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スカルプコラム

他人の毛を植毛できる?拒絶反応無しで成功例はあるのか?

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他人の毛を植毛できる?拒絶反応無しで成功例はあるのか?

植毛というと、自分の毛を移植する自毛植毛や人工毛を使う人工毛植毛が知られています。このうち最近主流なのが自毛植毛で、推奨もされています。

 

では、他人の毛を植毛することはできないのでしょうか。

 

他人の毛を植毛することを他毛植毛といいますが、可能であればやってみたいという人もいるでしょう。今回は、その答えを記事内で示します。

 

 

おすすめの植毛法は自毛植毛

 

植毛の種類のうち、おすすめなのは自毛植毛です。その理由を見てみましょう。

 

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拒絶反応が起こりにくい

自毛植毛がおすすめなのは拒絶反応が起こりにくいことです。自分の毛と組織を移植するので、自身の細胞が嫌がることがなく、スムーズに受け入れます。

 

ここは人工毛植毛とは違う点で、人工毛植毛では自分の自然な組織とは違うものを移植するので、細胞が拒絶反応を起こすことがよくあるのです。

 

拒絶反応が起こりにくい自毛植毛では、手術後の痛みやかゆみ、炎症も抑えられ、身体への負担も軽減されます。

 

 

 

自然な仕上がりになる

自毛植毛では、植毛する毛髪と薄毛部分の調和をとりながらバランス良く配置するので、自然な仕上がりになります。髪の角度や方向まで考えてデザインするので、ナチュラルは質感が復活します。

 

自分の毛髪を移植するという点も自然な仕上がりに寄与します。人工毛のような作り物ではない毛ですから、植毛したという感じも出ません。

 

 

 

日本皮膚学会も推奨

自毛植毛については日本皮膚学会も推奨しています。「脱毛症治療の診療ガイドライン2017年版」で勧めています。

 

一方、人工植毛については勧められないとしています。

 

 

自毛植毛にはデメリットもある

 

自毛植毛はおすすめの植毛法なのですが、デメリットもあります。以下で解説しましょう。

 

 

 

ドナー株の数に制限がある

自毛植毛では、後頭部や側頭部などの毛髪を移植するのですが、量に制限があります。移植できるのは4~6回ほどで、合計15000本までです。

 

薄毛部分が多くなり、自毛植毛ですべたカバーしようと思っても、ドナー株数に制限があるので、期待に沿えないこともあります。

 

そのため、他人の毛を植毛したらどうなのかと考える人もいるようですが、この点については後程説明します。

 

 

 

価格が高い

自毛植毛では人工毛植毛と違って、ドナー株の採取や株分け、植え付けなどの複雑な作業が必要になることから、手術代が高くなりがちです。

 

植毛する本数や植毛法によっても料金は違ってきますが、相場としては100万円くらいかかります。

 

そんな高い値段を支払うのなら、あらかじめ採取した他人の毛を植毛したらどうなのかという人も出てくるでしょうが、後程可能かどうか見てみましょう。

 

 

 

傷跡が残る

自毛植毛では毛髪組織を採取して移植しますが、採取する部分には傷跡が残ります。傷跡が目立ちにくい植毛法もありますが、全くできないというわけにはいきません。

 

そこで、人工毛植毛や他毛植毛を考える人もいるのでしょうが、人工毛植毛はともかく、他毛植毛ができるのかよく調べる必要がありそうです。

 

 

他人の毛を植毛できる?

 

ここからは、この記事の本題である「他人の毛を植毛できるか?」という点について考えてみましょう。

 

一番いい植毛法は自毛植毛ですが、移植できるドナー株数に制限があったり、傷跡が残ったりなどのデメリットがあります。

 

そのデメリットを解消できそうなのが他人の毛の植毛。しかし、可能なのかどうかが気になるところです。

 

 

 

他毛植毛で成功した症例はない

他人の毛を植毛する他毛植毛ですが、成功した症例はありません。日本はもちろん、海外にもないようです

 

ということは、他人の毛の植毛はうまくいかないと見てよいですね。他毛植毛を希望する人にとっては残念なことですが、可能ではないというのが正解です。

 

 

 

