頭皮の頭頂部がつまめないと薄毛になる?原因や対処法についても紹介!
頭皮の健康状態に普段から気にしている人は多いと思いますが、なかなか気づきにくいのが頭皮のコリです。
特に、頭皮の頭頂部が指でつまめない場合は、頭皮にコリがある可能性があります。
この記事では、頭皮のコリの原因や影響、対処法などについて解説します。
頭皮のコリを放置するとどうなる?
頭皮にコリがある場合でも、すぐに影響が出るわけではないため、そのまま放置してしまう人も多いようです。
ただ、頭皮のコリを長期間放置していると、さまざまな影響が出ます。
ここでは、頭皮のコリによる影響について解説します。
フェイスラインに影響する
頭皮にコリがある状態を長期間放置していると、フェイスラインに影響が出てしまいます。
頭皮と顔の皮膚は一枚の皮でつながっているため、頭皮にコリがあると顔に影響が出てしまいます。頭皮にコリがあると、顔がたるんだりしたすっきりとしないフェイスラインになってしまいます。
疲れがとれにくい
頭皮にコリがあると、常に緊張状態になっているため、睡眠時間を確保していても疲れがとれないということになってしまいます。
寝ても疲れがとれない場合は、頭皮のコリが原因かもしれません。
頭痛の原因になる
頭皮にコリがあると、頭痛の原因になる場合があります。
頭皮にコリがあるということは、頭皮の血行が悪くなっている可能性が高く、さらに頭皮だけでなく首や肩の血行も同様に悪化しているかもしれません。
そのため、血行不良が原因で頭痛になる場合があります。
薄毛の原因になる
頭皮にコリがある場合は、頭皮が血行不良になっている可能性があります。
頭皮のコリを放置していると、頭皮の血行が悪い状態が続いてしまい、髪の毛に影響が十分に届いていない可能性があります。
結果として、髪の毛の健康状態が悪くなり、髪の毛のコシやハリがなくなったり、薄毛の原因になる場合もあります。
頭皮のコリができる原因とは?
頭皮にコリができる原因には、さまざまなものが考えられます。
たとえば、デスクワークでパソコンを長時間使用したり、スマートフォンを長時間使用するなど、同じ姿勢が長時間続くような場合は、頭皮のコリの原因になる場合があります。
また、運動不足も頭皮のコリの原因になることがあります。
運動不足になっていると、全身の血流が悪くなることが多く、頭皮の血流についても同様に悪くなり、その結果として頭皮にコリができることがあります。
他の原因としては、ストレスや睡眠不足などの理由により、自律神経が乱れてしまうことでも血流が悪くなり、頭皮にコリができることがあります。
頭皮のコリを確認する方法
実際、頭皮にコリがある場合でも、自覚症状がない場合が多いため、気づきにくいという特徴があります。
ここでは、自分で簡単に頭皮のコリがあるかどうかを確認できる方法を紹介します。
頭皮をつまんでみる
頭皮のコリを確認する方法として、頭皮の頭頂部の辺りを指でつまむという方法があります。
その際、頭皮が硬いと感じたり、うまくつまめないような場合は、頭皮にコリがあるかもしれません。
頭皮の硬さをチェックする
頭皮にコリがある状態は、頭皮が硬くなっています。そのため、頭皮の硬さをチェックしてみましょう。
確認方法としては、頭頂部や側頭部の耳の上あたりを指で押してみたり、動かしてみてください。
その際、頭皮が硬いと感じたり、頭皮が動かない場合は、頭皮にコリがある可能性が高いと言えます。
頭皮のコリのおすすめの対処法は?
