チェンジリンスの効果とは?コンディショナーやリンスの順番はある?
チェンジリンスというヘアケア方法があります。シャンプー後のコンディショナーやトリートメントの使い方に一工夫をする方法です。
今回は、このチェンジリンスとはどういうもので、どのような効果があり、どのように行えばいいのかなどを解説します。
チェンジリンスとは?
チェンジリンスとは、コンディショナーやトリートメントの仕方にちょっと工夫をしたヘアケア方法。
普通は、髪を洗うときに、シャンプーをつけて、その後にコンディショナーやトリートメントつけて仕上げます。そこまでは変わりません。
チェンジリンスでは、ここですすぎをした後に、すすいだお湯をもう一度髪につけるというものです。コンディショナー剤やトリートメント剤が溶けたお湯を髪にまたかけるという感じですね。
チェンジリンスの効果は?
チェンジリンスの効果を見てみましょう。
チェンジリンスをすると髪がサラサラしっとりし、髪がパサつき気味、乾燥気味といった方でもチェンジリンスで改善します。
乾燥しやすい秋や冬でもしっとり滑らかな髪になり、きらきらとした艶も生まれます。
コンディショナーやトリートメントにはもともとそのような効果があるのですが、お湯に溶いた成分は乳化していてさらに効果を高めます。そのために、通常よりもしっとり滑らか、つやつや髪が手に入るのですね。
チェンジリンスの順番とやり方
- シャンプーをする
- すすぐ
- 髪の毛に揉みこむようにコンディショナーやトリートメントをつける
- コンディショナーやトリートメントがついた髪を洗面器に入れ、お湯をためる
- お湯にコンディショナーやトリートメントが流れ込むので、髪をしっかりつける
- お湯に浸からない部分は、手でお湯をかける
- 手櫛でお湯を髪になじませる
- ぬるま湯ですすぐ
- 完了
チェンジリンスの効果を見ると、さっそく試してみたくなるでしょうから、ここでやり方を紹介します。上記のような手順に従って行ってください。
なぜ、チェンジリンスで髪がしっとりサラサラになるのかというと、コンディショナーやトリートメントを直接髪につけるよりも、浸透しやすくなるから。
吸収もよくなり、髪の1本1本に成分が行き届くようになって、コンディショナーやトリートメント効果が増大します。
コンディショナーでもトリートメントでもリンスでもOK
チェンジリンスは、コンディショナーでもトリートメントでもリンスでもできます。
チェンジリンスという名称からすると、リンスだけのケア方法のようにも思えますが、そんなことはありません。髪を保護するものならいずれでもOKです。
念のため、コンディショナーとトリートメントとリンスの違いも確認しておきましょう。
まず、コンディショナーとリンスは髪の表面に作用するもの。表面を滑らかにして、滑りをよくしキューティクルを保護します。これで髪のパサつき、乾燥なども防ぎやすくなり艶髪が手に入ります。
トリートメントは髪の内部に作用します。髪の内部に栄養分を届け、状態を整えるのが主な役割。髪の傷みを内部からケア・補修し、豊かな質感を生み出します。
チェンジリンスでは、いずれの保護剤を使っても、髪がしっとりサラサラつややかになります。
順番は?
コンディショナーやトリートメント、リンスを一緒に使う場合は、順番があります。
まず、髪の内部の状態を整えるためにトリートメントを最初につけてください。ここでチェンジリンスをしてもいいですね。
そのあとは、髪の表面を保護するコンディショナーやリンスの番です。このように使えば、美しく艶のある髪になります。
チェンジリンスをするにあたって注意することはある?
チェンジリンスは簡単なヘアケア方法で誰でもできるのがいいところですが、実際に行うにあたって注意点はあるのでしょうか。以下で考えてみます。
油分は取っておく
チェンジリンスをする前、シャンプーの前には髪の油分はある程度取っておきましょう。
余計な油分、酸化した油分が残っているとシャンプーはもちろん、コンディショナーやトリートメントの効果が出にくくなるからです。
そのままの状態で、コンディショナーやトリートメントをつけると、硬化してしまい手触りがかえって悪くなることもあります。
髪の油分をとるときに行うべきなのが、ぬるま湯による予洗いです。後は、シャンプーを掌の上で泡立てて、頭皮をマッサージするように洗っていきます。
合わないものを使うと効果が出にくい場合も
チェンジリンスを行えば、コンディショナーやトリートメントの効果がさらによくなるのですが、自分の髪に合わないコンディショナーやトリートメントを使っていると、思うような効果が出ないことがあります。
コンディショナーやトリートメントと髪の相性は非常に大切。
いくらチェンジリンスをしても、髪がしっとりサラサラにならない場合は、使う商品を変えてみるといいかもしれません。
シャンプーはしっかり泡立てること
チェンジリンスをする前にするシャンプーでは、しっかり泡立てをしてから髪を洗ってください。
泡立てが不十分な洗い方だと、汚れが落ちにくく、コンディショナーやトリートメントの成分が髪に吸着しにくくなります。チェンジリンスの効果もいまいちな感じになるでしょう。
チェンジリンス後は髪をすすぐ?
チェンジリンスで髪にコンディショナーやトリートメントの成分を行きわたらせたら、その後すすぎをしなくてもいいという意見もあります。一方、しっかりすすぐべきだとする声もあります。
どちらが正しいのか難しいところですが、すすがないと、液がべったりついて不快になることもあります。
お湯で薄めてあるとはいえ、コンディショナーやトリートメントの液はぬるぬるとしているので、すすぎをした方がいいでしょう。
チェンジリンス後は髪をしっかり乾かす
チェンジリンスをして、髪をすすいだら、そのあとはしっかり乾かしましょう。
濡れた状態のままの髪はキューティクルが柔らかくなっていて、デリケートな状態です。ちょっとした摩擦でも傷ついてしまいます。
夜寝る前などは特に注意したいところ。髪を乾かさずに寝てしまうと、枕との摩擦でキューティクルが傷んでしまいます。
せっかくチェンジリンスでしっとりサラサラの髪が得られても、これではその効果を損じることになりかねません。
きれいになった髪を守るためにも、チェンジリンス後はしっかり髪を乾かしましょう。その際は、タオルドライだけでなく、ドライヤーも使うのですが、高熱を集中的にはあてないでください。
ポイントは、風力の大きいドライヤーで指を通しながら、それも一方向に通しながら乾かすこと、これで美しい髪の流れができます。
毎日チェンジリンスしてもいい?
チェンジリンスの決められた頻度はありません。毎日しても髪が傷むということはありませんから、ぜひ行ってください。
コンディショナーやトリートメントそのものも毎日した方がいいといわれています。髪の状態が良くなるからで、チェンジリンスも併せて毎日行っても全く問題はありません。
ぜひコンディショナーのチェンジリンスをしてみよう
今回は、コンディショナーやトリートメントのチェンジリンスに関する特集でした。チェンジリンスは簡単な方法で、コンディショナーやトリートメントの効果をさらに高めてくれます。
髪はしっとりサラサラになり、艶も生まれ美しくなります。
いつまでもきれいな髪をキープしたいと思ったら、チェンジリンスは有効な手段ですから、ぜひあなたもやってみてください。