顔が角栓だらけになる原因とは?なめらかな美肌を取り戻す対処法、予防策もご紹介!
肌色のくすみやざらつき、毛穴の開きが目立つ角栓トラブルが目立ち、ベストな対処や予防策がないかと悩んでいませんか?
肌に角栓があると、ざらつきや毛穴の開き、肌色全体のくすみが目立つため、いつもよりもメイクやスキンケアに時間がかかり、強いストレスを感じてしまいますよね。
今回は顔が角栓だらけになるのはどうしてなのか、角栓の特徴や見た目、原因をわかりやすく解説!
角栓だらけの顔をなめらかな美肌に変える、効果的なスキンケアや予防のコツも合わせてお伝えしますので、悩み解決のきっかけにぜひ役立ててくださいね。
顔が角栓だらけ…!角栓とはそもそも、どんな肌トラブル?
顔や肌に関する悩みで頻繁に見聞きする「角栓」ですが、いったいどのような肌トラブルを言うのか、明確な見た目や判断がまだまだ難しく感じてしまいますよね。
角栓は「コメド」とも呼ばれ、さまざまな原因で毛穴が開き、ざらつきや黒ずみの目立つ肌質・肌色に変わるトラブルのことを言います。
ここでは角栓についてさらに詳しく、見た目の特徴やできやすいタイプ、自分でできる角栓のチェック方法をまとめてご紹介します。
そもそも角栓とは?状態や見た目を解説!
コメドとも呼ばれる角栓は、
- 過剰な皮脂分泌が毛穴を押し広げる
- ↑の押し広げられた毛穴に、汗や古い角質、産毛などが入り込む
- ↑の物質と皮脂分泌が合わさり、ざらつきやくすみ、凹凸の目立つ角栓ができる
という見た目や特徴を持った肌トラブルのことを言います。
そして、角栓は原因によって見た目が異なり、以下のような4つの種類があります。
白角栓 |
|
黒角栓 |
|
メラニン毛穴 |
|
産毛毛穴 |
|
角栓は、じっくり時間をかけて丁寧なスキンケアをしたり、日頃の予防策など意外に手間暇がかかる肌トラブルでもあるため、気付いた時点で最適なケア・予防をしていないと、あっという間に顔が角栓だらけになってしまいます。
角栓に気付けず一時的な肌トラブルだと放置してしまうと、紫外線ダメージや活性酸素の影響を受けて黒ずみ、毛穴の中で角栓詰まりが起こってニキビの原因、アクネ菌のエサとなり、肌荒れやニキビにつながることもあるのです。
角栓ができやすい肌質、タイプとは?5つの注意点
顔が角栓だらけになりやすいタイプには、以下のような5つの注意点があります。
自身の肌質を知っておくことも、角栓の予防やすぐに気づいて対処し、悪化を防ぐきっかけにもなるため、ここでは角栓ができやすいタイプ5つを詳しく見ていきましょう。
注意点その①|皮脂分泌が過剰にある
ホルモンバランスの乱れ、極度の乾燥、油分や糖質、脂質の多い食べ物を頻繁に摂るなど、過剰な皮脂分泌はほんのささいなきっかけで生じてしまいます。
皮脂の分泌が多い場合は、毛穴が過剰な皮脂分泌によって押し広げられて、そこに汗や産毛が入り込み固まって角栓ができやすくなるのです。
注意点その②|肌が乾燥しやすい人
過剰な皮脂分泌と対の肌トラブル・乾燥も、実は顔が角栓だらけになってしまうリスクがあるんです。
この理由は、肌が乾燥していると、角栓だらけの肌を修復・新しい皮膚に入れ替わるターンオーバーが乱れたり、肌に油分を補おうと余計に皮脂分泌が活発になるため。
角質層のうるおいは、正常なターンオーバーを助けることから、栄養や水分が不足した乾燥肌は、顔が角栓だらけになりやすいと言えるのです。
注意点その③|おろそかなスキンケア
日々の丁寧なスキンケアは、角栓を防ぎ改善する基本。
スキンケアがおろそかになっていると、乾燥したり皮脂分泌が過剰になったりと肌のバランスが乱れることで、黒ずみやざらつき、凹凸の目立つ角栓ができやすくなるのです。
また、メイクオフを丁寧にしない場合も、毛穴や角質層に汚れが溜まって、顔が角栓だらけになるリスク大と言えるでしょう。
注意点その④|生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れは、ダイレクトに女性ホルモンバランスを左右してしまいます。
女性ホルモンのバランスはそもそも、
エストロゲンと肌の関係性 |
|
プロゲステロンと肌の関係性 |
|
という美容に深いかかわりのある作用を持つため、生活習慣の乱れは角栓だらけの肌に変わる、大きな原因と考えられるのです。
注意点その⑤加齢の影響によるもの
年齢を重ねるとともに顔が角栓だらけになる…。
上記のような肌トラブルは、加齢や紫外線ダメージの影響を大きく受けていると言えます。
まず、加齢によって顔が角栓だらけになるのは、以下のような美容成分を生み出す線維芽細胞の働きが低下しているため。
コラーゲン | 肌の水分を保水し、ターンオーバーを正常にする |
エラスチン | コラーゲンの働きを助ける |
ヒアルロン酸 | 肌を保湿し、毛穴の弾力性を高める |
線維芽細胞は上記のように、肌のうるおいや油分バランス、ターンオーバーをコントロールして角栓予防・緩和に働きかけます。
加齢とともに線維芽細胞の働きが弱くなると、水分・栄養不足によりターンオーバーが乱れ、角栓だらけの顔が常態化しやすくなるのです。
顔が角栓だらけになる原因は何?5つの影響をわかりやすく解説!
