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アロエに育毛効果はある?自作のアロエ育毛剤の作り方を紹介

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アロエに育毛効果はある?自作のアロエ育毛剤の作り方を紹介

観賞用、食用として栽培され、家庭でも植えられているアロエ。

 

また、葉肉や葉の液汁には果肉に薬用効果が期待できることから、「医者いらず」ともいわれている植物です。

 

民間療法に用いているのは日本だけではなく、フィリピンでは頭皮に塗りつけると育毛すると考えられています。

 

しかし実際は、アロエに直接的な育毛効果は期待できません。

 

本記事では、そんなアロエについて解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

 

アロエとはどんな植物?

 

アロエは観葉植物として人気がありますが、昔から薬用として使われている植物でもあります。

 

アロエはユリ科アロエ属の常緑多年草で、アフリカが原産の植物です。そのため、過酷な環境でも生育できる力強い植物であり、さまざま栄養素が含まれています。

 

現在では、アロエを直接薬用として使うケースが減っていますが、その成分は美容関連の商品や健康食品などに採用されています。

 

 

アロエでは育毛効果が期待できない!

 

アロエには、下記の効果や効能があるといわれています。

 

  • 火傷治療
  • 切り傷治療
  • 便秘改善
  • 血圧や血糖値の降下
  • 胃腸病の症状の緩和
  • 新陳代謝の活性化
  • 口内炎の緩和
  • 保湿効果
  • ニキビ対策

 

一部では、育毛効果が期待できるといわれている評判もみられますが、実際はアロエに直接的な育毛効果はありません。

 

しかし、アロエには頭皮環境を改善する働きがあり、間接的な効果は期待できます。

 

 

アロエで育毛対策よりも薄毛対策をおすすめする理由を解説!

 

アロエによる薄毛対策をおすすめする理由は、3つの効果があるためです。

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

 

 

頭皮の保湿

​頭皮が乾燥していると、抜け毛や薄毛に繋がります。

 

そもそも、頭皮が乾燥しているということは、バリア機能の役割を果たしている皮脂が不足しているということ。

 

そのため、バリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。

 

その結果、下記のような症状がみられます。

 

  • 髪の毛の傷み
  • フケの発生
  • 頭皮のかゆみ
  • 抜け毛の増加

 

また、アロエの効能の1つに、保湿があります。

 

アロエで頭皮を保湿すれば、乾燥による抜け毛の症状が軽くなり、結果として薄毛が改善できるでしょう。

 

 

 

抗菌作用による頭皮環境の改善

抜け毛や薄毛に繋がるのは、乾燥だけではありません。

 

頭皮に雑菌が繁殖していると、頭皮サイクルの乱れを引き起こし、薄毛になってしまいます。

 

また皮膚には、マラセチア菌や皮膚ブドウ球菌、アクネ桿菌など約20~30種類の雑菌がいます。

 

しかし、下記のような環境を改善することで、育毛が期待できます。

 

  • 塩分、脂質、糖質の多い食事
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 洗髪の頻度

 

頭皮にいる雑菌の大量繁殖を防ぐことで、薄毛対策が可能。

 

ちなみに、アロエでニキビ対策ができる理由は、抗菌作用のある成分があるためです。

 

アロエには、下記の成分が含まれています。

 

  • アロイン
  • アロエチン
  • アロエウルシン
  • アロエエモジン

 

特に、アロインには5αリダクターゼを阻害する効果があるとされ、アロエ育毛剤のメイン成分となっています。

 

アロエチンは殺菌力が強く、抗菌作用や解毒作用があるとされています。

 

 

 

抗炎症による外的要因の排除

健康な頭皮は、青白く透明感のある色をしていますが、「ピンク」「赤色」「黄色」「茶色」ような色をしていたら注意が必要です。

 

また、アロエには抗炎症作用があり、それがあるのは果肉のヌルヌルです。

 

そのヌルヌルには、皮膚病の回復や抗ガン作用を高める効果などが確認されているムコ多糖類という成分が、豊富に含まれています。

 

ムコ多糖は動物の組織や体液に含まれる多種多様な「粘稠性」(ねんちょうせい)を 持った物質として、結合組織において細胞外の組織間物質として体内広範囲に分布しています。
コラム:ムコ多糖とは

 

 

