育毛剤とドライヤー、どっちが先?正しい順番を押さえて効果的な育毛を!
抜け毛や薄毛、頭皮環境のトラブルに悩む方に、救世主的なアイテム・育毛剤ですが、塗布してからドライヤーを使うのかまたはその逆パターンが正しい使い方なのか、順番がイマイチつかめないと感じていませんか?
ふたつのヘアケアアイテムは一緒に使うことで育毛の効果を高めたり、毛髪の強化や頭皮環境を健やかに清潔に整える相乗作用が得られますが、この順番があやふやになっているとどんなに高級なエッセンスやドライヤーを活用しても実感できない可能性が…。
ここでは頭皮環境・髪の悩みに応じて選んだ育毛剤の効果をしっかりと実感するために、育毛剤とドライヤーの正しい使用順番を詳しく解説します。
さらに、ふたつのヘアケアアイテムの使う順番を知っておくべき必要性やメリット、それぞれの育毛に対するアプローチ内容も参考にしながら、効果的な育毛ケアを継続していってくださいね。
育毛剤かドライヤー、最初はどっち?正しい順番を伝授
抜け毛や薄毛対策、頭皮環境の改善に育毛剤を用意したものの、
「先に使う方がわからず、いつも気分でバラバラになってしまう…効果的な使用の流れを知りたい」
と混乱、判断が難しく感じることがあるでしょう。
育毛剤の使い始めに多くの人が抱きやすい、正しい手順と注意点を詳しくまとめてみました。
育毛剤とドライヤー、ドライヤーが先!
混乱してしまうことが多い、抜け毛や薄毛対策に必須のヘアケアアイテムですが、しっかりと育毛にアプローチできるのはドライヤーを当てて乾かした髪に使うことがおすすめと言えます。
育毛剤は市販・通販専用・サロン専用とたくさんのタイプがバリエーションされていますが、ブランドや配合成分にかかわらずにドライヤーを使って乾かした髪に当てる使い方がほぼ一般的となっています。
この使い方の有効性や目的、メリットは次項以降からも詳しくお伝えしますので、一般的にはドライヤーで髪を乾かし、のちにエッセンスを使う流れを忘れずにいてくださいね。
ドライヤーから育毛剤、その後はまたドライヤーを使う
ドライヤーを使って髪をしっかりと乾かしてから育毛剤を使うことが基本とお伝えしましたが、実はこの流れで終わりではないんです。
髪を乾かしてから育毛剤を馴染ませたら、次は再度ドライヤーを使って髪を乾かしておくアフターケアが必要になります。
ドライヤーで髪を乾かす→育毛剤を塗る→再度ドライヤーを使うという順番が基本・必要と言えるのは、
育毛剤の自然乾燥がNGだから | 育毛剤塗布後の自然乾燥で髪が濡れた状態が長く続くと、雑菌の繁殖によりかゆみやニオイにつながる |
毛根、髪の表面、髪の内側、頭皮、角質層へのケア | 毛根、髪の表面と内側、頭皮、角質層にまで育毛剤の有効成分を浸透させるため |
頭皮の血液循環を促すため | 育毛剤配合の有効成分の浸透、代謝やターンオーバー、栄養供給を助ける血液循環を促す |
頭皮マッサージを欠かさずに行うこと!
育毛剤を塗ってからの流れでは、すぐにドライヤーを使って育毛剤の塗布による余分な水分を飛ばし、乾燥させるイメージがありますが、実はその中に頭皮マッサージをプラスすることがより育毛に効果的です。
ドライヤーで髪を乾かし、育毛剤を使ってから頭皮マッサージをすると、
- ドライヤーの熱、マッサージによる刺激で頭皮の血行がより促進される
- 上記の影響により育毛剤に配合された有効成分の馴染み、浸透、フィット力が高まる
- 頭皮の血行状態を長く促進できる
- 頭皮筋肉のコリ、硬さをほぐして育毛剤成分をより深く浸透させられる
などのメリットが活き、より正しい育毛ケアになって効果も実感しやすくなります。
頭皮マッサージを行う際は爪を立ててしまうと頭皮やキューティクルへの摩擦・刺激によるダメージにつながるため、指を立てて腹を使ってリズミカルにマッサージしましょう。
育毛剤を塗った後の頭皮マッサージはブレンドされた清涼成分がストレス解消やリフレッシュにもつながり、よりすっきりとした爽快感を得ることができますよ。
育毛剤を先に使うケース、アイテムがある!
