コーミングとは?コンディショナーの効果を上げる目から鱗な方法!
シャンプーをした後に、コンディショナーで仕上げをすることもあるでしょうが、その効果の上げ方をご存じでしょうか。実は、コーミングで効果が大きく上がります。
今回はそのコーミングの特集。上手にコーミングして、コンディショナーなどの効果を高めて、サラサラ滑らか髪にするコツを紹介します。
コーミングとは?
コーミングとは、櫛(クシ)で髪の毛をとかすことです。櫛は英語でコーム(comb)というので、コーミングで櫛で髪をとかすことになります。
コーミングすると、ブラシで溶かすよりも、髪の流れが整いやすく、すっきりします。
コンディショナーの後はコーミングしよう!
コンディショナーを使った後は、髪が美しくさらさら滑らかな状態になりますが、少しでもその効果を高めようと思ったら、コーミングしましょう。その理由は以下の通りです。
まず、シャンプー後にコンディショナーをつける場合、手を使い、指でなじませようと思っても髪の隅々まで行きわたりにくいです。しっかり全体につけているつもりでも、抜ける場所がどうしても出てきます。
そこで利用したいのがコーム。コームで髪をとかすことによって、コンディショナーが全体に行きわたるようになります。
コームの細かい目が髪の間に通って、コンディショナー成分を十分に浸透させてくれるのです。
根元から毛先まで十分にコンディショナー成分を届けようと思ったら、コーミングするべきです。
どんなコームを選ぶべき?
コーミングでコンディショナーの効果が上がると説明しましたが、どのようなコームを使えば、より効果が高まるでしょうか。
ここでは、コンディショナーの効果を上げるコームの選び方を解説します。
痛くないものを
コームを選ぶときは、とかしたときに頭皮が痛くならないものにしましょう。先端の形によっては痛くなるものがあるので注意してください。
ポイントとして、コームを買うときに手の甲にあててみるといいです。そこで痛みが出れば頭皮にもよくありませんから別のものを探しましょう。
目の粗いコームがおすすめ
コンディショナーの効果を高めるコームをお探しなら、目の粗いものがおすすめです。目の粗いコームならコンディショナーの成分が程よく全体に行きわたります。
手櫛のような感覚で使えるものがいいですね。
逆に目の細かいコームだと、コンディショナーを行きわたらせるというよりも、取ってしまう可能性があります。コンディショナーの効果を上げるつもりで使っても、かえって効果を薄れさせてしまうことがあるのです。
では、どんな目の粗いブラシを使えばいいかというと、スケルトンブラシというものがあります。スケルトン、つまり骨組みのような目をしたブラシ(コーム)です。
スケルトンブラシは、髪の毛が多い人でもとかしやすく、仕上がりも自然になります。コンディショナーをまんべんなく行きわたらせる場合にもちょうどいい目の形態です。
素材はさびないものを
コンディショナー後に使うコームは濡れた状態の中にあるので、さびない素材を使ったものがおすすめです。
たとえば、プラスチック。プラスチックはさびないだけでなく、付着したシャンプー剤やコンディショナー剤も落としやすく、きれいな状態で使えます。
金属製は濡れるとさびやすくなるのでお風呂用には向いていません。木製のコームは、濡れると傷みやすくなるので、やはり使わない方がいいでしょう。
溝や凹凸がないものを
コンディショナー用のコームを選ぶときは、溝や凹凸がないものにしましょう。
根元に大きな溝があるタイプだと、そこにコンディショナーがたまってしまいます。髪全体になじませるつもりが、かえって取ってしまうことにもなりますね。
凹凸があるタイプは、汚れが取りにくくなる場合があります。お風呂で使うコームに汚れが付いたものは嫌でしょうから、シンプルな形状のコームを選びたいところです。
扱いやすいものを
入浴時に使うコームはできるだけ扱いやすいものにしましょう。大きさ・厚みなどが適度にあり、しっかり握れるものがおすすめ。濡れた手で握ることになるので、細かい持ち手のコームでは扱いにくいです。
表面にマット加工が施されているものもいいですね。グリップが利いて、しっかり持てます。
抗菌・防カビ仕様のものを
お風呂場は湿気の多い場所なので、コームにも細菌やカビが繁殖しやすくなります。せっかくコンディショナーの効果を高めようと思って使っているコームが細菌やカビだらけでは、困ります。
衛生的な状態のコームを使わなければいけません。それには常にきれいにお手入れしておくほか、抗菌・防カビ仕様のコームを購入するのもおすすめ。
完全に細菌やカビの発生を抑えるというわけではありませんが、発生はしにくくなります。
収納しやすいものを
お風呂で使うコームをしまうとき、そのまま直置きというのはよくありません。濡れたままになり細菌やカビも発生しやすく、衛生的ではないからです。
そこで選ぶ際は、フックが付いたもの、柄に穴が開いているものなど、収納しやすいタイプがおすすめ。自立するコームもあり、カウンターやラックに置けます。
コーミングのポイントは?
