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イソフラボンの育毛効果とは?多く含む食品や接種の仕方をご紹介!

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イソフラボンの育毛効果とは?多く含む食品や接種の仕方をご紹介!

薄毛や抜け毛で悩んでいる人は何かいい対策がないだろうかと常に探していることでしょう。

 

ネットを見てもいろいろな対策が紹介されていますが、今回はその中のイソフラボンの効果に注目してみます。

 

大豆に多く含まれるイソフラボンには育毛効果があるとされています。どのような効果か、そしてイソフラボンがどんな食品に多く含まれているかなどを記事でご紹介していきますから、薄毛や抜け毛で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

 

 

イソフラボンとは?

 

イソフラボンは大豆に含まれる天然ポリフェノールの一種です。

 

イソフラボンの存在自体はだいぶ前から知られていましたが、健康効果などの研究が始まったのは1990年代から。その後、様々な効果があることが次々と判明しています。

 

 

 

イソフラボンが多く含まれている食品

イソフラボンは大豆に含まれている成分ですが、大豆製品といってもいろいろなものがあります。

 

次の表でイソフラボンが多く含まれている大豆製品を挙げてみましょう。

 

▼食品100g中の大豆イソフラボン(アグリコンとして)の含有量

食品名(検体数) 含有量 平均含有量
大豆(11検体) 88.3~207.7 140.4
煮大豆(3検体) 69.0~74.7 72.1
揚げ大豆(1検体) 200.7 200.7
黄粉(2検体) 211.1~321.4 266.2
豆腐(4検体) 17.1~24.3 20.3
凍り豆腐(1検体) 88.5 88.5
おから(1検体) 10.5 10.5
金山寺みそ(1検体) 12.8 12.8
油揚げ類(3検体) 28.8~53.4 39.2
納豆(2検体) 65.6~81.3 73.5
味噌(8検体) 12.8~81.4 49.7
醤油(8検体) 1.0~1.7 0.9
豆乳(3検体) 7.6 ~59.4 24.8

 

厚生科学研究(生活安全総合研究事業)食品中の植物エストロゲンに関する調査研究(1998)より

 

 

 

イソフラボンの作用

イソフラボンは「フィト・エストロゲン」とも呼ばれ、私たちの体内で女性ホルモンの「エストロゲン」のような働きをします。

 

ただ、実際の効力はエストロゲンの1/1,000から1/10,000程度。天然成分ということもあり、体内で優しく穏やかに作用します。

 

 

 

イソフラボンの効果

イソフラボンには次のような効果があるとされています。

 

  • 更年期障害の改善効果
  • 動脈硬化の予防効果
  • 美肌効果
  • 骨粗鬆症リスクの低下効果
  • 乳がんリスクの抑制効果
  • 前立腺がんリスクの抑制効果
  • 育毛効果

 

 

 

イソフラボンの推奨摂取量

大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方 」という資料によると、「食経験に基づく大豆イソフラボンの一日摂取目安量の上限値の設定 」では64~76 ㎎/日(閉経前女性:64 ㎎/日、閉経後女性:74 ㎎/日、男性:76 ㎎/日)がヒトの安全な大豆イソフラボンの一日上限摂取目安量となっています。

 

 

イソフラボンにはなぜ育毛効果があるのか?

 

イソフラボンの効果のところで育毛効果を挙げていますが、どうしてイソフラボンに育毛効果があるのでしょうか。理由を検証してみましょう。

 

 

 

DHT抑制効果がある

DHTとはジヒドロテストステロンのことで、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結合することで生成されます。

 

DHT自体は体に欠かせないホルモンなのですが、困るのは薄毛を引き起こすこと。

 

DHTが毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に取り込まれて、毛母細胞の働きを低下させるのです。

 

毛母細胞は髪の元になる細胞で、ここの働きが低下すれば、髪の成長に著しくマイナスに作用します。髪の成長サイクルを乱し、成長期を短くすることで、太くて健康的な髪を生えにくくするのです。

 