頭皮のコリをとるためのおすすめの対処法としては、頭皮マッサージがあります。
頭皮マッサージには、さまざまなメリットが期待できます。
ここでは、頭皮マッサージのメリットについて解説します。
フェイスラインをすっきりさせることができる
頭皮にコリがあると、顔がたるんだりなどフェイスラインがすっきりとしません。
頭皮マッサージを行えば、顔のたるみなどが改善させることが期待できます。
疲れ目に効果が期待できる
デスクワークなどで長時間パソコンを使っている場合や、スマートフォンをよく使う場合など、疲れ目になっている人は多いようです。
後頭部には目に関連する部分が多く、頭皮マッサージをすることで頭皮のコリが解消されれば、疲れ目の改善についても期待できます。
頭皮の血流が促進される
頭皮マッサージによって、頭皮の血流を促進する効果が期待できます。
血流が良くなれば、頭皮がすっきりするだけでなく、髪の毛に栄養分が行き届きやすくなるため、健康な髪の毛をつくることができます。
頭皮マッサージをするタイミングと頻度
頭皮のコリを解消させるための頭皮マッサージについて、そのメリットを解説しましたが、頭皮マッサージはどのタイミングと頻度で行えばいいでしょうか。
頭皮マッサージは頭皮のコリの解消に効果が期待できますが、あまり多くやりすぎると頭皮を傷めてしまうかもしれません。
頻度については、頭皮マッサージを毎日行っても問題ありません。
頭皮マッサージをするタイミングについては、頭が重く感じる時や、頭をスッキリさせたい時、疲れ目が気になる場合などがおすすめです。
頭皮マッサージの注意点
頭皮マッサージをする場合は、いくつかの注意点があります。
頭皮にコリがある場合は、頭皮だけでなく全身の血流が悪くなっている場合があります。
そのため、頭皮マッサージだけでなく、全身のストレッチをするなどしてから頭皮マッサージをすると効果的です。
特に、首や肩は頭皮との関連性が高いため、よくほぐしておきましょう。
また、頭皮が日焼けしている場合は、頭皮マッサージは控えるようにしましょう。
頭皮が日焼けしている状態は、頭皮が剥けてしまうなど、デリケートな状態の場合があります。頭皮マッサージをする場合は、頭皮の状態をよく確認してから行いましょう。
頭皮マッサージをするべきでないケース
頭皮マッサージには、さまざまなメリットがありますが、場合によっては頭皮マッサージをするべきでないケースがあります。
頭皮マッサージを避けるべき状態としては、以下のものがあります。
・頭皮に湿疹があるなど、頭皮トラブルがある場合
・薄毛や抜け毛が多いなど、頭皮環境が悪化している場合
・体調がよくない場合
これらの該当する場合は、症状が悪化する場合があるため、頭皮マッサージはやめておきましょう。
頭皮マッサージの方法
ここからは、頭皮マッサージの方法を紹介します。
頭皮マッサージは自分で簡単にすることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
手を使って頭皮マッサージをする方法
まずは、一番シンプルな手を使って頭皮マッサージをする方法を紹介します。
- 手で頭皮マッサージをする場合は、まずは耳の上の部分にある側頭筋をマッサージしてほぐします。両手の親指を後頭部に当てた状態で、他の指を側頭筋に当てるといいでしょう。
- 親指以外の指の腹の部分に力を入れて、指を斜め上に引き上げるようなイメージで揉みほぐします。指に力が入らない場合は、両手を握った状態で側頭筋をマッサージするといいでしょう。指は少しずつゆっくり移動させていき、側頭筋全体を揉みほぐします。
- 頭頂部をマッサージします。側頭筋のマッサージと同様に、髪の毛の生え際に指を当てて、後頭部に向けて指をジグザグに動かしながら揉みほぐします。
- 後頭下筋群をマッサージします。こちらも両手の親指を当てて、指の腹に力を入れて揉みほぐしていきます。
- 親指を上方向にジグザグに動かして後頭筋をマッサージします。
ブラシを使って頭皮マッサージをする方法
次はブラシを使った方法を紹介します。
ブラシで頭皮マッサージをする場合は、まず最初に髪の毛をブラッシングしておきましょう。髪の毛が絡まった状態ではうまく頭皮マッサージができず、さらに髪の毛を傷めてしまう場合があります。
頭皮マッサージをしやすくするために、ブラッシングで髪の毛の絡まりをとるのがおすすめです。
ブラッシングをする際は、髪の毛の生え際から頭頂部に向けて行うようにしましょう。ブラッシングは額から初めて、後頭部に周るような形でするのがおすすめです。
次は、ブラシで頭皮マッサージをします。頭皮マッサージは、ブラシの面の部分を使って、頭皮全体を軽く叩くような形で刺激します。
ブラシを使った頭皮マッサージは、指に力を入れる必要がないため、気軽にマッサージをすることができます。
ただ、ブラシでの頭皮マッサージで力を入れすぎてしまうと、ブラシの形状や固さによっては頭皮を傷めてしまう場合があるため注意しましょう。
また、髪の毛が長い人や髪の毛がダメージを受けているような場合は、ブラシに髪の毛が絡まりやすく、頭皮マッサージの際に切れ毛になる可能性があります。そのため、まずは髪の毛をブラッシングして絡まりを解いてから頭皮マッサージをしましょう。
シャンプーブラシを使って頭皮マッサージをする方法
