卵が育毛に効果的?ゆで卵・卵の殻で薄毛対策は可能?
髪の毛に効果的な食品には、さまざまな種類が存在しますが、卵もその1つ。
育毛効果を高めるためにも、積極的に卵を取り入れることをおすすめしますが、実際どのような方法で食べるべきなのか分からないですよね。
本記事では、卵が髪の毛に効果的な理由や朝食に取り入れるべき理由なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
卵が育毛に効果的な理由とは?そのメカニズムを解説!
卵には、主に下記の成分が含まれています。
- たんぱく質
- ビタミン
- 亜鉛
- カルシウム
- 鉄
- マグネシウム
- 葉酸
- 脂質
ちなみに、たんぱく質とビタミン、亜鉛は健康的な毛髪を育てる3大栄養素。
また、卵が育毛に効果的な食品である理由には、卵の黄身に含まれるビオチンという成分が関係しています。
卵の殻にある卵殻膜も髪の毛に良いといわれています。それでは、ビオチンと卵殻膜について、詳しくみていきましょう。
卵の殻(卵殻膜)が育毛に効果的?
卵殻膜とは卵の殻の内側にある薄い膜のこと。主に、下記の成分が含まれます。
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- グルコサミン
- プロテオグリカン
これらは、肌細胞の再生に効果的な成分です。また、卵殻膜とヒトの肌・髪は構成するアミノ酸の種類が同じですので、ヒトに取り入れやすいです。
肌が再生する仕組みは細胞の再生と分裂の効果ですから、卵殻膜を用いた育毛剤は、毛母細胞の分裂を活発にして育毛を促す効果が期待できるでしょう。
卵の黄身に含まれるビオチンが育毛に作用?
卵の黄身に含まれているビオチンは、ビタミンB群に属する水溶性のビタミンで、ビタミンHとも呼ばれています。
このビオチンは、髪の主成分であるケラチンの生成において重要な役割を果たしています。
また、皮膚の新陳代謝を改善して皮膚を健康な状態に保つ働きもあるため、卵からビオチンを摂取することで、頭皮の健康状態を維持してくれます。
育毛に効果的な卵の食べ方は?
卵にはさまざまな食べ方がありますが「ゆで卵」「目玉焼き」の2つがおすすめです。
卵の黄身に含まれるビオチンは、白身に多いたんぱく質のアビシンと混ざると、カラダに吸収されにくくなってしまいます。
そのため、卵かけご飯やたまご焼きは育毛効果が下がる食べ方なのでおすすめできません。
つまり、白身と黄身を混ぜる食べ方である卵かけご飯やたまご焼きよりも、ゆで卵や目玉焼きの方が、より多くのビオチンをカラダに取り入れることができます。
卵を朝食に取り入れる理由は?
最近は、卵を食べ過ぎてもコレステロールオーバーにはならないといわれています。
とはいえ、食べ過ぎると、腸内環境の乱れや内臓疲労など健康を害する可能性もあります。
健康のためには、毎食卵を食べるのではなく、朝・昼・夜の3食のどれか1食だけにしておいた方がよいでしょう。
ちなみに、卵を食べるとしたら、おすすめは朝食。その理由について、詳しく解説していきます。
卵を朝食で摂るべき理由3選
ここでは、卵を朝食で摂るべき理由についてまとめています。それでは、みていきましょう。
育毛に作用するため
卵の育毛効果とは、毛母細胞の分裂を活発にして育毛を促す効果とケラチンの生成や新陳代謝の活性化で得られる効果のことです。朝食で卵を食べれば、朝から効果を得ることができるでしょう。
視力回復に効果的なため
育毛効果だけでなく、卵には視力回復効果もみられます。そのため、朝食で卵を食べれば、視力回復効果を得た状態で1日をスタートできます。
腹持ちがよいため
卵は腹持ちがよいため、朝食に食べると満腹感が持続します。そのため、卵料理の朝食で1日をスタートすると、ダイエット効果も得ることができるでしょう。
卵成分をサプリメントで摂取することもおすすめ!
卵を食べると、視力回復などの効果も得ることができますが、食べ過ぎると健康を害する可能性があります。
卵を食べ過ぎず、育毛によい成分だけを効率的に摂取できる方法は、サプリメントを活用することです。
ビオチンを含むサプリメントで、卵成分を効率よく摂取しましょう。
さいごに|卵を食べて育毛を実感しよう!
卵は髪の毛に効果的な食品です。
ただし、毎朝卵を食べていても、卵かけご飯のような白身と黄身を混ぜる食べ方だと、思ったような効果は得られません。朝に卵を食べるなら、ゆで卵か目玉焼きにしましょう。
最後に、本記事の内容をまとめます。
- 卵に含まれるビオチンは育毛に効果的
- ビオチンは、白身に多いたんぱく質のアビシンと混ざると逆効果
- 卵殻膜も髪の毛に良い
- 効果的な卵の食べ方は「ゆで卵」「目玉焼き」
- 朝食で卵を食べると良い
- サプリメントで卵成分を摂取することもおすすめ
本記事が、育毛と卵の関係性について知りたい方の参考になれば幸いです。