コンディショナーの効果を上げるのに役立つコーミングですが、行う上でいくつかのポイントがあります。次のようなポイントを押さえて、上手にコーミングしましょう。
- タイミング
- 位置
- コンディショナー用専用にする
- 絡まらないように優しくコーミングする
それぞれの項目について詳しく解説します。
タイミング
コンディショナーをつけてからコーミングをするタイミングは、手櫛でなじませた後がいいでしょう。手櫛では十分に浸透しきれないコンディショナー成分がコーミングにより行きわたるようになります。
コンディショナーの効果を上げるのにコーミングが適していると知らない人は、手櫛だけで終わってしまい、成分が浸透しないまま洗い流してしまいます。
もちろん、それでもある程度の効果は得られるのですが、せっかくこの記事でコーミングの大切さを学んだのですから、ぜひやってみてください。結果が大きく変わりますよ。
位置
コンディショナー後、どこをコーミングするか位置の選定も大事。できるだけ奥深くまでコンディショナーを行きわたらせようとすると、根元からコームを通したくなることもあるでしょうが、その必要はありません。
毛先から髪の中間あたりまでコーミングすれば大丈夫。
これでギュッと揉みこんで、蒸しタオルやヘアキャップで数分カバーし、すすげばOKです。十分に髪全体にコンディショナーが浸透しますから、効果もアップしますよ。
コンディショナー用専用にする
コンディショナーの効果を上げるために使うコームは、コンディショナー専用にし、ほかの用途には使わないようにしましょう。
シャンプー前や普段のケア時に使うコームを併用すると、目に細かい毛やごみ、汚れなどがついています。きれいに使っているつもりでも、これらの汚れはなかなか落ちないものです。
そんなコームをシャンプー後に使うと、せっかくきれいになった髪にまた汚れがつくことになりかねません。シャンプー・コンディショナーと進んだ後は、きれいな専用コームで髪全体をとかしてください。
絡まないように優しくコーミングする
コンディショナーの効果を上げるためのコーミングで大事なのが、絡まないように優しくコーミングすることです。
コンディショナーの目的は、髪を保護し、サラサラつややか滑らかにすること。その状態を維持するには、髪を大切に扱う必要があります。
コーミングで髪が絡んで無理に引っ張るようなことがあってはいけません。髪が抜けたり傷んだりする原因にもなり、コンディショナーの効果を高めるのと反対になってしまいます。
優しく柔らかくがコーミングの基本です。
コンディショナー後はコーミングをしよう!
髪をサラサラ滑らかにしてくれるコンディショナー。シャンプー後に使っている方も多いでしょうが、その効果をさらに高める方法があります。コーミングです。
コンディショナーを使うときに、コーミングをすれば、成分が髪全体に行きわたり、効果は倍増。ぜひとも利用したい方法です。
今回は、そんなコーミングに役立つコームの選び方や方法なども紹介しました。ぜひ参考にしていただき、素敵な美しい髪を実現してください。