髪の毛の色が元々明るいと将来薄毛になる?噂の都市伝説の真相とは?
髪の毛色が明るいと、薄毛になりやすいという噂があります。
色と薄毛はまったく無関係のように思えますが、その噂は本当なのでしょうか?
本記事では、
●本当に明るい方は真っ黒な方より薄毛になりやいのか●明るいと薄毛になると思われてしまう理由
●将来の薄毛が疑われるのが嫌なら染めるべきか
について解説しています。
髪の毛の色のことで、将来の薄毛を心配している方や染めようかと考えている方は、ぜひご覧ください。
髪の毛の色が元々明るい=薄毛になるとは限らない!
最初に結論を話しますが、色と髪の毛が生える・生えないはまったくの無関係です。
つまり、生まれつき髪の毛の色が明るいと薄毛になるという噂はデマということ。しかし、そうした噂が囁かれているのには理由があります。
ここでは、噂される理由とまったくのデマである根拠について解説しています。
それでは、詳しくみていきましょう。
生まれつき明るい髪色だと薄毛になると思われる理由は?
薄毛とは、髪の毛の密度が何らかの原因で減っいる状態のこと。
しかし同じ密度でも、真っ黒と明るいとでは。明るい方が密度がないように見えます。
つまり、真っ黒より密度がないように見えることが、噂の理由の1つ。
また密度がなくなるのは、抜け落ちて本数そのものが減った場合だけでなく、本数は変わらないのに細くなったため。
黒々としていると、太くしっかりしており、明るい色は細く弱々しいというイメージを持たれやすいのです。
なぜ薄毛になるとは限らないと言えるのか?
噂がまったくのデマだと断言できる根拠には、「薄毛に見えるだけで実際には密度がないわけではない」「思われているだけで髪の毛は実際には細くない」の2つの理由が挙げられます。
また、薄毛は成長サイクルの異常によって起きる症状です。
そもそも、異常が発生する原因として考えられている理由は、下記の4つです。
■ホルモンバランス
■遺伝
■体内の血液循環量
■生活習慣
髪の毛の成長サイクルに異常が起こることで、成長途中で髪の毛が抜けたり、細くなったりすることで薄毛になります。
そして、髪の色を決めるのは体毛にあるユーメラニンやフェオメラニンと呼ばれる化学物質の量です。
これらの化学物質の量が多くても少なくても成長サイクルに影響は与えません。
つまり、髪の毛の色と成長はまったく無関係ということです。
明るい髪の毛のせいで薄毛に見られるのはイヤ!カラーリングはOK?
髪の毛の色と薄毛はまったくの無関係ですが、明るいと薄毛に見られやすいというのも事実です、
染めれば色を変えることができますが、髪の毛のことを考えたらあまりおすすめはできません。
なぜなら、染めること自体、髪の毛にあまりよい影響を与えないため。ここでは、染めたことによる影響と対策法について解説しています。
カラーリングによる髪の毛への影響は?
染める際に使う液剤は、髪の内部にあるケラチン繊維を破壊して、希望する色を浸透させます。
その状態で繊維を再結合しますが、その際にキューティクルにダメージを与えるため、何度も染めていると完全にはがれてしまいます。
また、液剤には刺激や毒性のある化学成分が使われていることが大半。
染める際に液剤が頭皮についたことで、アレルギーや炎症を起こしてしまうこともあるのです。
そのため、何度もしていると、下記の影響が出てしまう可能性があります。
■細くなる
■抜け毛になる
つまり、薄毛に見られたくないための方法なのに、薄毛になる可能性があることがおすすめできない理由です。
それでも髪の毛をカラーリングしたい場合の対策は?
それでもカラーリングをしたいという方は、下記の対策で髪の毛に与える影響を軽減できます。
■できるだけ期間をあけて染める(頻度を少なくする)
■トリートメント・ヘアクリーム・育毛剤を使って、髪の毛や頭皮をケアする
■低刺激の液剤を使う
■体調が悪い時は染めない
お店でカラーリングをしてもらう場合は洗い残しの心配はなく、髪の毛や頭皮の状態を見て染めて問題がないかを判断してもらえます。
ケアの方法も教えてもらえる場合もあるため、費用がかかってでもしたい場合はお店で行うのがおすすめです。
さいごに|明るい髪の毛でも薄毛になるわけではない!
髪の色が薄毛の原因にはならないため、生まれつきの明るい髪の毛をしているからといって、将来の薄毛を心配しなくても問題ありません。
噂があっても、デマなのですから気にしないようにしましょう。
しかし、どうしても気になるという方は、地肌と反対色にすると、髪があることが強調できます。
本記事が、もともと髪の毛が明るい方の参考になれば幸いです。