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髪の毛を引っ張ると薄毛になる「牽引性脱毛症」とは?症状や原因・治療法などについて解説!

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ブログ記事 牽引性脱毛症とは?症状や原因・治療法などについて解説!

一口に脱毛症と言っても、その症状はいくつかあります。例えば、髪の長い女性がなりやすい脱毛症に牽引性脱毛症があります。

 

そんな牽引性脱毛症は、どのような症状で原因が何なのか気になる方もいることでしょう。

 

本記事のテーマは牽引性脱毛症。具体的な症状や原因、治療法などについても紹介しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

 

牽引性脱毛症とは?

 

そもそも、脱毛症とは何らかの原因で発毛が阻害されたり抜け毛が増えたりすることで、頭皮に髪が生えなくなった状態のこと。

 

医学的には、毛密度が生来の50%以下になると脱毛症だと判断されることが多いです。

 

一般的な脱毛症が起きる原因としては、「加齢」「ホルモンの変化」が挙げられます。

 

牽引性脱毛症とは髪が引っ張られて抜けたり血行不良によって発毛が妨げられたりする病気です。

 

そのため、牽引性脱毛症は、加齢やホルモン異常で起きる脱毛症ではありません。

 

さらに、牽引性脱毛症の特徴として、主に女性に見られる脱毛症だということが挙げられます。

 

 

牽引性脱毛症の症状とは?

 

牽引性脱毛症は徐々に進行していく脱毛症のため、初期症状が出ても気付かない方も少なくありません。

 

とはいえ、牽引性脱毛症の初期症状の1つとして、髪の一部だけ薄くなるということが挙げられます。

 

また牽引性脱毛症によって起きた抜け毛は、下記のような特徴があります。

 

  • 抜け毛の毛球部分に白いものがついている
  • 抜け毛の毛球部分にヒゲ根がみられる

 

髪の一部分だけ薄くなってきていて、抜け毛の毛球部分がいつもと異なっていた場合は、牽引性脱毛症になっている可能性があります。

 

 

牽引性脱毛症の原因は?

 

牽引性脱毛症の原因は、常に強い力で髪を引っ張り続けたこと

 

ポニーテールや三つ編み、お団子ヘアーなど髪を引っ張って作るヘアースタイルをよくする女性やエクステなどが原因で牽引性脱毛症になりやすいです。

 

つまり、アイロンで髪を挟み、引っ張りながらヘアースタイルを作ることで牽引性脱毛症になりやすいということです。

 

また、男性でも、常に同じ髪型をしている方は牽引性脱毛症になる可能性があります。

 

それでは、なぜ常に強い力で髪を引っ張り続けることで牽引性脱毛症になるのでしょうか。

 

その原因は、下記の2つ。

 

  • 毛根に負担がかかる
  • 血行不良

 

髪の毛には栄養が必要で、その栄養を運ぶのは血液です。

 

また、髪を強い力で引っ張ると一緒に頭皮も引っ張られます。

 

皮膚が引っ張られた状態だと血液の流れがよくありません。そのため、血行障害が起きてしまいます。

 

血行障害が起きている頭皮は毛根に必要な栄養素が運ばれなくなっているため、栄養不足で髪が抜けやすくなったり発毛量が減ったりしてしまいます。

 

つま先から頭まで全ての組織に送られている血液。 その血液の流れに異常が生じる疾患を血行障害と言います。
引用:痺れや感覚の麻痺が生じる血行障害

 

 

牽引性脱毛症の治療法は?期間はどのくらい?

 

牽引性脱毛症の治療法は、唯一髪に負担をかけないこと

 

原因は強い力で髪を引っ張り続けることですから、髪を引っ張って作るヘアースタイルはやめましょう。

 

また、頭皮にも負担をかけないヘアースタイルにすれば、血行が改善され、脱毛症も改善します。

 

薄毛・抜け毛が増える原因は血行が悪くなることが要因として挙げられますが、血行促進効果のある育毛剤や発毛剤を使ったり、頭皮にダメージを与えないように気をつけたりして頭皮マッサージをするのも効果的です。

 

ただし、発毛が始まるのは生えている髪が一度抜け落ちてからですので、育毛剤や発毛剤の効果はすぐには出ません。

 

そのため、髪を強い力で引っ張ることをやめても、すぐには発毛を実感できないでしょう。発毛が実感できるまで、少なくとも約3ヶ月はかかります。

 

仕事の都合でヘアースタイルを変えられないという方は、下記の方法を参考にしてください。

 

  • 少し緩めに結ぶ
  • 結ぶ位置を変える
  • オフの時間は頭皮に負担をかけないヘアースタイルにする

 

そうすれば、牽引性脱毛症の症状を緩和することができるでしょう。

 

 

牽引性脱毛症になるメカニズムとは?

