LDLコレステロールは育毛にどう影響する?関係性と減らすための工夫を解説!
普段から見聞きすることが頻繁にあるコレステロールですが、多くの人が健康やダイエット、体調面で良くない影響を与えてしまうというイメージを持っているのではないでしょうか?
コレステロールには種類があり、その中のひとつのLDLコレステロールは、健康やダイエット、体調面ばかりではなく頭皮環境や髪の育毛にも良くない影響を与えてしまうことがわかっているんです。
今回はLDLコレステロールがどのようなものなのか、育毛への良くない影響や関係性を詳しく解説!
育毛や美髪づくり、健やかな頭皮環境のインナーケアに役立つ、もうひとつの種類のHDLコレステロールについても合わせて参考にしてくださいね。
LDLコレステロールとは?育毛への影響や関係性を解説!
体内にLDLコレステロールが溜まったままでいると、脂質の影響によって頭皮と髪によくないダメージを与えて育毛の支障になってしまいます。
髪と頭皮に良くない影響・ダメージを与えてしまう心配があるLDLコレステロールは、
- 不規則な生活習慣
- 栄養バランスの偏った食事
- 慢性的な運動不足
などが原因で体内に溜まる脂質のことを言い、水分に溶けずに定着する性質を持ち悪玉コレステロールと呼ばれることがあります。
LDLコレステロールは脂質のひとつで、良く見聞きすることが多い腸内細菌・悪玉となることから、体内に悪いものを溜め込んで頭皮と髪に良くない影響を与えてしまうのです。
LDLコレステロールの育毛への影響とは?
上記でお伝えしたように、悪玉のLDLコレステロールが体内に溜まったままでいると、育毛に心配な悪い影響がいくつも出てしまいます。
LDLコレステロールの蓄積や定着における、髪と頭皮への心配な影響を一緒に見ていきましょう。
髪と頭皮の不自然なテカリ、べたつき
厳暑が続く毎日は頭皮に熱がこもることで汗をかきやすく、皮脂分泌も過剰になりますが、比較的涼しい日にも頭皮の不自然なテカリ、髪のべたつきが著しい場合は、LDLコレステロールの蓄積・定着が原因のひとつと考えられます。
体内に溜め込まれたままの悪玉コレステロールは脂質のひとつで、この成分には頭皮の皮脂分泌を過分にする良くない影響があります。
長期的に続いている髪のべたつきや頭皮のテカリは、過分な皮脂分泌の原因となるLDLコレステロールが体内に増えて溜まりこのトラブルが生じていると言えるのです。
頭皮の毛穴が詰まって育毛を阻害する
体内に定着した悪玉のLDLコレステロールが原因となって分泌が過度になってしまう皮脂は、育毛のベースとなる頭皮の毛穴詰まりを引き起こしてしまいます。
そもそも頭皮の毛穴には、
- 頭皮や毛根に存在するうるおい、栄養の蒸発や減少を防ぐ
- 頭皮内部に雑菌が繁殖することをブロックする
- 頭皮表面を弱酸性に保つ皮脂膜を生成する
- アルカリ性、酸性に傾いた頭皮を弱酸性に整えていく
- ヘアケアの配合成分を摂りこんで栄養やうるおいを与える
という健康的な頭皮環境と美髪に欠かせない役割があります。
そのためLDLコレステロールが溜まり、頭皮の毛穴が詰まってしまうと上記のような頭皮の毛穴が持つ本来の働きが阻害されてしまいます。
すると、
- 頭皮と髪の栄養、うるおいがどんどん失われていく
- 頭皮に雑菌が増えてかゆみや炎症、フケやかゆみなどのトラブルにつながる
- 皮脂膜が生成されないことで乾燥ダメージが著しくなる
- 頭皮の炎症原因となるアルカリ性、AGA進行を促す酸性に傾く
- 育毛剤やサプリメント、食べ物から摂った栄養が摂りこまれにくくなる
などなどたくさんのリスクが生じて育毛サイクルが不安定になり、薄毛や抜け毛、白髪や頭皮ダメージにつながってしまうのです。
血液の質、血流が悪くなる
不規則な生活習慣、脂質の多い食べ物ばかりの栄養バランスの乱れた食事などが原因で、LDLコレステロールは体内に蓄積・増殖・定着することがわかっています。
LDLコレステロールは前項でお伝えした毛穴詰まりや皮脂の過分な分泌によるダメージ以外にも、血液の質が悪くなって育毛を阻害するリスクがあります。
LDLコレステロールの定着や増殖は、血液内にも過分な脂肪を溜め込み、さらさらだった質をドロドロの質感に変えてしまいます。
そもそもめぐりがサラサラの血液は、
- 血液循環がスムーズで頭皮と髪に栄養、酸素が届きやすくなる
- 育毛の支障になる余分な栄養を分解、排出するデトックス作用
が活きているため、LDLコレステロールで血液がドロドロになると血液循環のスピードも鈍くなり、
- 頭皮の血行が不安定となり髪や毛根、毛母細胞に栄養が届きにくくなる
- 脂質を含む有害な物質が体内に溜め込まれて髪と頭皮のダメージが常態化する
という逆の良くない作用で育毛を妨げてしまうのです。
HDLコレステロールとは?育毛への良い影響と関係性を詳しく解説!
