頭皮が日焼けすると薄毛になる?紫外線をカットする方法とおすすめ商品7選をご紹介!

薄毛になるケースとして、ストレスや喫煙、睡眠不足などが挙げられます。
しかし、日焼けも薄毛になることはご存じでしょうか。
本記事では、なぜ日焼けが頭皮に悪い影響を与えるのか、また日焼けを防止する方法などについて解説しています。
育毛対策のために、日焼けを防ぐ方法について知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
日焼けで薄毛になる?影響について解説!
日焼けとは、太陽から降り注ぐ紫外線によって肌が、下記に挙げる2つの状態になることです。
サンバーン | 皮膚が赤く炎症を起こす急性症状 |
サンタン | 人体の色素のメラニンが皮膚表面に色素沈着した状態 |
サンバーンは紫外線UVBが表皮を透過して真皮乳頭体まで達した結果、直接的DNA損傷が主因となり、乳頭体内の毛細血管が炎症。
そして、充血を起こし、皮膚の色が赤くなる状態のことです。
サンタンは、紫外線UVAがメラノサイトに働きかけたことでメラニン色素の生成が促され、それによって色素沈着が起きた状態のことです。
どちらの日焼けも、原因は紫外線。太陽から熱い日差しが降り注ぐ夏場だけでなく、まだ暑くない5月~6月も紫外線が多い時期のため、日焼けしやすいです。
また、スキー場のように雪の多いところは、雪が太陽光の紫外線を反射するため冬でも日焼けします。
そもそも、日焼けが薄毛になる理由は、紫外線によって「頭皮の乾燥」「光老化」が起きるため。それでは、詳しくみていきましょう。
頭皮の乾燥
紫外線による日焼けで頭皮が乾燥する理由には、「紫外線のダメージによるバリア機能の低下」「紫外線による角質のカルボニル化」の2つが挙げられます。
肌は、表面から近い順に「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層で構成されています、
その3層の表皮が主に担っている役割といえばバリア機能。そんなバリア機能には、外界からの刺激を防ぐ、また真皮からの水分透過を防ぐ働きがあります。
この機能があるため、肌表面から入り込む雑菌から健康を守ることができ、肌が乾燥しないのです。
ちなみに、バリア機能は、下記の4つの要素から成り立ちます。
- 皮脂膜
- 角質層
- 角質幹細胞脂質(セラミド)
- NMF(天然保湿因子)
日焼けするほどの紫外線を受けると、そのダメージによって角質層がはがれやすくなってしまいます。
そして、ダメージによって角質層がはがれてしまうと、角質幹細胞脂質とNMFが喪失。そうなると、真皮からの水分透過を防ぐことができなくなり、肌が乾燥してしまいます。
また、紫外線による角質がカルボニル化することで、さらに肌が乾燥してしまいます。
カルボニル化とは、肌の主成分であるタンパク質が、紫外線で発生した活性酸素の影響で発生した過酸化脂質によって変性すること。
カルボニル化とは、コラーゲンやエラスチンが、酸化した脂質の代謝物と結びつくこと。 活性酸素を発生させる紫外線に加え、脂質の過剰摂取が大きな原因といわれています。 体内でカルボニル化が起きると「ALEs(Advanced Lipoxidation Endproducts」と呼ばれる物質が生成されます。
このカルボニル化が起きた角質は、水分量が低下しバリア機能も下がるため、肌が乾燥します。
頭皮も肌の一部のため、日焼けすると頭皮に乾燥が起きやすいです。
頭皮が乾燥することで、薄毛を始めとするさまざまなトラブルが発生する可能性があるため、注意しなければなりません。
光老化
光老化とは、紫外線ダメージによる肌老化のこと。生理的老化とは異なり、光老化には、下記のような特徴があります。
- 細かいしわと深いしわの両方ができる
- たるみができる
- 肌のハリが失われる
- シミができる
- 肌が黄ばむ
- 乾燥する
- 皮膚が厚くなってごわつく
光老化は、紫外線を浴びる量を減らすことができれば、それだけリスクを下げることが可能。
つまり、日焼けしないようにすれば、発生する確率を下げることができるのです。
そして、この光老化は頭皮にも起こります。
それどころか、最も太陽に近く紫外線を受けやすい場所にある頭皮は、肌のなかでも光老化しやすいです。
光老化を起こした頭皮は、薄毛や抜け毛になりやすくなります。
