小顔美人になるには「胸鎖乳突筋」を鍛える良いって本当?鍛え方や理由をご紹介
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)を鍛えると、小顔になれるという話があります。
でも、胸鎖乳突筋とは何なのかご存じでない方も多いでしょう。
そこでまず、胸鎖乳突筋の説明をします。
そのうえで、どうして胸鎖乳突筋を鍛えると小顔になれるのかを考えてみましょう。
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)とはどんな筋肉?
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は首の前にある筋肉で、部位としては鎖骨の周りから耳の後ろにかけてになります。
顔をあっちこっちに向ける際に使う筋肉です。
首の中では最も太い筋肉で、重い頭を支える役割も演じています。
胸鎖乳突筋の理想的な状態とは?
胸鎖乳突筋には理想的な状態があります。
胸鎖乳突筋は左右にあるので、それぞれのチェックをしましょう。
右を向いたときは左の胸鎖乳突筋、左を向いたときは右の胸鎖乳突筋といった感じです。
それぞれにこりや突っ張りがあるのは良くない兆候。
筋肉が硬直・収縮しているのかもしれません。
血流やリンパの流れが悪くなると、さらに埋もれるようになります。
そうなると、首が短くなってしまい、顔が大きく見えることもあるし、フェイスラインがたるんでしまうこともあるのです。
その結果、なんだかもっさりした印象になります。
ということは、ここがゆったりリラックスしているのが理想の状態ということです。
小顔の秘訣は胸鎖乳突筋にあり!?
顔が大きい人はどのように小顔になればいいかと悩むこともあるでしょう。
その方法はいくつかありますが、胸鎖乳突筋を鍛えたりほぐしたりすることでも可能になると言います。
どうしてでしょうか。その原理を分析してみましょう。
フェイスラインが引き締まる
胸鎖乳突筋を鍛えたりほぐしたりすることでフェイスラインが引き締まります。
胸鎖乳突筋には顔の皮膚を支えるという役割もあるので、ここが鍛えられると、顔が引き締まるというわけです。
逆の場合を考えてみると、胸鎖乳突筋が硬く収縮していると、皮膚がたるんで格好悪くなります。
また、胸鎖乳突筋が理想の状態にないと、姿勢がかがみがちになり猫背のようになるのですが、この状態だと首が太くなってしまうことがあり、二重顎の原因にも。
このようなことは嫌でしょうから、フェイスラインを引き締めるためにも胸鎖乳突筋を鍛えるようにしましょう。
むくみ改善
胸鎖乳突筋を鍛える・ほぐすことで、むくみ解消による小顔効果も得られます。
理由は、胸鎖乳突筋を鍛えたりほぐしたりすることで、血液やリンパの流れが促進されるから。
むくみは血液やリンパなどの流れが悪くなり、余計な水分や老廃物が細胞組織に溜まっている状態です。
そのため、むくみ解消のために必要なのが血液やリンパの流れを良くすることです。
胸鎖乳突筋は血液やリンパの流れと関連がある部位です。
鍛えたりほぐしたりすれば、流れが良くなるのは当然。
自ずとむくみも取れて、スッキリ小顔になれます。
二重顎が改善される
胸鎖乳突筋が凝り固まる原因の一つが長時間下向きの姿勢を続けることです。
下向きばかりの生活をしていると、胸鎖乳突筋の血液やリンパの流れが悪くなり、むくみになるだけでなく、余分な脂肪などもつきやすくなります。
そうなると、顎がたるんだ二重あごになるなんてこともあるでしょう。
顎周りの筋肉が緩みがちになり、ちょっと格好悪くなるかもしれません。
それを避けるために行いたいのが胸鎖乳突筋の訓練。
顎周りが鍛えられれば、理想の小顔に近づきます。
明るく豊かな表情になる
これは直接小顔効果に繋がることではありませんが、胸鎖乳突筋を鍛えることで明るく豊かな表情になれます。
胸鎖乳突筋は表情筋と密接な関係がある部位。
胸鎖乳突筋が硬くなると、表情筋の動きも鈍り、表情も固くなってしまいます。
胸鎖乳突筋を鍛えると、今度は表情筋が活性化し、顔の表情も豊かになります。
小顔であると同時に明るい豊かな表情は維持したいもの。
小顔美人という言葉もありますが、美人+素敵な表情を持った人は魅力的です。
横顔が美しい小顔になれる
胸鎖乳突筋を鍛えることで、横顔の美しい小顔になれます。
耳の後ろから鎖骨に向かって伸びる胸鎖乳突筋は横顔への影響も大きい部分です。
ここを鍛えると、サイドのシルエットが映えるようになり、思わず見惚れるような美人になることがあります。
横顔の美しい小顔なら、理想の姿とも言えるでしょう。
胸鎖乳突筋が凝り固まる理由は何?
