新生毛と産毛の違いは?抜けさせない方法を伝授
今回は「新生毛」について解説していきたいと思います。
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、発毛にとって重要な役割がありますので、是非最後までお読みいただきたいです。
新生毛とは?
新生毛は、生えたばかりの弱弱しく、柔らかい5mm以下の髪の毛の事を指します。
この新生毛はちょっとした刺激でも抜けやすくなっております。
成長期の前段階の状態で、ここから髪の毛が太くコシがある状態になっていきます。
新生毛と産毛の違いは?
新生毛と産毛の違いを聞かれる事がありますが、明確な違いはありません。
ほぼ同義語と思っても良いでしょう。
ただ、当サロンでは新生毛は産毛の前段階としており、マイクロスコープで確認して見える状態で判断しています。
先ほど、新生毛は抜けやすいと書きましたが、肉眼で見える産毛はそんな簡単には抜けません。
何故ならある程度成長し産毛として認識出来ているならば、毛根は太くなっているからです。
逆にマイクロスコープでしか見えない新生毛ならシャンプーしただけで抜けてしまいます。
新生毛が発毛に重要な理由
新生毛は、正常なヘアサイクル時で1日100本抜ける自然脱毛よりも、多い本数生えてくると言われております。
なので、この新生毛が抜けさせず、太くするという事が重要なのです。
個人的には下記の様なステップがターニングポイントだと思っています。
ステップ1 | 頭皮環境を整える |
ステップ2 | 新生毛を維持させる |
ステップ3 | 産毛を太くさせる |
ステップ4 | 髪の毛の成長期を伸ばす |
新生毛は正しいケアをしているだけでは、抜けてしまう可能性があるので、意識する必要があります。
次ではその意識の仕方をご紹介します。
新生毛を抜けさせない方法
ここでは新生毛を抜けさせない方法をお伝えします。
頭皮が痒くてもこすらない・我慢する
新生毛がたくさん生えてきたというのは、良い兆候です。
ただ、太くて強い髪の毛になる可能性のある新生毛が生えてくると、非常に強いかゆみに襲われる事があります。
これは正しく今新生毛が生えてきますよ!という合図なので、掻くのを我慢しましょう。
大体2週間ぐらいしたらかゆみが収まってきます。
ただ、これは良い痒みなので、頭皮が荒れているという理由での痒みとは意味が違いますので、気を付けましょう。
シャンプーは頭皮を動かくイメージ
新生毛が一番抜けてしまう原因は、実はシャンプーです。
薄毛を気にしている人だと、シャンプーの時に指の腹で優しく汚れを落としていると思いますが、それでも抜けてしまうのです。
ではどうしたらいいか?
指を頭皮に密着させて頭皮自体を動かしてシャンプーするのが良いです。
これで汚れは取れてるの?と心配になる方がいますが、むしろこのやり方の方が汚れは取れます。
指の腹で優しく洗うとか、ゴシゴシと洗うとかというのは、自分が洗った気になっているだけなんですね。