顔の血管が浮き出るのはどうして?原因と解決策を知って透明感のある肌を目指そう!

顔の血管が不自然に浮き出て、肌色が赤かったり青白くくすんで見える…。
そんな悩みは、いつも見慣れた自分の顔立ち・肌色に違和感を覚えてしまったり、まわりに気付かれるのではないかとモヤモヤ・びくびくしてしまいますよね。
では、どうして顔の血管が浮き出るトラブルが出てしまうのか、原因や解決策が気になるところ…!
今回は、顔の血管が浮き出る主な原因、自身でできる解決策や対処法、治療方法などをわかりやすく解説します。
自然な血色感・透明感のある肌を取り戻すべく、顔に血管が浮き出る悩みを早めに解決していきましょう。
顔に血管が浮き出るのはどうして?主な原因6つを詳しく解説!

自分の顔立ち・肌色に違和感・コンプレックスを抱いてしまう、顔に血管が浮き出るトラブル…。
顔の皮膚は他のパーツに比べて薄いものの、赤みや青白さが目立つ血管が浮き出ると、いつものメイク・スキンケアにも手間暇がかかり、ストレスになってしまいますよね。
では、気付くと目立つ顔の血管が浮き出ているのはどうしてなのでしょうか?
それは、疾患的なこともあれば肌トラブル、心身の不調とさまざまな原因が影響しているのかも!?
意外に知られていなかった、顔の血管が浮き出る6つの原因について具体的に解説します。
原因その①|毛細血管拡張症によるもの
顔に血管が浮き出て赤みやくすみ、青白さが目立つのは、「毛細血管拡張症」が原因かもしれません。
毛細血管拡張症は、
- 皮膚の薄さによるもの
- 自律神経の乱れによるもの
- 気温差による血管の収縮、拡張
- アルコールや刺激物、辛い物の摂取
が原因で、毛細血管が拡張し肌に赤みや青白さを浮かび上がらせるトラブルにつながってしまいます。
毛細血管拡張症は、上記のようにほんのささいな原因で生じるため、誰にでも起こりやすい注意しておきたい疾患と言えます。
原因その②|加齢や血管の老化によるもの
顔の毛細血管が、年齢を重ねるとともに目立つことに気付いた場合は、「加齢、血管の老化」が影響しているのかもしれません。
年齢を重ねると皮膚の水分量が不足したり、日頃の摩擦や刺激、紫外線ダメージの影響を受けて皮膚が摩耗し、徐々に薄くなってしまいます。
すると、顔に細かに張り巡らされている毛細血管が皮膚の薄さの影響を受けて目立ち、赤みやくすみ、青白さの目立つ肌色に変わることが…。
そして加齢による血管の老化は、血流が悪くなることで血液や老廃物、毒素が滞留し肌色のくすみや不自然な赤み、毛細血管が透けて見える青白さに変わってしまうのです。
原因その③|紫外線の影響によるもの
顔に血管が浮き出るのは、「紫外線」の影響も関係しています。
季節や天候にかかわらず、紫外線は毎日日没まで降り注ぎ、肌の弾力やツヤ、水分を守るコラーゲンを変性する性質があります。
そのため紫外線ダメージを長く受けていると、皮膚を構成するコラーゲンが失われて肌の厚み、水分が減少し血管が浮き出て見えてしまうのです。
さらに紫外線ダメージは、古い角質を新しく健康的な肌に入れ替えるターンオーバー、新陳代謝も低下させてしまいます。
すると皮膚が衰えてダメージが常態化し血管が浮き出る薄い皮膚に変わってしまうことがあるのです。
原因その④|冷え、運動不足などの血行不良
日頃から運動をあまりしない、冷たい飲み物・食べ物を摂ることが多い、冷え性の体質といった点に当てはまる場合も、顔の血管が浮き出る原因になります。
そもそも顔に細かに張り巡らされている毛細血管は、
- 血色感、透明感のある肌色の元、酸素や栄養を送り届ける
- くすみ、血管が浮き出ることによる不自然な肌色、青白さの元となる老廃物、毒素を回収・流す
という、美肌・美顔に重要な役割を担っています。
そのため、冷えや運動不足の影響を受けると血管が収縮してめぐりが悪くなり、老廃物が溜まって血管が浮き出るトラブルにつながってしまうのです。
原因その⑤|自律神経の乱れによるもの
顔に血管が浮き出る原因には、「自律神経の乱れ」も大きく関係しています。
そもそも自律神経は、
自律神経の交感神経 |
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自律神経の副交感神経 |
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という役割があり、バランスを保ちながら自然な血色感・透明感をキープしています。
ですが自律神経は、
- ストレス
- 気温差、寒暖差、湿度差
- 不規則な生活リズム
- 睡眠不足、睡眠の質低下
- 冷え
- 運動不足
といったささいな原因で崩れてしまい、血管の収縮・拡張のバランスが不安定になってくすみや血管が浮き出るトラブルにつながってしまうのです。
原因その⑥|表情のクセによるもの
顔の血管が浮き出てそのまま定着してしまうのは、「表情のクセ」も大きな関係性があります。
たとえば、
- イライラして口角が下がる
- スマホやパソコンを見る際に目を見開く、おでこをあげる
- 不安や怒り、悩み、考え事の感情で眉間にシワが寄る
といった表情のクセがついていると、皮膚が引っ張られたり圧迫されたりして血管も刺激・負荷を受け、顔に浮き出る原因につながってしまいます。
フラットな表情や、笑顔・微笑みの多い表情の場合は、表情筋がバランスよく鍛えられて肌の厚み・ハリをキープでき、逆に顔に血管が浮き出る悩みの予防・改善につながります。
ネガティブな感情はそのままに顔に出て表情のクセを作り定着させてしまうため、ストレスや悩みを早めに解決し穏やかな気持ちをキープできるよう心がけてみましょう。
顔に浮き出る血管の悩みを改善・予防!日常的な対策とは?