他毛植毛がうまくいかない理由

他人の毛を移植する他毛植毛がうまくいかないのには理由があります、次のような理由です。

 

  • 拒絶反応が起きる
  • 調和する髪を見つけるのが非常に難しい
  • 組織の保管が難しい

 

それぞれの項目について以下で解説しましょう。

 

 

 

拒絶反応が起きる

他人の毛を自分の組織に移植した場合は拒絶反応が起きます。臓器移植でもしばしば問題になる拒絶反応ですが、拒絶反応を起こしにくくするには、免疫抑制剤を使わなければいけません。

 

しかし、免疫抑制剤には大きなデメリットがあります。

 

本来持っていた自身の自然な免疫機能を弱め、がんや感染症を起こしやすくするのです。また、免疫抑制剤は一生飲み続けなければいけません。

 

美容目的の治療でそこまですることは好ましくなく、実際に他毛植毛をして、免疫抑制剤の処方をするクリニックもありません。

 

臓器移植は命に関することであり、免疫抑制剤のデメリットを考えても実施なければいけないケースが多いですが、植毛は命に関することではありません。そのため、無理してするものでもないのです。

 

 

 

調和する髪を見つけるのが非常に難しい

他人の毛を植毛する他毛植毛では、自分の髪と調和する髪を見つけるのが非常に難しいです。

 

髪の形、手触り、太さ、色などは人それぞれ。まったく同じということはありません。

 

そうなると、他人の毛を植毛しても、うまく自分の毛とマッチしないという問題が生じるのです。

 

似たような特徴の髪なら探せないこともありませんが、簡単なことではありません。

 

そのため、他毛植毛は行いにくくなっています。

 

 

 

組織の保管が難しい

他毛植毛のハードルの一つに毛組織の保管が難しいことがあります。

 

自毛植毛でも、ドナー株採取から移植までの時間が短ければ短いほどいいとされています。

 

それは、採取した後の組織は血が通っておらず、栄養分の補給が行われていから。その間に細胞がダメージを受けるのです。

 

他人の毛を移植する他毛植毛の場合は、組織の採取から移植までかなり時間が空きます。

 

その間に細胞は大きなダメージを受け、移植に適さなくなるでしょう。そのために、他毛植毛はしにくいのです。

 

 

 

組織の培養が可能になるのはいつ?

毛組織の培養が可能になり、拒絶反応なしに他人の毛を移植できるようになれば、無限に植毛でき、どんな薄毛にも対応できるようになります。

 

しかし、今のところ実現性は低いようです。世界中の施設でも培養の研究は行われていますがまだ実現介していません。

 

後3年とか5年とかいう研究者もいるようですが、多くの医師は否定的な見方をするか、もっと時間がかかるだろうと考えています。

 

 

毛髪再生医療の研究も進んでいる

 

他人の毛を移植する他毛植毛ができない。自分の毛を移植する自毛植毛には限界があるということで、注目されているので毛髪再生医療です。

 

現在様々な毛髪再生医療に関する研究が行われていますが、次のような研究もあります。資生堂が推進している方法です。

 

それは、毛球部毛根鞘細胞を採取し、培養し、脱毛部位に移植(注入)し、毛包を活性化して、毛髪の成長を促すというもの。

 

※この項目は、資生堂の「毛髪再生医療」を参照しました。

 

資生堂が推奨している方法では、身体的負担が少なく拒絶反応が起こりにくいとされています。

 

このように今後の毛髪再生医療の発展によっては、自毛植毛や他毛植毛でできないことも実現してくれるでしょう。大いに期待できる研究テーマです。

 

 

他人の毛は移植できません

 

現在、他人の毛を移植する他毛植毛はできません。成功事例もありません。

 

そのため、薄毛で悩んでいる方の植毛の選択肢は自毛植毛か人工毛植毛のいずれかです。

 

このうち、おすすめなのは自毛植毛で、拒絶反応も起こりにくく、自然な仕上がりになります。

 

将来的には、毛髪再生医療などが進み、自毛植毛以外の有効な治療法も見つかるでしょうが、当面は自毛植毛か薬物治療などで薄毛対策をすることになるでしょう。

 

 

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