩和と薄毛対策にアプローチできます。

 

 

 

ツボを刺激する際のポイント

これまでにご紹介した、眼精疲労と薄毛に効果的なツボは、

 

• 痛いけれど心地よいと感じる程度に押す
• 1回あたり2～3秒を目安に押す

 

ことがポイントです。

 

眼精疲労の改善や薄毛対策に効果的なツボは胃腸の働きを整える作用があることで食後すぐに行ってしまうともたれやむかつきが出やすくなるため、できるだけ空腹時に行うようにしましょう。

 

 

眼精疲労と薄毛対策に効果的な栄養・食べ物をチェック！

 

眼精疲労が原因の薄毛は、ヘアケアや目もとのうるおいケアと、どうしても表面的なケアにチカラを入れてしまう傾向にありますが、内側からのケアにも気を配ることが改善・予防を早めるポイントになります。

 

眼精疲労と薄毛対策には、意外に身近にある食べ物・栄養が効果的と言われ、食事に摂り入れることでバランスよくさまざまな栄養を補うことができます。

 

眼精疲労と薄毛対策に効果的な栄養と含有が多い食べ物、それぞれがおすすめの理由をさっそくチェックしてみましょう。

 

 

 

血流を助けるアントシアニン

アントシアニンは紫芋やナスの皮、ブルーベリーの皮・果肉に含まれる栄養素で、眼精疲労対策のサプリメントにも使用されています。

 

アントシアニンは血流を助ける作用があり、食事や含有の多いサプリメントで摂り入れることで、目のまわりとそこから一直線につながっている頭皮の血管に作用し、栄養や酸素が届きやすい状態に整えて眼精疲労と薄毛の改善にアプローチできます。

 

またアントシアニンは、薄毛の原因となる活性酸素のダメージから頭皮と髪を守る作用があり、眼精疲労以外にも活性酸素の影響が気になる人に効果的な栄養となっています。

 

 

 

うるおい保持と炎症を防ぐβカロテン（ビタミンA）

ビタミンAの別称があるβカロテンは、薄毛に対しては頭皮の環境を健やかに整え、炎症を防いだり活性酸素のダメージから髪と頭皮をガードする作用があります。

 

βカロテンの眼精疲労への作用は、目の粘膜にうるおいを与えて保持し、乾燥や刺激のダメージをブロックする作用があります。

 

βカロテンは主に、カボチャやニンジン、小松菜など、色の濃い緑黄色野菜に含有が多くあります。

 

 

 

血行促進と抗酸化作用に優れたビタミンE

ナッツ類やお茶類に含有が多いビタミンEは、薄毛改善と眼精疲労のケアに役立つ、血行を促進する作用があります。

 

またビタミンEの髪と頭皮に対する作用はその他にも、髪の成長を助けたり紫外線や摩擦、ストレスによって増える活性酸素を無効化・抑制する働きも備わっています。

 

ビタミンEの眼精疲労への作用は、目のまわりの筋肉のこわばりをほぐしてめぐりを整えるため、冷えや目の酷使による疲労が気になる人にも効果的な成分となっています。

 

 

 

新陳代謝を助けるビタミンB1

大豆製品、肉類、魚類に多く含まれているビタミンB1も、眼精疲労と薄毛対策の両方に効果的な栄養成分です。

 

ビタミンB1の眼精疲労へのアプローチや、ピントのずれや目の奥のピリピリとした痛みの原因となる視神経を正常なコンディションに整える効果が期待できます。

 

代わってビタミンB1の薄毛へのアプローチは、古い髪の毛と皮膚を新しいものに変える新陳代謝を助ける働きがあります。

 

ビタミンB1をこまめに食事から補うと、髪と頭皮の細胞分裂や新陳代謝が正常化し、丈夫な髪が生えて維持できやすいコンディションに整っていくでしょう。

 

 

まとめ

 

いろいろな薄毛対策を試してみても改善が見られない場合は、目が問題の眼精疲労が原因となっている可能性が大と言えます。

 

薄毛には細かな原因がいくつも存在しているため髪と頭皮の状態以外にも意識を向けながら、眼精疲労からの薄毛を早めに解決していきましょう。

 

 

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担当ライター「kana」

アパレルショップ勤務を経て、以前から興味を持っていたフリーライターに転身。

 

マイブームは朝活と3ヶ月に一度のサロン通いで全身のボディメンテナンスを受けること！

 

ドライヘッドスパの体験や日頃のリサーチから得たコンテンツを、ユーモアを交えてわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

 

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