肌のざらつきや黒ずみ、ブツブツ感が目立つ角栓だらけの顔には、どのような原因が関係しているのでしょうか?
顔が角栓だらけになるのは、主にスキンケアに問題があったり、日常生活を過ごす上でのNG点に気付けていないことが大きな原因。
ここでは顔が角栓だらけになる、5つの原因とそれぞれの肌への影響を詳しく見ていきましょう。
原因その①|洗顔がおろそかで顔が汚れている
朝と夜の1日2回の洗顔、丁寧にできていますか?
洗顔は美肌をつくる基本となり、角栓の改善や予防に欠かせないポイントとなるため、洗顔がおろそかになっていると汚れが毛穴を押し広げ、角栓の原因になってしまいます。
肌に汚れが残ったままだと、紫外線や活性酸素の影響を受けて酸化し、毛穴ひとつひとつが一気に広がって角栓だらけの状態に変わってしまうのです。
原因その②|ターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーは、角栓が目立つ肌を新しく健康的な肌に変える、入れ替わりの役割を担っています。
若く健康的できれいな肌は、ターンオーバーの周期がおよそ28日程度。
ですが、
- ストレスが多い生活
- 紫外線ダメージ
- 不規則な生活習慣
- 肌の乾燥
- ホルモンバランスの乱れ
- 栄養バランスの乱れ
などの影響があると、ターンオーバーは28日の周期からどんどん崩れてしまい、年齢+28日までサイクルが遅くなると考えられています。
角栓だらけの顔の修復・再生にターンオーバーは欠かせないため、上記6つのNG点に当てはまるほど顔が角栓だらけになりやすいと言えるでしょう。
原因その③|角質ケアが不十分になっている
数週間に一度のピーリングや、定期的なオイルマッサージ、ふき取り化粧水での角質ケアなど、古い角質を取り除くケアが不十分になっていることも、顔が角栓だらけになってしまう原因と言えます。
その理由は、正しく定期的に角質ケアをしていないと、皮膚に古い角質がどんどん蓄積して毛穴を塞いだり、広げたりしてごわつきや座洗付きの目立つ肌に変わってしまうため。
また古い角質が溜まって毛穴が塞がれると、肌も乾燥しターンオーバーのもととなるうるおいが不足してしまいます。
角質ケアの不十分さは、顔が角栓だらけになる以外にも、乾燥や肌荒れ、スキンケアアイテムの馴染みが悪くなるといった悪影響が出やすくなるのです。
原因その④|紫外線の影響によるもの
顔が角栓だらけになってしまうのは、紫外線対策がおろそかになり、紫外線の影響をダイレクトに受けていることも大きな原因。
紫外線はイメージ以上に、顔を角栓だらけにしてしまう以下のようなリスクがあります。
皮膚の水分を奪い、ターンオーバーを乱す |
|
活性酸素の大量発生 |
|
線維芽細胞へのダメージ |
|
また紫外線ダメージと角栓ができる関係性には、意外に知られていないのですが角質層がどんどん熱くなることが関係しています。
紫外線を肌が受けると、そのダメージから肌を守ろうとどんどん角質が厚くなってしまいます。
すると、古い角質が過剰な皮脂分泌や乾燥によって広がった毛穴に入り込み、吹き出物やほくろのようなくすみ、白っぽい色が目立つ角栓ができてしまうのです。
原因その⑤|過剰な皮脂分泌によるもの
顔が角栓だらけになってしまう根本的な原因は、「過剰な皮脂分泌」が関係しています。
脂質や油分の多い食べ物を多く摂っていたり、肌の乾燥対策が不十分だと皮脂分泌が過剰になり、毛穴が拡がって中に汗や皮脂、古い角質が入り込んで黒ずみやくすみ、吹き出物やイボのような凹凸の目立つ角栓につながります。
過剰な皮脂分泌は、顔を角栓だらけにする以外にも、なめらかさを失った肌質に変わり、どんよりとしたくすみや古い角質によって化粧品の馴染みが悪くなり、思うような美容効果が得られないことにもつながるでしょう。
顔が角栓だらけの際にしてはいけない!NGスキンケアを徹底解説
顔の各線が目立ち、丁寧で正しいケアを始めようと意識を向けてみたものの、実は余計に角栓が増えてしまうNGスキンケアに気付けていないケースが意外に多くあります。