コレステロールにはふたつの種類があるとお伝えしましたが、HDLはLDLの逆で善玉コレステロールと呼ばれる頭皮と髪に良い影響を与えて育毛を促す作用があります。
HDLコレステロールと育毛への良い影響や関係性、増やし方とLDLコレステロールの減らし方まとめて解説していきます。
HDLコレステロールと育毛への良い影響
善玉コレステロールの別称となるHDLコレステロールは、LDLコレステロールとはまったく逆の作用があり、髪と頭皮の健康や安定・正常な育毛サイクルにアプローチしてくれます。
HDLコレステロールには、
- 体内に定着したままの余分なコレステロールを回収する
- コレステロールの増殖でダメージを受けた肝臓の機能を修復、再生する
- 頭皮と髪のうるおいのもととなり、なめらかさ、ツヤ感、しなやかさを与える
という、育毛にたくさんの恩恵を与えてくれます。
HDLコレステロールのバランスが整うと、頭皮と髪のうるおい・栄養が保持されるようになるため、薄毛や抜け毛の原因となる毛穴詰まり、皮脂の過分分泌などが抑えられ、ヘアケアに手間暇をかけずともベストなコンディションに整うでしょう。
善玉コレステロールの増やし方・LDLコレステロールの減らし方
HDLコレステロールは、育毛の支障になる毒素や老廃物の回収・分解・排出にかかわりのある肝臓の健康を守るため、増やしてそのバランスが整うと、育毛と全身の健康にもアプローチできます。
HDLコレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らすためにできる、日常生活と食事内容のポイントをお伝えします。
大豆製品を積極的に補う
大豆をベースにした食べ物、
- 豆腐
- 納豆
- ソイミルク
- 油揚げ
などは、悪玉コレステロールが体内に摂りこまれるのを抑える働きがあると言われています。
大豆製品はAGAの原因となる5αリタクターゼという酵素分解や美髪ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つイソフラボンが豊富に含まれているため、納豆であれば1日1パック、豆乳の場合は1日200mlを目安に補うことがおすすめです。
規則正しい生活を心がける
1日の毎回の食事は腹8分目、決まった時間の就寝・起床、定期的な運動など規則正しい生活習慣はHDLコレステロールを増やすポイントになります。
コレステロールの数値は健康診断でみた時、薄毛や抜け毛の悩みがありなおかつコレステロールの数値が悪かった場合は、コレステロールによって頭皮環境を髪の育毛サイクルが不安定になっているサインと言えます。
規則正しい生活習慣は頭皮環境の改善、美髪づくりの基本となるため、生活の見直し・立て直しから始めてみましょう。
まとめ
安定した育毛サイクルを取り戻すためには、LDLコレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす生活習慣への立て直しが重要なポイントになります。
いつもよりも過度な皮脂分泌、毛穴詰まりに気づいたらLDLコレステロールの影響を考慮して、規則正しい生活習慣と脂質を控えたバランスの良い食生活に見直し改善してくださいね。
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担当ライター「kana」
アパレルショップ勤務を経て、以前から興味を持っていたフリーライターに転身。
マイブームは朝活と3ヶ月に一度のサロン通いで全身のボディメンテナンスを受けること!
ドライヘッドスパの体験や日頃のリサーチから得たコンテンツを、ユーモアを交えてわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
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