 

髪が無理に引っ張られ、頭皮や毛根に負担がかかって起こる牽引性脱毛症ですが、原因とはまた別にどんなメカニズムがあるのか気になるところではないでしょうか?

 

牽引性脱毛症は、以下のようなメカニズムで生じ、特にぴっしりとタイトなシルエットで髪をまとめる習慣がある方に生じやすいと考えられています。

 

  1. ポニーテールやお団子、ハーフアップなど髪を引っ張るヘアスタイルをする
  2. 毛根、頭皮に強い負荷がかかって血行が悪くなる
  3. 頭皮、髪に栄養が行き届きにくくなって髪が抜けやすくなる

 

牽引性脱毛症で血行が悪くなると、そもそも血行は抜け毛や薄毛の原因となる老廃物・毒素の回収や髪・頭皮に酸素・栄養を送り届ける役割があることから、頭皮・髪の栄養不足が生じ牽引性脱毛症につながってしまうのです。

 

 

牽引性脱毛症に要注意!なりやすいタイプを理解しておこう!

 

髪をぴっしりとアップさせたヘアスタイルなど、頭皮や毛根に引っ張られる物理的な負荷がかかって生じる牽引性脱毛症。

 

このトラブルには、いくつかなりやすいタイプがあり、それに当てはまる場合は特に注意が必要。

 

ここでは牽引性脱毛症に注意しておきたいタイプ、その原因や影響を具体的に見ていきましょう。

 

 

 

男性よりも「女性の発症率が高め」

牽引性脱毛症はこの症状からイメージできるように、髪が引っ張られる負荷が毛根や頭皮に強くかかって生じる抜け毛のことを言います。

 

そして、髪をひっつめるようなヘアスタイリングをするのは、圧倒的に女性に多い傾向が。

 

タイトなヘアスタイルが好きでゴムで強く結んだり、髪を引っ張りながら持ち上げてヘアスタイリングをする、そんな習慣が多い女性の場合は特に、年代にかかわらずに毛根や頭皮に負荷がかかって牽引性脱毛症のリスクが高まります。

 

 

 

頻繁にヘアスタイルを変える人

男性・女性の性別や年代にかかわらず、ヘアスタイルを頻繁に変える人も牽引性脱毛症のリスクが高いと言えます。

 

頻繁にヘアスタイルを変えることは、それだけ髪に触れたり引っ張る、持ち上げるといった負荷が頭皮・毛根にかかりやすい状態。

 

ファッションやメイク、気分によってヘアスタイルを変えるのは自分磨きや気分転換の一部ですが、それが頻繁だと一定のヘアスタイルを保っている方に比べ、頭皮・毛根への負荷が強く出て牽引性脱毛症のリスクが高くなるのです。

 

 

 

子どもや10代、20代の若い世代にも注意が必要

牽引性脱毛症は性別でいうと圧倒的に女性が多く、特に髪が長い人に起こる傾向にあります。

 

子どもや10代、20代の若い世代は牽引性脱毛症をはじめ抜け毛や薄毛に無縁のイメージがありますが、意外にもこのトラブルになりやすいと考えられています。

 

子どもは無意識に髪に触れたり、遊び感覚で頻繁に引っ張ってしまうことがあり、10~20代は外見への興味やコンプレックスが強まる年代でもあることから、いろいろなヘアスタイルに挑戦して毛根・頭皮に負荷がかかり、牽引性脱毛症につながってしまうのです。

 

 

 

エクステをつけている

ショートヘアをカンタンにロングヘアにアレンジできたり、イメチェンにも便利なエクステも、実は牽引性脱毛症が起こりやすい原因のひとつです。

 

エクステが牽引性脱毛症の原因になってしまうのは、エクステを結んで取り付ける際に髪や頭皮が引っ張られ、毛根や頭皮に強い負荷がかかってしまうため。

 

そしてエクステは、常に地毛に強い圧をかけて結びつけた状態のため、常に負荷がかかって牽引性脱毛症につながってしまいます。

 

 

エクステは数十本を一気に髪の根元に編み込む施術となっていることから、牽引性脱毛症のリスクが高いと言えるでしょう。

 

 

 

ヘアアイロンの頻繁な使用

毎日ヘアアイロンを使って頻繁に髪をスタイリングしている方の場合も、牽引性脱毛症になりやすいため注意が必要。

 

ヘアアイロンを使うと、ひとまとめに束ねた髪をピンと引っ張って張りながらアイロンを当てることで、毛根や頭皮への負担はもちろん、熱ダメージによって髪にも強い負担がかかってしまいます。

 

毎日のヘアスタイリングにマストなヘアアイロンでも、髪を引っ張り熱を与えるダメージのダブルの負荷がかかってしまうため、抜け毛や薄毛が気になる際の使用頻度を見直し、改善していく必要があるでしょう。

 

 

牽引性脱毛症になるとこんな悪影響が…!