いつもの自分の顔や肌に違和感を感じ、まわりに気付かれてしまうのではないかと精神面での負担が大きい、顔に血管が浮き出るトラブル。
顔に血管が浮き出るトラブルは原因がとても多いものの、プラスに捉えるとそれだけ対処法も多く、日常的にできる対策がいくつもあります。
ここでは顔に浮き出る血管の悩みを改善・予防する、日常的な対策や注意点を合わせてご紹介します。
毛細血管拡張症の原因にアプローチする
顔の血管が浮き出るそもそもの原因は、毛細血管拡張症が大きく影響しています。
毛細血管拡張症は、原因が多岐にわたっているため、それぞれに合った対策をとることで血管が浮き出るトラブルの予防・改善につながるはず。
ここでは毛細血管拡張症の原因別に見る、日常的な対策をまとめてみました。
保湿とインナーケアを習慣に
毛細血管拡張症の原因のひとつ、皮膚の薄さは、うるおいを与える保湿やインナーケアにて丈夫な皮膚づくりにアプローチできます。
アミノ酸やセラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸など代表的な保湿成分配合のコスメを使い、皮膚の薄さの原因となる乾燥やバリア機能の乱れ、ターンオーバーの不安定化にアプローチしていきましょう。
また、タンパク質やビタミンA、ビタミンB群などは丈夫な肌を構成したりダメージ肌を修復するインナーケアに役立つ栄養成分です。
肉類や魚類、大豆製品、きのこや根菜など、シーズンを問わずに入手しやすい食べ物に上記のような栄養成分が含まれているため、日々の食事に積極的に取り入れるようにしましょう。
アルコールや刺激物の摂取を控えめにする
アルコールや辛い物、発汗や体温上昇を促すような刺激物は、血管を一気に拡張させて顔に血管が浮き出るトラブルにつながってしまいます。
アルコールや刺激物の摂取は、乾燥やバリア機能が低下した肌には特に影響が強いことで、たとえ少しの量だとしても血管が浮き出て見えるトラブルの原因になることが…。
日頃の保湿や皮膚を丈夫にするインナーケアを意識し、アルコールや刺激物の摂取は肌状態が落ち着くまで控えることがおすすめですよ。
自律神経のバランスに良い習慣を持つ
顔の血管が浮き出る大きな原因は、血管拡張や収縮を担う自律神経のバランスが崩れていることが大きな原因。
ストレスや不規則な生活習慣が自律神経のバランスを乱してしまうため、以下にて自律神経が整う良い習慣をチェックし、さっそく実践してみましょう。
規則正しい生活を心がける
睡眠や食事、リラックスタイムなど日常生活の行動をすべてルーティーン・一定化することが自律神経の安定・調整に役立ちます。
そもそも自律神経は、食事や睡眠の時間、タイミングがバラバラなド不規則な生活によって乱れてしまうため、このタイミングでこれをする、という一定の習慣を心がけることがポイントです。
リラックスと深呼吸を習慣に
自律神経が乱れ、血管拡張や収縮の作用バランスが崩れると顔の血管が浮き出る原因になってしまいます。
そして自律神経は、乱れた生活習慣と同様にイライラやモヤモヤなどのメンタル不調によってバランスを崩すため、ストレスや不安を感じた際はできるだけ早めにリラックス、休息を取りましょう。
このタイミングで深呼吸を繰り返すと乱れた自律神経の調整につながり、血管の収縮・拡張の乱れたバランスがリセットされて顔の血管が浮き出る悩み解決につながりますよ。
紫外線から肌を守る対策を
- 日焼け止めを使い、2~3時間おきにこまめに塗り直す
- シーズン、天候にかかわらずに日焼け止めを使う
- 帽子や日傘などを使って肌を紫外線から守る
- 日焼け止めサプリなどで内側からのケアを習慣にする
などなど、紫外線は肌のハリや弾力を保つコラーゲンを変性させてしまうことで皮膚が乾燥、薄くなり顔の血管が目立つ悩みにつながってしまいます。
紫外線は顔の血管が浮き出る以外にも、肌老化の原因となる活性酸素の影響を受けたり、シミやシワ、くすみといったあらゆるトラブルにつながってしまうため、紫外線対策は年中心がけることが大切ですよ。
顔の血管が浮き出る悩みの対策に!おすすめのスキンケア成分【5選】

