髪の毛にアホ毛(浮き毛)が出る理由は?原因と対策を徹底解説
おしゃれに髪型をまとめようと思ったときに、アホ毛が出るとガッカリですよね。それもたくさん出たら、印象が悪くなります。
そこで今回は、このアホ毛がどうして出るのか原因を考えてから、予防方法、抑える方法、直す方法を見てみます。
アホ毛で悩んでいる方に参考になる記事になっていますから、よくチェックしてください。
アホ毛(浮き毛)とは?
アホ毛って、なんだか変な名前ですね。漫画の影響で出てきたことばかもしれません。
意味についてはどのようなものかご存じの方もいるでしょうが、説明しておきましょう。
アホ毛は短い髪が重力に逆らって、ぴょんぴょんと逆立ったものです。特に髪の毛の分け目に発生しやすくなっています。
また、浮き毛とも呼ばれています。
アホ毛の原因
アホ毛の原因として考えられるものはいくつかあるので、順番に説明しましょう。
ヘアサイクルによる影響
人間の髪は、成長期・退行期・休止期というヘアサイクルを繰り返し、生えたり抜けたりします。
このヘアサイクルで成長初期の段階にある短い毛がピンと立ってしまうことがあるので。これがアホ毛の1つの原因です。
毛質
人の毛質は皆違い、同じ人でも箇所によって毛質が変わります。1本1本太さもしなやかさも違うのです。
その中で、偶然太くてハリヤコシがある毛だけがピンと目立ってしまうことがあります。
髪のうねり
髪がうねりやすい人にアホ毛が出ることがあります。
髪のうねりの原因の1つがシャンプーが適切でないこと。髪の洗い方が正しくないと、毛穴に汚れが詰まり、毛穴の中で毛根が押されて、うねりが発生することがあります。
うねり毛は髪全体の中でまとまりにくくなり、ぴょんと跳ね上がってしまうことがあるのです。
静電気
髪や頭皮が乾燥している、室内が乾燥している、化学繊維の服を着ているなどの時に静電気が発生することがありますが、この静電気もアホ毛の原因になります。静電気により、短い髪が浮き上がりやすくなるからです。
ヘアダメージ
ヘアダメージによって切れ毛が発生し、切れ毛がアホ毛になることがあります。
強引なブラッシング、ヘアアイロンやドライヤーのかけ過ぎ、ブリーチ、縮毛矯正、パーマなどはヘアダメージの元になりやすく、切れ毛が発生する要因にもなるので、注意しましょう。
アホ毛の予防法
美しい髪にアホ毛がたくさん出てきたら、いやですよね、格好悪いし、その後のケアも大変です。
そこで大切になってくるのが予防法。アホ毛ができるだけ出ないようにするのです。その方法を紹介しましょう。
ダメージケアができるシャンプーなどを使う
アホ毛の原因の1つがヘアダメージだという説明をしましたが、そこでポイントになるのがヘアダメージケアをすることです。
ヘアダメージを少しでも修復できれば、切れ毛も生じにくくなって、アホ毛がたくさんなどといった事態は防げるでしょう。
ヘアダメージをケアする方法はいくつかありますが、シャンプーやトリートメントをよく考えて選ぶことも大事です。ダメージケアを修復できる成分を含んだシャンプーやトリートメントを使えば、アホ毛予防ができるでしょう。
具体的には、カラーやパーマによるダメージヘアにはレシチン配合がおすすめ。乾燥した毛にはセラミドが効果的です。
どのようなシャンプーやトリートメントを使ったらいいかわからない場合は、日頃お世話になっている美容師さんに相談してみましょう。あなたの毛質にぴったり合った商品を紹介してくれるでしょう。
しっかりヘアドライをする
洗髪後はドライヤーで髪を乾かしているから大丈夫と思っているでしょうが、ここに盲点があります。
ドライヤーで表面の髪が乾いても、奥の方が濡れたままである場合があるのです。