そんなDHTの抑制効果があるとされるのがイソフラボン。いくつもの論文で効果が発表されていて、イソフラボンが薄毛防止に役立つことが明らかになりました。

 

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正常な頭皮環境を作り出す

イソフラボンの中にオニノンという物質がありますが、抗酸化作用と抗炎症作用があるとされています。

 

新陳代謝促進作用もあるので、このオニノンが頭皮に作用すると、正常な環境になります。

 

頭皮の環境が正常になると、健康的な髪が生えやすくなるでしょう。健全な髪は健全な頭皮から。

 

イソフラボンの摂取で頭皮の状態を良くし、元気で健やかな髪を生やしたいところです。

 

 

 

血流を改善する

イソフラボンには血流改善効果もあります。

 

薄毛や抜け毛で悩んでいる方の中には頭皮の血流が悪いケースがあります。血流が悪くなると、髪の毛を作るための毛乳頭細胞や毛母細胞に栄養が行き届きにくくなり、健康的な髪が生えてきません。

 

そこで摂取したいのがイソフラボン。イソフラボン効果により血流が改善しますから、毛乳頭細胞や毛母細胞に十分に栄養が行き渡り、髪の成長を促します。

 

 

 

皮脂の分泌を調整する

イソフラボンには皮脂の分泌を正常に保つ効果もあります。

 

皮脂の分泌が多くなりすぎると、毛穴が詰まりやすくなり、抜け毛に繋がります。

 

イソフラボンの摂取で皮脂の分泌を調整できるようになれば、毛穴の状態も普通になり、抜け毛が予防できるでしょう。

 

 

 

インシュリン様成長因子-1(IGF-1)を増やす

イソフラボンの摂取でインシュリン様成長因子-1(IGF-1)が増えます。

 

IGF-1が増えると、薄毛が抑制され、育毛が進みやすくなるという説があります。

 

実際にIGF-1が減少する、減少スピードが速いことで薄毛になりやすいです。

 

イソフラボンはこのIGF-1の減少を食い止め、増やす働きがあるので、育毛効果を期待できるでしょう。

 

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イソフラボンの摂取で気を付けるべきこと

 

イソフラボンに育毛効果があるのなら、せっせと摂取しようと思う人もいるでしょうが、摂取に当たって気を付けるべきことがあります。

 

以下にまとめてみますので、確認してください。

 

 

 

イソフラボンだけでは効果が出にくい

イソフラボンには育毛効果があるのですが、イソフラボンだけを摂取していれば効果が出るというものでもありません。

 

薄毛・抜け毛には様々な原因があり、イソフラボンだけでは対処しきれないことも多いからです。

 

多角的な対処が必要と言うことであり、時に専門家の診断も受けなければならないでしょう。

 

そのため、イソフラボンだけに頼った育毛対策では十分ではありません。

 

 

 

グリコシド型とアグリコン型

イソフラボンにはグリコシド型とアグリコン型という2つの種類があります。

 

大豆や大豆製品に含まれている状態のイソフラボンはグリコシド型といい、糖と結合されています。比較的分子が大きく、このままでは体内に吸収されません。

 

そこで腸で糖と分離したアグリコン型にする必要があるのです。腸内環境が整っている方の場合、この作業はスムーズに行われるので、イソフラボンの吸収に支障はありません。

 

問題は腸内環境が整っていない方。アグリコン型への変換がうまくできず、イソフラボンの吸収が進みません。

 

そのような方におすすめなのは豆乳によるイソフラボンの摂取です。

 

豆乳にはオリゴ糖が含まれていて、オリゴ糖は腸内環境を整えます。これでグリコシド型からアグリコン型への変換ができるようになり、イソフラボンの吸収がしやすくなるでしょう。

 

サプリメントでの摂取もいい方法です。サプリメントに含有されているのは最初からアグリコン型のイソフラボンなので、腸が弱い人でも問題なく吸収できます。

 

ただ、アグリコン型イソフラボンの含有量が各サプリメントで異なるので、事前に確認したうえで購入してみてください。

 