 

髪を引っ張るようなヘアスタイルは特にこの時期の暑さ対策に頻繁にすることがあるため、まさか牽引性脱毛症の原因になるとはショックに感じますよね。

 

一気に髪が抜けるわけではないものの、牽引性脱毛症はじわじわと頭皮・髪のダメージやトラブル誘発につながってしまいます。

 

ここでは牽引性脱毛症になるリスク、悪影響を詳しく見ていきましょう。

 

 

 

頭頂部の薄毛が進行しやすくなる

牽引性脱毛症が進行すると、頭頂部の薄毛につながるおそれがあります。

 

この理由は、髪を引っ張る負荷は特に頭頂部に強くかかることで血流が悪くなり、酸素や栄養が行き届かなくなって時に髪がするりと抜けてしまうことも。

 

そして頻繁に髪を引っ張り、タイトにまとめる髪型をしている場合は、常に頭皮に負担がかかってじわじわと抜け毛が増え、次は頭頂部の薄毛にステップアップしてしまうリスクが否定できないのです。

 

 

 

まとめ髪のスタイリングが楽しめなくなる

牽引性脱毛症になると、髪をアップにするヘアスタイル、ヘアアイロンを使った髪型を楽しめなくなり、ダメージが収まるまでの一定期間はガマンが必要になります。

 

ファッションやメイク、ヘアアレンジなどおしゃれが好きでトレンドに敏感な方の場合は、牽引性脱毛症で髪をまとめるヘアスタイルをガマンする必要が出てくることでストレスや不満などのメンタル不調につながることがあるでしょう。

 

 

 

髪の分け目、結び目が薄くなり目立ってくる

牽引性脱毛症で気を付けておきたいのが、髪の分け目や結び目が薄くなり、徐々にまわりにも気づかれるほど目立ってくるということ。

 

まず髪の分け目においては、牽引性脱毛症による負荷が他の部位よりも強くかかるため、髪の分け目から徐々に薄くなりその範囲が広がってはげになってしまうリスクが否定できません。

 

また髪の結び目も、髪をひとまとめにしてきつく縛り上げているこどで、頭皮・毛根にかかる負担が大きくなり、抜け毛や薄毛の進行になることがあるのです。

 

 

 

つむじはげにつながる

牽引性脱毛症で注意しておきたい悪影響が、「つむじはげ」につながりやすいということ。

 

つむじは自身ではもちろん、まわりから見ても目立つ場所にあり、牽引性脱毛症の原因となる髪を引っ張る負荷がつむじにダイレクトに負担をかけてしまいます。

 

ポニーテールなど髪をきつく引っ張り上げる髪型、髪を引っ張りながら当てるヘアアイロンなどは、牽引性脱毛が進行するとブチブチと髪が切れたような状態になり、つむじまわりの薄毛が進行してはげてしまうことがあるのです。

 

 

 

外見的な魅力の半減とストレス、コンプレックス

牽引性脱毛症における悪影響は、頭皮・髪ばかりではなく「外見的な魅力の半減」、「ストレスやコンプレックス」などにも直結してしまうと言えます。

 

薄毛はこれまでとは雰囲気や髪質が異なるため、外見的な魅力の半減や見慣れている自分の外見とは違和感を得やすく、結果的にストレスやコンプレックスにつながることがあるのです。

 

 

日常生活でできる牽引性脱毛症の対処法

 

牽引性脱毛症は、たとえ頭皮・毛根に負担がかかって薄毛になったとしても、お伝えしたような原因を取り除くことで「改善・予防しやすい」傾向にあります。

 

日常生活でできる、牽引性脱毛症の対処法は、

 

  1. 髪を引っ張り上げる、毛根や頭皮に負担がかかるような髪型をしない
  2. エクステを控える
  3. ヘアアイロンを使う際は強く髪を引っ張らない
  4. ドライヘッドスパを定期的に受ける

 

ことの4つ!

