頭皮にテカリが出る原因は「乾燥」?抑える対処法について徹底解説
ヘアケアなど普段から頭皮ケアには気を使っているつもりでも、頭皮にテカリが出てしまう場合があります。
この記事では、頭皮にテカリが出る理由についてや、予防法、対処法について解説します。
頭皮のテカリが気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。
頭皮にテカリが出る理由
頭皮にテカリが出ることには、いくつかの理由があります。
ここでは、この理由について、以下の項目から解説します。
・頭皮の皮脂の分泌が過剰である
・頭皮が硬くなっている
頭皮の皮脂の分泌が過剰である
頭皮のテカリの理由には、頭皮の皮脂が過剰に分泌していることが挙げられます。
もとからオイリーな肌質な場合、頭皮についてもテカリが出やすくなります。
頭皮の皮脂が過剰に分泌されてしまうと、頭皮のテカリだけでなく、頭皮がベタついたり、かゆみの原因になったり、皮脂がホコリなどと混ざってしまい、毛穴が詰まる原因にもなってしまいます。
毛穴に皮脂が詰まることで炎症が起きてしまい、髪の毛の育成を妨げる場合もあります。
頭皮が硬くなっている
頭皮が硬くなっていても、頭皮にテカリが出る場合があります。
頭皮が硬くなっている状態は、頭皮の血流が悪くなっている可能性があります。
頭皮の血流が悪くなると、頭皮に弾力がなくなり、ピンと張った状態になります。そのため、テカリがより目立って見える場合があります。
頭皮の血流が悪いと、毛根に栄養が行き渡りにくくなるため、髪の毛の育成を妨げる場合があります。
頭皮にハリがある場合は、頭皮環境が悪化している可能性があるため、頭皮ケアを検討してみてください。
頭皮のテカリを放置する影響
頭皮のテカリを放置することは、見た目が悪いだけでなく、さまざまな悪影響があります。
特に、以下のような頭皮のトラブルに発展する可能性があります。
・フケ
・かゆみ
・薄毛
頭皮にはマラセチア菌という常在菌が存在していて、本来は細菌や雑菌から頭皮を守ってくれています。
このマラセチア菌は皮脂をエサとしていて、皮脂が多く分泌される頭皮に多く存在しています。
マラセチア菌は、皮脂を分解して遊離脂肪酸に変化させますが、この遊離脂肪酸が毛穴を刺激することで炎症を引き起こします。
頭皮のテカリを放置していると、皮脂が過剰になることでマラセチア菌が増殖してしまい、フケやかゆみの原因となってしまいます。
この炎症がさらに悪化してしまうと、脂漏性皮膚炎になる場合があるため注意が必要です。
また、フケが増えることで毛穴を塞いでしまい、髪の毛がうまく成長しなくなることも考えられます。その結果として、髪の毛が細く弱くなってしまい、薄毛の原因になる場合があります。
頭皮のテカリの原因には、頭皮のコリが原因の場合があります。
頭皮のコリは血行不良が原因の場合があり、髪の毛にうまく栄養分が行き渡らなくなっている可能性があります。
どちらにしても、頭皮のテカリを放置するメリットはないため、すぐに対処することが必要です。
頭皮のテカリが目立ちやすい場所
頭皮のテカリには、目立ちやすい場所があります。
それは、前頭部と頭頂部になります。
一方、側頭部や後頭部はあまりテカリは目立ちません。
では、なぜ前頭部と頭頂部はテカリが目立つのでしょうか。この理由について解説します。
光を反射しやすいため
まず挙げられる理由としては、前頭部や頭頂部は光を反射しやすい場所にあるためです。
前頭部の場合は、正対している際に光が見えやすく、頭頂部については光が照射されることが多い場所になっているためです。
側頭部や後頭部はあまり目につきにくく、光が当たりにくいためテカリが目立ちにくくなっています。
薄毛になりやすい場所のため
前頭部と頭頂部のテカリが目立ちやすいのは、その場所が薄毛になりやすい場所であることも理由のひとつです。
薄毛になってしまうと頭皮が透けて見えるため、テカリが目立ちやすくなります。
前頭部と頭頂部が薄毛になりやすい理由としては、薄毛の原因である男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が前頭部と頭頂部で多く生成されるためです。