 

 

過剰摂取に注意

イソフラボンに育毛効果があるのなら、たくさん摂取してみようということで、過剰摂取する人がいるかもしれません。

 

しかし、過剰摂取に伴う注意点があるので、確認しておいてください。

 

 

 

体が女性化することがある

毎日大量のイソフラボンを摂取することで、男性の体が女性化したという報告があります。

 

実際にそのような人がいたようで、イソフラボンの過剰摂取には注意が必要です。

 

もし体の女性化と思われる症状が生じたときは、イソフラボンの摂取はとりあえずやめにして、医師に相談してみましょう。

 

 

 

性欲の減退や生殖機能の低下

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと同じように作用するので、男性が摂取しすぎると、性欲の減退や生殖機能の低下を招くことがあるとされています。

 

実際のところどうなのかは検証されていませんが、そのような報告をした人はいるようです。

 

もしかしたらということがあるので、一応注意しておきましょう。

 

 

イソフラボンの摂取には豆乳がおすすめ

 

大豆や大豆製品に含まれるイソフラボンで育毛効果を高めてみたいという方もいるでしょうが、問題はどのような食品から摂取するかです。一口に大豆や大豆製品といってもいろいろな食品があります。

 

そこでここでは、おすすめの食品として豆乳をご紹介しましょう。豆乳で育毛効果を高めるメリットなども見てみます。

 

 

 

豆乳の種類について

豆乳には、「無調整豆乳」「調整豆乳」「豆乳飲料」という3つの種類があります。

 

無調整豆乳は大豆と水の原材料のみで作られたもの。大豆固形分8%以上です。

 

調製豆乳は砂糖や食塩、植物性油脂などが加わり、飲みやすくなっています。大豆固形分は6%以上です。

 

豆乳飲料は調製豆乳に果汁やフレーバーを加えたもので、味は1番おいしいでしょう。大豆固形分2%〜4%以上です。

 

豆乳を選ぶときは味で選びたくもなるでしょうが、砂糖や塩、油分、香料などが含まれたものを多く飲むと、健康や育毛効果に逆行することがあります。カロリーも多くなりがちなので、注意しましょう。

 

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量に注意

豆乳でイソフラボンを摂る場合は、量に注意しましょう。推奨摂取量の上限1日70~75mgに換算すると、無調整豆乳で200ml強、調整豆乳で約350mlになります。

 

しかし、実際には豆乳だけでイソフラボンを摂取しているわけではありません。他の大豆製品も食べているでしょう。

 

そのため、他の食品と豆乳とのバランスを考えながら飲む必要があります。

 

 

 

豆乳を飲むタイミング

豆乳を飲むタイミングに決まりはありません。ライフスタイルや食生活に合わせて、飲みたいときに飲めばいいだけです。

 

いつ飲んでも育毛効果に違いが生じません。

 

ただ、寝る前や深夜は避けた方がいいでしょう。この時間帯は豆乳のエネルギーが消費されにくく、脂肪分が体内に蓄積されやすいからです。

 

豆乳の大豆タンパクは消化・吸収に時間がかかりやすいので、寝る前や深夜は摂取にふさわしくありません。太りやすくなることもあります。

 

 

 

豆乳なら腸が弱くても大丈夫

「グリコシド型とアグリコン型」のところで説明しましたが、体に吸収がされるのは糖と分離したアグリコン型イソフラボンです。

 

ただ、豆乳の場合、グリコシド型になっている商品もあります。それでもオリゴ糖が含まれている豆乳は腸内環境を整えてくれるので、グリコシド型からアグリコン型への変換が進みやすいです。

 

また、最初からアグリコン型のイソフラボンが含有している豆乳もあります。そのような豆乳なら、イソフラボンの吸収に全く問題はありません。

 

 

 

イソフラボン以外の豆乳に含まれる育毛成分

豆乳にはイソフラボン以外にも育毛効果のある成分が含まれているので、ご紹介しましょう。

 

