顔脱毛を受ける方必見!脱毛する当日の正しいスキンケア方法を解説
身近で男女問わず顔脱毛を受ける方が増えてきていませんか?毛が薄くなることで「毛穴が目立ちにくくなった」「メイクのりがよくなった」といった声も。
ですが、顔脱毛は当日のスキンケアを正しく行わなければかえって肌トラブルの原因に。
せっかく肌を綺麗にするために脱毛を受けたのにこれでは本末転倒ですよね。
そこで今回は顔脱毛について以下について解説していきます。
1.正しいスキンケアが必要な理由
2.起こるリスクがある肌トラブル
3.絶対にやってはいけないこと
4.正しいスキンケア方法
当日の正しいスキンケア方法を知ることで、肌トラブルを防ぎ脱毛効果を最大限に引き出せるようになります。
顔脱毛を検討中の方、すでに通われている方もぜひ最後までご覧ください。
正しいスキンケアが大切な理由
普段のスキンケアはどうされていますか?あまりこだわりがない方や念入りにスキンケアをする方と様々だと思います。
あえて特別な成分が含まれたスキンケアアイテムを使う必要はありませんが、脱毛当日は工夫して正しいスキンケアをすることが大切です。
なぜが必要なのかを詳しく解説します。
肌を守るため
脱毛は熱を発するレーザーにより毛を生やす組織を破壊する施術です。
このとき肌に少なからずダメージが与えられ肌を守るバリア機能が低下します。
そのため脱毛をすることで肌は乾燥や炎症を起こしやすい状態になるのです。
当日の正しいスキンケアをすることで肌のバリア機能を正常に保ち、脱毛によるトラブルから肌を守ることができます。
脱毛の効果を高めるため
肌が乾燥していたり荒れていると、レーザー照射時に痛みが強く出てしまい十分に出力を上げることができない、また炎症がある箇所は肌トラブルのリスクから照射を避ける可能性も。
肌に何かしらのトラブルがある状態は脱毛の効果を最大限に発揮できない原因になります。
そのため正しいスキンケアで肌の状態を正常に保つ必要があるのです。
このように脱毛中の肌トラブルや脱毛効果の低下を防ぐために、当日の正しいスキンケアが必要なのです。
起こるリスクがある肌トラブル
顔は体と違い人目に触れることが多く脱毛後の肌トラブルは気になりますよね。
レーザー脱毛は安全性の高い施術ではありますが、肌トラブルのリスクはゼロではありません。具体的にどのような肌トラブルがあるのか解説します。
赤みやかゆみ
脱毛後の数時間から翌日にかけては、肌に赤みやかゆみが出ることがあります。
これはレーザーで生じた熱によって脱毛部位に刺激が加わり、肌が軽い火傷をした状態になるためです。
しかしこれはレーザー脱毛を行う患者様に起こることが多い症状で一時的なものがほとんど。
長引かせないためにも正しいスキンケアを行うことが重要になります。
毛嚢炎
毛嚢炎は赤いブツブツが脱毛部位にできてしまう炎症の一つ。
脱毛レーザーによる刺激でバリア機能が下がることで、少しの刺激で毛穴が傷つき毛穴に炎症が起きることがあります。
ニキビと似ているため間違いやすいですが痒みや痛みがないのが特徴です。
基本的には正しいスキンケアを行っていれば自然と落ち着くことがほとんど。
しかし炎症が広がり長引く場合はクリニックに相談が必要になります。
炎症性色素沈着
肌が炎症を起こした後に生じる色素沈着のことです。
上記で説明した赤みやかゆみ、毛嚢炎などの炎症が長引いてしまいメラニンが生成され、シミのような色が肌に残ってしまいます。
炎症が長引く要因としては施術後の紫外線ダメージや不適切なスキンケア、施術者の手技不足による誤ったパワー調整などがあります。
そのため脱毛後の正しいスキンケアは炎症性色素沈着を予防するためにも重要です。
レーザー脱毛は肌に直接レーザーを当て施術を行うため、少なからず副作用があることは避けられません。
しかし脱毛当日の正しいスキンケアを行うことで肌トラブルのリスクを大幅に抑えることは可能です。
絶対にやってはいけないこと
先ほど解説した通り脱毛には肌トラブルを引き起こすリスクがつきもの。ですがそのリスクを事前に防ぐことはできます。
ポイントは肌にダメージ与えないこと。脱毛による肌トラブルから肌を守るためにも当日絶対にやってはいけないことを解説します。
肌に負担をかける自己処理
カミソリやワックス、毛抜きなどの自己処理は肌表面に負担をかけてしまい肌トラブルの原因に。