髪の奥の方に水分が残っている、髪がダメージを受けたり、寝癖がついたりしやすくなります。それがアホ毛の原因にもなるのです。
そこでポイントになるのが、ドライヤーで髪を乾かした後、即寝るのではなく、30分から1時間ほどおくこと。この間に、奥の方の毛も少しずつ乾いていきます。
髪の毛が乾いた状態で寝れば、傷みにくくなって、アホ毛がたくさん生じるということはなくなるでしょう。
カットの仕方や分け目を変えてみる
アホ毛は短い毛がぴょこんぴょこんと逆立っている状態ですが、カットの仕方や分け目を変えることで防げることがあります。
美容院へ行ったときは、美容師さんに自分のアホ毛の状態を説明して、カットや分け目について工夫してもらうといいでしょう。
紫外線対策をする
紫外線は肌にも良くありませんが、髪や頭皮も傷めて、切れ毛・アホ毛の原因になることがあります。そこで、効果的な紫外線対策を施す必要があります。
例えば、夏場は帽子や日傘で髪や頭皮を保護するなどの対策が大事。髪や頭皮用の日焼け止めスプレーの使用も効果的です。
定期的にヘアカットする
定期的なヘアカットもアホ毛予防に役立ちます。髪は根元よりも毛先から傷みやすいので、傷みやすい部分をカットしておけば、アホ毛になりにくくなります。
潤いのあるツヤ髪にする
髪に潤いがあると、傷みにくくなって、アホ毛も生じにくくなります。髪に潤いを与える方法はいくつかありますが、そのうちの1つの方法がヘアミルクとヘアオイルの両方を使うことです。
使い方は、髪を乾かず前はヘアミルク、乾かした後はヘアオイル。このように使えば、乾燥知らずの潤い髪になります。
トリートメントで髪を保湿するという方法もあります。保湿成分が含まれたトリートメントなら効果的で、髪に潤いを与え、アホ毛防止に役立つでしょう。
とにかく根本から髪をいたわってあげることが大事です。
アホ毛がたくさん出たらどうする?
少しでもアホ毛が出るときになるものですが、もしたくさん出たらもっと困ります。そのようなときにどうすればいいのかを考えてみましょう。
ヘアスプレーを工夫して使ってみる
ヘアスプレーを直接髪に拭きかけると、バリバリになったりすることがあります。
そこでおすすめなのがヘアスプレーをコームの部分に拭きかけてから、髪をなでつけるという方法です。
この方法を採用すると、アホ毛部分だけを抑えられます。
スタイリング剤を使う
アホ毛がたくさん出て髪がまとまらないというのなら、スタイリング剤で髪をコーティングしてみましょう。
ヘアオイル・ワックス・バームなどスタイリング剤には油分が含まれていて、髪にフタをする役割を演じます。髪にフタがされると、水分の蒸発が防げます。
髪の水分が失われると、癖やうねりが発生しやすくなり、アホ毛が出る原因になるのです。そこで水分の蒸発を抑えるスタイリング剤を使って、髪を正常な状態にし、アホ毛にならないようにします。
アルミホイルを使ってみる
台所にあるアルミホイルを使うと、アホ毛を抑えられる場合があります。
やり方は以下の通りです。
- アルミホイルを顔の幅くらいに切る
- アルミホイルの光沢がない面にヘアスプレーをかける
- ヘアスプレーをかけたアルミホイルでアホ毛をなでる
これでヘアスプレーがアホ毛に作用し、アホ毛が減ります。使うヘアスプレーはソフトタイプにしましょう。
髪を濡らしてブローする
ドライヤーの使い方を工夫することで、たくさんのアホ毛を抑えることができます。
その方法が髪を濡らして、ブローすることです。ブローするコツは、髪を押さえつけるようにして、アホ毛が浮き出ないようにすること。
そして、完全乾燥の直前にコームやブラシで髪を整えます。これでアホ毛が抑えられ、髪がまとまりやすくなるでしょう。