5αリダクターゼの抑制

アロエに多く配合されている「アロイン」という成分には、5αリダクターゼの働きを抑制する効果があるとされています。

 

5αリダクターゼは、テストステロンに働きかけることで、悪性の男性ホルモンDHTに変質させるという性質があります。これはAGAの原因となっている酵素です。そのため、5αリダクターゼはAGAの原因のひとつと言われています。

 

アロエに含まれているアロインは、この5αリダクターゼの働きを抑える効果が期待できるため、AGA防止に役立つと考えられます。

 

 

アロエの育毛効果が期待できる頭皮について

 

アロエの育毛効果が期待できる頭皮の状態があります。

 

ここでは、この頭皮の状態について紹介します。

 

 

 

頭皮が乾燥している・ヒリヒリする場合

頭皮がヒリヒリする場合は、頭皮が乾燥していて炎症を起こしている状態です。これは、頭皮の水分不足や日焼けなどが原因で起こることがあります。

 

このような頭皮の場合は、アロエの育毛効果が期待できます。

 

アロエには、抗炎症作用や保湿効果が期待できるため、頭皮の炎症を抑え、乾燥状態を改善させることができるでしょう。

 

頭皮が乾燥する原因は外出時に多いため、アロエを使うのは外出前がおすすめです。外出前に使うことで、アロエの保湿効果によって頭皮の乾燥を防ぐことができます。

 

また、夜寝る前に使うのもおすすめです。就寝時は体のダメージを修復する時間帯であるため、寝る前に使うことでアロエの抗炎症作用がより効果的に機能するでしょう。

 

頭皮が乾燥した状態が続くと、発毛にとって悪い環境になってしまうため、なるべく早い段階で対策したほうがいいでしょう。

 

 

 

頭皮がベタつく・湿ったフケが出る場合

頭皮がベタついたり、湿っているフケが出るような場合は、頭皮の皮脂が過剰に分泌している状態です。

 

頭皮には、皮脂を餌としているマラセチア菌などの常在菌が存在していて、頭皮の皮脂が多くなるとこの常在菌が大量の増殖します。その結果として、激しいかゆみが出たり、フケが増えたりするという症状が起こります。

 

アロエの抗菌作用を活用すれば、このかゆみやフケを解消することができます。

 

この場合のアロエの使い方としては、入浴後がおすすめです。これは入浴後は頭皮が清潔な状態になっているためで、アロエの有効成分が浸透しやすくなり、また雑菌が減っている状態で使うため、抗菌作用も発揮しやすくなります。

 

頭皮の皮脂対策としてアロエは効果が期待できますが、皮脂の過剰分泌が起きないようにすることも重要です。

 

たとえば、脂肪分が多い食事を続けたり、洗浄力に問題があるシャンプーを使ったり、洗い方に問題がある場合などは、皮脂が分泌しやすくなります。

 

アロエでの対策と同時に、食生活なども改善させましょう。

 

 

育毛対策でおすすめのアロエの使い方を解説!

 

薄毛対策ができ、間接的な効果も期待できるアロエ。しかし、果肉をそのままつけても効果はそれほど期待できません。

 

アロエそのものではなく、成分が含まれた製品を使用しましょう。

 

成分が含まれた製品のなかでも、薄毛対策におすすめはアロエ育毛剤。

 

薄毛対策への効果が期待できることから、各メーカーからさまざまな製品が発売されています。

 

 

 

自作のアロエ育毛剤の作り方は?

なかには、アロエを活用した対策で、お金をあまりかけたくないという方もいることでしょう。

 

その場合は自分でアロエ育毛剤を作ることも可能です。

 

ここからは、アロエを使った育毛剤の作り方について解説します。

 

作り方は簡単ですので、ここで紹介する手順で作ってみてください。

 

 

 

育毛剤に使うアロエの種類について

アロエにはさまざまな種類がありますが、育毛剤に適しているアロエは「キダチアロエ」です。

 

キダチアロエは昔から薬として使われているアロエで、現在でもその成分がさまざまな場面で活用されています。

 

また、キダチアロエは比較的入手しやすいアロエで、さらにアロインが豊富に含まれているため、育毛剤に適しています。

 

キダチアロエは、200種以上あるアロエの中のひとつです。アフリカ原産のユリ科の植物で、我が国へは観葉植物として輸入され、古くから美容と健康に利用されています。

引用:キダチアロエ

 