多彩なタイプがバリエーションされている育毛剤の中には、タオルドライ後の濡れた髪にでも使える・効果を発揮するタイプもめずらしくはありません。
要はドライヤー、育毛剤の最初にどちらを使うかというよくある悩みは、
- 商品の仕様や配合成分
- 販売メーカーの商品コンセプト
などによって異なるケースがあるのが結論なんです。
そして育毛剤は積極的に成分・仕様・機能が研究されていて、常に最先端の商品にアップデートされています。
基本的に育毛剤とドライヤーは、どっちが先かと言えばドライヤーなのですが育毛剤それぞれの仕様や内容では、
- 乾いた髪よりも濡れた髪の方に効果、浸透力が活きるタイプ
- ドライヤーの熱で育毛成分を髪の内部に馴染ませていく仕様
もめずらしくはありません。
育毛剤とドライヤーの最初に使う方に迷ってしまったら、基本はドライヤーが先でもまず商品のパッケージや公式サイトにUPされている使い方をチェックすることが安心ですよ。
育毛剤とドライヤー、どっちが先?後に育毛剤が◎のワケ
はじめに使うヘアケアアイテムが育毛剤なのかドライヤーなのか悩みがちな今回のテーマですが、前項ではドライヤーから育毛エッセンスが効果的という理由をお伝えしました。
では実際に、この使い方をすることでどんなメリット・効果が得られるのでしょうか・
ここではドライヤーで髪をしっかりと乾かしてから育毛専用のエッセンスを使う効果、おすすめの理由を詳しくご紹介。
意外に見落としがちな、この使い方のデメリットや注意点も一緒にチェックしてくださいね。
有効成分の馴染み、浸透、定着が良くなる
ドライヤーで余分な水分を残さず、髪と頭皮をしっかりと乾かした状態に育毛剤を使うと、エッセンスに配合された有効成分の馴染み、浸透、定着をよくすることができます。
育毛剤・育毛エッセンスには、
トコフェロール(別名でビタミンE) |
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センブリエキス |
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ミノキシジル |
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パンテノール |
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亜鉛 |
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などなど、数えきれないほどの種類を使っているため、育毛効果を引き出すための成分をこの使い方でしっかりと髪・頭皮に送り届けることができます。
余分な水分残りによる悪影響がない
しっかりとタオルドライをした髪にドライヤーを当てるヘアケアと、タオルドライもドライヤーもおろそか、または自然乾燥に任せてしまった髪と頭皮のコンディションは、育毛剤の効果に大きな差が出ると言っても過言ではありません。
髪と頭皮に余分な水分が残ったまま、ドライヤーやタオルドライをおろそかにして育毛剤を使ってしまうと、
- 雑菌繁殖の原因となり頭皮の荒れ、かゆみ、赤み、ニオイのもととなる
- 髪のツヤ、ハリ、密度を守るキューティクルがダメージを受ける
- 髪と頭皮の内部に保持されていたうるおいがどんどん奪われ、不足減少につながる
- 育毛剤ブレンドの有効成分が余分な水分に分解され効果が活きなくなる
などのリスクが出やすくなります。
するとそれなりに手間暇とコストをかけて選んだ育毛剤がムダになってしまい、頭皮と髪の変化も実感できずじまいになることがあります。
逆にまっさらの髪に育毛剤を使う正しい手順は、育毛剤に使われた成分をしっかりと活かせるため、イメージしていたよりも早く髪と頭皮のより良い変化に気付きやすくなるでしょう。
両方の役割を活かせる
育毛剤とドライヤーはヘアケアアイテムと言う共通点がありますが、用途や目的はまったくの別物。
まず育毛剤には、
- 頭皮、毛髪環境を整える
- 育毛に必要な栄養を髪と頭皮に補う
- エイジングケア、保湿、収れんなどのヘアケアもできる
という役割があります。
そしてドライヤーには、
- 頭皮と髪の余分な水分を飛ばしてまっさらの状態に整える
- 育毛剤の馴染み、定着、浸透を助ける
- 熱を与えて頭皮の冷え、血行不良を緩和する
などの役割があります。
ふたつのヘアケアアイテムを正しい順番で使うと、それぞれが持つ役割が活かされる分効果的で早めの育毛実感が期待できるでしょう。
この使い方にはデメリット、注意点もある…!
さらさらに乾かしたまっさらな髪に育毛エッセンスを使うことが正しい手順でも、意外に見落としがちなデメリット・注意点もあるんです。
自分にベストな手順と使い方を知ってストレスフリーの育毛を継続していくために、ドライヤーから育毛剤の使用におけるデメリット・注意点も合わせて知っておきましょう。
塗りムラになりやすい
育毛剤を使う際には、ブロッキングと言って髪と頭皮にまんべんなく配合された有効成分を届けるための、髪の分け目を数ヶ所につけておく必要があります。
ですがほのかに水分を含んだ髪に比べると、まっさらに乾ききった髪は根元からふんわりとしたボリューム感が出るため、しっかり押さえつけながらのブロッキングが難しくなることがあります。
そして育毛剤を使う時に必要な髪の数ヶ所の分け目・ブロッキングは、はじめのうちは慣れていないこともあってジグザグのラインになり、その状態に育毛剤を塗っても塗りムラが出やすくなる可能性が。
育毛剤の塗りムラは育毛に必要な栄養成分が不足、または過分に塗り過ぎの状態になるため、本来の効果が半減してしまう心配があるのです…。
頭皮、髪がべたつきテカりやすい
育毛剤にブレンドされている有効成分は、ほとんどの種類が髪と頭皮へのフィット力・持続・定着・浸透に優れているため、やや粘性の強い質感が特徴でもあります。
そして育毛剤の質感は、塗った時に髪につややかさを与える仕上がりで、髪本来のサラサラマットな質感には仕上がらないことがほとんどです。
育毛剤の使い方、髪を数ヶ所ブロッキングしてから均等に塗って馴染ませていく流れをマスターできるまでにはそれなりの時間がかかるため、はじめのうちは適量が掴めずに塗り過ぎ、頭皮と髪のべたつきやテカリが気になってしまうことがあります。
ドライヤーの2度使いの手間や負担を感じる
育毛剤のタイプ・販売メーカーの中には、ドライヤーで乾かした髪に育毛剤を塗り、再度ドライヤーを当てて髪と頭皮を乾燥させるという使い方もめずらしくはありません。
このタイプの育毛剤を選んだ場合は、時間や気持ちの余裕があればストレスには感じないものの、ドライヤーの2度使いが手間や負担に感じることもあると言えます。
すると育毛剤の使用に負担やストレスを感じてしまい、継続が難しくなって初めから商品選びのやり直し、髪と頭皮の栄養不足に陥ってしまうことがあるのです。
育毛剤とドライヤーの順番。育毛剤を先に使う効果を解説!