抜け毛や薄毛の影響が出やすくなる
頭皮の日焼けがダイレクトに薄毛や抜け毛のリスクに直結するわけではないものの、原因のひとつにはなり得ると言えます。
その理由は、健康的な頭皮が丈夫な髪を生成し育てていくことから、日焼けして乾燥・炎症した頭皮は髪を育てるための栄養・うるおいが減少し、抜け毛や薄毛のきっかけになりやすいと言えるのです。
頭皮の炎症
頭皮が日焼けすると、炎症やこのトラブルに伴うかゆみ、赤み、ヒリヒリ感といったトラブルが出やすくなります。
この理由は、紫外線の強力な熱ダメージが頭皮に当たり続けると皮膚温度が一気に上がって血行が促進、痛みやかゆみ、赤みなどを誘発するプロスタグランジンの発生にもつながってしまうため。
頭皮の炎症は、ズキズキじんじんとひびくような痛みが出るため、日焼け対策は日々徹底しておく必要がありますよ。
枝毛や切れ毛の原因になってしまう
頭皮の日焼けは、枝毛や切れ毛の原因になることがあります。
この理由は、頭皮が日焼けしていると同じ場所にある髪も日焼けをしてしまい、ツヤやハリ、コシを守るキューティクルがダメージを受けてしまいます。
するとキューティクルが剥がれて髪内部の栄養がどんどん流れ出てしまい、髪の強度が弱くなって枝毛や切れ毛につながってしまうのです。
紫外線の種類別に見る頭皮・髪への悪影響とは?

頭皮の日焼けの原因となる紫外線には、頭皮・髪にさまざまなダメージを与えてしまう種類があります。
ここでは意外に知られていなかった紫外線のふたつの種類と、それぞれの頭皮・髪への悪影響を詳しく見ていきましょう。
紫外線の種類その①UV-A
紫外線の種類ひとつめの「UV-A」は、頭皮の深部にまで届いてしまうほど波長が長く、皮膚の真皮層から表皮層にかけてダメージを与え、蓄積させてしまいます。
そして紫外線のUV-Aは、髪のハリやツヤ、コシ、頭皮のうるおいを守るコラーゲンやエラスチンといった美髪成分を変性・分解してしまう性質が。
そのため紫外線に当たり続けUV-Aの影響を受けると、髪のパサつきやコシのなさ、頭皮の乾燥といろいろなダメージにつながることがあるのです。
紫外線の種類その②UV-B
紫外線のふたつめの種類「UV-B」は、頭皮の表皮層に直接的に働きかける紫外線のことを言います。
UV-Aに比べて光のダメージエネルギーが強力なため、頭皮や髪がさらされ続けると炎症の原因になってしまうことが。
また、日焼けによる頭皮のヒリヒリ感、赤みもUV-Bの影響が強くあり、水分や栄養を奪ってしまうことから頭皮の乾燥も併発してしまうことがあります。
日焼け防止!おすすめの薄毛対策を紹介!
日焼けを防止することは、紫外線を防ぐことに繋がり、薄毛対策としても有効です。
日焼け防止のやり方として、おすすめの方法が下記の3つです。
それぞれの内容について、詳しくみていきましょう。
頭皮の保湿
日焼けした頭皮は、紫外線によるダメージを受けています。
しかし、紫外線によるダメージを受けたからといって、すぐに頭皮の乾燥や光老化が起きるということではありません。
頭皮が日焼けしても、しっかり保湿してあげれば、ダメージを回復することが可能。
頭皮が日焼けしたら、頭皮用ローションなどを使い、しっかり保湿してあげましょう。
頭皮も肌の一部のため、顔用の乳液や保湿クリームを使っても問題ありません。
日焼け止めクリームを塗布
外出時に肌だけでなく、頭皮にも日焼け止めクリームを塗っておけば、頭皮が日焼けするのを防げます。
日焼け止めとは、紫外線を吸収して日焼けを防ぐ化粧品のこと。最近は、頭皮や髪に使うことができるタイプも登場しています。
外出時に、あまり時間がかけられないという方は、さっと使えるスプレータイプもあります。
帽子や日傘を活用する
直射日光を防ぐアイテムとして優秀なツールが、帽子と日傘です。
しかし、帽子は夏場だと蒸れて、頭皮環境が悪くなってしまう可能性があります。
また、日傘は、紫外線を完全に防ぐのは困難。日焼け止めクリームを塗布して、帽子や日傘を活用しましょう。
また、帽子や日傘を活用して外出し、帰宅したら頭皮を保湿ケアすることも忘れてはなりません。
頭皮への紫外線ダメージを防ぐ!おすすめの専用日焼け止め【7選】
紫外線のダメージをダイレクトに受けやすい頭皮、それでも具体的な対策がわからなかったり、そもそもの紫外線ケアがおろそかになっていたりと完全なガードが難しいと悩んでいませんか?