シャンプーブラシは、シャンプーのときに使うもので、毛穴の汚れを落としながら頭皮に刺激を与えることで、血行を促進させるグッズです。このシャンプーブラシでも頭皮マッサージができます。
爪が長かったりすると、そのまま頭皮マッサージをすると頭皮を傷つけてしまう恐れがありますが、そのような場合でもシャンプーブラシであれば、問題なく頭皮マッサージができます。
また、指に力を入れる必要がなく効率良くできるため、より手軽に行うことができます。
ただし、シャンプーブラシは握りやすい形状になっているため力が入りやすく、場合によっては頭皮を傷めてしまう場合があります。
シャンプーブラシで頭皮マッサージをする場合は、力を入れすぎないようにして、シャンプーブラシを小刻みに動かす形でマッサージをするといいでしょう。
また、こすり洗いをしすぎると頭皮が乾燥する原因となってしまうため、頭皮マッサージの際には同じ場所を何度もマッサージせず、時間も長時間マッサージすることは避けましょう。
電動ヘッドマッサージャーを使って頭皮マッサージをする方法
電動ヘッドマッサージャーとは、本体を細かく動かすことで頭皮に刺激を与えてマッサージができる器具です。
電動ヘッドマッサージャーは、手を使ったマッサージを再現したような動きが特徴です。
電動であるため、指に力を入れる必要はなく、手軽に頭皮マッサージをすることができます。
ただし、電動ヘッドマッサージャーは、他のグッズと比較して値段が高くなっていて、安いものでも4,000円、高いものになると2万円程度するものもあります。
また、電動ヘッドマッサージャーは、洗浄などのメンテナンスが必要で手間がかかります。電動であるため充電する必要もあるため、ある程度の準備が必要になります。
かっさを使って頭皮マッサージをする方法
かっさは、皮膚をすべらせて使うグッズで、血行を整えることができます。
かっさを使ってマッサージをすると、頭皮にあるツボを刺激できるため、頭皮がスッキリとするでしょう。
ただ、かっさについても力を入れすぎてしまうと頭皮を傷めてしまう恐れがあります。また、尖っている部分を頭皮に当てると、同様に頭皮が傷つくことがるため注意しましょう。
美顔ローラーを使って頭皮マッサージをする方法
美顔ローラーとは、ローラーを転がすことで皮膚に刺激を与え、ハリなどを整えることができるグッズです。
美顔ローラーを使うことで、簡単に適度な刺激を与えることができます。美顔ローラーという名前ですが、頭皮に使うこともできます。
美顔ローラーについても、他のグッズと比較すると価格が高い傾向があります。
サロンで頭皮マッサージをしてもらう
こちらは自分でする方法ではありませんが、サロンを利用するのもおすすめです。
サロンを利用することで、的確なマッサージを受けることができます。
技術力があるサロンであれば、頭皮のコリに的確に対処したマッサージを受けることができるでしょう。また、マッサージを受けることでヒーリング効果も期待できます。
ただし、サロンで頭皮マッサージをしてもらうには、ある程度のお金と時間がかかります。また、気軽にマッサージを受けることも難しいでしょう。
サロンではお金はかかりますが、効果的なマッサージを受けることができるため、頻繁でなくても定期的に利用するといいでしょう。
頭皮マッサージ以外の方法
頭皮のコリを解消するには他の方法もあります。
ここでは、頭皮マッサージ以外の方法を紹介します。
ストレスを解消する
ストレスが頭皮のコリの原因になる場合があります。
ストレスが蓄積した状態が長期間続くと、副交感神経の働きが低下してしまい、自律神経が乱れることで血行不良になることがあります。
また、ストレスが原因で歯ぎしりをしたり歯を食いしばるなどでストレスを解消することがあり、この際に側頭部に負荷がかかることが原因で頭皮のコリになる場合があります。
そのため、ストレスは溜めないようにうまく解消する必要があります。
頭皮の血流が良くなる食材を摂取する
普段の食事に頭皮の血流が良くなる食材を摂取する方法もあります。
たとえば、カプサイシンが多く含まれている唐辛子などは、血流を促進させる効果があるとされています。
また、ビタミンEも血流を促進する働きがあるとされている栄養素で、ビタミンEが豊富に含まれているナッツ類、いくら、ツナなどを摂取するといいでしょう。
他にも、髪の毛のボリュームを増やす効果が期待できる成分を含む食材もおすすめです。
髪の毛はその90%がケラチンという成分でできています。ケラチンはアミノ酸を再結合させることで生成されますが、この再結合を促進する効果が期待できる亜鉛が含まれる食材を摂取するといいでしょう。
髪の毛のボリュームアップだけでなく、髪の毛のハリやコシを与えてくれますので、髪の毛全体にとって良い効果が期待できるでしょう。
亜鉛が多く含まれている食材としては、牛肉の肩ロース、もも肉、牡蠣などがあります。
これらの栄養素が含まれる食材を食事に取り入れるのは効果的ですが、あくまで栄養バランスが取れた状態で摂取しましょう。
効果を実感したいからといって、特定の栄養素ばかり摂取していると、栄養バランスが崩れてしまい、かえって状況が悪化する可能性もあります。
栄養バランスが取れた食事を取ることを前提として、髪の毛や頭皮に良い栄養素を取り入れるという形が理想です。