保湿や紫外線対策が重要な、顔の血管が浮き出る悩みですが、日々のスキンケアでは血管が浮き出て赤みが目立つトラブルをカバーする、効果的なスキンケア成分があります。
顔の血管が浮き出る際の悩みのコスメ選びにも役立つ、おすすめのスキンケア成分5選とそれぞれの効果、仕組みをまとめてみました。
おすすめ①|セラミド
血管が浮き出る原因、肌のバリア機能の低下において、角質間の脂質を補ってカバーし敏感肌の肌質強化にも効果的です。
おすすめ②|ビタミンC
紫外線ダメージから肌を守りつつ、血管が浮き出ることのくすみや赤みを鎮静化したり、血管・毛穴を引き締める効果が期待できます。
おすすめ③|ビタミンE
血行を促して皮膚の新陳代謝・ターンオーバーを助けながら、血管が浮き出る肌トラブルの修復・再生にアプローチします。
おすすめ④|ナイアシン
ナイアシンは、おすすめ①でご紹介したセラミドの生成を促し、バリア機能の強化や顔の血管が浮き出るトラブルの予防・改善に働きかけます。
おすすめ⑤|ハトムギエキス(ヨクイニン)
古い時代から顔の血管が浮き出ることの赤み、くすみ、肌荒れの改善・予防に良い漢方薬として親しまれ、優れた抗炎症作用で肌のバランスやコンディションを整えます。
顔に血管が浮き出る際のスキンケアポイント
顔に血管が浮き出る際のスキンケアは、前項までにご紹介したような成分に注目しつつ、「摩擦や刺激を与えないお手入れ」を心がけることがポイントです。
皮膚をごしごしと擦るような乱暴なスキンケアは、角質層にダメージが加わり皮膚が薄くなって、余計に血管が目立つ・浮き出て見える原因になるため、プレスのみのお手入れを心がけるようにしましょう。
顔に血管が浮き出る…クリニックの治療内容とは?

顔に血管が浮き出るトラブルが、セルフのケアだけでは対処できないと悩んだ際は、クリニックでの治療を考えることがあるでしょう。
顔に血管が浮き出る悩みのクリニック治療は、専門的な知識やノウハウを持った医師によるサポートとなり、事前のカウンセリングで原因に応じた治療をアドバイスしてもらえる安心感があります。
では、顔に血管が浮き出て悩んだ際のクリニックで受けられる治療は、どのような内容となっているのでしょうか?
クリニックでの治療を考えている方に、選択肢が広がるさまざまな治療内容をまとめてみました。
漢方薬や抗生物質の処方
顔に血管が浮き出て赤みやくすみ、不自然な青白さが目立つ際のクリニックでの治療は、
- 服用するタイプ、身体の内側からの改善・予防に働きかける、「漢方薬」や「抗生物質」の処方
- 顔に浮き出ている毛細血管に直接的にアプローチする「塗り薬」が一般的となっています。
以下に、漢方薬・抗生物質・塗り薬での処方と顔に血管が浮き出るトラブルに対する効果、メリットについてまとめてみましたので、治療を受ける際の参考に役立ててくださいね。
漢方薬による治療 |
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抗生物質による治療 |
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塗り薬による治療 |
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クリニックで受けられる、上記のような処方は、顔に血管が浮き出るさまざまな原因にアプローチした方法となり、一定期間の継続で緩和・予防効果が期待できます。
レーザーや注射などの治療法
顔に血管が浮き出る、クリニックでの治療法には肌質や状態に合わせて相談したり、的確なアドバイスを受けられる治療方法が複数展開されています。
クリニックにて、顔の血管が浮き出る悩みの治療を受けるサインは、あらかじめ治療方法を押さえておくと相談がスムーズになり、治療の方向性も早めに確立できます。
ここでは顔の血管が浮き出る際のクリニックで受けられるレーザー、注射といった代表的な治療法と、それぞれの効果やおすすめポイントをまとめてみました。
レーザー治療 |
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注射 | 硬化剤を血管内に注入して血管の赤み、浮き出る凸凹を目立たなくする |
ニードルRF治療 | 拡張してしまった毛細血管を除去する |
おわりに

顔に血管が浮き出るトラブルは、肌荒れやニキビとは違い内側で生じているため、セルフケア・治療のハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
ただ、手軽にできる自律神経調整のセルフケア、クリニックの治療においては選択肢が数多くあるため、いろいろな方向からの改善策を検討してみましょう。
本来の血色感、透明感のある肌を取り戻すべく、お伝えした対策をぜひ習慣にしてくださいね。