身近なインターネット通販やバラエティショップには、頭皮の日焼けを徹底的にガードする「専用の日焼け止め」のラインナップが豊富にあります。
すぐに使って頭皮を光のダメージから守れる、おすすめの専用日焼け止め7選とそれぞれのこだわりをチェックしてみましょう。
おすすめ①|アネッサ パーフェクトUV スキンケアスプレー NA
「アネッサ パーフェクトUV スキンケアスプレー NA」は、頭皮はもちろん顔やボディとオールマイティに使える、コスパの良い一品。
- 独自のオートブースター処方で外的なダメージから頭皮を守る
- ムレやすい頭皮にも安心、サラサラ感が長く続く
- SPF50+・PA++++で紫外線A・B並みの両方から頭皮を守る
というおすすめポイントがあり、頭皮をサラサラに保ちながら紫外線対策、肌色をキレイに見せるトーンアップなど機能性に優れた日焼け止めとなっています。
おすすめ②|サンカット ライトアップUV スプレー
「サンカット ライトアップUV スプレー」は、頭皮にシュッとスプレーするだけでしっかり紫外線対策ができ、手肌を汚したくないシーンでもラクに使うことができます。
- 皮脂や汗の過剰な分泌を抑え、サラサラ感が長続きする
- 髪に輝くようなツヤを与えて魅力アップ
- クリアフローラルのナチュラルな香りで癒しの使用ができる
サンカット ライトアップUVスプレーは、肌色・髪をキレイに見せるツヤ仕様のため、普段使いはもちろんきらびやかなシチュエーションの日焼け対策にもおすすめですよ。
おすすめ③|花王 ビオレ UV アクアリッチ アクアプロテクトミスト
頭皮にうるおいを与えたり、みずみずしい使用感がリフレッシュにもなる、「花王 ビオレ UV アクアリッチ アクアプロテクトミスト」。
- 頭皮を保湿しながら紫外線をガードする
- 専用のクレンジング剤不要、いつものシャンプーでラクに落とせる
- 保湿力があるから日焼け止め特有のキシキシ感がない
花王 ビオレ UV アクアリッチ アクアプロテクトミストは60ml・800円程度のコスパの良さがおすすめのポイントとなっているため、上質なのにオトクな紫外線対策が理想の方にぴったりですよ。
おすすめ④|HACCI(ハッチ)日焼止めミストC
ポップでキュートなプリントが魅力的、髪と頭皮の紫外線対策が楽しみながらできる、「HACCI(ハッチ)日焼け止めミストC」。
- ホワイトラベンダーの香りに癒されながら髪と頭皮の紫外線対策ができる
- 保湿、保水効果に優れたハチミツを配合
- メイクフィックス効果でヨレや色ムラが少なく長時間のUV効果が続く
HACCI(ハッチ)日焼け止めミストCはデリケートな頭皮・髪にやさしいノンケミカル処方、環境にも安心安全な使用ができます。
おすすめ⑤|㎜(ミリ)バター
これまでの髪・頭皮専用日焼け止めにはなかなか見られなかった、バターのようなコクのある使用感で髪と頭皮の日焼け予防ができる、「㎜(ミリ)バター」。
- 髪と頭皮の日焼け予防、ハンドクリーム、ヘアクリームのマルチな使い方ができる
- コンパクトサイズで持ち運びしやすく、お出かけ・旅行先の日焼け対策に◎
- 保湿をしながら紫外線対策ができ、うるおいのある髪・頭皮をキープ
㎜(ミリ)バターはシトラススフローラルの香りで、癒されながらの愛用にもおすすめです。
おすすめ⑥|cocorogami(ココロガミ)ボタニカルUVオイル
「cocorogami(ココロガミ)」ボタニカルUVオイル」はアウトバストリートメントとUV対策の両方の機能を兼ね備えた日焼け止めアイテムで、美容家・美容師の愛用者が多いと話題を集めています。
- バリア機能強化、水分蒸発を防ぐオイルタイプ
- 希少価値のあるレッドラズベリーオイルが紫外線から髪と頭皮を守る
- つややかでまとまりのある美髪に仕上げる
などのおすすめポイントがあり、頭皮に直接的に塗布できるため、日焼けによるダメージ悪化の予防にも役立つでしょう。
おすすめ⑦|スカルプDボーテ UVスプレー
頭皮の日焼け対策・予防に役立つ専用日焼け止め、最後にご紹介するのは育毛剤をはじめ画期的なヘアケアアイテムをラインナップしているブランド「スカルプD」の「スカルプDボーテ UVスプレー」!