このDHTという男性ホルモンは、5αリダクターゼという酵素と結合することで生成されますが、この5αリダクターゼが前頭部と頭頂部に多くあることが理由です。
一方で、側頭部や後頭部は5αリダクターゼがあまり存在しないため、薄毛になりにくくなっています。
頭皮のテカリと薄毛の関係性
先ほど、前頭部や頭頂部は薄毛になりやすいため頭皮にテカリが出ると説明しました。
ここでは、頭皮のテカリと薄毛の関係性について解説します。
髪の毛の成長期が短くなる
頭皮にテカリが出る原因のひとつに薄毛がありますが、この薄毛は男性型脱毛症(AGA)が原因の場合が多くなっています。
AGAとは、男性ホルモンにより発生する薄毛のことで、AGAによって髪の毛が短く細くなることで抜けてしまうことで、頭皮が透けて見えてしまいます。
AGAになることで、前頭部や頭頂部の髪の毛の成長期が短くなってしまい、髪の毛を作り出す毛根を包む組織である毛包が休止してしまいます。
AGAによる影響で休止した毛包が増えてしまい、結果として髪の毛の密度が下がり、頭皮が透けて見えることで、光が反射してテカリが出てしまいます。
加齢による影響
頭皮のテカリについては、加齢による影響も挙げられます。
加齢による影響で幹細胞が老化してしまい、フケなどと皮膚の表面から脱落し、髪の毛を育成する毛包が休止することで、薄毛に発展してしまいます。
毛包は加齢による影響でも休止してしまうため、歳を重ねるにつれて頭皮がテカリやすくなってしまいます。
皮脂による影響
頭皮にテカリが出る理由には、皮脂による影響も考えられます。
一般的に、髪の毛を洗うことで頭皮の皮脂を落とすことができますが、洗髪してから24時間経過すると、頭皮の皮脂は洗髪する前と同じ程度に戻ってしまいます。
また、テカリが目立ちやすい前頭部については、皮脂の分泌量が側頭部や後頭部と比較しておよそ2〜3倍程度あることが判明しています。
また、頭皮で分泌された皮脂は、少しずつ髪の毛に移行していく性質があり、洗髪から時間が経つことで髪の毛がベタついてしまいます。
もし頭皮が薄毛になっていれば、皮脂は髪の毛に移行しないため頭皮に残り、その結果としてテカリになってしまうのです。
頭皮のテカリを予防する方法
ここまで、頭皮のテカリの理由について解説しましたが、主な原因としては薄毛が挙げられます。
そのため、薄毛対策をすることで頭皮のテカリの予防につながります。
ここではAGAの薄毛対策について解説します。
薬で薄毛を抑える
AGAには、症状を緩和するための内服薬や外用薬が存在します。これらの薬を使用することで薄毛対策が可能です。
内服薬は、薄毛の原因となる男性ホルモンの生成を抑制するためのものです。
主な成分としては、フィナステリドとデュタステリドがあります。これらの成分は、臨床試験などにより安全性と有効性が確認されているため、より効果も期待できるでしょう。
フィナステリドが配合されている内服薬には「プロペシア」などがあり、デュタステリドが配合されている内服薬には「ザガーロカプセル」があります。
ただ、どちらの内服薬も市販されておらず、医師による処方箋が必要となるため、医療機関で受診する必要があります。
AGAのための外用薬として有名なのがミノキシジルという成分が配合されているものです。
ミノキシジルは世界で最初に認可された薄毛の治療薬で、血管を拡張する作用や、発毛・育毛効果が確認されています。
ミノキシジルの効果については、ミノキシジルを1%配合した外用薬で6ヶ月以上、ミノキシジルを5%配合した外用薬で4ヶ月以上継続して使用することで効果が実感できます。
ミノキシジルの外用薬については、医師により処方箋だけでなく、ドラッグストアなどで市販薬も販売されています。
ミノキシジルには内服薬も存在しますが、副作用が確認されているため、服用はおすすめしません。
LEDを活用する
LEDを活用することで、AGAの進行が抑制できることがあります。
LEDには、髪の毛の成長に影響する毛乳頭細胞を活性化する働きがあるとされていて、AGAの治療にはLEDを照射するというものがあります。
AGAの治療では、波長が長い赤色のLEDを使用します。赤色LEDは波長が長いため頭皮の奥まで光が届きやすくなっています。
頭皮に赤色LEDを照射することで、毛乳頭細胞を活性化させることで、頭皮の毛包の休止の予防が期待できます。
