乾燥肌で敏感肌の特徴とは?肌質を改善するスキンケア、生活習慣のポイントを伝授!
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肌がカサカサと乾燥し、さらにはちょっとした刺激や外的なダメージに弱い敏感肌も見られる、そんなダブルの肌トラブルに、何か良い対策がないかと悩んでいませんか?
性別や年代にかかわらずに多い、乾燥肌で敏感肌の肌質は、一度にいろいろなトラブルが出るおそれがあるため、早めの原因把握・対処が必要です。
今回は、乾燥肌で敏感肌のことを言う「乾燥性敏感肌」について、そもそもの特徴や原因、セルフチェック、対処法をわかりやすくご紹介!
日々のスキンケアはもちろん、日常の中でもできる生活習慣のポイントを合わせてお伝えしますので、乾燥肌で敏感肌の肌質を変える参考に役立ててくださいね。
乾燥肌で敏感肌の特徴とは?セルフチェック方法もご紹介!
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乾燥肌で敏感肌は、このフレーズから見てもイメージできるように、「乾燥肌と敏感肌にダブルパンチな肌質」のことを言います。
乾燥肌・敏感肌のどちらかひとつの肌トラブルであれば、まだ対処の仕様があるのですが、乾燥・敏感のダブルパンチは、いつも以上にスキンケアや日常の改善・見直しが必要と言えます。
ここではさらに詳しく、乾燥肌で敏感肌の特徴、自身の肌質を知るセルフチェック方法についてご紹介します。
乾燥肌で敏感肌の特徴とは?
乾燥肌でもあり、肌質が敏感でもある特徴とは、
肌の乾燥の状態 |
|
敏感肌の状態 |
|
という、上記の肌質両方のトラブルが出てしまっていることを指します。
乾燥肌で敏感肌は、肌のバランスや水分・油分の量が乱れていることで、大人ニキビや肌荒れ、季節の変わり目のゆらぎ肌、くすみなどなど、ありとあらゆるトラブルの原因になることがあります。
乾燥肌で敏感肌!セルフチェックで診断してみよう
自身の肌質が乾燥性敏感肌になるのか、以下のセルフチェックで肌質を診断してみましょう。
- 季節の変わり目、ストレスを感じると決まって肌荒れする、ゆらぎ肌になる
- 新しく使った化粧品に刺激を感じやすい
- 大人ニキビ、肌荒れを繰り返す
- 毛穴、角質ケア専用のコスメを使うことが多い
上記のチェックリストに当てはまる箇所が多い人ほど、乾燥肌で敏感肌になっているサイン。
まず、1の季節の変わり目やストレスを感じることのゆらぎ肌は、乾燥肌の影響で季節やメンタルの影響を跳ね返す、バリア機能の低下が関係しています。
2の場合は、肌が乾燥し敏感になり過ぎていることで、これまで使ってこなかった新しい化粧品成分に強く反応し、赤みや刺激、ヒリヒリを感じることがあります。
代わって3の肌荒れや大人ニキビの繰り返しは、乾燥と敏感肌の影響で油分と水分のバランスが崩れ、過剰に皮脂が分泌して毛穴詰まりを起こし、アクネ菌のエサとなってニキビ・肌荒れにつながります。
そして4の、ふき取り化粧水やピーリング剤、パックなど角質ケアコスメを頻繁に使っている場合も、肌のうるおいや栄養を守る角質が剥がれてしまい、乾燥肌で敏感肌の状態に変わってしまうのです。
乾燥肌で敏感肌になるのはどうして?主な原因3つを徹底解説!
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前項までにご紹介したセルフチェックにて、乾燥肌で敏感肌に当てはまる部分が多かった場合は、自身の肌トラブルを把握し、そもそもの原因が気になるところでしょう。
乾燥と敏感のダブルパンチは、意外にもほんのささいなきっかけで生じ繰り返してしまいます。
ここでは乾燥肌で敏感肌になり、繰り返してしまうのはなぜなのか、主な原因3つを詳しくご紹介します。
原因その①|「バリア機能の低下」によるもの
乾燥肌と敏感肌の両方のトラブルが出やすいのは、「バリア機能の低下」が関係しています。
バリア機能はそもそも、外的な刺激やダメージから肌を守る役割があり、角質層にたっぷりのうるおいが満ちていることで効果を発揮します。
バリア機能を構成するのは、以下3つの成分がありますが、
皮脂膜 |
|
天然保湿因子 |
|
細胞間脂質(セラミド) |
|
乾燥性敏感肌の場合は、上記3つのバリア機能を構成する成分が不足し機能が低下、肌がダイレクトに外的な刺激やダメージに影響を受け、乾燥と敏感の両方が出て繰り返してしまうのです。
原因その②|保湿や加湿不足によるもの
乾燥肌で敏感肌になり、たびたび繰り返してしまうのは、「保湿・加湿不足」が関係しています。
毎日を忙しく過ごしていると、スキンケアに十分な時間がかけられなかったり、季節的な冷えや寒さ、エアコンの長時間使用などで肌の水分が不足した状態になります。
肌のうるおいは外的なダメージから肌を守るため、保湿や加湿が十分でないと肌のうるおいがどんどん奪われバリア機能が低下し、乾燥と敏感の両方が出てしまうのです。
原因その③|紫外線の影響によるもの
紫外線は肌の大敵、そんなイメージは広く知られていますが、日焼け止めを使っていても塗り直す時間が取れなかったり、曇りや雨の日、室内では油断をして紫外線対策がおろそかになるケースが少なくはありません。
紫外線はシーズンや天候にかかわらずに朝から夕方まで降り注ぎ、紫外線の種類ごとには以下のような、乾燥肌で敏感肌になる悪影響を与えてしまいます。
紫外線の種類①UV-Aの肌への悪影響 |
|
紫外線の種類②UV-Bの肌への悪影響 |
|
紫外線対策がおろそかになっていると、上記のような影響を受けて肌のバランスが崩れ、バリア機能が弱まることから、乾燥・敏感の両方が出やすくなります。
乾燥肌で敏感肌の改善・予防策!スキンケアでできることとは?