- 根元からふんわり立ち上げる、べたつかない使用感
- 髪と頭皮の汗、皮脂によるニオイをカバーするヘアフレグランス設計
- 11種ものヘアケア成分配合
といったおすすめポイントがあり、機能や使用感、香りや効果などにこだわりたい方にもピッタリの一品です。
頭皮が日焼けしてしまったら?早めにすべき対処法

赤みやヒリヒリ感など頭皮の日焼けによる影響が出てしまったら、すぐに何をすればよいのか、咄嗟にはわからないことがほとんどではないでしょうか?
頭皮の日焼けは楽観視・放置するほどに症状が悪化してしまうため、ご紹介する対処を早めに採るようにしましょう。
頭皮を冷やすこと
頭皮が日焼けし赤みやヒリヒリ感、強い熱感が出ている場合は、できるだけ早めに頭皮を冷やしましょう。
冷たいタオルを当てたり冷水をかけるなどのクールダウンを繰り返していると、炎症の原因となる血管の過度な促進が収まって赤みやヒリヒリ感の鎮静に役立ちますよ。
保湿クリームでケアをする
日焼けした頭皮をクールダウンさせ、赤みが引いたら時間を置かずに「保湿クリームでのケア」をしましょう。
この時には、低刺激・無添加処方・アロエベラエキス配合のクリームを使うことがおすすめ。
アロエベラは古い時代から日焼けした肌の鎮静化や保湿、抗炎症作用に優れていると親しまれている成分。
韓国コスメなどではジェルタイプが人気があり、みずみずしい使用感で頭皮をやさしくいたわりながら、日焼けダメージを緩和・予防します。
むやみに頭皮や髪に触れないこと
頭皮の日焼けは強い炎症で頭皮全体がいつも以上にデリケートになっている状態。
むやみに頭皮や髪に触れたり、アップヘアなど負担がかかるようなヘアスタイルは炎症を強めてしまうため、決して刺激や摩擦を与えないよう注意しましょう。
内側からの対策にも気を配る
頭皮が日焼けをしてしまったら、前項までにご紹介したクールダウンややさしいヘアケアの心がけにプラス、「インナーケアにも気を配る」ことが大切です。
日焼けをすると頭皮・髪の老化の原因となる活性酸素が大量に発生し、日焼け以外にもエイジングサインが出る原因になることがあります。
また、紫外線ダメージは頭皮と髪の健康を守るさまざまな栄養成分の変性、分解に働きかけるため、外側だけではなく内側からも補うような対策が必須と言えます。
頭皮の日焼けには、以下のようなインナーケア成分がおすすめですので、食生活・サプリメントなどを活用して日焼けによる影響を和らげていきましょう。
タンパク質 | 日焼けした頭皮・髪の修復・再生を助ける、卵や肉、魚類や大豆製品に豊富 |
ビタミンC | 日焼けで失われたビタミンC、コラーゲンを補う、野菜やフルーツに豊富 |
抗酸化作用成分 | ポリフェノールやリコピン、βカロテンなど野菜やフルーツに多く活性酸素の発生を抑える |
さいごに|日焼けは薄毛の大敵!
肌だけでなく、髪の毛に対しても日焼けは大敵です。
頭皮は顔よりも日焼けしやすく、もし頭皮が日焼けしたら、薄毛になってしまう可能性があります。
そのため、日差しが強く紫外線が多い時期の外出には、顔や体の日焼け対策を行い、清潔な頭皮環境を保つよう心掛けましょう。