また、LEDによる治療は、内服薬や外用薬と併用することも可能です。
頭皮をマッサージする
薄毛には、頭皮マッサージも効果があるとされています。
頭皮マッサージをすることで、髪の毛を太くすることが可能で、頭皮の毛包が休止してしまうことを防ぐことが期待できます。
これによって、髪の毛が正常に育成されるため、頭皮のテカリを抑えることにつながります。
また、頭皮マッサージには血行促進効果も期待できるため、頭皮環境の改善にもつながるでしょう。
生活習慣を改善する
生活習慣を改善して頭皮環境を改善し、頭皮に栄養が行き渡りやすくすることも薄毛の予防には効果的です。
生活習慣の改善には、薄毛に対して直接的な効果はありませんが、頭皮に栄養が行き渡りやすくなることで、髪の毛を太くすることができれば、間接的に改善が期待できるでしょう。
薄毛を予防するためには、頭皮の血行を良い状態にしておく必要があります。
頭皮の血行を良くするためには、以下のようなことを意識しましょう。
・睡眠を十分に取る
・栄養バランスが良い食事をする
・喫煙しない
・飲酒を減らす、飲酒をしない
・ストレスを溜めない
・適度に運動をする
これらの点について意識することで、薄毛の予防につなげることができます。
頭皮のテカリの原因である皮脂
頭皮のテカリの原因は、大半が皮脂によるものです。
これは頭皮だけでなく、肌のテカリについても皮脂が原因となっているケースがほとんどです。
ただ、皮脂は完全に無駄な存在ではありません。皮脂の本来の役割は、肌を乾燥から守ったり、紫外線や雑菌などから皮膚を守るために分泌されます。
そのため、頭皮に皮脂があるからといって、それ自体が問題というわけではありません。
皮脂が問題となるのは、その量が原因です。皮脂が過剰に分泌されてしまうと、それが頭皮のトラブルに発展してしまいます。
また、頭皮にある細菌などは、皮脂をエサとしているものも多く、皮脂が過剰に分泌してしまうと、皮脂をエサとする細菌が繁殖してしまい、フケやかゆみの原因となってしまいます。
かゆみがあるからといって頭皮を掻きむしってしまうと、頭皮が傷ついてしまい、炎症につながることもあります。
このような頭皮のトラブルが続いてしまうと、髪の毛が弱くなり生育も妨げられ、結果として薄毛になってしまいます。
また、過剰な皮脂は髪の毛のベタつきや臭いの原因にもなってしまいます。
毛穴に皮脂が詰まることの問題点
頭皮のトラブルにはさまざまな種類がありますが、その中でも厄介なトラブルが毛穴に皮脂が詰まってしまうことです。
頭皮の皮脂が過剰に分泌してしまうと、脂栓という皮脂の塊ができてしまいます。
この脂栓が頭皮にある毛穴に詰まってしまうと、髪の毛の成長に大きな影響を与えてしまいます。
基本的に髪の毛は、成長期、退行期、休止期というヘアサイクルがあり、一定期間で自然に抜け落ち、再度新しい髪の毛が生えてきます。
このヘアサイクルは平均すると4年〜6年となっていて、成長期の期間が長くなると髪の毛が太く強くなります。
ただ、毛穴に皮脂が詰まってしまうと頭皮環境が悪化してしまい、頭皮のターンオーバーが崩れ、髪の毛がうまく成長できなくなります。
この結果、髪の毛が細く弱くなり、抜けやすくなってしまうのです。
また、髪の毛が抜けた後の休止期も長くなってしまい、新しい髪の毛がすぐに生えてこなくなってしまいます。
この状態が続くと、ヘアサイクルの期間が短くなってしまい、薄毛などの症状につながってしまいます。
皮脂を過剰に分泌させる要因
皮脂を過剰に分泌させる原因にはさまざまなものがありますが、主な原因として「食事」「洗髪」が挙げられます。
脂肪分や糖分が多い食事
特に多い原因としては食事があり、脂肪分が多い食べ物や甘い食べ物ばかり食べていると、皮脂を過剰に分泌させる原因となります。
脂肪分が多い食事を摂取すると、脂肪分は体内で中性脂肪に変化します。
体内の脂質が増加すると、余分な脂質は皮脂となって排出されます。また、糖分についても体内で脂質に変換されるため、脂肪分と同様の扱いになるため注意が必要です。
洗髪で皮脂を除去しすぎた
頭皮の皮脂を増やす原因には洗髪もあります。
頭皮の皮脂が気になるあまり、過剰に洗髪をしたり、洗浄力が高いシャンプーを使ったりする人は多いかもしれません。