クレンジングや洗顔などは角栓だらけの顔を改善・予防する基本になるものの、そもそものやり方が間違っていては角栓が増える以外にも、シワやたるみ、肌荒れの原因になってしまうことが。
ここでは顔が角栓だらけの際に気をつけておきたい、NGスキンケアのパターンとそれぞれの影響をわかりやすくご紹介します。
冷水のみの洗顔で済ませてしまう
顔が角栓だらけの際に、良かれと思ってしてしまう洗顔が、冷水のみを使うということ。
冷水を使うと、毛穴が引き締まって角栓ケアに効果的なイメージが強いですが、毛穴が冷水で引き締まると、逆に角栓も毛穴の中に入り込んで蓋をされた状態になり、根本的な解決にはつながらなくなってしまいます。
そして冷水のみの洗顔は、
- 皮膚を冷やし血行が悪くなる
- 上記の影響を受けてターンオーバーが悪くなる
- 皮膚の汚れが洗浄できない
などの影響により、結局は洗っていても汚れが取れていない、角栓悪化の原因になるため注意が必要です。
クレンジングの注意点
角栓ケアに重要なクレンジングでも、
- 毎日ふき取りクレンジングを使用する
- 朝の洗顔でオイルクレンジングを使用する
という上記ふたつの方法は余計に角栓が増えてしまうため要注意。
ふき取りクレンジングを毎日使ってしまうと、角質を除去する作用が強いため、必要な角質まで剥がれてしまい、肌の乾燥→ターンオーバーの乱れ→角栓ができやすくなります。
代わって朝の洗顔でのオイルクレンジングは、すっぴんの水分の残った肌に使うと必要な水分・栄養を流してしまい、角栓の原因になることがあるため注意が必要です。
角栓をなくす・予防するための効果的なスキンケア!
角栓だらけの顔を透明感となめらかさのある肌質に変えていくために、ここでは改善と予防のスキンケア術を具体的にご紹介します。
角栓をなくす効果的なスキンケア
角栓だらけの顔からなめらかな美肌を取り戻す方法は、以下の3つ。
- 酵素洗顔料を使う
- ボタニカル(植物性)オイルでのマッサージ
- クレイパックを定期的に行う
まず酵素洗顔料は、古い角質や角栓詰まりに吸着し、分解しながら洗い流す働きがあり、肌色のトーンアップや肌を清潔に保つことで角栓の予防にも効果的です。
スクワランやアルガン、ホホバなどボタニカル系のオイルで定期的にマッサージをしておくと、皮膚がやわらかくなり角栓を溶かしてなめらかな肌質に整います。
さらに、クレイパックはできてしまったばかりの角栓の影響で、炎症や赤み、かゆみ、凹凸を帯びた皮膚を鎮静化し、ツルツルとしたごわつきやざらつきのない美肌に整える効果が期待できますよ。
角栓を予防する効果的なスキンケア
デキてしまった角栓をこれ以上増やさないためにできるスキンケアは、以下の3つ。
クレンジング |
|
洗顔 |
|
徹底した保湿 |
|
正しい洗顔とクレンジングで肌をまっさらな状態に整えると、化粧水やクリームの浸透が良くなり肌の水分がキープされて、油分とのバランスが整います。
皮脂の過剰分泌が角栓の原因になるため、水分とのバランスを整える上記3つの予防策を早めに習慣づけておきましょう。
角栓予防・改善のための生活習慣、摂りたい栄養成分
肌の角栓予防・改善のためにできる、効果的な生活習慣や摂りたい栄養成分をまとめてみました。
効果的な生活習慣 |
|
角栓ケアに役立つ摂りたい栄養成分 |
|
運動・睡眠・栄養摂取のトリプルアプローチは、角栓だらけの顔を内側からケアしたり、代謝を高めて肌の自然治癒力・再生修復に働きかけるため、スキンケア以外の対策も意識的に取り入れてみましょう。
おわりに
顔には20万もの毛穴が存在しているため、角栓・毛穴ケアを怠っていると数多くの毛穴トラブルが起こり、結果的に角栓だらけの顔に変わってしまいます。
今日からのスキンケアや生活習慣では、角栓を減らす・作らせない対処・予防法に意識を向けてみましょう。
角栓だらけの顔をなめらか肌に変える、効果的な方法をぜひ習慣にしてくださいね。