まずレシチン。直接育毛効果に繋がる成分ではありませんが、血中のコレステロールを低下させて、血管を強化してくれます。

 

血管が強化されれば、血流も改善し、髪や頭皮に栄養が行き届きやすくなって、髪の成長を促します。

 

次は大豆タンパク質。髪はタンパク質で構成されているので、豆乳のタンパク質の摂取が大切になります。

 

また、豆乳を飲むと適度な満腹感が得られるので、お菓子などの間食をする必要がなくなります。余計な糖分の摂取は髪によくありませんから、豆乳だけで満足したいところです。

 

サポニンは血中の余分なコレステロールや中性脂肪を除去する栄養素。おかげで血流の滞りが改善され、髪や頭皮に栄養が行き届きやすくなって、薄毛抑止に繋がるでしょう。

 

リノール酸も血中のコレステロールを低下させ、血行を促進しますから、髪や頭皮への栄養補給を促します。

 

豆乳に含まれるビタミンB群は髪の成長に欠かせない栄養素。ビタミンB2は皮脂の分泌を調整したり、毛母細胞を活性化したりします。

 

ビタミンB6はタンパク質を使って髪を合成するときに必要です。ビタミンB7はケラチンの合成に役立つ栄養素。ビタミンB9には造血や血行促進作用があります。

 

ビタミンBの種類によってそれぞれ作用は異なりますが、いずれも頭皮環境を整えて、髪の成長を促す重要な役割を演じています。

 

最後に取り上げる豆乳に含まれている成分はビタミンE。ビタミンEの主な効果は抗酸化作用や血行促進。

 

過酸化脂肪酸の発生を抑えて、頭皮の老化を遅らせ、血行を促進して、栄養を行き届きやすくします。

 

 

気軽に摂取したいのならサプリメントもおすすめ

 

イソフラボンを気軽に摂取したいのならサプリメントもおすすめです。そこでいくつか具体的な商品をご紹介しましょう。

 

 

 

エクオール(小林製薬)

小林製薬というと、紅麹サプリの事件がありましたが、他のサプリメントについては問題報告はありません。

 

その小林製薬の「エクオール」には1粒につき発酵大豆イソフラボンを23.6mg配合。エクオールも2mg含有し、育毛や健康のサポートをしてくれます。

 

 

 

大豆イソフラボン(DHC)

DHCの「大豆イソフラボン」にはアグリコン型のイソフラボン25mg含有しています。

 

アグリコン型ですから、吸収がスムーズです。ビタミンDや葉酸も配合され、髪の成長をサポートします。

 

 

 

大豆イソフラボン(大塚製薬)

大塚製薬の「大豆イソフラボン」にはイソフラボンが25mg配合され、タブレット型になっています。香料・着色料・防腐剤などは無添加で、安心して服用できるでしょう。

 

 

イソフラボンだけで効果が出ない場合

 

大豆や大豆製品に含まれるイソフラボンには育毛効果があります。これまでの説明でこの点については理解していただけたでしょう。

 

しかし、あまり大きな効果を期待しすぎてはいけません。育毛効果といっても限定的なものであり、すぐに薄毛の方にドンドン髪が生えてくるわけではありません。

 

どちらかというと、薄毛や抜け毛予防、薄毛や抜け毛の進行防止に役立つ程度と考えればいいでしょう。

 

それでは不満であるという人も多いはず。イソフラボンでは十分な効果が得られないと聞いてガッカリしているかもしれません。

 

では、どうするか。おすすめなのは薄毛クリニックに通うことです。

 

イソフラボンでは効果が出なくても、薄毛クリニックの治療で効果が出たという話はよく聞きます。

 

何よりも薄毛の専門家に相談する安心感もあるでしょう。医師も患者さん毎の症状に応じて治療を提案してくれます。

 

イソフラボンについてはそのまま摂取を続けてもいいですが、薄毛クリニックの治療と併用すれば、より大きな効果を期待できるでしょう。

 

 

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