ただ、洗髪で頭皮の皮脂を除去しすぎてしまうと、頭皮を乾燥から守るために必要な皮脂も除去されてしまい、頭皮の乾燥につながります。
頭皮が乾燥してしまうと、乾燥から頭皮を守るために皮脂が分泌されます。その結果、皮脂が過剰になってしまいます。
男性ホルモンの影響
男性ホルモンの影響によっても、皮脂が過剰に分泌される場合があります。
男性ホルモンの一種であるテストステロンは、5αリダクターゼという酵素と合わさることでジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。
このジヒドロテストステロンには、皮脂腺を肥大化させて、皮脂の分泌を促進させる働きがあるとされています。
ジヒドロテストステロンは薄毛の原因となる成分で、薄毛になったり頭皮にテカリが出たりしてしまいます。
男性ホルモンは女性には関係ないと考える人がいるかもしれませんが、女性にも男性ホルモンは存在します。
ストレスや月経の影響などで生活習慣が乱れてしまい、ホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンが刺激されて皮脂が大量に分泌される場合があります。
日焼けによる影響
紫外線によっても皮脂が過剰に分泌されることがあります。
頭皮が紫外線に長時間さらされていると、頭皮がダメージを受けてしまうため、それを修復するために皮脂が分泌されます。
そのため、日焼けなどをよくする場合は、皮脂が増加してしまうかもしれません。
他にも、喫煙や飲酒、ストレスや睡眠不足なども皮脂が過剰に分泌する原因になることがあります。
皮脂の過剰分泌を予防する方法
先程まで説明したように、頭皮にテカリが出る主な原因として皮脂が挙げられます。
そのため、頭皮のテカリを予防するには、皮脂を抑えることが効果的です。
ここでは、皮脂の過剰分泌を予防する方法を紹介します。
正しく洗髪をする
頭皮の皮脂を抑える方法としては、正しく洗髪することが必要です。
正しく洗髪できていれば、皮脂を効果的に抑えることができますが、間違った洗髪をしてしまうと、かえって皮脂が増加してしまう場合があります。
まず、洗髪の回数は1日に1回までにしましょう。それ以上洗髪してしまうと、頭皮の皮脂を除去しすぎてしまいます。
頭皮の皮脂が必要な分以上になくなると、頭皮が乾燥してしまうため、その乾燥を防ぐために皮脂がさらに分泌されてしまいます。
そのため、洗髪では必要な皮脂は残して、多い分を除去することが必要です。
具体的な正しい洗髪の方法としては、以下のようになります。
まず、洗髪する前の乾燥した状態の髪の毛をブラッシングすることで汚れを落としておきます。
その後、ぬるま湯を使って1〜2分程度予洗いをします。予洗いをすることで、髪の毛の汚れをある程度落とすことが可能で、シャンプーで効率良く汚れを落とすことができるようになります。
次にシャンプーを使って髪の毛を洗います。シャンプーはよく泡立ててから使いましょう。コンディショナーを使う場合は、頭皮につかないようにするのがポイントです。
次に、髪の毛についているシャンプーをよくすすいで落とします。シャンプーが残っていると、髪の毛がダメージを受ける原因となってしまいます。
最後に、髪の毛を乾燥させます。自然乾燥をすると髪の毛がダメージを受けてしまうため、ドライヤーを使って乾燥させましょう。
頭皮を保湿する
頭皮の皮脂が過剰になる原因には、頭皮の乾燥があります。
そのため、頭皮の乾燥を防ぐために保湿をするといいでしょう。
頭皮が乾燥してしまうと、フケやかゆみの原因となってしまいます。
頭皮用の保湿剤はさまざまなものが販売されていますが、セラミドという成分が配合されているローションや美容液などを使うといいでしょう。
敏感肌の場合は、アルコールや殺菌成分が配合されていないものがおすすめです。
頭皮の常在菌の繁殖を防ぐ
頭皮に皮脂が多い状態が長期間続くと、マラセチア菌という細菌が繁殖しやすくなります。
マラセチア菌は皮脂をエサとしている細菌で、脂漏性皮膚炎や脂漏性脱毛症になる原因となっています。これらの病気は薄毛につながるため注意が必要です。
常在菌の繁殖を防ぐためには、正しく洗髪をして、洗髪後はすぐにドライヤーで乾燥させましょう。また、抗菌剤が配合されたシャンプーを使うのもおすすめです。
食生活を改善する
