アカツメクサ花エキスとは育毛効果は?副作用と安全性についても解説!
アカツメクサ花エキスは、育毛効果があるといわれている成分の1つです。
AGA(男性型脱毛症)を改善できる作用があることで注目されています。
しかし、効果があるとはいえ、副作用のことが気になりますよね。
本記事では、アカツメクサ花エキスをテーマに解説しています。
育毛効果や副作用だけでなく、安全性についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
アカツメクサ花エキスとは?
アカツメクサ花エキスとは、アカツメクサ(別名:ムラサキツメクサ)という花から抽出したエキスのこと。
アカツメクサは、漢字では「赤詰草」と書かれ、和名でレッドクローバーと呼ばれています。
紫がかった赤色の花が咲くことが特徴的で、デンマークの国花です。
小さな蝶形の花びらが球状の花序を形成しており、1つの花のように見えることで花序径は約2~55cm。
クローバーのシロツメクサと同じマメ科の多年草の植物で、原産地はヨーロッパ・西アジア・北西アフリカの地域です。
今や世界中に広がっており、日本でも明治初期に牧草として輸入されたことで野生化しているため、各地の野山や草地や道ばた、川の土手などでもよくみかけることでしょう。
そんなアカツメクサから抽出したエキスがアカツメクサ花エキスですが、このエキスには育毛効果や美容効果、バストアップ効果などがあるといわれています。
ただし、育毛剤の成分としてアカツメクサ花エキスが使用される場合、単体ではなく他の有効成分と組み合わせることが多いです。
例えば、発毛成分であるミノキシジルの3倍の効果があると言われているキャピキシルは、アカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3を組み合わせた成分ですので、ご存じの方もいることでしょう。
アカツメクサ花エキスの育毛効果は?
アカツメクサ花エキスに育毛効果が期待できる理由は、大豆の10~20倍のイソフラボンが含まれているから。
そんなイソフラボンには、ビオカニンAという成分が含まれています。
アカツメクサ花エキスの効果について、概要を下記にまとめます。
- 5αリダクターゼの生成抑制
- エストロゲンの分泌
- コラーゲンとヒアルロン酸の分泌
- 美容効果
もともと、ビオカニンAにはAGAの原因となる5αリダクターゼの生成を抑制する効果があるといわれています。
また、イソフラボン自体にもエストロゲンという女性ホルモンの分泌を促進させる効果があります。
エストロゲンの分泌量が増えることによって、育毛に必要となる成分であるコラーゲンやヒアルロン酸の分泌も活性化します。
これらの成分の分泌量が増えると頭皮の環境が整うため、より頭皮が育毛しやすい状態にすることができます。
アカツメクサ花エキスに育毛効果に加え、保湿してくれるコラーゲンやヒアルロン酸の分泌が活性するというのも同時に頭皮環境も改善してくれます。
アカツメクサ花エキスの副作用や安全性は?
アカツメクサ花エキスが含まれているキャピキシルでの副作用の事例は報告されていません。
ミノキシジルは医薬品分類ですが、キャピキシルは化粧品分類となるので副作用も発生しにくいのです。
ヘアケア業界でも、一般的にアカツメクサ花エキスが使われている育毛剤が発売されており、安心して使用することが出来ます。
ただ、アカツメクサ花エキスはマメ科のアカツメクサから抽出したエキスのため、マメ類に対してアレルギーがある方が使用した場合は、アレルギー反応を引き起こす可能性がありますので注意しましょう。
また、アカツメクサ花エキスに含まれるイソフラボンは女性ホルモンの分泌を促すため、妊娠中や授乳中のような女性ホルモンの分泌量が影響する状態のときは、使用はおすすめしません。
さいごに|アカツメクサ花エキスによる育毛効果を実感しよう!
アカツメクサ花エキスは、アレルギー体質の方や妊娠中の女性においては100%安全ということではありません。
しかし、原生している植物から抽出したエキスであるアカツメクサ花エキスが使われている育毛剤で髪の毛が生えたのを実感している方がいることも事実です。
最後に、本記事の内容をまとめます。
- アカツメクサ花エキスとはアカツメクサから抽出したエキスのこと
- 5αリダクターゼの生成抑制による脱毛の抑制効果がある
- アカツメクサ花エキスでの副作用の事例は報告されていない
- アカツメクサ花エキスの使用において、アレルギー体質の方や妊娠中の女性は注意する
アカツメクサ花エキスは、高い脱毛予防効果が期待できるため、AGAによる薄毛に悩んでいる方は、ぜひ活用して発効果を実感してください。