 

 

アロエ育毛剤を作る前に準備するもの

アロエ育毛剤を作るためには、以下のものを準備してください。

 

  • キダチアロエ:500g
  • 密閉できる容器
  • ホワイトリカー:1800cc(1升)(なければ焼酎でもOK)
  • 新聞紙

 

キダチアロエの量は、葉の枚数で換算すると6枚程度になります。

 

 

 

アロエの下準備をする

アロエ育毛剤を作るためには、まずアロエに下準備が必要です。頭皮に使うものなので、アロエについている汚れや雑菌を取り除く必要があります。

 

まずアロエを水でしっかり洗い、表面についている汚れを落としましょう。

 

その後、アロエの水分を切り、3センチ程度の大きさにカットします。なお、アロエの皮はそのまま残しておきます。

 

アロエをカットしたら、3日程度陰干しします。日干しするとアロエが乾燥しすぎてしまうため注意が必要です。

 

 

 

容器に材料を入れる

洗ってから乾燥させた容器に、陰干ししておいたアロエを入れます。

 

その後、ホワイトリカーを容器に入れます。この際、ゆっくりと注いでいくのがポイントです。

 

容器に材料を入れたら混ぜたりせずに、そのまま冷暗所で保管します。3週間〜1ヶ月程度寝かせておくと完成します。

 

アロエの成分とアルコールが混ざることで色が黄金色になるので目安にしてください。

 

 

 

アロエ育毛剤の使い方

完成したアロエ育毛剤は、スプレーボトルに入れて使います。

 

お風呂で髪を洗った後にドライタオルをした後に使用します。

 

使い方は、頭皮にスプレーしてください。この際、頭皮が適度に湿る程度が目安です。あまり多く使いすぎないようにしましょう。

 

使う頻度は朝と夜の1日2回が理想ですが、難しい場合は夜に1回でも問題ありません。

 

 

 

アロエ育毛剤の使用期限について

ここで紹介したアロエ育毛剤は保存料などを使っていないため、使用期限はあまり長くありません。

 

だいたい1ヶ月程度を目安に使用してください。

 

また、保存状態や季節などによって異なります。もし長く使いたい場合は、小分けにして保存したり、冷蔵庫で保存しましょう。

 

作るのが手間という理由でまとめて作りたくなりますが、あまり長期間保存せずに、使い切れる量だけ作るのがおすすめです。

 

 

 

アロエ育毛剤を作る際の注意点について

アロエ育毛剤は、いくつかの注意点があります。

 

まず、今回紹介したアロエ育毛剤はアルコールを使っています。そのため、敏感肌の人などは体質に合わないかもしれません。育毛効果のために使ってみた結果、かえって逆効果になるかもしれません。

 

その場合は、アルコールを使わないアロエ育毛剤を使いましょう。

 

アルコールを使わないアロエ育毛剤は、

  • アロエを水洗いして汚れを落とす
  • アロエの水気を取ってからミキサーにかける

という作り方になります。

 

こちらはスプレーではなく、頭皮に直接塗ってください。

 

消費期限は1か月程持ちますが、出来れば1週間以内に使える分だけの方が良いでしょう。

 

アロエ育毛剤は、頭皮に直接使うものであるため、古いものは避けるのが無難です。

 

 

 

アロエの育毛効果は研究段階と理解しておく

アロエにはさまざまな育毛効果が期待できますが、これはまだ研究段階で、医学的にはアロエに育毛効果があると断言はできないのが現実です。そのため、アロエの育毛効果について、あまり過信しないようにしてください。

 

本格的な育毛をしたいのであれば、医学的に効果が検証されている育毛剤を使ったり、医療機関でAGAの治療を受け、ミノキシジルなどの実績があるものを処方してもらいましょう。

 

ただ、アロエには抗菌・炎症作用などがあることが判明していて、頭皮ケアをする目的であれば効果があるといえるでしょう。アロエ育毛剤は効果を過信せず、育毛対策の一環として使うことをおすすめします。

 

 

さいごに|アロエは育毛に効果的!

 

アロエの効果は発毛効果ではなく、どちらかといえば育毛に効果的です。

 

しかし、アロエで対策をすることで、間接的でも発毛に繋がります。

 

自分に合ったアロエ育毛剤を購入して、薄毛を改善しましょう。

 

 

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