なぜ胸鎖乳突筋が凝り固まって、小顔になれないのでしょうか。
その理由も考えてみましょう。
年を取ったのかも
これはやむを得ないことですが、加齢により胸鎖乳突筋が凝り固まってしまうことがあります。
年齢を重ねると、どうしても筋肉や細胞の弾力性が失われていきます。
胸鎖乳突筋にも当てはまることです。
そのために意識して胸鎖乳突筋を鍛える必要もあるでしょう。
長時間にわたるスマホやパソコン作業による影響
長時間にわたりスマホやパソコン作業をすると、顔はうつむき状態で、肩・背中・首への負担が大きくなります。
現代人にとって必要不可欠とも言えるスマホやパソコンですが、その弊害もあるのです。
かといって、スマホやパソコンを使わないというわけには行きません。
そうなると、自ずと胸鎖乳突筋にも負荷がかかりやすくなり、凝り固まってしまうというわけです。
それだけにいかに鍛えるかが課題となるでしょう。
マスクの影響もあるかも
コロナウイルスの蔓延によりマスク着用をする人が増えましたが、このマスクが胸鎖乳突筋のこりに影響するというと、どうしてと思うかもしれません。
マスクなど軽くて、筋肉の負担になりそうではないですよね。
ところが、マスクと言えども長時間着用していると、耳の後ろを圧迫。
その結果、胸鎖乳突筋が固くなったりツッパたりするようになります。
小顔効果を得る胸鎖乳突筋の鍛え方をご紹介
胸鎖乳突筋を鍛えれば小顔効果を得やすくなるのですが、問題はどのように鍛えるか。
効果的な方法で鍛えないといけませんから、その方法をご紹介しましょう。
ストレッチやマッサージは◎
胸鎖乳突筋は比較的身体の浅いところに位置している筋肉です。
そのため、ストレッチやマッサージの効果が出やすく、鍛えやすい部位です。
ストレッチやマッサージで胸鎖乳突筋を鍛えると、血流もリンパも流れが良くなり、余分なものは体外に排出されます。
そうなれば、小顔に一歩近づくことになるでしょう。
ストレッチやマッサージは朝のメイク前や夜のお風呂上がりに行うと効果的です。
これでスッキリした小顔になれるチャンスがあります。
ツボ押しも◎
胸鎖乳突筋を鍛える・ほぐすというのなら、ストレッチやマッサージの他にツボ押しもおすすめです。
小顔効果を得るのにピッタリのツボがあるので、紹介しましょう。
完骨(かんこつ)というツボです。
完骨は耳のすぐ後ろにある出っ張った骨のすぐ下にあります。
ここを押すと、首のコリ・頭痛・不眠・自律神経を整えるなどの効果もあるのですが、顔のむくみ解消にも役立ちます。
押し方のコツを紹介しましょう。
- 完骨に指先を当て、ゆっくり呼吸しながら心地いい程度で押す
- 1回を2.5秒くらいにし、5~6回繰り返す
- ここでマッサージ(指先で円を描くイメージ)。硬くなった部分をほぐす
- 胸鎖乳突筋を上から下へなでるようにしてから、乳様突起から鎖骨までもマッサージしてみる
ツボ押し+マッサージということにもなりますが、これで小顔になれる可能性があります。
緊張をほぐすアイテムを使うのも◎
胸鎖乳突筋の緊張をほぐすアイテムで鍛えることができます。
磁気系、温熱系、マッサージ系と様々なアイテムがあり、それぞれ効果を発揮します。
これらのアイテムは仕事の合間やリラックス時間にも使うことができ、ちょっとした小顔ケアにもなるでしょう。
緊張をほぐすアイテムはドラッグストアやバラエティショップ、通販などで購入可能です。