またワックスや毛抜きで毛根から毛をなくしてしまうと、毛周期が乱れ脱毛の効果を実感することはできません。
脱毛前は電気シェーバーで肌に刺激を与えない方法で自己処理をし、脱毛後は自然に抜け落ちるのを待ちましょう。
代謝を上げること
入浴や運動、飲酒などの代謝を高める行為は、より脱毛レーザーの熱によるダメージを受けやすくなり肌トラブルの原因になります。
また全身の血行が良くなり汗をかくことで毛穴が刺激を受けて毛嚢炎を起こすリスクも。
施術当日は湯船に浸からずシャワーのみにして、肌を温めすぎないよう注意しましょう。
肌へに刺激を与えること
脱毛後の肌は敏感な状態のため、通常なら問題ない刺激でも肌トラブルを起こしやすくなっています。
マッサージなどで物理的に刺激を与えたり、日焼けによる肌へのダメージは炎症後色素沈着や脱毛の副作用を助長させてしまいます。
肌をむやみやたらに触らず外的刺激から肌を守りましょう。
これらの行為は肌トラブルを引き起こす可能性があるため、脱毛当日は特に注意が必要です。肌を清潔に保ち、刺激を与えないよう心がけましょう。
脱毛当日の正しいスキンケア
それでは脱毛当日はどのようなスキンケアをすればいいのでしょうか。
ポイントは「攻めではなく守りのスキンケア」です。
顔脱毛の前も後も、肌を優しく扱い刺激を与えない「落とす」「整える」「守る」の3つのステップを行うことが重要。
脱毛当日の正しいスキンケア方法をこの3つのステップで解説します。
「落とす」
肌に付着した汚れをしっかり「落とす」洗顔。脱毛当日は普段よりも優しく肌を労ってあげることを心がけましょう。
顔脱毛当日の洗顔方法
・肌に何もつけてないのであればぬるま湯のみ優しく洗い流すだけで大丈夫。ですがぬるま湯は夏は少し緩く感じ、冬は冷たさを感じるのが適温と言われています。そのため体と顔は別々で洗うのがおすすめです。
・日焼け止めやメイクを使用した際は、軽くぬるま湯で洗った後にたっぷりの泡で肌を擦らず落とせる洗顔料がおすすめです。できれば保湿成分配合やアミノ酸系の洗浄成分で肌に優しいタイプを選びましょう。
・反対にオイルタイプ やピーリング成分配合の洗顔料は避けるのが安心です。洗浄力が高いものが多く、また摩擦も加わることで肌のうるおい成分が必要以上に洗い流されてしまいます。
「整える」
肌に必要なうるおいを与え「整える」保湿ケア。脱毛当日の肌状態に合わせた成分を選びましょう。
顔脱毛当日の保湿ケア
・脱毛当日の保湿ケアは炎症を抑える、保湿力が高い成分を選ぶのがポイント。炎症を抑える成分として「グリシルグリシン」「アラントレイン」「トラネキサム酸」、保湿力が高い成分は「ヒアルロン酸」「セラミド」「ワセリン」などがあります。
・反対に脱毛当日の肌に刺激となりやすい成分は避けるのが安心です。肌質によっても異なりますが、一般的に攻めの成分と言われる「ビタミンC」「レチノール」、またシートマスクなども刺激になり肌のバリア機能を低下させる原因になることも。
・さらにオイル系の油分は保湿力が高いですが成分によっては毛穴づまりを引き起こし毛嚢炎などのリスクもあります。ご自身の肌の様子を見ながら慎重に使用しましょう。
「守る」
肌を強い紫外線から「守る」日焼け対策。脱毛当日は念入りに対策することが大切です。
顔脱毛当日の日焼け対策
・ウォータープルーフタイプや高いSPFの日焼け止めでもよいですが、脱毛当日の肌には刺激が強いことも。ノンケミカル処方や石鹸で落とせるタイプの日焼け止めが安心です。
・その他にも日傘や帽子、サングラスなどで紫外線を直接浴びないように肌の露出を減らすこともポイント。より紫外線による刺激から肌を守ってくれます。
・また飲む日焼け止めで内側からも日焼け対策をすることもおすすめ。メラニン生成を防ぐ成分は紫外線から肌を守るだけでなく、炎症後の色素沈着の予防にも繋がります。
ただ、飲む日焼け止めだけでは完全な日焼け対策とはならず、必ず塗るタイプの日焼け止めとの併用が大切です。
まとめ
顔脱毛を受ける当日の正しいスキンケア方法について詳しく解説しました。
脱毛は安全性の高い施術ではありますが、肌トラブルを引き起こすリスクはつきもの。
そのリスクを予防するためにもしっかりとしたスキンケアを行うことが非常に重要になります。
また脱毛は1度だけではなく繰り返し行うことで効果を実感できる施術です。
当日のみならず日頃から正しいスキンケアを心がけていきましょう。