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乾燥肌で敏感肌のゆらぎやすい肌質を強化すべく、原因に応じたスキンケアを具体的に見ていきましょう。
いつものスキンケアにちょっとの工夫とアイディアをプラスするだけの、手軽な方法ばかりを集めてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
保湿と加湿を徹底すること
乾燥肌で敏感肌の原因は、バリア機能を構成する3つの成分が不足・減少していることが大きな原因。
バリア機能を構成する3つの栄養成分は、お手入れ不足や室内の乾燥などによって生じてしまうため、肌の保湿と室内の加湿を徹底しましょう。
まず肌の保湿に関しては、以下のような肌にうるおいを与え守る成分配合のコスメを使うことがおすすめです。
セラミド | 角質層のうるおいを構成し、水分を保持する |
ヒアルロン酸 | 肌に水分を集めて乾燥を防ぐ |
ペプチド | 乾燥を防ぎながら、うるおい不足によるエイジングサインをカバーする |
代わって夏場・冬場は特に、暑さ・寒さ対策としてエアコンのフル稼働が常態化しますが、エアコンの長時間使用は空気を乾燥させて肌のうるおいを奪ってしまいます。
夏場や冬場のエアコン使用は長時間になることが多いため、肌のうるおいを守るためにも加湿器をセットで使用しましょう。
また、ミストタイプの化粧水を使ったり、こまめに水分補給をすることも肌のうるおい・バリア機能を守り、乾燥肌で敏感肌の悪化予防につながりますよ。
低刺激・無添加処方のコスメを使う
乾燥肌で敏感肌の肌質は、繰り返し肌荒れが出たり、化粧品が刺激になるなど肌質が不安定な状態にあります。
肌質を整え、安定させるためにも、低刺激・無添加処方のコスメを使い、肌にやさしいスキンケアを心がけましょう。
一般的な化粧品に多く使われている添加物や刺激物は、乾燥肌で敏感肌の負担になり、症状悪化の原因になることがあります。
以下のような特徴がある低刺激・無添加処方のコスメは、特に乾燥肌で敏感肌にマッチしたタイプと言えるため、コスメ選びの参考に役立ててくださいね。
配合成分がシンプル | 添加物、刺激物を使わず、最低限の保湿成分のみ配合 |
さまざまな試験をクリアしている | 乾燥性敏感肌に合う仕様のサイン |
乾燥肌、敏感肌専用のブランドを選ぶ | キュレル、ミノン、dプログラムなど |
とろみのあるテクスチャー | さらさらの質感よりも肌に馴染みしっとり感が続く |
パッチテスト、サンプル使用が可能なタイプ | 自身の肌質に合ったコスメか判断しやすくなる |
低刺激・無添加処方をコスメと言っても、乾燥性敏感肌のゆらぎやすい肌質には合わないケースがめずらしくはありません。
肌質に合う安心・安全なコスメを選ぶためにも、パッチテストやサンプルを試したり、スキンケア・コスメ選びのアドバイスが受けられるコスメカウンターなどでの購入がおすすめですよ。
「擦らないスキンケア」を心がける
乾燥肌で敏感肌は、日頃の摩擦や刺激で肌が傷み、バリア機能が低下していることが大きな原因と言えます。
ゆらぎやすくデリケートな肌質をいたわるためにも、「擦らないスキンケア」を心がけてみましょう。
肌を擦るようなスキンケアは、角質が傷んでそこからどんどんうるおいが失われてしまいます。
以下のようなポイントを押さえたスキンケアは、うるおいと安定したバリア機能を守るため、今日からのスキンケアでさっそく心がけてみてくださいね。
クレンジング、洗顔 |
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化粧水~クリーム |
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紫外線対策を徹底する
乾燥肌で敏感でもある肌質は、紫外線のダメージを受けてバリア機能の低下、ターンオーバーの乱れ、角質層のうるおい不足につながってしまいます。
紫外線の影響を避けるためにも、ポイントを押さえた紫外線対策を徹底しましょう。
日焼け止めの正しい使い方 |
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室内での紫外線対策 |
パウダーファンデの活用:成分のシリカが紫外線を跳ね飛ばす |
屋外での紫外線対策 |
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乾燥肌で敏感肌の改善・予防策!日常でできることとは?
