汗をかいて放置すると薄毛になる?デトックス効果で育毛も可能!
「汗」と聞くと、なんとなく不潔なイメージがあるかもしれません。
しかしながら、人間の体を正常に保つには必要な機能ですよね。
本記事では、人はなぜ汗をかくのか?また、汗が育毛に与える影響やメリット、デメリットについて解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
汗をかく理由とは?
生理現象ということは、人体において必ず必要な機能ということですが、そもそもなぜ汗をかくことが必要なのでしょうか。
ここでは人間が汗をかく理由と、汗が育毛に関してどのようなメリットがあるのかを紹介します。
そもそもなぜ汗をかくのか?
汗の最も重要な役割は、体温の調節機能。気温や運動、カゼによる発熱などで体温が上昇した際に発汗し、調節してくれます。
汗の水分が皮膚の上で蒸発するときに熱が奪われ、体温を36.5℃前後に保つことができるのです。
汗はいわば、皮膚表面での「打ち水」といえますね。
汗をかくメリット|頭皮のデトックスになる
体内にある毒素には、代謝により出る老廃物と、外から入ってきた有害金属などがあります。
そして、老廃物の排出は主に腎臓が担いますが、有害金属の排出の割合は下記のとおり。
- 便:約75%
- 尿:約20%
- 汗:約3%
つまり、基本的には便や尿で毒素が輩出されるため、汗には毒素はほとんど含まれていません。
そして汗をかくことで腎臓を流れる血液量が増え、毒素の排出量が増えることは上記からも読み取れるでしょう。
また、肝臓の解毒力も上昇。よって、汗は毒素をほとんど排出しませんが、汗をかくことで間接的にデトックスに繋がっているといえます。
しかし、汗は薄毛になるともいわれています。
詳細については、次章で詳しくみていきましょう。
汗をかくデメリット|雑菌が増えやすくなる
皮膚にはさまざまな種類の雑菌(皮膚常在菌)が付着しており、分泌した皮脂と水分がバランスよく混ざりあってできた皮脂膜に存在しています。
そして皮脂は、雑菌の餌となるため汗をかくと雑菌が増えやすくなってしまうのです。
さらに、雑菌は高温多湿の環境で繁殖しやすい性質を持っているため、汗をかいた頭部とは、育毛に適さない雑菌の多い環境といえるでしょう。
汗による薄毛を防ぐ方法は?
ここからは、汗による薄毛を防止する具体的な方法を3つ紹介します。
どれも簡単に行える項目ですし、効果的な方法となっていますので、ぜひ普段の生活に取り入れてみてください。
それでは、詳しくみていきましょう。
こまめに拭く
汗をこまめに拭くことで雑菌が増え、薄毛になりやすい環境になるのを抑えることができます。特に気温が高い日などはタオルを持ち歩き、こまめに汗を拭きましょう。
シャンプーで洗い流す
汗をかいたときは、やはりお風呂でシャンプーを使い、頭皮の汚れと汗をしっかり洗い流して頭皮に良い環境を整えましょう。泡が残らないように、すすぎも忘れないでください。
頭皮ケアシャンプーでダメージ対策
保湿成分配合のものや、炎症を抑える成分が含まれている「頭皮ケアシャンプー」を使用することにより、汗による頭皮へのダメージを軽減できます。
汗の量を減少させる方法
汗の量を減少させる方法も、特別な道具は必要としません。たった今からでも取り入れることが可能なので、ぜひ参考にしてください。
それでは、詳しく解説します。
腹式呼吸でリラックス
腹式呼吸には、自律神経を整える効果が期待できます。
人は、緊張したり不安を感じたりしても汗をかきますので、腹式呼吸でリラックスすることにより、汗を抑えて育毛が期待できるのです。
鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐きましょう。
首筋を冷やして体温を下げる
体温が上昇したために汗が出ている場合は、塗れたタオルや保冷剤で首筋を冷やしましょう。首筋を冷やすことで、効率よく体温を下げられます。
制汗剤を使う
制汗剤は、汗腺をふさぐことで発汗を抑えるケア用品です。
汗腺をふさぐため、頭皮に悪影響がないか心配な方もいるかもしれません。
しかし、制汗剤の成分は、肌の新陳代謝によって自然に排出されるのでご安心ください。
さいごに|汗を味方にして薄毛を予防しよう!
汗自体が、薄毛になる訳ではありません。
しかし、汗をかくということは新陳代謝が促進するということであり、血行も促進されている状態。
つまり、頭皮の血行がよくなるということは、髪の毛にもよい影響があるということです。
そもそも、髪の栄養補給や育毛のためには、汗をかいて血行を促進することが重要。これからも、汗と上手に付き合っていきましょう。