 

特にドライヘッドスパはダメージを受けた頭皮・毛根が原因の薄毛に、丁寧なハンドテクニックで血行を促し栄養・酸素が行き届きやすいコンディションに整えるため、定期的に受けることがおすすめです。

 

本コラム運営元の「ドライヘッドスパ専門店 ヘッドミント」では、炭酸やデンキバリブラシなど血行を良くするオプション付きのドライヘッドスパを業界最安値で提供しているため、牽引性脱毛症のケアにぜひご利用くださいね。

 

 

牽引性脱毛症によい食べ物は?

 

牽引性脱毛症は頭皮の血行不良によって起きる脱毛症なので、牽引性脱毛症の改善には血行がよくなる食べ物がおすすめ。血行がよくなる食べ物には下記が挙げられます。

 

 

 

牽引性脱毛症に効果的な食べ物

  • 長ネギ
  • ごぼう
  • 人参
  • 玉ねぎ
  • かぼちゃ
  • にら
  • 大根
  • 青魚(アジ、イワシ)
  • ウナギ
  • まぐろ
  • しょうが
  • にんにく
  • 唐辛子

 

これらの食品は、体温を上げて血流を良くする効果があるため、牽引性脱毛症によって起きた薄毛改善におすすめです。

 

 

 

牽引性脱毛症に摂りたい栄養成分は?

牽引性脱毛症のケアに効果的な食べ物は、前項にて詳しくご紹介しましたが、栄養成分も合わせてチェックしておくことがポイント。

 

カラダの内側から牽引性脱毛症をケアする、おすすめの栄養成分と含有の多い食べ物をまとめてみました。

 

 

 

タンパク質

肉類・魚類・卵・大豆製品に豊富に含まれている「タンパク質」は、髪と頭皮を構成する原料となる栄養成分です。

 

また、牽引性脱毛症によってダメージを受けた毛根や頭皮、髪を修復・再生する成長ホルモン分泌の材料になり、体重1㎏あたり1gの摂取が推奨されていますよ。

 

 

 

亜鉛

魚介類やナッツ類全般、海藻や乳製品に含まれている「亜鉛」は、前項でご紹介したタンパク質の合成を助け、分解を防ぐ働きがあります。

 

髪はもともと、毛母細胞という組織にて作られ成長するのですが、亜鉛は毛母細胞の働きを活発にしたり、髪・頭皮の新陳代謝を促して健康的で丈夫な髪を保持する役割が。

 

牽引性脱毛症になると抜け毛はもちろん髪質が細く弱くなる傾向にありますが、亜鉛の摂取はタンパク質や新陳代謝をサポートすることでダメージの修復・再生に働きかけてくれます。

 

 

 

ビタミンA

ニンジンやカボチャなど色の濃い野菜に多く含まれている「ビタミンA」は、頭皮環境を健やかに保つ役割があります。

 

牽引性脱毛症になると、髪と頭皮が無理に引っ張られ圧がかかることで頭皮にも強いダメージが残ってしまいます。

 

ビタミンAは頭皮環境を健やかに整えたり、さらにはターンオーバーを促すことで牽引性脱毛症によってダメージを受けた頭皮・毛根の修復・再生に一役買ってくれるでしょう。

 

 

さいごに|牽引性脱毛症を治療して発毛を実感しよう!

 

牽引性脱毛症は、原因の特定が難しい他の脱毛症とは異なり、直接的な原因がはっきりしている脱毛症のため対策がしやすいです。

 

強い力で髪を引っ張らないヘアースタイルにして、発毛剤の活用や頭皮マッサージ、血行が良くなる食品を積極的に食べるようにすれば改善できるでしょう。

 

最後に、本記事の内容をまとめます。

 

  • 牽引性脱毛症とは、髪が引っ張られて抜けたり血行不良によって発毛が妨げられたりする病気
  • 牽引性脱毛症の特徴は「毛球が白い」「ひげ根がみられる」
  • 牽引性脱毛症の原因は「毛根に負担がかかる」「血行不良」
  • 発毛が実感できるまで、少なくとも約3カ月はかかる
  • 牽引性脱毛症は、髪を緩めに結んだり頭皮に負担をかけないようにしたりすることで改善する
  • 牽引性脱毛症の改善には血行がよくなる食べ物(長ネギ、ごぼうなど)がおすすめ

 

また、成長が止まってしまった毛根に直接成長因子を注入して発毛を促すHARG療法なども牽引性脱毛症の治療に効果的です。

 

牽引性脱毛症でお悩みの方は、専門医に相談して治療を行うとよいでしょう。