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乾燥肌で敏感肌のやっかいな肌質は、ダブルの影響を受けていることから、スキンケア以外にもすべき改善・予防策があります。
ここでは今日から意識して取り組んでいきたい、日常生活の中の乾燥肌で敏感肌の改善・予防策についてまとめてみました。
「睡眠の質」に意識を向ける
乾燥肌で敏感肌の改善・予防にできる日常生活のポイントは、「睡眠の質」に意識を向けるということ。
スッと寝つけて朝までぐっすりと眠れる質の良い睡眠は、乾燥肌で敏感肌の改善・予防につながる、以下のようなホルモン分泌に一役買ってくれます。
メラトニン | 優れた抗酸化力で敏感肌の原因、活性酸素の影響を抑える |
エストロゲン | 肌の水分、油分バランスを整え乾燥を防ぐ |
成長ホルモン | ダメージを受けた肌細胞の修復、肌質改善や強化 |
毎日の睡眠で上記3つのホルモンの恩恵を受けるためにも、睡眠環境や時間の調整・見直しをすることがポイントです。
乾燥肌で敏感肌の肌質を強化すべく睡眠の質の整え方を以下にまとめてみました。
起床、就寝のタイミング | できるだけ一定を保つことで体内時計が整う |
睡眠時の寝具 | 清潔を保ち、心地よさを感じる素材を選ぶ |
睡眠時の音楽、照明 |
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睡眠1~2時間前の入浴 | 寝つきの良さ、眠気誘発の体温上昇~下降を助ける |
ストレスケア | 睡眠の質を左右する自律神経、ホルモンバランスが整う |
肌に「良い栄養」を摂り、「悪い栄養」を避ける
乾燥肌で敏感肌を改善し、丈夫な肌質に整えていくためには、「肌に良い栄養」を知り、「肌に悪い栄養」の摂取を避けることがポイントです。
乾燥性敏感肌に摂りたい、肌に良い栄養と避けるべき栄養の両方をチェックして、今日からの食生活を見直し改善していきましょう。
肌に良い摂りたい栄養成分
乾燥性敏感肌の内側からの改善・予防に役立つ、肌に良い摂りたい栄養成分は、
- 根菜、大豆製品、野菜、フルーツ、海藻、きのこに多い「食物繊維」
- 肉類、魚類、大豆製品、卵、根菜に多い「タンパク質」
- お茶、紅茶、コーヒー、大豆製品、根菜、海藻に多い「セラミド」
- 肉類、魚類、ナッツ類、大豆製品、卵に多い「ビタミンB群」
の4つ。
まず食物繊維は乾燥肌で敏感肌に見られやすい肌荒れの原因、腸内の老廃物を安定的なお通じで排出して肌を内側から整えます。
代わってタンパク質は、新しく健康的で丈夫な肌を作る材料となる栄養素。
セラミドは、角質層に水分を集めて保持し、バリア機能を高める栄養素となるため、乾燥肌で敏感肌の方は積極的な摂取がポイントです。
さらにビタミンB群は、肌の新陳代謝やターンオーバーの安定化を助けて、乾燥肌で敏感肌によくある、肌荒れや大人ニキビ、ゆらぎ肌の改善・予防に役立つ栄養素となっています。
乾燥肌で敏感肌の対策にNGな栄養
乾燥肌で敏感肌の対策に、避けるべき栄養成分は糖質や脂質、油分やインスタント、加工食品の5つ。
これらは乾燥肌で敏感肌の肌質を悪化させてしまう、皮脂分泌の活性や血行不良の原因になるリスクがあります。
ストレスケアに意識を向ける
毎日を忙しく過ごしていると、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、メンタル面の不調が肌に良くない影響を与えてしまいます。
ストレスを感じてそのまま楽観視してしまうと、
自律神経の乱れ | 血行不良で肌に栄養が届かなくなる |
ホルモンバランスの乱れ | 水分保持のエストロゲンの働きが弱まる |
腸内環境の乱れ | 老廃物が溜まり、肌荒れやゆらぎ肌の原因になる |
睡眠の質低下 | 良眠による3つの美容ホルモン分泌が低下する |
といったいくつもの悪影響が出てしまいます。
メンタル面の不調は、乾燥肌で敏感肌のトラブルはもちろん心身にも良くない影響を与えてしまうため、
- ストレスを感じたらすぐにリセットする
- 忙しくし過ぎない
- 趣味、リラックスできる時間を積極的に取る
などなど、メンタル面の健康につながる癒し、リフレッシュ、楽しみをいくつも持っておくようにしましょう。
おわりに
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乾燥肌と敏感肌の両方の影響を受けて、いろいろなトラブルが併発してしまう、乾燥性敏感肌。
ご紹介したセルフチェックや原因に当てはまる部分があったら、できるだけ早めの対策が丈夫な肌質を取り戻すコツになります。
正しいスキンケアと肌に良い生活習慣を心がけ、乾燥性敏感肌を丈夫で健康的な肌質に変えていきましょう。