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コラム

【最新研究】理化学研究所が毛包幹細胞の発生起源を解明!

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【最新研究】理化学研究所が毛包幹細胞の発生起源を解明!

昨今の科学技術は、目覚ましい進歩を遂げていますね。科学技術の進歩は、私たちの生活を豊かにしてくれます。

 

そして、実は薄毛治療にも、大きな影響を与えているのです。

 

薄毛でお悩みのみなさんも、日々新たな商品や治療をお探しではありませんか?

 

そんなみなさんに朗報。日本の「理化学研究所」が薄毛治療に画期的な研究を成し遂げました。

 

本記事では、理化学研究所とはどんな機関なのか?また、理化学研究所が解明した驚きの研究について紹介します。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

 

理化学研究所とはどんな機関?髪の毛の研究もしているの?

 

研究機関というと、あまり馴染みがない方も多いでしょう。

 

ここでは、理化学研究所とはいったいどんな機関なのか、行っている発毛研究の概要について紹介します。

 

 

 

理化学研究所とは?

理化学研究所とは、埼玉県和光市に本部を持つ国立研究開発法人です。「理研」という略称を、聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

 

理化学研究所の創設は、1917年。日本で唯一の自然科学の総合研究所として、以下のようにさまざまな分野で研究が進められています。

 

  • 物理学
  • 工学
  • 科学
  • 数理、情報科学
  • 計算科学
  • 生物学
  • 医科学 など

 

国内10カ所、海外4カ所の拠点があり、それぞれの拠点で専門の研究が進められているのです。理化学研究所の成果として、有名なものは数多くあります。

 

例えば、新元素の発見。2004年に理化学研究所が発見し命名した元素「ニホニウム」が、2016年に正式に元素の周期表に加わりました。

 

新元素を発見して命名することは、日本どころかアジアでも初の快挙です。

 

また、ご存じの方も多いスーパーコンピュータ「富岳」「京」。実はこのコンピュータも、理化学研究所が企業と共同で開発したものです。

 

この2つ以外にも、理化学研究所は、さまざまな研究成果を残しています。

 

2020年だけでも、その数250件以上。理化学研究所は、このような実績を持った、日本でトップクラスの研究所です。

 

 

 

理化学研究所の髪の毛の研究概要!

そんな数多くの研究を行っている理化学研究所では、髪の毛に関係する研究も行っています。

 

薄毛の原因として多い「AGA(男性型脱毛症)」。

 

これは、男性ホルモンの1種であるテストステロンと5αリダクターゼという酵素の働きによって起こります。

 

この2つが結びつくことで、「DHT(ジヒドロテストステロン)」というホルモンが産生。

 

このDHTが、髪の毛の成長周期を乱し、薄毛になる原因となります。

 

現在の主な薄毛治療は、ジヒドロテストステロンの産生を減少させて薄毛の進行を抑えながら、髪の毛の成長周期を正常に戻して発毛を促すというもの。

 

しかし、この方法では発毛できなくなった細胞は残ったままです。

 

そんななか、理化学研究所が進めている発毛研究とは「再生医療」。髪の毛を成長させる細胞を、新たに生み出す研究を行っています。

 

 

【最新の発毛情報】理化学研究所の大発見!

 

実は2021年、理化学研究所は髪の毛の研究において大発見をしました。ここでは、理化学研究所が解明した驚きの研究を紹介します。

 

 

 

これまでの常識を覆す毛包幹細胞の起源を解明!

髪の毛は、毛包と幹細胞の相互作用によって産生されています。

 

毛包とは、髪の毛を産生する器官のこと。そして幹細胞とは、新たな細胞を生み出す分化能と、自分と同じ能力を持った細胞に分裂する自己複製能という2つの能力を持った特殊な細胞です。

 

これまで、毛包にかかわる幹細胞、いわゆる「毛包幹細胞」が発生する原理について、ほとんど解明されていませんでした。

 

しかし、2021年6月10日、理化学研究所は毛包幹細胞の発生起源を解明したことを報告しました。

 

理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター細胞外環境研究チームの森田梨津子研究員、藤原裕展チームリーダーらの研究グループは、毛包[1]の幹細胞が従来の定説とは異なる細胞に由来し、既知のメカニズムとは別の仕組みで誘導されることを明らかにしました。この発見から、毛包を構成する細胞の区画化と幹細胞誘導を同時に可能とする新しい形態形成モデル「テレスコープモデル」を提唱しました。
引用:毛包幹細胞の発生起源を解明-筒状の区画に幹細胞を誘導する「テレスコープモデル」の提唱-

 

発生起源を解明した方法とは、細胞レベルで観察ができるシステムでの撮影です。

 

マウスを用いた動物実験で、毛包ができる過程を撮影し、時間を巻き戻しをしながら、毛包幹細胞がどこから生まれたのか、明らかにしました。

 

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将来的には毛包幹細胞を人工的に作る!

実は理化学研究所は、2021年2月10日に、同じくマウスを用いた動物実験で毛包幹細胞の体外培養に成功させています。

 

その際、もとの毛包幹細胞の数に対して培養できた数は100倍以上。また、培養された毛包幹細胞をマウスへ移植することにも成功しています。

 

さらに、多くの毛包幹細胞が、3回以上にわたって発毛を繰り返すことが確認されました。

 

近い将来、この技術を用いることで、人間への毛包幹細胞の移植が実現される可能性があります。

 

 

さいごに|理化学研究所の新たな発見で育毛業界に革命が起こる!

 

今回、理化学研究所が解明した技術は、薄毛治療に革命をもたらす技術です。

 

今はまだ研究の段階の技術ですが、今後研究が進むことで新たな毛包幹細胞を作り出して、移植ができるようになることも夢ではありません。

 

今後の理化学研究所の研究から、目が離せませんね。

 

 

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