育毛剤とドライヤーはドライヤーを当てて髪を乾かしてから育毛剤を使うことがほとんどの商品に当てはまる使い方ですが、タオルドライ後の濡れた髪に使用することにも実はメリットがあるんです。
そして現役有名美容師の間では、ドライヤーを当てる前のタオルドライした髪に育毛剤をつけることに有効性・メリットがあるとの興味深い報告もなされています。
育毛剤とドライヤー、どっちを先に使うのが良いのか、ここでは育毛剤を先に使う効果やおすすめポイントを詳しくお伝えしましょう。
しっかり目のタオルドライなら成分が溶けない
育毛剤とドライヤー、どっちが先かという順番に関する疑問点は、育毛剤に配合された有効成分が水分に溶け出してしまわないよう、乾いた髪に塗布することが良いとお伝えしました。
ですがタオルドライをしっかりとし、頭皮や髪にたらたらと流れてしまうような余分な水分が頭皮に残っていない場合は、育毛剤の有効成分が水分に溶け出すリスクが少なくなると言われています。
育毛剤とドライヤーの順番は、忙しい毎日を過ごしていると順番がバラバラになってしまうこともあるでしょう。
タオルドライ後すぐにドライヤーを当てる手間暇に負担を感じ、すぐにヘアセットをしなければならないシチュエーションの場合は、タオルドライさえしっかりとし、余分な水分を取り除いておけば育毛剤本来の効果が半減する心配はなくなりますよ。
髪の分け目がつけやすく育毛剤の塗布がラクになる
しっかりとタオルドライをして余分な水分を取り切った髪に育毛剤を塗っていくのは、髪の分け目がつけやすいことで育毛剤の塗布がラクになるメリットがあります。
育毛剤の塗布は、髪の分け目をしっかりとつけて分け目のラインに沿って均等に塗り、馴染ませていくことが正しい使い方。
ですがドライヤーを先に使ってからの乾いた髪は、ドライヤーの熱や風によって根元からふんわりと立ち上がり、分け目がつけにくくつけようとしても地肌のラインがグネグネに曲がったようになることがあります。
逆にドライヤーを使う前のほのかに水分を含んだ髪に育毛剤を使うのは、髪の分け目がまっすぐにつけやすいことで均等にムラなく育毛剤を塗布でき、その分有効成分の育毛効果が活きやすくなるのです。
ドライヤーの二度使いの手間や負担がない
ドライヤーと育毛剤の正しい順番はドライヤー→育毛剤→育毛剤を馴染ませるための再ドライヤーが基本となっていますが、すぐにヘアスタイリングをする朝の時間帯や疲れを感じている時はこの流れを負担に感じたり、そもそも難しいこともあるのではないでしょうか?
ドライヤーを使う前、一般的な手順とは逆に先に育毛剤を使った場合は、その後二度使いとなるドライヤーでのヘアケアを1回で終わらせることができるため、手間暇も気持ち的な負担も軽減できます。
そしてドライヤーには育毛剤の有効成分を浸透させたり、頭皮の血行を促して育毛剤の有効成分の浸透、保持力を高める働きがありますが、頻繁で長時間の熱ダメージは髪のツヤや密度を守るキューティクルへのダメージになり、余計な髪・頭皮トラブルが出てしまうリスクも。
そのためドライヤーやヘアアイロンなどの頻繁な使用が原因で切れ毛や枝毛、抜け毛が出ている方の場合は、従来の使い方とは逆のパターンが負担をかけずに安心と言えますよ。
おわりに
育毛剤とドライヤーは、ヘアケアをする共通の目的がありますが、用途に細かな違いがあるので使う順番があやふやになってしまうこともあるでしょう。
自身で購入した育毛剤の正しい使い方をチェックしたり、育毛剤・ドライヤーのいろいろなW使いを試して効果が実感できた手順が最適な育毛ケアと言えます。
今日からの育毛剤・ドライヤーの正しい自分に最適なヘアケアで、頭皮と毛髪のコンディションを少しずつ底上げしてくださいね!