普段の食生活も頭皮の皮脂に大きく影響します。そのため、食生活を改善することも重要です。
特に脂肪分や糖質が多い食事は、頭皮の皮脂の過剰分泌につながるため注意しましょう。
また、以下のような食生活は頭皮環境を悪化させるため、できるだけ避けましょう。
・ダイエットなどのための食事制限
・頻繁に外食する
・暴飲暴食
・寝る前に食事をする
食生活が改善することで皮脂の分泌が抑制できれば、頭皮のテカリを防ぐことにつながります。
質の良い汗をかく
頭皮のテカリの改善には、質の良い汗をかくことも必要です。
運動不足などが続くと汗をかく機会が減ってしまい、汗腺の働きが低下してしまいます。
汗腺の機能が低下すると、うまく汗をかくことができなくなり、水分や血液中の乳酸、ナトリウムなどが汗とともに排出されてしまい、ベタベタした汗になってしまいます。
頭皮でこのような汗をかいてしまうと、頭皮の臭いの原因にもなってしまいます。
そのため、適度に運動をしたり、お風呂では湯船につかるなど、質の良い汗をかくようにしましょう。
頭皮のテカリを改善するための食事
頭皮のテカリを改善するには、食事による影響が大きくなっています。
脂肪分や糖質が皮脂の分泌に影響することは説明しましたが、栄養バランスがとれた食事をすることが重要です。
まず、避けるべき食事としては、
・お菓子
・揚げ物
・ジャンクフード
・インスタント食品
・アルコール
があります。
摂取すべき栄養分としては、以下のものがあります。
ビタミンB1 |
ビタミンB1は、糖質の代謝を促進する働きがあるとされています。 ビタミンB1は、豚肉、全粒穀物、ナッツ類、カリフラワー、ほうれん草などに多く含まれています。 |
ビタミンB2 |
ビタミンB2は、脂肪分や糖質の代謝を促進する働きがあるとされています。 ビタミンB2は、緑黄色野菜やレバー、豚肉、乳製品、納豆に多く含まれています。 |
ビタミンB6 |
ビタミンB6には、ストレスホルモンを抑制する働きがあるとされています。 ビタミンB6は、赤身の魚、ササミなどの脂質が少ない肉類、バナナ、アボカドなどに多く含まれています。 |
ビタミンA(βカロチン) |
ビタミンAは、皮脂の酸化を防ぐ働きがあるとされています。 ビタミンAは、かぼちゃ、ニンジン、ホウレン草に多く含まれています。 |
ビタミンC |
ビタミンCも積極的に摂取したい栄養分です。 ビタミンCは、レモンなどの柑橘系だけでなく、緑黄色野菜やイモ類にも含まれています。 |
パントテン酸 |
パントテン酸には、皮脂の過剰な分泌を抑制する働きがあるとされています。 パントテン酸は、鶏レバー、鶏のササミ、卵、魚類、カリフラワーなどに含まれています。 |
亜鉛 |
亜鉛は、皮脂腺の働きを調節する働きがあるとされています。 亜鉛は、牡蠣、うなぎ、アボカド、ナッツ類などに含まれています。 |
オメガ3脂肪酸 |
オメガ3脂肪酸には、皮脂の分泌の調節機能があるとされています。 オメガ3脂肪酸は、サバ、イワシ、サンマなどに含まれています。 |
頭皮のテカリが改善されない場合
ここまで、頭皮のテカリを予防・改善する方法について解説しましたが、改善が見られない場合は、以下の対策を取りましょう。
植毛をする
植毛は、薄毛で気になった部分に髪の毛を植える方法です。
毛乳頭細胞や毛根が機能していない場合は育毛や発毛はできませんが、植毛をすることで薄毛を改善することができます。
薄毛が改善できれば、頭皮のテカリを目立たなくすることができます。
植毛には、自毛植毛と人工毛植毛がありますが、可能な限り自毛植毛を選びましょう。
自毛植毛とは、側頭部や後頭部などの薄毛になりにくい場所の毛包を摘出し、薄毛になっている場所に植えるという方法です。
毛包をそのまま移植するため、髪の毛が生えなくなった場所でも発毛することができます。
ただし、自分の髪の毛を使うため、移植できる本数に制限があります。また、術後しばらくは痛みがあるため注意しましょう。
かつらをつける
薄毛がかなり進行していて、頭皮のテカリがかなり目立つ場合は、かつらをつけるという方法があります。
AGAの治療の効果が薄く植毛も難しい場合は、かつらをつけることで薄毛を隠すことができます。
頭皮のテカリが気になる場合は、かつらをつけることを検討してみてください。