ホームレスに薄毛はいないって本当?3つのフサフサな理由を紹介!
「ホームレス」と聞くと、皆さんはどんな印象を持つでしょうか。
生活環境が悪い、食事に恵まれていないなど、マイナスなイメージを持つ方が多いかもしれません。
その一方で、密かに注目を集めている議題が「ハゲてる人が少ないのではないか」というものです。
実際ホームレスの方々を見てみると、あまり体を洗える環境でないとはいえ、歳を取っても髪の毛がしっかり生えている方が多いのです。何故でしょうか?
今回の記事では、なぜホームレスの髪の毛は衰えないのか?というテーマに沿って、彼らの生活から発毛対策へのヒントを紐解いて考察していきます。
ホームレスにハゲがいないって本当?隠されている発毛対策のヒントとは?
ホームレスにハゲがいないのは事実です。まずは、その現状を検証してみましょう。
ホームレスにハゲが少ないのは事実!
ホームレスの方々は平均年齢が60歳超、10年以上路上で生活している人が全体の30%以上というデータが出ています。
そのなかでもハゲている人は少なく、むしろちゃんと発毛している方の方が多いのです。
髪や頭皮にとって、脂や汗を落とし清潔な状態を保つことや、身体の健康状態をよくすることは重要なこと。
それなりの年齢となったホームレスの人たちでもハゲが少ないのも事実です。
後述していきますが、その秘密は彼らの生活環境にありました。
TVで触れられない理由
TV番組では、主にCMなどで広告宣伝をする代わりに、その番組を支えるスポンサーが付いています。
その企業がシャンプーや化粧品、洗剤などの販売会社だとして、番組内で「シャンプーはいらない!」なんてシーンを放送したら、どうなるでしょうか。
シャンプーをするのが当たり前だと考えている人も多いですし、すべてのシャンプーが悪影響を及ぼす訳ではないのですが、内容によっては大きな問題になりかねません。
こういった側面から、石鹸やシャンプーで髪の毛を洗うことに関する話はNG(カット)となっているのです。
ホームレスにハゲが少ない理由は?発毛に悪影響を及ぼしている要因も解説!
次は、ホームレスにハゲが少ない理由について、詳しくみていきましょう。
シャンプーをたまにしかしない
ある調査によると、ホームレスのほとんどは週に1回程度しか髪を洗わないという結果が出ています。
それも全員がシャンプーではなく、固形石鹸を使う人の方が多いのです。
そもそも、シャンプーの種類として高級アルコール系や石鹸系などがありますが、いずれもシャンプーとして完成するまでに下記の添加物を使用しています。
- 界面活性剤
- 人工香料
- シリコン など
これらが、主に頭皮環境の悪化や発毛への悪影響を及ぼしているのです。
特に「界面活性剤」は洗浄力が強いため、量や質によっては頭皮や髪の毛が荒れる原因となりかねません。添加物の吸収は、食べ物だけではないのです。
最近ではお湯のみで髪を洗うことを推奨する声も増えてきました。
人によっては匂いや髪のべたつきなどに不快感があるものの、頭皮に負担が少ない点や髪の毛の維持に大切な皮脂が必要以上に落とされないなど、メリットの方が多いです。
睡眠不足からの解放
睡眠を取る大きな目的として、疲れを取る成長ホルモンを分泌させ、身体も精神も休めることが挙げられます。
寝ることで使い切ったエネルギーを回復する際、内臓器官や筋肉など大きなエネルギーを必要とする機能に比べて、毛髪や頭皮はそこまで必要ではないため優先度が低いのです。
そのため、元よりエネルギーが回復しにくいのに睡眠不足が重なっては、いずれは発毛する機能が失われてしまいます。
最近の調査によりますと、普通の生活が出来ている一般人も、統計的には昔と比べて睡眠時間が減りつつあるそうです。
その反面、ホームレスとなると時間的な制限や仕事に追われるなどの要素がないため、睡眠時間を確保することができます。
仕事などによる体の疲れや精神的ストレスなどが少ないと考えると、髪の毛にとっては良好な生活を送っているといえるでしょう
空腹が「IGF-1(インシュリン様成長因子-1)」を増やす
人間は空腹になると、グレリンという食欲ホルモンが胃から分泌されます。
グレリン (ghrelin) は、胃から産生されるペプチドホルモン。 下垂体に働き成長ホルモン (GH) 分泌を促進し、また視床下部に働いて食欲を増進させる働きを持つ。 GHS-R (growth hormone secretagogue receptor) の内因性リガンドである。
出典:グレリン - Wikipedia
このホルモンが脳に作用することで、私たちはお腹が空いた感覚を得ています。
このとき、グレリンと同じくして「IGF-1(インシュリン様成長因子-1)」という成長ホルモンが胃の知覚神経を受けて肝臓から分泌し、全身に流れていきます。
この2つのホルモンは比例関係にあり、空腹時間が長いほどどちらも増加していくのですが、このIGF-1にはさまざまなメリットがあるのです。
それでは、IGF-1には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
この成長ホルモンは、内臓や肌、毛髪だけでなく多岐に渡って重要な役割を果たします。一例として、以下のようなメリットが挙げられます。
〇肌:皮膚への血流が良くなり、肌荒れやたるみの改善になります。
空腹時間が続くことで、こういったメリットの多いホルモンが発生するため、あまり食事を取らない生活となると髪の毛が少なくなる可能性も一般に比べて低いといえるでしょう。
さいごに|ホームレスは予期せず発毛に良い環境にいる
普段の食生活や日用品、睡眠などが大きく髪の毛に関わっていることが科学的にも明るみになってきました。
こういった議題に関わらず、他の分野から拾える知識がヒントになることは意外と多いものです。
そして恵まれているからこそ、基盤となる生活習慣から見直し、薄毛や発毛対策に悩む方々が少しでも改善されたらなと思います。
最後に、本記事の内容をまとめます。
- ホームレスにハゲがいないのは事実
- 髪や頭皮にとって、脂や汗を落とし清潔な状態を保つことや、身体の健康状態をよくすることは重要なこと
- ホームレスのほとんどは週に1回程度しか髪を洗わない
- 「界面活性剤」「人工香料」「シリコン」などが、主に頭皮環境の悪化や発毛への悪影響を及ぼしている
- 睡眠不足によって、いずれは発毛する機能が失われていく
- IGF-1によって細胞の増殖を促し、薄毛の予防や発毛の手助けになる
本記事が、ホームレスにハゲがいない理由と、そこから発毛対策のヒントが知りたい方の参考になれば幸いです。